恋愛には「直列式」と「並列式」がある…?

法則27 恋愛には、「直列式」と「並列式」がある
ひとつの恋から次の恋へと「遍歴」を続けるか、
同時に何人もの女性と付き合うか? 恋多い男の
恋の仕方には2通りある——と言われています。
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みなさん、電球などの電気器具と電源の接続の仕方に、「直列式」と「並列式」があるのをご存じでしょうか?
「直列式」とは、複数ある電球などを一列に並べて、一本の電線で順につないでいく接続。
「並列式」とは、電線を器具の数だけ分岐して、それぞれに配電するタコ足式の接続。
「直列式」だと、強い電流を流すことができるので、各電球は明るく光りますが、その代わり、並んだ電球がひとつでも切れてしまうと、電流が流れなくなり、どの電球も光ることができなくなります。
一方、「並列式」だと、各電球に流れる電流は弱くなり、ひとつずつの電球はあまり明るく光ることはできませんが、その代わり、どれかひとつの電球が切れてしまっても、残りの電球は影響を受けることなく光り続けます。
さて、直列と並列、みなさんはどっちが好きですか? という話をしようと思ったわけではなくて、実は、恋愛にも、この「直列」と「並列」があるんですよ――と。今回は、そんな話をしてみようかと思うわけです。
ただし、この話は、恋多き人たちの恋愛に関する話です。
恋人? ず―っと相思相愛だから、自分にも相手にも、ひとりしかいない――という人には関係のない話かもしれませんので、そういう方は、どうぞ、スルーしてください。

ひとつの恋に全力を傾ける「直列」と分散させる「並列」
恋多き人間の恋の仕方には、2つのパターンがある――と言われています。
それが、前述の「直列式」と「並列式」です。
「直列式」の人間は、ひとつの恋から次の恋へ――と、恋の「遍歴」を続けます。一回々々の恋に、全エネルギーを注ぎ込むような激しい恋ですが、そのせいかどうか、ひとつひとつの恋はわりと短命です。
注ぎ込むエネルギーが大きい分、早く疲れてしまうのかもしれませんし、何かに失望すると、そこで一気に愛情が冷めてしまうのかもしれません。
ひとつの恋に冷めると、このタイプは、情熱を傾けられる相手を求めて、次のターゲットへと向かいます。いったん冷めた相手には、二度と振り向かないというのも、このタイプの特徴のひとつです。
一方、「並列式」を好む人間は、同時に何人もの恋人を相手にするという特技を持っています。その代わり、ひとりひとりにかける情愛のエネルギーは低め。少しずつ、たくさんの相手に愛情を振り分けるというのが、このタイプの愛し方の特徴です。
少しずつなので、ひとつの恋で疲弊するということはあまりなく、一度、恋愛関係になった相手とは、比較的長く、関係が継続します。
「直列式」とは、複数ある電球などを一列に並べて、一本の電線で順につないでいく接続。
「並列式」とは、電線を器具の数だけ分岐して、それぞれに配電するタコ足式の接続。
「直列式」だと、強い電流を流すことができるので、各電球は明るく光りますが、その代わり、並んだ電球がひとつでも切れてしまうと、電流が流れなくなり、どの電球も光ることができなくなります。
一方、「並列式」だと、各電球に流れる電流は弱くなり、ひとつずつの電球はあまり明るく光ることはできませんが、その代わり、どれかひとつの電球が切れてしまっても、残りの電球は影響を受けることなく光り続けます。
さて、直列と並列、みなさんはどっちが好きですか? という話をしようと思ったわけではなくて、実は、恋愛にも、この「直列」と「並列」があるんですよ――と。今回は、そんな話をしてみようかと思うわけです。
ただし、この話は、恋多き人たちの恋愛に関する話です。
恋人? ず―っと相思相愛だから、自分にも相手にも、ひとりしかいない――という人には関係のない話かもしれませんので、そういう方は、どうぞ、スルーしてください。

ひとつの恋に全力を傾ける「直列」と分散させる「並列」
恋多き人間の恋の仕方には、2つのパターンがある――と言われています。
それが、前述の「直列式」と「並列式」です。
「直列式」の人間は、ひとつの恋から次の恋へ――と、恋の「遍歴」を続けます。一回々々の恋に、全エネルギーを注ぎ込むような激しい恋ですが、そのせいかどうか、ひとつひとつの恋はわりと短命です。
注ぎ込むエネルギーが大きい分、早く疲れてしまうのかもしれませんし、何かに失望すると、そこで一気に愛情が冷めてしまうのかもしれません。
ひとつの恋に冷めると、このタイプは、情熱を傾けられる相手を求めて、次のターゲットへと向かいます。いったん冷めた相手には、二度と振り向かないというのも、このタイプの特徴のひとつです。
一方、「並列式」を好む人間は、同時に何人もの恋人を相手にするという特技を持っています。その代わり、ひとりひとりにかける情愛のエネルギーは低め。少しずつ、たくさんの相手に愛情を振り分けるというのが、このタイプの愛し方の特徴です。
少しずつなので、ひとつの恋で疲弊するということはあまりなく、一度、恋愛関係になった相手とは、比較的長く、関係が継続します。

プレイボーイの典型、「ドン・ファン」と「カサノヴァ」
この「直列型恋愛」と「並列型恋愛」がもっとも典型的に現れるのが、「プレイボーイ」の恋愛スタイルです。
みなさんも、おそらく一度や二度は耳にしたことがあるのではないでしょうか。
ひとつは《ドン・ファン》。もうひとつは、《カサノヴァ》。
どちらも、「プレイボーイ」というより「色情狂」の典型的なタイプとして、いろんな場面に登場してきます。

こちらは、17世紀のスペインにいたとされる伝説上のプレイボーイで、「ドン・ファン・テノーリオ」のこと。フランス語では「ドン・ジュアン」、イタリア語では「ドン・ジョヴァンニ」と言われています。
伝説なので、正体は不明ですが、貴族であったとされ、その生涯は放蕩児であったとも言われています。その伝説とは、ある貴族の娘に恋をして誘惑した「ドン・ファン」が、父親であるドン・フェルナンドを殺害。後日、石像となったドン・フェルナンドの前を通りかかった「ドン・ファン」が、石像を宴会に招待すると、石像の姿をした幽霊がほんとうに宴席に現れ、「ドン・ファン」はその石像に地獄に引き込まれてしまう――というものです。
「ドン・ファン」の「色情」が向けられる対象は、常に「ひとりの女性」です。その情熱は激しく、ある意味では「純粋」とも言えます。しかし、その愛は、「激しさ」ゆえに破綻を迎えることも多く、「ドン・ファン」は「愛の放浪」を重ねることになります。
「ドン・ファン型」の「色情」は、「花と蝶」の関係にもたとえられます。
美しい花を見つけては、その蜜を吸い尽くし、そして、次の花へと飛び移っていく。花から花へ――とわたり歩くように、女から女への遍歴を続ける。それが、「ドン・ファン型」と言われるプレイボーイの色情のありようです。

こちらは、1725年、ヴェネツィアに生まれた実在の人物で、女優であった母親と劇場のオーナーであった貴族との間の「婚外子」であったとされています。
生みの父である貴族、ミケーレ・グリマーニの援助で寄宿学校で英才教育を受けたジャコモは、早くも11歳のときに、学校の教師の妹にオーガズムを教え込まれます。ヴェネツィアへ戻って、教会の聖職者となったジャコモは、老評議員マリピエロに社交界での手ほどきを受け、手当たり次第に女性に手を出すようになり、教会の仕事をふいにしてしまいます。
以後のカサノヴァは、スキャンダルを起こしては都市を追放される――という人生を繰り返しますが、一度、親交を持った女性とは、激愛の時期が終わっても、長く親交関係を維持しました。
「カサノヴァ型」の「色情」の特徴は、「同時に何人もの女性」と関係を持つこの「多発性」にある――と言ってもいいと思います。ひと言で言うと、「気が多い」のです。気は多いけれど、情交を持った相手には、相手の官能を優先して、とことん歓ばせるというやさしい一面も見せます。

「恋愛エネルギー」は総量が決まっている
もう、おわかりかと思いますが、「ドン・ファン」の色情は「直列型」、「カサノヴァ」のそれは「並列型」と言っていいかと思います。
どっちがいいか――は、ま、人それぞれだと思うので、私は何も申し上げません。ただ、筆者・長住は、どちらかと言うと、「ドン・ファン型」だと、周りからは言われています。
しかし、恋愛に向けるエネルギーの総量がそれほど多くはありませんので、遍歴を重ねるにしても、たぶん、5~6人が精いっぱい。6人目の恋人と恋に落ちたあたりで、息切れしてしまったように記憶しています。
そうなのです。恋愛遍歴をどれくらい重ねるか、何人の異性と同時に交際できるかは、「恋愛エネルギー」の量的な問題でもあるのですね。
たとえば、ある人間の「恋愛エネルギーの総量」が「10」だとしましょうか。

10→0→10→0→10→0……
というふうに、「10 or 0」の状態を延々と繰り返します。

1+1+1+1+……
という関係を代数和的に維持します。交際する人間が少なければ、「1+1+1+……」は、「2+2+2+……」になるかもしれないし、人数が多ければ、「0.1+0.1+0.1+……」になるかもしれません。
いずれにしても、その総和は「10」なのですね。
これは、わたし・長住の持論なのですが、人が恋愛に注ぎ込むエネルギーの総量は、人によって、決まっているのではないかと思うのです。
同時にたくさんの相手と恋愛関係を結びたければ、ひとりあたりに振り向けるエネルギーは低くなり、ひとりずつ何度もという人は、次の恋愛に進むためには、前の恋愛を一度終わらせて、「0」に「リセット」するしかない。
「直列」「並列」を分ける原理は、そこにあると思うのですが、みなさんは、どちらがお好きでしょう?
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管理人は、常に、下記3つの要素を満たすべく、知恵を絞って記事を書いています。
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