彼女がパンプスを脱ぐとき

男が「アッ!」と驚くような突飛な行動を、
突然にとる女性がいます。今回登場のN美嬢も、
そんなひとり。そして彼女がとった突飛な行動とは、
「いきなりパンプスを脱ぐ」でした――。
エロ 官能小説 モテ 不倫
M は「男からのモテ技」、 W は「女からのモテ技」、 N は「男女共通のモテ技」です。
都内で小さな輸入雑貨の店を営むF氏のオフィスには、N美さんという、ちょっとかわいい経理担当の女の子がいました。
このN美がちょっと変わっている……というか、思いもしないときに突拍子もない行動をとる、面白い女性でした。
F氏のオフィスから駅へ向かう道の途中に小さな公園があって、そこに、なぜか1本だけ、桜の木が植わっています。
もちろん、桜の季節になると、そのたった一本の桜の木にも、立派に花が咲きます。
エッ!? もう咲いてる。
ちょっと遅くなった残業を終えて、F氏が手伝ってくれたN美と一緒に、公園脇の道を駅へ急いでいたときのことでした。素っ頓狂なN美の声につられてF氏が見上げると、いつの間にか、桜の花が七分咲きになっていました。
ちょっとだけ、お花見していきません?
少し小首をかしげて、いたずらっぽい目でF氏を見るN美。その目が、まるで、これからふたりでわるいことするゾ――とでも言っているように、輝いています。
花見か。いいねェ。
F氏もその誘いに乗って、公園に足を踏み入れました。
春の気まぐれなそよ風に吹かれて、花びらがヒラリと舞い落ちるのを、両手をいっぱいに広げて受け止めようとはしゃぐN美。その姿が、F氏には、妖精のダンスのように見えたのだそうです。その瞬間でした――。
このN美がちょっと変わっている……というか、思いもしないときに突拍子もない行動をとる、面白い女性でした。
F氏のオフィスから駅へ向かう道の途中に小さな公園があって、そこに、なぜか1本だけ、桜の木が植わっています。
もちろん、桜の季節になると、そのたった一本の桜の木にも、立派に花が咲きます。

ちょっと遅くなった残業を終えて、F氏が手伝ってくれたN美と一緒に、公園脇の道を駅へ急いでいたときのことでした。素っ頓狂なN美の声につられてF氏が見上げると、いつの間にか、桜の花が七分咲きになっていました。

少し小首をかしげて、いたずらっぽい目でF氏を見るN美。その目が、まるで、これからふたりでわるいことするゾ――とでも言っているように、輝いています。

F氏もその誘いに乗って、公園に足を踏み入れました。
春の気まぐれなそよ風に吹かれて、花びらがヒラリと舞い落ちるのを、両手をいっぱいに広げて受け止めようとはしゃぐN美。その姿が、F氏には、妖精のダンスのように見えたのだそうです。その瞬間でした――。

N美が、いきなり、パンプスを脱いだのです。
脱いだかと思うと、それを両手にぶら下げて、ヒョイとばかりに、桜を取り囲んだ柵を飛び越えてしまうではありませんか。
しっかりと地面に根を張った桜の老木の周りには、わずかばかりの芝生が張ってありました。N美は素足のまま、その芝生の上を、軽やかなステップで跳び歩き始めたのです。

こういうのは、やって許せる女とそうでないのがいるよなぁ――と思いながら、はしゃぐN美を見ているうちに、F氏は、自分の中に、そんなN美のすべてを受け入れたいという気持ちが芽生えていることに気づいた、と言います。

公園の水道で足を洗うというN美の体を、F氏は腰に手を回して支えてあげました。
その手に、少し力を加えると、F氏の手の下で、N美のしなやかな腰がわずかな弾力を返してきます。
N美の口からもらされるかすかな息の音。その音が激しくなっていくのを頼りに、F氏はグイと、その腰を抱き寄せました。
F氏には、妻も子どももいます。頭の中には、「いかん……」という赤信号が点滅していましたが、渡っちゃったんですね、F氏は赤信号を。
ちなみに、F氏は、不肖・長住の後輩。N美とのいけない関係は、N美が、F氏よりず~っと若いイケメンと結婚するまで続いた――と聞いています。

身に着けていたものを「外す」は、「OK」サイン
長住のわずかな知識によれば、海の向こうでは、「女が靴を脱ぐ」は「SEXしてもいい」のサインと取られるのだそうです。もちろん、日本式の畳の上に上がるときは別ですけどね。
N美さんが、それを意識して靴を脱ぐ……という行動をとったのかどうかは、わかりませんが、筆者にも、似たような経験があります。
当時、交際していた彼女……というか、交際しようと思っていた彼女が、どこかの居酒屋で飲んだ帰り道、おしゃれなショーウインドウが並ぶメインストリートで、「ああ~もう、足痛~い!」とかなんとか叫んだかと思うと、履いていたハイヒールを脱いでしまったんですね。脱いだハイヒールを両手に持ち、それを肩の高さでブラブラさせながら、「気持ちいい――ッ!」と、素足で舗道を歩き始めた女の子(当時、彼女は19歳でした)。
知らない人が見れば、ただの「頭のおかしい女の子」としか映らなかっただろうと思うのですが、そのときの私は、そんな彼女を「かわいい」と思い、そして確信したんですね。
そのとき、私が頭の中で組み立てた推論はこうでした。
年頃の女の子が、よく知らない男や心を許してない男の前で、靴を脱いで道を歩くなんてことをするわけがない(もしやったら、それこそ「頭のおかしい女」だ)⇒ということは、彼女は、この私に心を許している、ということだ⇒どの程度、許しているかというと、「靴を脱いでもいい」という程度だ⇒「靴を脱いでもいい」ということは、「ストッキングを脱いでもいい」ということではないか⇒いや、待てよ。これは、「早く、私をストッキングが脱げる場所へ連れて行け」ということではないか……。
そこまで推理を進めた上で、私は彼女の手を引きました。

行った場所? それはノーコメント! にしておきます。
いずれにしても、女性のみなさん、これだけは覚えておいていただきたい。
「靴を脱ぎたい」は、「靴を脱げる場所に行きたい」と同義である。
気の利く男であれば、あなたを然るべき場所にエスコートしてくれるはずです。
靴以外にも、同様のニュアンスを伝える効果のある行動があります。
・手につけたブレスレットなどの装身具を外す。
・髪を留めていたバレッタなどの留め具を外す。
・首に巻いていたスカーフなどを外す。
・ブラウスのボタンをひとつ、ふたつ外す。
こういう行動を目の前でとられると、男はたいてい「早合点」します。
その「早合点」が「歓迎」であれば、ぜひ、お試しを。
筆者の最新小説、キンドル(アマゾン)から、そっと発売中です!

一生に一度も結婚できない「生涯未婚」の率が、男性で30%に達するであろう――と予測されている「格差社会」。その片隅で「貧困」と闘う2人の男と1人の女が出会い、シェアハウスでの共同生活を始めます。新しい仲間も加わって、築き上げていく、新しい家族の形。ハートウォーミングな愛の物語です。
「Kindle」は、「Amazon.com」が世界中で展開している電子本の出版・販売システム。専用のビューアーをダウンロード(無料)すれば、スマホでもPCでも読むことができます。よろしければ、下記タイトルまたは写真をクリックしてください。
2016年3月発売 定価:342円 発行/虹BOOKS
妻は、おふたり様にひとりずつ (小説)
既刊本もどうぞよろしく タイトルまたは写真をクリックしてください。



【左】『聖少女~六年二組の神隠し』
2015年7月発売 定価/122円
教師のビンタが支配する教室から、突如、姿を消した美少女。40年後、真実を知ったボクは…。
【右】『『チャボのラブレター』
2014年10月発売 定価122円
美しい養護教諭と「ボク」の、淡い恋の物語です。
「Kindle」は、「Amazon.com」が世界中で展開している電子本の出版・販売システム。専用のビューアーをダウンロード(無料)すれば、スマホでもPCでも読むことができます。よろしければ、下記タイトルまたは写真をクリックしてください。
2016年3月発売 定価:342円 発行/虹BOOKS
妻は、おふたり様にひとりずつ (小説)
既刊本もどうぞよろしく タイトルまたは写真をクリックしてください。
2015年7月発売 定価/122円
教師のビンタが支配する教室から、突如、姿を消した美少女。40年後、真実を知ったボクは…。
【右】『『チャボのラブレター』
2014年10月発売 定価122円
美しい養護教諭と「ボク」の、淡い恋の物語です。

管理人は、常に、フルマークがつくようにと、工夫して記事を作っています。
みなさんのひと押しで、喜んだり、反省したり……の日々です。
どうぞ正直な、しかしちょっぴり愛のこもった感想ポチをお願いいたします。
→この記事はためになった(FC2 恋愛)
→この記事に共感した(にほんぶろぐ村 恋愛)
→この記事は面白かった(人気ブログランキング 恋愛)
このテーマの記事一覧に戻る トップメニューに戻る
- 関連記事
-
- その「記憶力」は、「想う人」の心を奪う (2018/05/09)
- 彼女がパンプスを脱ぐとき (2018/04/19)
- デキる女上司は「公私」の「私」に弱い…!? (2018/03/30)