危険な遊戯〈5〉 彼女が選んだ男

男たちの誘惑に身をさらすことに快感を覚える
川野美幸。彼女が結婚した相手は、
そんな彼女の性質を楽しむような男だった。
その婚礼の夜、三次会に集まった男たちは——。
R18 このシリーズは、性的表現が中心の官能読み物です。18歳未満の方はご退出ください。
エロ 官能小説 オーガズム 不倫
それからの川野美由紀が、どういう恋愛遍歴をたどったのか、私は知らない。
遍歴は知らないが、川野美由紀は結婚した。
彼女の夫となったのは、彼女よりひとまわり以上年上のバツイチの男で、小さな会社を経営している実業家だった。
私たちの職場とも取引のある会社の社長だったので、その人品については、私もある程度のことは知っていた。
飲みに行けば、ホステスの体に触りまくり、「このスケベ社長!」と、手をピシャリと叩かれるような、そんなタイプの男だった。
私は、参加しなかったが、この社長と美由紀の結婚式は、かなり破天荒なものだったらしい。披露宴とその二次会までは、まぁ……ふつうに行われた。問題は、三次会だった。
三次会と言っても、どこか店を借り切ったわけではない。社長と美由紀が、ごく親しい関係の参列者だけを自宅に招いて行われた、言ってみれば、関係者の「お疲れさん会」に近いものだった――という。
ひと言で言うと、その会は、かなり乱れた。
三次会ともなれば、全員、かなり酒も回っている。しかし、それは、単に、「酒の勢い」で片づけられるような乱れ方ではなかった。
遍歴は知らないが、川野美由紀は結婚した。
彼女の夫となったのは、彼女よりひとまわり以上年上のバツイチの男で、小さな会社を経営している実業家だった。
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「ファー、疲れた。こんなの着てると、肩こっちまってよ。みんな、もう、ラクな格好してや。美由紀、おまえも、それ脱いじまえよ」
さすがに、ウエディング・ドレスは着替えていたが、それでも美由紀は、ローズ色のパーティ用ドレスを着たままだった。
ふつうなら、着替えは奥の部屋で――というところだろうが、社長は、信じられない言葉を口にした。
「オイ、加藤、高橋。キミら、脱がすの、手伝ってやれや」
言われた加藤と高橋は、ふたりで美由紀のワンピースのホックを外し、背中のジッパーを下す。
美由紀の絹のような手触りのドレスは、スルリと美由紀の肌を滑り落ちる。
下着だけになった美由紀の体に、出席者が「オーッ」と歓声を挙げた。
それからのことは、出席した知人たちの口から、断片的に耳にしたにすぎない。
三次会の出席者たちは、窮屈な礼服を脱ぎ捨ててシャツやブラウスだけの姿になり、ある者は下着だけになって、車座になり、さらに酒を酌み交わした。
美由紀は、下着の上から薄いガウンを羽織ってその座の中心に座ったが、いつの間にか、そのガウンは剥ぎ取られていた。
そのうち、パーティは、ほとんど乱痴気騒ぎと化していった。
「美由紀はさぁ、オッパイをムギュッとされるのが好きなんだよ」
「乳首を噛まれるのも、けっこう好きなんだよねェ」
「クリちゃん、けっこう大きいんだよぉ」
社長は、祝宴の客たちに、美由紀の体の弱点を自慢げに語って聞かせ、そのたびに、「ヘーッ」と、客たちの手がその体に伸ばされた。
客の中には、女もいた。
女たちは、口々に、美由紀の体をホメそやしながら、「私も、ホラ……」と自分の体を自慢して見せた。
男と女、全部で8人の客が入り乱れて、その狂宴は、夜明け近くまで続けられたという。

結婚生活が始まってからも、社長は、週末になると、部下の若い男たちを自宅に呼んでは、ホームパーティのようなものを開いているらしい。
そのホームパーティは、いつも明け方近くまで続き、部下の男たちは、ヘトヘトになって帰っていく――という。
何度か、誘われたことはあった。
しかし、私は、その種のパーティには、どうしても参加する気になれなかった。
「一度、来ればいいのに。楽しいわよ」
そう言ってほほ笑みかける美由紀が、私には、異世界の存在としか感じられなかった。
しかし、これだけは言える。
川野美由紀は、彼女にふさわしい夫を選んだのだ――。
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一生に一度も結婚できない「生涯未婚」の率が、男性で30%に達するであろう――と予測されている「格差社会」。その片隅で「貧困」と闘う2人の男と1人の女が出会い、シェアハウスでの共同生活を始めます。新しい仲間も加わって、築き上げていく、新しい家族の形。ハートウォーミングな愛の物語です。
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2016年3月発売 定価:342円 発行/虹BOOKS
妻は、おふたり様にひとりずつ (小説)
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【左】 『聖少女~六年二組の神隠し』
2015年7月発売 定価/122円
教師のビンタが支配する教室から、突如、姿を消した美少女。卒業から40年経って、ボクはその真実を知ります。
【右】 『チャボのラブレター』
2014年10月発売 定価122円
美しい養護教諭と「ボク」の、淡い恋の物語です。
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美しい養護教諭と「ボク」の、淡い恋の物語です。

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