女は「過去」を「リセット」し、男は「保存」する

法則21 女は「過去の恋」をリセットし、男は「保存」する
ワケあって別れた恋人をどうするか? これが、
男と女では、まるで違っているのです。
「いつかまた…」は、男だけが抱く幻想らしいですよ。
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新しい恋が始まったとき、「過去の恋」をどう処理するか?
実はこれが、男と女では、まったく違っている。
今回は、そんな話をしてみようかと思います。
不肖・長住も、過去、いくつもの愛を失ってきました。ま、たいていは、フラれちゃったわけですけどね。
もちろん、その別れが、ののしり合い、傷つけ合った末の「破局」であれば、いくら寛容を旨とする長住でも、「また会いたい」とは思わないだろうと思います。
しかし、そうではない場合、けっして憎しみ合って別れるわけではないし、金銭トラブルや暴力などが原因となっての「破局」ではない――という場合には、長住は、たいていは、別れの言葉の後で、こう付け加えておきます。
嫌いになって別れるわけじゃないんだから、たまには、お茶でも飲もうよ。
キミに新しい愛が芽生えたら、その幸せな姿を見せてくれよ。
何年か経ったら、また会おうよ。キミのいいニュースも聞きたいし……。
男と女としてはこれで終わるわけだけど、これからも友だちとして……。
しかし――です。
私のこの種の人間味あふれる(?)提案は、ほとんどと言っていいほど、退けられてきました。
私からフッた女性の場合は別にして、ほとんどの女性は、おおむね、次のようなことをおっしゃったのです(言い方はいろいろですが、大意は同じです)。
私たち、終わったのよ。燃えカスを残すのは、好きじゃないわ。
英語で言うと、「Never again」。
昔流に言うと、「覆水、盆に返らず」――ってところでしょうか。
別に、「たまには会って、エッチしよう」などと言ったわけではありません。
それでも、彼女たちの返事は「NO」なんですね。
どうしてか?
そこには、《「過去」の整理の仕方》に関する、男と女の本質的な違いがあるように思えるのです。
実はこれが、男と女では、まったく違っている。
今回は、そんな話をしてみようかと思います。
不肖・長住も、過去、いくつもの愛を失ってきました。ま、たいていは、フラれちゃったわけですけどね。
もちろん、その別れが、ののしり合い、傷つけ合った末の「破局」であれば、いくら寛容を旨とする長住でも、「また会いたい」とは思わないだろうと思います。
しかし、そうではない場合、けっして憎しみ合って別れるわけではないし、金銭トラブルや暴力などが原因となっての「破局」ではない――という場合には、長住は、たいていは、別れの言葉の後で、こう付け加えておきます。




しかし――です。
私のこの種の人間味あふれる(?)提案は、ほとんどと言っていいほど、退けられてきました。
私からフッた女性の場合は別にして、ほとんどの女性は、おおむね、次のようなことをおっしゃったのです(言い方はいろいろですが、大意は同じです)。

英語で言うと、「Never again」。
昔流に言うと、「覆水、盆に返らず」――ってところでしょうか。
別に、「たまには会って、エッチしよう」などと言ったわけではありません。
それでも、彼女たちの返事は「NO」なんですね。
どうしてか?
そこには、《「過去」の整理の仕方》に関する、男と女の本質的な違いがあるように思えるのです。

男は、一度「関係」を持った女は、テリトリーに留めようとする
「テリトリー」とは「ナワバリ」のことです。
男という生きものは、この「テリトリー」を大事にします。そして、その「テリトリー」の中にできるだけ多くの人間を取り込もうとします。男にとって「テリトリーの大きさ」は、自分の「度量」や「権威」を示す物差しと考えられているからですが、こと男女に関して言うと、もうひとつ、理由があります。
それは、自分の精子をバラ撒く畑をできるだけ広く確保しておきたい――という、動物的本能です。
なので、たとえ終わった恋であっても、その相手を完全には消去してしまいたくない。できれば自分の「テリトリー内」に留めて、いつでも影響力を行使できる相手としてキープしておこうとするわけです。その「影響力」の中には、「いつか種付けできる可能性」も含まれている――と考えていいでしょう。
こうして「テリトリー」にこだわる男は、恋愛に関して言うと、「牧場主」に似ています。
一度でも自分と関係を結んだ女は、「○○牧場」という烙印を押した上で、牧場の柵の中に留めておこうとするわけですね。たとえ、その彼女が他の男に走ったとしても、それも、自分の牧場内の出来事。ヘタすると、「な、あいつ、いい子だろ?」と、その男に対してまで先輩風を吹かせようとします。
そういうわけなので、男は、別れた女であっても、けっして消去はしない。リセット? そんなもったいないことはできないよ――というわけですね。

終わった恋は「0」にしてしまう女の事情
女性の場合は、こうはいきません。
自分がフラれた立場であれば、いつまでもあきらめきれずに追い回す――というタイプもいますが、自分から別れを告げた相手は、きれいさっぱり消去してしまいます。
たとえフラれた場合でも、新しい恋が始まると、やはり消去してしまいます。
女のほうがあきらめがいい――というわけではありません。
問題は、「新しい恋」なんですね。「新しい恋人」が出現すると、「過去の恋」は上書きしてしまいます。つまり、「リセット」するわけですね。
なぜか?
これも、おそらくは動物的な本能ではないかと言われているのですが、その理屈はこうです。
女とは、「産む性」です。その体の中に生命を宿す性です。
新しい恋が始まるということは、その体内に新しいパートナーの子種を宿す可能性があるわけで、いつでもそれが可能になるように、体内の環境も、精神的な環境も整えなくてはなりません。
いつまでも「古い恋」を引きずって、「たまに会ってエッチするぐらいならいいか」なんて思っていると、宿した子がだれの子かわからなくなる。まして、すでに「新しい男」の子を身ごもっているかもしれない状態で、「古い男」のアプローチを受け入れていたら、おなかの子に危険が及ぶかもしれない。
というわけで、女は、「終わった恋」は、きれいさっぱり清算してしまう。
これが、もっとも説得力のある説です。
オスの攻撃から身を守るためではないか――という説もあります。
哺乳類のオスは、自分以外のオスの遺伝子を受け継いだ子どもは、それが判明した時点で殺してしまいます。その子殺しから子どもを守るために、万が一の疑いもかからないように、他のオスを遠ざける。つまり、「古い男」も消し去ってしまうのではないか、というわけです。
もっとも、哺乳類の中の知恵者、われらが霊長類の中には、ワル知恵を働かせる種もいます。

つまり、「乱婚」です。最初から「乱婚」にしておけば、もしかしたら自分の子かもしれない子どもを殺したりはできなくなるだろう――という計算を働かせたわけですね。
このワル知恵を開発したのは、霊長類中きっての知恵者・チンパンジー。その血を引く人間のメスにも、多少は、その伝統(?)が受け継がれているかもしれません。
なので、「古い恋」をリセットする――は、人によるとも言えます。あくまで、リセットする女性のほうが多い、という程度の傾向と思っておいたほうがいいかもしれません。

「未練」を歌うのは、ほとんど「男の唄」
ところでみなさん、こういう話をすると、気づきませんか?
長住はつくづく思うのですが、「別れた恋人」を想って歌う楽曲は、ほとんどが「男の唄」です。

幸せに過ごしているならいいけれど、
もしや、不幸な人生を送っているのではあるまいか。
オレは、それが心配だ――。
こんな趣旨の唄は、なぜかみんな、男の心境を歌ったものなんですね。
やっぱり、男は「牧場主」だ。
筆者は、こういう「未練唄」を聴くたびにそう思うのですが、みなさんはいかがでしょうか。
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