「愛液」は「時間差」で彼女を濡らす

彼女は、もう濡れている。よし、突入!
しかし、この判断は、しばしば早すぎます。
彼女の濡れ方には、「時間差」があるのです。
性とエッチの《雑学》file.13 改訂版 R15
このシリーズは真面目に「性」を取り上げるシリーズです。
15歳未満の方はご退出ください。
【今回のキーワード】 愛液 バルトリン腺液

【リンク・キーワード】 エロ エッチ 官能小説 オーガズム 不倫
濡れる。
女性のそこが、潤ったような感じになり、手で触れるとヌルヌルする感じになることを、俗に「濡れる」と表現します。
「ワ・タ・シ、こんなに濡れちゃった」と、女性が自ら告白する場合もあれば、「おまえ、もうビショビショだぞ」と、男性がリアルに描写してみせることもありますが、ま、とにかく、そこが「wet」な状態になり、男がそこにペニスを挿入することが可能な状態になることを表す言葉。それが「濡れる」なんですね。
しかし――です。
あまり、経験が十分でない男性は、この「濡れる」が、ほんとうはどういうメカニズムで起こり、その正体が何であるか――について、正確な知識を持っていません。
女は、適当にさわったりしていれば濡れるものであり、手で触れてみてそこがヌルッとしていれば、「侵入OK」なんだと判断して、《ラブ注入》に取りかかったりします。
ま、基本的にはそれでいいわけです。
しかし、「これくらい濡れていれば大丈夫だろう」という男性の判断と「まだ、濡れてないわ」という女性の判断とが、ビミョーにずれる場合も珍しくありません。
なぜ、そんなズレが生じるかというと、女性を濡らす俗に「愛液」と呼ばれるものが、単純に1種類の分泌液ではなく、複数あるからです。そして、それぞれの分泌のタイミングが、ビミョーに違っているからなのです。
大きく分けると、女性がその泉から湧き出させる分泌液には、《膣の外部から出るもの》と、《膣の中から出てくるもの》――この2種類があるのですが、これを理解してない男性が、けっこう多いのです。
女性のそこが、潤ったような感じになり、手で触れるとヌルヌルする感じになることを、俗に「濡れる」と表現します。
「ワ・タ・シ、こんなに濡れちゃった」と、女性が自ら告白する場合もあれば、「おまえ、もうビショビショだぞ」と、男性がリアルに描写してみせることもありますが、ま、とにかく、そこが「wet」な状態になり、男がそこにペニスを挿入することが可能な状態になることを表す言葉。それが「濡れる」なんですね。
しかし――です。
あまり、経験が十分でない男性は、この「濡れる」が、ほんとうはどういうメカニズムで起こり、その正体が何であるか――について、正確な知識を持っていません。
女は、適当にさわったりしていれば濡れるものであり、手で触れてみてそこがヌルッとしていれば、「侵入OK」なんだと判断して、《ラブ注入》に取りかかったりします。
ま、基本的にはそれでいいわけです。
しかし、「これくらい濡れていれば大丈夫だろう」という男性の判断と「まだ、濡れてないわ」という女性の判断とが、ビミョーにずれる場合も珍しくありません。
なぜ、そんなズレが生じるかというと、女性を濡らす俗に「愛液」と呼ばれるものが、単純に1種類の分泌液ではなく、複数あるからです。そして、それぞれの分泌のタイミングが、ビミョーに違っているからなのです。
大きく分けると、女性がその泉から湧き出させる分泌液には、《膣の外部から出るもの》と、《膣の中から出てくるもの》――この2種類があるのですが、これを理解してない男性が、けっこう多いのです。

ヴァギナを外から濡らす2種類の分泌液
まずは、膣の外部からの分泌物。
その代表格が《バルトリン腺液》です。
わりと最近まで、女性の陰部を濡らす液体は、このバルトリン腺液が主役だと思われていました。

女性がカレのラブ・タッチで気持ちよくなったり、頭の中でエッチなことを考えたりすると、まず、このバルトリン腺が反応して、バルトリン腺液を分泌します。
この液体は、わりとサラッとした感じで、女性の膣口付近を濡らし、男性器がゲートを通過しやすい状態を作ります。
膣の外側には、もうひとつ、スキーン腺と呼ばれる分泌腺の出口もあります。
「スキーン腺」は男性の「前立腺」に相当する器官で、存在する場所は、尿道とヴァギナの間。その場所は「Gスポット」(File-8『女も射精する! Gスポットの不思議』参照)にもつながっていて、女性の射精現象や膣オーガズムに関係していると思われています。
このスキーン腺の出口は、膣口の上部で尿道の出口のやや斜め下。射精のときには、ここから透明(人によっては乳白色)の液体が放出されますが、オーガズムに達する前にも分泌液がにじみ出てきます。
これも、陰部を濡らす液体成分のひとつなのですが、スキーン腺の大きさには個体差があり、人によってはまったく消失しているケースもあって、それが射精現象の有無に関係しているとも考えられています。
この2種類の分泌液は、どちらもヴァギナの外側(外陰部)から分泌され、膣口付近までを濡らして潤滑油の働きをしますが、あくまで濡らすのは、膣の入り口あたりまでなので、膣の中までがヌレヌレ……という状態には、これだけではなりません。
スムーズなコイタス(性交)のためには、膣の内部から分泌されてくる液体が、どうしても必要になります。

ほんとに大事なのは、膣の中からにじみ出てくる液体
膣内部からは、2種類の液体が分泌されます。
ひとつは、子宮頸管から分泌される《子宮頸管粘液》。ふだんは粘度も強く、精子の子宮内への侵入を妨げる働きをしますが、排卵日前後になると、色も卵白状になり、納豆のネバネバのように糸を引くようになって、今度は、精子の侵入を助ける役目を果たします。
もうひとつは、これこそ真打! 《膣液》です。
「マスターズ・レポート」で知られるマスターズ博士らの研究によって、その分泌が確認された液体で、それまでの間、女性を濡らすヌルヌルの正体は、ずっとバルトリン腺液だと思われていました。
女性が興奮して、膣内部の血管が充血してくると、この液体は、膣壁からジワジワと滲み出してきます。
その正体は、リンパ液(血しょう)。体の組織が、血管を通して運ばれてくる栄養分や酸素を受け取るためには、リンパ液が毛細血管から滲み出す必要がありますが、膣の粘膜は、このリンパ液を透過させてしまう性質を持っています。
つまり、興奮して膣内部の血管が充血すると、膣の中はリンパ液によって自然に濡れて、男性のペニスを受け入れやすい状態になるわけです。
この「膣液」が分泌されて、初めて、男性のペニスは膣の中でスムーズに動くことができるようになる、というわけです。
俗に、私たちが「愛液」とか「ラブジュース」などと呼んでいる女性を濡らす液体は、外陰部から分泌される2種類の分泌液と膣内部から分泌される2種類の液体、この4種類がブレンドされたものだったのですね。
これらの液体は、別に肉体的接触がなくても分泌されます。頭でエッチなことを考えただけでも、ビンカンな人だと、好きな男性の姿を見たり、その存在を近くに感じただけでも、分泌されて、ときには下着をグッショリ濡らしたりもします。
もし、なんらかの理由でその分泌が足りないと(その理由は次回)、どんなに愛があっても、SEXは苦痛に満ちたものになります。乾いた膣壁(といっても粘膜ですから、ある程度の湿り気はあるのですが)は、ペニスとの摩擦で悲鳴を挙げ、もちろん、ペニスの持ち主も苦痛を味わうことになってしまいます。

外が濡れても中はまだ……なことを、男は知らない
さて、最初の話に戻りましょう。
ほとんどの男性は、女性がこの4種類の液体を時間差で分泌していることなど、ご存じありません。
特に重要なのは、「バルトリン腺液」と「膣液」の時間差です。
「バルトリン腺液」は、男性が俗に「ガマン汁」と呼んだりしている「カウパー腺液」と同じで、感じればすぐにジワーッと分泌されてきます。
多くのアワテ者な男たちは、この「バルトリン腺液」の分泌を指先などで確認すると、

とばかりに、突入を図るわけですが、この段階では、まだ「膣液」はにじみ出てきてない――ということが、多いんですね、実に。
ここが、男の体と女の体の大きな違い。
男のペニスは、感じれば、血液がそこに集まって海綿体を充血させ、アッという間にペニスをふくらませます。女性も同じ。感じれば、ヴァギナの中は充血してきます。ところが、そこからが少し違うのです。
男性のペニスは、血液が流れ込めばすぐにふくらみ、ふくらみさえすれば、世間のお役に立つことができるのですが、女性の場合は、集まってきた血液の中から「血しょう」と呼ばれる成分=リンパ液が、細胞膜を通ってにじみ出てくるのを待たなければなりません。このリンパ液こそが、ヴァギナを濡らす膣液の正体なのですが、これがにじみ出てくるまでには、少々、お時間をちょうだいすることになるわけです。
入り口まではすぐ濡れるけど、
中が濡れるまでには、少々、お時間が必要。
男性のみなさん、どうかそのことを頭の中に入れておいて、やさしく時間をかけて彼女を濡らしていただきたい――と、この場を借りてお願いしておきたいと思います。
いささかせっかち気味のカレには、あらかじめ「私、濡れるのに時間がかかるの」と教えておくのも、ひとつの手。そこまでフランクになれない関係だったら、あらかじめローションなどを使って、ヴァギナを受け入れOKの態勢にしておくというのも、ひとつの方法かもしれませんね。
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