「ブサイクだから」と嘆く人間が隠している本心

File-11 「ブサイクだから」と嘆く人間が隠している本心
口を開けば「私(オレ)、ブサイクだから」と、
嘆いてみせる人たちがいます。そういう人に
「そんなことないよ」と否定しても、実は、
あまり効果がありません。
彼らが期待するのは——。
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たとえば、あなたの彼女が、鏡を前にして、「あ~あ」と深いため息。
「どうしたの?」と訊くあなたに、彼女がこう答えたとします。
いやんなっちゃう。私って、どうしてこんなブサイクに生まれたのかしら?
さて、こんなとき、あなただったら、どう言葉を返しますか?
間違っても、「その代わり、おまえには、そのリッパなボディがあるじゃないか」なんてことを口走ってはいけません。「その代わり、頭がいいじゃないか」も、もちろんダメ。
こういう言葉を返すと、あなたは、一生、根に持たれることになってしまうかもしれません。
発言の主が、男性であっても同じです。
あ~あ、オレももう少し、イケメンに生まれてたらなぁ……。
とつぶやくカレに、「いいの、私は、あなたの顔にホレたんじゃないから」なんて言葉をかけても、なぐさめにならないどころか、かえってカレの心の傷を深くしてしまうでしょう。
ひとつだけ、覚えておいていただきたいのは、「私、ブサイクだから」と嘆いてみせる女性にしても、「オレ、イケメンじゃないから」とふてくされる男性にしても、この種の言葉を口にする人間には、大きく分けると、2つのタイプがいる――ということです。
「どうしたの?」と訊くあなたに、彼女がこう答えたとします。

さて、こんなとき、あなただったら、どう言葉を返しますか?
間違っても、「その代わり、おまえには、そのリッパなボディがあるじゃないか」なんてことを口走ってはいけません。「その代わり、頭がいいじゃないか」も、もちろんダメ。
こういう言葉を返すと、あなたは、一生、根に持たれることになってしまうかもしれません。
発言の主が、男性であっても同じです。

とつぶやくカレに、「いいの、私は、あなたの顔にホレたんじゃないから」なんて言葉をかけても、なぐさめにならないどころか、かえってカレの心の傷を深くしてしまうでしょう。
ひとつだけ、覚えておいていただきたいのは、「私、ブサイクだから」と嘆いてみせる女性にしても、「オレ、イケメンじゃないから」とふてくされる男性にしても、この種の言葉を口にする人間には、大きく分けると、2つのタイプがいる――ということです。

否定して欲しくて、「ブサイク」を口にするタイプ
そりゃ、自分は、だれもが認める「美人」や「イケメン」ではないかもしれない。しかし、そこそこはイケてるよね――と考えている。
「自分はブサイク」と嘆いてみせる人間の大半は、このタイプと考えていいでしょう。
このタイプがこの種の言葉を口にするときには、実は、それを「否定してほしい」と願って発していることが多いのです。
したがって、そこで、「顔じゃないよ」と返しても、本人には何のなぐさめにもなりません。なぐさめにならないどころか、かえって怒らせてしまうことになるかもしれません。
では、どういう反応を返せばいいのでしょう?

わるくはないのですが、いささかウソっぽく聞こえ、説得力に欠けます。
というのも、本人は、どこかに不安や不満があって、「ブサイク」と嘆いているのですから、「黒」を「白」と言われたようで、素直には受け取ってもらえない恐れ大だからです。

たとえ、周りがどう言おうと、「オレ(私)はその顔が好き」。つまり、「自分にとって美人であってくれれば、それでいいじゃないか」という言い方。こちらのほうが情に訴えているぶん、説得力があります。
ただ、女性の場合は、たとえ愛する男からホメられても、それだけでは満足できなくて、「もっと美しくなりたい」と思い続ける生きもの。もうひと押し、ほしいところです。

全部好きになったんだから、イヤだ――なんて言わないでよ。
自分は、あなたの顔のここが好き――を具体的に指摘した上で、だから「ブサイクなんて言わないで」と訴える言い方です。たぶん、これは効きます。「もっときれいになりたい」という気持ちもわかるけど、自分が好きになった「あなたの顔」を変えないで、というわけです。
愛の告白を兼ねたこんな言葉なら、彼女(カレ)の顔も、ニッとほころぶはずです。

ちょっとキザに言うなら、こんなところでしょうか。やや言いすぎのような気もしますが、ま。これくらいのリップ・サービスはあってもいいかも……ですね。

人からけなされる前に自ら「ブサイク」を名乗る開き直りタイプ
何かにつけて、「私みたいなブスには」とか「オレみたいな醜男には」などと、投げやり気味に口にするタイプもいます。
このタイプは、自分が、外見的には「平均以下」ということを認めていて、それを人から指摘される前に、自ら口にして批判や陰口を防ごうとするわけです。
「どうせ、私はバカですから」というのと同じで、このタイプが口にする「ブサイク」は、たいていの場合、自己防御のために発せられます。
防御的発言なのですから、「そんなことないよ」と否定しても、「いいの(いいよ)、なぐさめてくれなくても」とすねられてしまうのがオチです。
この場合、彼女やカレが気にしている「器量」に直接、言及するのではなく、「あなたのいいところはここにある」と、「代償価値」を認めてあげるほうが賢明です。
といって、「その代わり、頭がキレるじゃない」とか「性格がいいのがいちばんだよ」なんて言ったのでは、暗に「顔はダメだけど」と言っているようなもの。できれば、彼女やカレが気にしている部分を除いたほかの部分で「美点」を見つけて、そこをホメてあげるのがベストな方法です。
「確かに美人(イケメン)とは言えないけど」という言葉は胸の奥にしまったまま、彼女やカレのワンポイントをホメる作戦です。たとえば――



――などなど。
もう少しくだけてものが言える関係なら、

などと、ジョーダンっぽくホメるのもありでしょう。
本人が気にしているコンプレックスには触れずに、相手の美点をホメる。これができれば、このタイプの心はほどけるはずです。

対応は、相手のタイプを見きわめて
「私(オレ)はブサイク」を、本人は、否定してほしくて言っているのか、触れないでほしくて言っているのか?
対応の仕方は、それによって変わってくるわけですが、その見きわめはビミョーです。
筆者が重視するのは、ちょっとした言葉のニュアンス。
「ブサイク」を言う前に「どうせ」とか「私(オレ)なんて」という言葉がついていれば、開き直りタイプと判断して、コンプレックスには触れない話法を工夫します。
「ブサイク」と言いながら、「ああ、いやんなっちゃう」などの否定的情緒を表す言葉が付随していれば、「否定して欲しいタイプ」と判断して、「そんなことないよ」と打ち消し話法を工夫します。
ここらへんは、みなさんの人間観察力におまかせするしかありません。
しかし、筆者の経験から言わせていただければ、この種の言葉を口にする人の7割は、やっぱり「否定してほしい」人たちだと思っていいようです。
ほんとにコンプレックスを持っている人たちは、その種の話題に触れないことのほうが多いような気がします。参考までに。
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