惜しみなく見せる、彼女の「おかずメール」の威力

彼女がY男の心を射止めたのは、惜しみなく与える
その愛のありようでした。と言っても、与えるのは、
「写メ」。彼女は「惜しみなく見せる」ことによって、
彼女なりの「愛」を伝え、与えたのでした――。
エロ 官能小説 モテ 不倫
M は「男からのモテ技」、 W は「女からのモテ技」、 N は「男女共通のモテ技」です。
筆者の後輩に、Y男という男がいました。
まぁ、この男が甘ちゃんというか、打たれ弱いというか……。
職場でも、ちょっと上司に叱られただけで、自殺するんじゃないか……と思うほど落ち込んでしまうような、そんなタイプの男でした。
繊細……っちゃあ、繊細なんですけどね。
そのY男の職場に、S美さんという、Y男よりは2つか3つ年上の先輩がいました。
筆者はお目にかかったことがないので何とも言えないのですが、Y男クンに言わせると、Eカップくらいのけっこう目立つ胸をプルンプルン震わせながら、いつも、オフィスの中をカッカッと歩いているような、カッコいい&フェロモンまきちらし系……な女性なのだそうです。
Y男は、そんな先輩を、いつもあこがれの目で眺めていたそうです。
ま、世の中には、いろんな奇跡が起こるもので、なぜか、そのS美先輩さまが、Y男のことを何かとかまってくれるようになりました。
オッ、きょうのネクタイ、安いわりにセンスいいじゃん。
そんなもんばっか食ってると、バッタになっちゃうよ。
ホラ、ボク。背中まるまってるゾ。
外見はものすごく女っぽいのに、口のきき方とかが男っぽくて、サバサバしていて、なんだか、宝塚の男役みたいな感じ。そのアンバランスな感じがまた、いいんですよねェ――と、Y男はすっかり、その魅力に取りつかれていきました。
長住的に言わせていただくなら、仕事もできて超モテモテな感じの浅野温子風の美女が、家では、どんくさいミドリガメに愛情を注いでいる――と言った感じの、そんな種類の愛情ではないか、と思うのですが、ま、そんなことは余計なお世話というものでしょう。
そんなある日のことでした。
まぁ、この男が甘ちゃんというか、打たれ弱いというか……。
職場でも、ちょっと上司に叱られただけで、自殺するんじゃないか……と思うほど落ち込んでしまうような、そんなタイプの男でした。
繊細……っちゃあ、繊細なんですけどね。
そのY男の職場に、S美さんという、Y男よりは2つか3つ年上の先輩がいました。
筆者はお目にかかったことがないので何とも言えないのですが、Y男クンに言わせると、Eカップくらいのけっこう目立つ胸をプルンプルン震わせながら、いつも、オフィスの中をカッカッと歩いているような、カッコいい&フェロモンまきちらし系……な女性なのだそうです。
Y男は、そんな先輩を、いつもあこがれの目で眺めていたそうです。
ま、世の中には、いろんな奇跡が起こるもので、なぜか、そのS美先輩さまが、Y男のことを何かとかまってくれるようになりました。



外見はものすごく女っぽいのに、口のきき方とかが男っぽくて、サバサバしていて、なんだか、宝塚の男役みたいな感じ。そのアンバランスな感じがまた、いいんですよねェ――と、Y男はすっかり、その魅力に取りつかれていきました。
長住的に言わせていただくなら、仕事もできて超モテモテな感じの浅野温子風の美女が、家では、どんくさいミドリガメに愛情を注いでいる――と言った感じの、そんな種類の愛情ではないか、と思うのですが、ま、そんなことは余計なお世話というものでしょう。
そんなある日のことでした。

Y男は、仕事でとんでもないミスをしでかして、上司や先輩連中からこっぴどく怒られ、すっかり落ち込んで家に帰ったんだそうです。仕事にも自信をなくして、もう、あんな会社、辞めようか――などと思っているところへ、S美先輩からメールが届きました。
どうせ説教か何かだろう――とメールを開いたY男は、その瞬間、あるかないかわからない瞳に、数百個の星がチカチカと光るのを感じた、と言います。
そのメールの文面は、こうでした。

ホラ、これでも見て元気出しな。
きょうのオカズだよ~ん!!
メールには添付ファイルが添えられていました。
開いてみると、なんとそれは、S美先輩の上半身のアップ写メ。ランジェリー姿の、胸元アップの、しかも、なんと半乳状態の写真。
「ウワッ」と、イスから転げ落ちそうなほどに驚いたY男でしたが、その後、ベッドに潜り込むや、その写真はしっかり「使わせていただいた」のだそうです。
S美先輩のオカズ・メールは、それからもことあるごとに届くようになり、そのたびにエスカレートしていきました。



そして……。
あるとき、わが愚かな後輩・Y男は、思いきって、こう《返信》したそうです。

気弱なY男にしては、大胆な告白。
しかしまぁ、世の中には、奇特なご婦人もいらっしゃるものです。
Y男クン、数日後には、S美先輩の豊満な胸も、蜜のしたたるようないい香りのする果実も、しっかりリアルに堪能させてもらったのだそうです。
そのS美さんが、いまのY男クンのかみさん。
自慢の乳は、もうすっかり垂れちゃってるそうですが、そんなこと言うと、バチが当たるゾ、Y男!

物事の順番をひっくり返す「インパクト」効果
こんな先輩なら、私もほしいものだ――と思ってしまうような、見事な姐御っぷりです。
お茶飲んで、食事して、プレゼントして、ホテルを予約して……なんていう、気の遠くなる(?)ような手順を無視して、一気にハートに火をつけてしまったS美嬢の手口は、見事のひと言につきます。
私は、こういう愛情の示し方は、「聖母型」と呼んでいます。
ひとつは、救いを求めている「弱い存在」を励まし、チア・アップし、包み込むように自分を差し出して見せる――という意味で、まるで「聖母」のようである、と感じられるからです。
もうひとつは、「惜しみなく与える」という意味での「聖母性」です。代償を求めず、ただ、自分を与えることで相手に生きる勇気を与える。これこそまさに、「聖母」の愛し方そのものだろうと思うからです。
S美嬢の作戦には、テクニックという点でも、見逃せないポイントがあります。
それは、手順を無視したインパクト性です。
文章の書き方を説明するのに、よく、「起・承・転・結」という言葉が使われますが、実は、起→承→転→結と、順序よく語られる文章には、インパクトがありません。S美さんは、この順番をひっくり返してしまったんですね。
いきなり「おかず写メ」を送りつけるという「転」から始めることで、「起承転結」を「転起承結」に変えてしまいました。
文章でもそうですが、こういう順番で物事を展開されると、人は思いもしないインパクトを受けます。
Y男が心に受けた衝撃がいかばかりであったか。目に浮かぶようです。
勇気があれば、ぜひ、お試しを。
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一生に一度も結婚できない「生涯未婚」の率が、男性で30%に達するであろう――と予測されている「格差社会」。その片隅で「貧困」と闘う2人の男と1人の女が出会い、シェアハウスでの共同生活を始めます。新しい仲間も加わって、築き上げていく、新しい家族の形。ハートウォーミングな愛の物語です。
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2014年10月発売 定価122円
美しい養護教諭と「ボク」の、淡い恋の物語です。
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