「クリ」は、皮をむいて召し上がれ!

女性がもっとも感じるパーツ、クリトリス。
その頭は、通常、皮の下に隠れています。でも、
この皮、実は、むけちゃうんです——。
性とエッチの《雑学》file.02 R15
このシリーズは真面目に「性」を取り上げるシリーズです。
15歳未満の方はご退出ください。
【今回のキーワード】 不感症 オーガズム

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男性の性器は、体の外側に飛び出している(←これを「外性器」と呼びます)ので、いつでも目にすることができます。
小便のたびに手にもするし、目にもしますから、何か異常があればすぐに気がつきます。
今日は調子がよさそうだとか、元気がなさそうだ……などと感じることもでき、人によっては、それを自分の分身のように感じて、「おい、今日も元気か?」と声をかけたりもします。
しかし、女性の性器は、そうはいきません。
女性の場合、性器は、体の表面に現れている「外性器」と体の奥に隠れている「内性器」とに分かれているのですが、その「外性器」でさえ、男のペニスのように外向きにそそり立っているわけではなく、股間の内側にお隠れになっています。
なので、自分で自分の性器をしげしげと眺めるということさえ、そう簡単な話ではないのです。ビックリ人間クラスの体の柔らかさがあれば、自分でそこをのぞき込むということもできるかもしれませんが、たいていはムリです。
自分で「観察」しようと思ったら、手鏡なんぞが必要になります。
ベッドに横たわり、脚を開いて、そこを映して見るわけですが、これだけでは、自分の性器の全貌は明らかになりません。というのも、成人女性の性器は、ふだんは、発達した小陰唇がフタをするように覆いかぶさっているので、しげしげと眺めようと思ったら、この小陰唇を2本の指で開いてみなければならないのです。
こんなことを親たちの目の前でやるわけにもいかないので、夜、こっそり自分の部屋で……となるわけですが、住環境に恵まれていないと、これもむずかしい話です。

2つの大きな穴と4つの小さな穴
さて、無事、観察に成功したとしましょう。
鏡に映るあなたの性器は、人によってかなり形状が違いますが、おおむね下記の 《図1》 のように見えるはずです。
まず目に飛び込んでくるのは、2つの穴のようなものです。
上のほうが尿道口、つまり尿を放出する穴で、下のほうの、やや複雑な襞のようなものに囲まれているのが、膣口。ここは、男性のペニスを受け入れるための入り口になると同時に、出産のときには、赤ちゃんが出てくる産道の出口にもなる部分です。
このほかにも、ほんとうは、小さな穴があと4つ(2組)あります。
小便のたびに手にもするし、目にもしますから、何か異常があればすぐに気がつきます。
今日は調子がよさそうだとか、元気がなさそうだ……などと感じることもでき、人によっては、それを自分の分身のように感じて、「おい、今日も元気か?」と声をかけたりもします。
しかし、女性の性器は、そうはいきません。
女性の場合、性器は、体の表面に現れている「外性器」と体の奥に隠れている「内性器」とに分かれているのですが、その「外性器」でさえ、男のペニスのように外向きにそそり立っているわけではなく、股間の内側にお隠れになっています。
なので、自分で自分の性器をしげしげと眺めるということさえ、そう簡単な話ではないのです。ビックリ人間クラスの体の柔らかさがあれば、自分でそこをのぞき込むということもできるかもしれませんが、たいていはムリです。
自分で「観察」しようと思ったら、手鏡なんぞが必要になります。
ベッドに横たわり、脚を開いて、そこを映して見るわけですが、これだけでは、自分の性器の全貌は明らかになりません。というのも、成人女性の性器は、ふだんは、発達した小陰唇がフタをするように覆いかぶさっているので、しげしげと眺めようと思ったら、この小陰唇を2本の指で開いてみなければならないのです。
こんなことを親たちの目の前でやるわけにもいかないので、夜、こっそり自分の部屋で……となるわけですが、住環境に恵まれていないと、これもむずかしい話です。

2つの大きな穴と4つの小さな穴
さて、無事、観察に成功したとしましょう。
鏡に映るあなたの性器は、人によってかなり形状が違いますが、おおむね下記の 《図1》 のように見えるはずです。

上のほうが尿道口、つまり尿を放出する穴で、下のほうの、やや複雑な襞のようなものに囲まれているのが、膣口。ここは、男性のペニスを受け入れるための入り口になると同時に、出産のときには、赤ちゃんが出てくる産道の出口にもなる部分です。
このほかにも、ほんとうは、小さな穴があと4つ(2組)あります。
そのうちの2つは、尿道口の斜め下あたりに、ほぼ左右対称の形で開いています。針の穴ほどの小さな穴なので、よく見ないとわかりませんが、これが「スキーン腺」の出口です。
「スキーン腺」は、男性の前立腺に相当する器官で、ここからは「前立腺液」によく似た粘液が出てきます。ときには、男性の射精のような勢いで噴き出すこともあり、女性の「潮吹き」と呼ばれる現象は、この「スキーン腺液」の噴出である――という説もあります。
ただし、このスキーン腺の出口は、人によっては退化していることもあり、また尿道内に開口している場合もあって、その場合には、外からその存在を確認することはできません。
残り2つの穴は、膣口の斜め下あたり、5時と7時の位置に、やはり左右対称に開いています。
こちらも小さな穴で、「ヴァルトリン腺」と呼ばれています。
女性が感じたり、エッチな気分になったときに、真っ先に出てくるのが、ここから分泌される「ヴァルトリン腺液」で、これは主に、膣前庭を濡らして、男性器の侵入を容易にする役目を果たします。

実は、「クリトリス」は、皮の下に隠れている…!?
女性の性器として重要なのは、「内性器」である「ヴァギナ=膣」と、外性器である「クリトリス=陰核」です。
ヴァギナは、手鏡さえあれば、容易にその入り口=「膣口」を観察することができます。SEXのときに男性のペニスを受け入れるのも、この「膣口」ですから、その位置と役割については、ほとんどの女性が、思春期を迎える頃には学んでいるだろうと思います。
男性も、おおまかな知識は知っているものと思われますが、経験を積むまでは、まれに「穴」の位置を間違えたりする人もいるようです。筆者もそうでしたが、その話は、いずれ、機会を改めてお話することにしましょう。
問題は、クリトリスのほうです。その位置は、小陰唇が左右2筋に分かれる結び目あたり。結びコンブのようにコリッとまとまったあたりにあるのですが、手鏡に映って見えるのは、実は、その包皮だけ。
「クリトリス」は、日本語では「陰核」と書きますが、その「核」は、包皮の奥に隠されているんですね。
これを「核隠し」と言う――なんちゃって。あ、もちろん、ジョーダンですよ。
前回、お話したとおり、クリトリスは、男性のペニスに相当する組織です。というより、このクリトリスが発達したものがペニスなわけです。
男性のペニスも、生まれたときには包皮に覆われており、思春期のある時期まではこの状態(いわゆる包茎です)が続きますが、徐々に皮がむけ、亀頭部が露わになってきます。
しかし、女性のクリトリスは、たぶん一生、包皮に覆われたままです。
「ペニスの素」であれば、クリトリスにも、当然、亀頭に相当する部分があるはずですが、これはふだんは隠れたままなのです。たぶん、自分でクリトリスの亀頭を見たという女性は、かなり少ないのではないでしょうか。
しかし、包皮をむけば、その中に隠れたピンク色のクリトリスを、むき出しにすることができます。
実は、私も、相当なおとなになるまで、そのことを知りませんでした。
知っていれば、もっと彼女を喜ばせることができたかもしれないし、そうすれば別れずにすんだ彼女もいたのではないか――と思うのですが、いまとなっては、後の祭りです。
「むける」ことを知らないどころか、若き青少年諸君の中には、もしかしたら、その正確な位置さえわからない、という人だっているかもしれません。
というわけで、今回は、そんなビギナー諸氏のためにお教えしておこうと思うのです。
題して、

あなたにもできる「クリの皮(包皮)」の正しいむき方
その手順は、下記の通りです。
①クリトリスは、左右に分かれている小陰唇(ビラビラのひだのような皮膚組織です)が合流する、そのいちばん上の合わせ目にあります。この部分を手で触れて、押したりなでたりしていると、たいていの女性は気持ちよくなってきます。このとき、手が触れている部分で、筋肉がちょっとコリッとしてくるのがわかると思います。これがクリトリス。男性のペニスと同じようにボッキしてくるわけです。
②まだ、亀頭を見たことがないという人は、この状態で、2本の指で開いた小陰唇を上にグイッと引っ張り上げてみてください。すると、その小陰唇の合わせ目の下から、ピンク色に染まったような、小さな突起が見えてくるはずです。これが、クリトリスの亀頭部。女性の性器の中で、もっとも敏感と言われている部分です。
②まだ、亀頭を見たことがないという人は、この状態で、2本の指で開いた小陰唇を上にグイッと引っ張り上げてみてください。すると、その小陰唇の合わせ目の下から、ピンク色に染まったような、小さな突起が見えてくるはずです。これが、クリトリスの亀頭部。女性の性器の中で、もっとも敏感と言われている部分です。
正直に告白しますが、晩生であった筆者が、このピンクの輝きを初めて目にしたのは、なんと、20代の後半になってからでした。
女性のみなさん、もしかしたらあなたのカレも、そこまでの解剖学的知識は持っていないかもしれません。
脳の先端まで電流が流れるような強烈な刺激を味わいたければ、

と教えてあげるのも、ひとつの方法かもしれません。
さて、せっかくむいた「クリの実」ですから、どうせなら、おいしくいただきたい。そして、彼女に歓喜の声をあげさせたい。その方法については、機会を改めて詳しく解説したいと思います。
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