男を「チン黙」させる彼女のひと言

いざ、事に及ぼうと彼女の体に挑みかかる男。
しかし、そのエッチ神経はデリケート。彼女の
ひと言でシュンとなってしまうこともあるのです。
性とエッチの《雑学》file.12 R15
このシリーズは真面目に「性」を取り上げるシリーズです。
15歳未満の方はご退出ください。
【今回のキーワード】 交感神経 ED

【リンク・キーワード】 エロ エッチ 官能小説 オーガズム 不倫
前回、ご好評をいただいた 『用もないのに「立つ」男、用があるのに「立たない」男』 では、頭の中でどんなに「エッチしたい」と願っても、ボッキのメカニズムが「オン」にならない、あるいは、せっかく「オン」になっていたものが「オフ」になってしまう場合がある――という話をしました。
「立たない」という不足の事態=「ED」を引き起こす原因としては、「器質的」な問題(体の構造事態に不具合が生じている場合)もあるけれど、多くは「機能性」の障害である。そして、機能性障害を引き起こす元凶は、ほとんどがストレスであり、実は、そのストレスは、パートナーの女性によってもたらされることも多いのだ――と申し上げました。
ここまで読まれた男性の中には、
ン? オレが立たないのは、彼女のせい?
と、思われた方も多いのではないかと思います。
ハッキリ言いましょう。
ここだけの話ですが、「彼女のせい」である確率は、一般的に言って、決して低くはありません!
では、彼女のどんな態度、言動が、パートナーにストレスをかけ、そのペニスを機能性障害へと導く可能性があるのか?
今回は、ウブな筆者の数少ない経験と、豊富な伝聞の中から、えりすぐりの臨床例をご紹介してみようと思います。

私をイカせる自信、あるの?
筆者が、まだ、駆け出しの雑誌編集者であった頃の話。
当時、連載を担当していた某美容外科院長のお誘いで、分不相応にも、ちょくちょく銀座の高級クラブなんぞにお供させていただいていたのですが、あるとき、その院長にけしかけられたのです。
どう? 長住クン、こういう子?
い、いや。私には、とても、とても。こんな高級品には、手が出せません。足も出せません。
足ぐらい、出してみなさいよ。好物らしいよ、この子、男の足が。特に、真ん中の足が好きだって。な、渚ちゃん(言いながら、院長は渚ちゃんのももの間に手を差し込んだりなんかしています)。
もォ、先生、いやだぁ。でも、私、こういう若い人、興味があるわぁ。
その渚ちゃんというのはですね、身長165センチはあろうかという、スラリとした美人で、どこか宝塚の男役を思わせる、「氷の微笑」をたたえたような麗人でした。
銀座の女の子をどう扱っていいかもわかっていなかった私でしたが、院長にけしかけられて、つい、その気になり、ぎこちないエスコートでホテルまでお連れした……のはいいのですが、そこで、冒頭のセリフです。
シャワーを浴びて、ガウンにお召し替えになった渚さまが、そのナイス・バディを怪しく揺らしながら、私の首に両腕を巻きつけ、なおかつ、氷の微笑をたたえた目で私の目をのぞき込みながら、おっしゃったわけですよ。
ねェ、私をイカせる自信、ある?
念のために申し上げておきますが、私は「ゴルゴ13」のようなタイプの男ではありません。そのような女の横っ面を張り倒し、ベッドに押し倒すや、その髪の毛をわしづかみにして、
いいか、オレの前で二度と、そんな口をきくんじゃない。命が惜しければな。
などとドスを利かせる胆力も、腕力も、持ち合わせてはおりませんのです。
恥ずかしながら、不肖・長住、彼女のひと言にプレッシャーを感じて、アレは完全にチン黙。以後の目もくらむような予定は、すべてキャンセルさせていただいたのでした。
「立たない」という不足の事態=「ED」を引き起こす原因としては、「器質的」な問題(体の構造事態に不具合が生じている場合)もあるけれど、多くは「機能性」の障害である。そして、機能性障害を引き起こす元凶は、ほとんどがストレスであり、実は、そのストレスは、パートナーの女性によってもたらされることも多いのだ――と申し上げました。
ここまで読まれた男性の中には、

と、思われた方も多いのではないかと思います。
ハッキリ言いましょう。
ここだけの話ですが、「彼女のせい」である確率は、一般的に言って、決して低くはありません!
では、彼女のどんな態度、言動が、パートナーにストレスをかけ、そのペニスを機能性障害へと導く可能性があるのか?
今回は、ウブな筆者の数少ない経験と、豊富な伝聞の中から、えりすぐりの臨床例をご紹介してみようと思います。

私をイカせる自信、あるの?
筆者が、まだ、駆け出しの雑誌編集者であった頃の話。
当時、連載を担当していた某美容外科院長のお誘いで、分不相応にも、ちょくちょく銀座の高級クラブなんぞにお供させていただいていたのですが、あるとき、その院長にけしかけられたのです。




その渚ちゃんというのはですね、身長165センチはあろうかという、スラリとした美人で、どこか宝塚の男役を思わせる、「氷の微笑」をたたえたような麗人でした。
銀座の女の子をどう扱っていいかもわかっていなかった私でしたが、院長にけしかけられて、つい、その気になり、ぎこちないエスコートでホテルまでお連れした……のはいいのですが、そこで、冒頭のセリフです。
シャワーを浴びて、ガウンにお召し替えになった渚さまが、そのナイス・バディを怪しく揺らしながら、私の首に両腕を巻きつけ、なおかつ、氷の微笑をたたえた目で私の目をのぞき込みながら、おっしゃったわけですよ。

念のために申し上げておきますが、私は「ゴルゴ13」のようなタイプの男ではありません。そのような女の横っ面を張り倒し、ベッドに押し倒すや、その髪の毛をわしづかみにして、

などとドスを利かせる胆力も、腕力も、持ち合わせてはおりませんのです。
恥ずかしながら、不肖・長住、彼女のひと言にプレッシャーを感じて、アレは完全にチン黙。以後の目もくらむような予定は、すべてキャンセルさせていただいたのでした。

元カレのボビー? 牛乳びんぐらいはあったわね。
これも、若かりし頃の話。
彼女は、ミュージック・パブでアルバイトしていたミュージシャンの卵で、つい数ヶ月前まで、ニューヨークで音楽の勉強をしていたという猛者(何の?)でした。
おたがい、リベラルな考えの持ち主ということで、意気投合して、ま、なんとなくナリユキでそういう雰囲気になった――と、ご想像ください。
勢いよくベッドへなだれ込んだまではよかったのですが、余計なピロー・トークをしたのが仇(あだ)となりました。








あわれ、魚肉ソーセージで突入を図ろうとしていた私のマインドは、木っ端微塵に打ち砕かれ、元のウインナーに戻ってしまったのでした。
「ね、しないの?」と、彼女には催促されたのですが、以後、回復の兆しはなし。
「いま、アレが非淋菌性尿道炎でさぁ」とか何とか仮病を使って、危機を回避したのでした。
以上の2例、いずれも、「いざ、事に及ぼう」という男に、彼女のひと言がプレッシャーをかけ、それがストレスとなって、ボッキ回路がダウンしてしまった例でした。
こういうストレスには、男のあの回路はきわめて弱いのです。
せっかくスイッチの入った回路を遮断してしまうケースもあります。
以下の2例は、筆者の友人の話――。

あなた、リストラとか大丈夫なの?
結婚5年目を迎えるN氏は、最近、妻とのベッドがうまくいかないことにあせりを感じ始めています。しかし、それが自分の体調のせいだとは、どうしても思えない。
「よくよく考えてみると」とN氏が語る内容を聞いて、筆者は「ハハーン」と思い当たったのです。
N氏の奥さんは、決して男がベッドを回避したくなるようなタイプの女性ではありません。
それどころか、かなりの美人。Eカップの胸に、キュンと突き出たヒップ。かもしかのように引き締まった脚。いつも濡れたような光沢を放っている、やや肉厚の唇(筆者の好みのタイプです)。
どこを取っても、いい女。こんな人とベッドインできるなんて……と、筆者などはN氏がうらやましくなってしまうのですが、実は、この奥さん、いささか言葉がきついのです。きついだけではなくて、N氏にあれこれ指図したがるタイプ。
N氏によれば、ふたりのベッド・タイムは、たとえばこんなふうに始まります。


この時点では、N氏のペニスはまだピンピン。早く奥さんの体を抱きたい――と、いきり立っているのだそうです。ところが……。



なおも仕事の話を続ける妻の言葉を聞くうちに、さっきまで元気だったそれが、すっかりシュンとなって、いざ、妻の体に重なろうとしても、言うことを聞かなくなってしまう、というのです。
ウン、わかります。
イヤなことや心配なことを、妻の体の上で忘れようとしているのに、その妻の口から不安をあおるような言葉を浴びせられたのでは、男の神経は、「非エッチ・モード」に切り替わってしまいます。

ね、ガスの口火、消してきた?
これも、N氏の話。
珍しく仕事の話をしないので、「今日こそは」と妻を抱き寄せ、いきり立つそれをジュンと湿った秘所に押し当てて、「さぁ、いくぞ」の態勢になったそのときです。



仕方なく、浴室へ行ってスイッチ・オフを確認。しかし、戻ってきたN氏のそれは、二度と戦闘モードには戻れませんでした。
せっかくいいムードになっているときのこの手の会話を、私は「シャット・ダウン会話」と呼んでいます。



一瞬、男の神経を緊張させ、エッチ以外のことを考えさせてしまう言葉を投げかけると、男の体は、以後、言うことを聞かなくなる場合が多いのです。

男のエッチ神経は、交感神経モードに弱い!
こういう話を聞くと、男性ならたいていは想像がつくはずです。それは、彼女がわるい――と。
重要なことをひとつだけ覚えておきましょう。
このシリーズの第3回目 『男をカチンカチンにする驚きの仕組み』 でもお話しましたが、ペニスがボッキするためには、海綿体の中にある「静脈洞」という袋の筋肉が弛緩して、そこに血液が流れ込む必要があります。血管も拡張して、血液が流れやすい状態になることが必要。
筋肉をゆるめ、血管を拡張させるためには、自律神経が「副交感神経優位」のモードになっている必要があります。そのためには、精神がリラックスしていることが必要。
これとはまったく反対の作用をするのが、交感神経。
交感神経は、精神が緊張したり、不安や恐怖を感じたときに優位になる神経で、「交感神経優位」の状態では、筋肉は緊張して引き締まり、血管も収縮してしまいます。これでは、ペニスをふくらませることはできません。
もうお気づきですよね。
ベッドに入ってからのN氏の奥さんや、私が出会った猛女たちの言葉は、せっかく副交感神経優位の状態にあった神経を、交感神経優位に切り替えてしまう言葉だったのです。
実は、神経というものは、こんなにもデリケート。いったん、交感神経優位に切り替わってしまうと、元に戻すのはなかなか骨が折れる……というか、「何とかしよう」とあせればあせるほど、ますます交感神経優位の度合いが増して、回復がむずかしくなってしまうのです。
女性のみなさん、どうかベッドの上でだけは、やさしい言葉をかけてあげてくださいね。
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美しい養護教諭と「ボク」の、淡い恋の物語です。

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