危険な遊戯〈4〉 夜毎の妄想

男たちに集団で犯された美由紀は、それから、
変な夢を見るようになった。自分から、
危険なワナに近づいていくという夢だ。
持って生まれた性質なのか、以後も彼女は——。
R18 このシリーズは、性的表現が中心の官能読み物です。18歳未満の方はご退出ください。
エロ 官能小説 オーガズム 不倫
美由紀は、その事件があってからというもの、ときどき、変な妄想に捕らわれることがある。
たとえば――。
そこは、建築中のビルの工事現場。
ヘルメットを着用した男たちが、作業衣のまま、資材の鉄骨などの上に腰かけて、タバコをふかしたり、缶飲料を飲んだりしている。
通りかかった美由紀の体に、男たちが一斉に、ギラギラした視線を貼り付けてくる。
その視線の中に、フッ……と、身を投げ出したくなる。
美由紀が足を止めると、男たちが、「何だ、この女?」と、好奇の目を向けてくる。
その目線の中へ、一歩……そして二歩……と、足を進める。
男たちの目は、美由紀の体をなめ回すように見上げる。
ギラつく目に、自分がまる裸にされていくような気がする。
男たちは、ニヤリと口の端をゆがめて、腰を上げる。
鼻をヒクヒクさせながら、男たちは、美由紀の体の周りを反時計回りに旋回する。
飛びかかる前に獲物を品定めしているライオンのように――。
「ねェちゃん、オレたちとやりてェんか?」
男たちの中のいちばんガタイのいい男が、言いながら、ドンと背中を押す。
意思を持たない人形のように、美由紀の体は、ヨロリ……とフラつく。
その背中を、また、別の男がドンと押す。
男たちに次々に背中を押され、美由紀の体は、フェンスで囲まれた工事現場の中に押し込まれていく……。
たとえば――。
そこは、建築中のビルの工事現場。
ヘルメットを着用した男たちが、作業衣のまま、資材の鉄骨などの上に腰かけて、タバコをふかしたり、缶飲料を飲んだりしている。
通りかかった美由紀の体に、男たちが一斉に、ギラギラした視線を貼り付けてくる。
その視線の中に、フッ……と、身を投げ出したくなる。
美由紀が足を止めると、男たちが、「何だ、この女?」と、好奇の目を向けてくる。
その目線の中へ、一歩……そして二歩……と、足を進める。
男たちの目は、美由紀の体をなめ回すように見上げる。
ギラつく目に、自分がまる裸にされていくような気がする。
男たちは、ニヤリと口の端をゆがめて、腰を上げる。
鼻をヒクヒクさせながら、男たちは、美由紀の体の周りを反時計回りに旋回する。
飛びかかる前に獲物を品定めしているライオンのように――。
「ねェちゃん、オレたちとやりてェんか?」
男たちの中のいちばんガタイのいい男が、言いながら、ドンと背中を押す。
意思を持たない人形のように、美由紀の体は、ヨロリ……とフラつく。
その背中を、また、別の男がドンと押す。
男たちに次々に背中を押され、美由紀の体は、フェンスで囲まれた工事現場の中に押し込まれていく……。
PR あなたの妄想のお供に! 宅配便がそっとお届けします。






⇒左から、「マリンビーンズ」「マリンワラビー」「Wローター攻め」「フェアリー・ミニ」「はじめてセット」。
他にもいろいろ。探したい人は
⇒こちらから どうぞ。





⇒左から、「マリンビーンズ」「マリンワラビー」「Wローター攻め」「フェアリー・ミニ」「はじめてセット」。


組み上げられた鉄パイプの骨組みの上に、ベニヤを敷き詰めて作られた足場。
泥とセメントにまみれたベニヤ板の上で、男たちは四方から美由紀の体を取り囲み、ほこりだらけの手を伸ばしてくる。
後ろに立った男が、いきなりスカートを捲り上げ、前に立った男が、下着の縁に手をかけて、一気にそれを引き下ろす。
左右を挟んだ男たちは、ブラウスのボタンを引きちぎるように外し、ブラのストラップを引き下ろす。
すでに骨組みを終えたビルは、月明かりだけの空に不気味な骨格を浮き上がらせている。
目の前では、最初に美由紀の背中を押したガタイのいい男が、薄ら笑いを浮かべながら、作業ズボンのジッパーを下している。
引っ張り出された男のペニスが、月の光の中に青黒くそそり立っている。
立ったまま、片足を男に持ち上げられる。
新体操の選手のように、Y字に開かされた脚の真ん中に、男の青い怒張が突き刺さってくる。
ひとりが果てると、次は、後ろから、もうひとりが……。
それがすむと美由紀の体は、後ろから抱え上げられ、オ××コをさせるような形で脚を開かされて、そこへ、もうひとりがペニスを突き立ててくる。
「こいつ、ヤリマンなんじゃね」
「もうひと回りする?」
「もっとやって――ってよ」
汚い言葉が、月の光とともに降りかかってくる。
再び、男たちの怒張が、美由紀の肉の裂け目にねじ込まれてくる。
それを、月の光だけが見ている――。

最近、そんな夢ばかり見るのだ――と、川野美由紀は言う。
夢に見るだけではない。
実際、体が、妄想が描く行動をとりそうになることがある。
クルマから、「彼女、オレたちと飲みに行こうよ」と声をかけられて足を止め、あわや、ワゴン車の中に引っ張り込まれそうになったこともある。
満員電車の中で、ちょっと怪しげな男のグループがいると、その輪の中に自分から近寄って行ったりもする。実際、そんな男たちから、集団でチカンされたこともあった。
職場の人間たちと繰り出した飲み会でも、男たちがY談を始めると、彼女は、自分からその話題に参加する。
だれかが、「最近の女の子、付け乳首してるらしいぞ」などという話を始めると、「私も着けてるよ」と胸を突き出して見せ、手を伸ばしてくる男に触らせたりもする。
「KARAのモノマネやって」などとリクエストされると、みんなの前でシリを振って見せ、「それじゃ、スカート長すぎる」と言われると、ウエストを巻き上げ、パンツが見えそうな超ミニにして、腰を振って見せる。
男の視線を浴びること、その中で自分の「性」を感じさせること――は、川野美由紀の習性としてエスカレートしていった。
「わたしって、異常?」と、真剣な目で尋ねられたことがある。
「ウン、異常」
「そうかぁ……異常なのかぁ……」
「ま、オレも異常だけどさ」
「エッ、あなたも……?」
「キミのとは違う異常だけどね」
「どんな……?」
「それは、秘密」
「ずるいなぁ……」
人は、多かれ少なかれ、どこかに異常な性癖を抱えている。
川野美由紀の「異常」は、おそらく、子どもの頃に体験した従兄弟たちとの性的遊戯による書き込みが原因なのだろう――とは、想像できた。
しかし、その書き込みを消せ――とは、だれにも言えない。言ったら消えるというものでもない。
もし、彼女と愛し合う男が現れたら、彼女の性愛にはそういう性質があるのだ――ということを理解した上で、その欲望をソフトランディングさせる方法を工夫するしかない。
残念ながら、私には、その気はなかった。
⇒続きを読む
筆者の最新小説、キンドル(アマゾン)から発売中です!

一生に一度も結婚できない「生涯未婚」の率が、男性で30%に達するであろう――と予測されている「格差社会」。その片隅で「貧困」と闘う2人の男と1人の女が出会い、シェアハウスでの共同生活を始めます。新しい仲間も加わって、築き上げていく、新しい家族の形。ハートウォーミングな愛の物語です。
「Kindle」は、「Amazon.com」が世界中で展開している電子本の出版・販売システム。専用のビューアーをダウンロード(無料)すれば、スマホでも、タブレットでも、PCでも読むことができます。下記タイトルまたは写真をクリックして、ダウンロードしてください。
2016年3月発売 定価:342円 発行/虹BOOKS
妻は、おふたり様にひとりずつ (小説)
既刊本もどうぞよろしく タイトルまたは写真をクリックしてください。



【左】 『聖少女~六年二組の神隠し』
2015年7月発売 定価/122円
教師のビンタが支配する教室から、突如、姿を消した美少女。卒業から40年経って、ボクはその真実を知ります。
【右】 『チャボのラブレター』
2014年10月発売 定価122円
美しい養護教諭と「ボク」の、淡い恋の物語です。
「Kindle」は、「Amazon.com」が世界中で展開している電子本の出版・販売システム。専用のビューアーをダウンロード(無料)すれば、スマホでも、タブレットでも、PCでも読むことができます。下記タイトルまたは写真をクリックして、ダウンロードしてください。
2016年3月発売 定価:342円 発行/虹BOOKS
妻は、おふたり様にひとりずつ (小説)
既刊本もどうぞよろしく タイトルまたは写真をクリックしてください。
2015年7月発売 定価/122円
教師のビンタが支配する教室から、突如、姿を消した美少女。卒業から40年経って、ボクはその真実を知ります。
【右】 『チャボのラブレター』
2014年10月発売 定価122円
美しい養護教諭と「ボク」の、淡い恋の物語です。

管理人は、常に、フルマークがつくようにと、工夫して記事を作っています。
みなさんのひと押しで、喜んだり、反省したり……の日々です。
どうぞ正直な、しかしちょっぴり愛のこもった感想ポチをお願いいたします。



→このテーマの目次に戻る トップメニューに戻る
- 関連記事
-
- 危険な遊戯〈5〉 彼女が選んだ男 (2018/05/19)
- 危険な遊戯〈4〉 夜毎の妄想 (2018/05/11)
- 危険な遊戯〈3〉 納屋の密儀 (2018/05/03)