「ムッツリ」な男は、実は、意外とモテる

話し上手で彼女を退屈させない男と、
無口で、彼女に気を遣わせてしまう男。どちらが
彼女にモテるかと言うと、実は、後者なのだそうです。
その理由は、意外にも――。
エロ 官能小説 モテ 不倫
M は「男からのモテ技」、 W は「女からのモテ技」、 N は「男女共通のモテ技」です。
「むっつりスケベ」という言葉があります。
「むっつり」というのは、「寡黙である」ということ。で、この「寡黙な男」のほうが、実は「スケベ」である――ということを言ってるわけですね。
「スケベ」と言っても、電車の中で女性の尻に触ったりするような「スケベ」じゃありませんよ。「あいつ、いつの間にか、あの○○子とやっちゃったらしい」というような「スケベ」。つまり、「意外とモテる」ってことなんですね。
筆者・長住の知人にも、そういう男がいました。
この男、仮に名前を「S男」としておきましょうか。
某社の経理部に籍を置く男で、さすが経理マン。ふだんは黙々と伝票を点検し、帳簿をめくる――という生活を過ごしていました。
たまにはハメを外せよ、という意味も込めて、飲みに誘ったこともあるのですが、女性のいる店に行っても、この男、ただ黙々とグラスを口に運ぶばかりで、歌を歌うわけでもなければ、ホステスを口説くわけでもない。
つまらなかったのかな? 誘ってわるかったな――と思っていると、いつの間にか、その店のチーママを口説き落として、ねんごろな関係になっていたりするんですねェ、これが。
オイオイ、いったいどうなってるんだよ。
不思議に思っていた私ですが、あるとき、ついにその秘密を嗅ぎ当てました。
それは、ある合コンに参加したときのことです。
合コンでの「寡黙」は、ある種の女にはモテる
もともと、こいつほど合コンに向かない男はいない――と思っていたのですが、たまたまそのときは、幹事役のN美から「男性が足りないの。何とかして」と頼まれて、ダメ元でS男に声をかけてみたのでした。
S男は、意外にも「いいよ」と二つ返事でOK。
ヘェ、この「寡黙男」、けっこう、こういうの好きなのかも――と思ったのですが、合コンの席についても、その寡黙ぶりは変わりません。
合コンという席では、経験のある方ならご存じだろうと思いますが、男も女も、実に饒舌になります。大して意味もないおしゃべりを、よくもこれだけ続けられるものだ……というくらい、しゃべり続けます。そうして場を盛り上げるのが、合コンに参加する人間の作法のようなもの。そして、異性の関心は、そういう盛り上げ上手な男や女に向けられるものだ――と、長住も、そのときまでは信じ込んでいたのです。
それでもS男の口は、開かない。
そのうち、場の話題は、年齢差婚の話に――。
黙りこくったままのS男に気を遣ったのか、N美が話をS男に振り向けました。
Sさんは、年上女房とかどう思います?
気の利いた話のひとつも返せばいいのに、S男が返した言葉は、ただひと言。
年上でも年下でも、オレは気にしませんよ。
これでは、会話ははずみません。
周囲の男たちは、年上女のここがいい、年下女のここがかわいい……なんて話を、面白おかしく聞かせようとしているのに、S男ときたら……。
ショージキ、私は、S男をそんな場に連れてきてしまったことをN美に謝りたい気持ちでした。
せっかく話を振ったのに、S男がそれっきり口をつぐんでしまったので、N美はまた、他のメンバーとのワイワイキャーキャーの世界に戻ってしまいました。
そんな時間が、小1時間ほど経過したときのことです。
S男が、すっと席を立って言うのです。
申し訳ないけど、まだやり残してる仕事があって……。
会費を払って出口へ向かおうとするS男。そのときです、私から見れば、奇跡のような出来事が起こったのは――。
「むっつり」というのは、「寡黙である」ということ。で、この「寡黙な男」のほうが、実は「スケベ」である――ということを言ってるわけですね。
「スケベ」と言っても、電車の中で女性の尻に触ったりするような「スケベ」じゃありませんよ。「あいつ、いつの間にか、あの○○子とやっちゃったらしい」というような「スケベ」。つまり、「意外とモテる」ってことなんですね。
筆者・長住の知人にも、そういう男がいました。
この男、仮に名前を「S男」としておきましょうか。
某社の経理部に籍を置く男で、さすが経理マン。ふだんは黙々と伝票を点検し、帳簿をめくる――という生活を過ごしていました。
たまにはハメを外せよ、という意味も込めて、飲みに誘ったこともあるのですが、女性のいる店に行っても、この男、ただ黙々とグラスを口に運ぶばかりで、歌を歌うわけでもなければ、ホステスを口説くわけでもない。
つまらなかったのかな? 誘ってわるかったな――と思っていると、いつの間にか、その店のチーママを口説き落として、ねんごろな関係になっていたりするんですねェ、これが。
オイオイ、いったいどうなってるんだよ。
不思議に思っていた私ですが、あるとき、ついにその秘密を嗅ぎ当てました。
それは、ある合コンに参加したときのことです。

もともと、こいつほど合コンに向かない男はいない――と思っていたのですが、たまたまそのときは、幹事役のN美から「男性が足りないの。何とかして」と頼まれて、ダメ元でS男に声をかけてみたのでした。
S男は、意外にも「いいよ」と二つ返事でOK。
ヘェ、この「寡黙男」、けっこう、こういうの好きなのかも――と思ったのですが、合コンの席についても、その寡黙ぶりは変わりません。
合コンという席では、経験のある方ならご存じだろうと思いますが、男も女も、実に饒舌になります。大して意味もないおしゃべりを、よくもこれだけ続けられるものだ……というくらい、しゃべり続けます。そうして場を盛り上げるのが、合コンに参加する人間の作法のようなもの。そして、異性の関心は、そういう盛り上げ上手な男や女に向けられるものだ――と、長住も、そのときまでは信じ込んでいたのです。
それでもS男の口は、開かない。
そのうち、場の話題は、年齢差婚の話に――。
黙りこくったままのS男に気を遣ったのか、N美が話をS男に振り向けました。

気の利いた話のひとつも返せばいいのに、S男が返した言葉は、ただひと言。

これでは、会話ははずみません。
周囲の男たちは、年上女のここがいい、年下女のここがかわいい……なんて話を、面白おかしく聞かせようとしているのに、S男ときたら……。
ショージキ、私は、S男をそんな場に連れてきてしまったことをN美に謝りたい気持ちでした。
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S男が、すっと席を立って言うのです。

会費を払って出口へ向かおうとするS男。そのときです、私から見れば、奇跡のような出来事が起こったのは――。
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なんと、N美が、その後を追っていくではありませんか。




どうやら、N美は、最後まで気乗りがしないように見えたS男の態度に、幹事役として責任を感じているようでした。
聞くとはなしに聞いていると――。


あ、そうか……というふうに名刺を取り出したS男は、そこに何かボールペンでメモして、それを彼女の手に渡しています。


エッ!? と、私は自分の耳を疑いました。
寡黙なくせに、こいつ、言うことは言う。
後でN美に聞いたところ、そのときS男がメモしたのは、自分の携帯のメール・アドレス。そして、なんとS男は、その名刺を渡しながら、そっと彼女の指を握ったのだそうです。
彼女の自白(?)によれば、N美はその夜のうちに、S男にメールを入れました。
その文面は、
《きょうは、退屈させたんじゃないか――と、心配しました。
いつか、静かにお話できる機会を作っていただけたら、うれしいです》
S男は、そのオファーに直ちにレス(そういうところは素早いのです、この男)。ふたりが男と女の然るべき関係になるのに、時間はかかりませんでした。
後日、S男は、事の次第を尋ねる私に、事もなげにこう答えたのでした。

ム……こいつ、できる――と思わされた長住でした。

女の目は、はぐれた「迷える一匹」に向けられます
気は遣うより、遣わせろ!
S男の言葉は、私にはいささかショックではありましたが、ナルホド……と納得させられる言葉でもありました。
恋愛、特にその初期段階においては、相手に「おや?」と思わせたほうが、断然、有利になります。



こういう「?」が頭の中に浮かんだ時点で、その女性の頭の中では、その男の占める割合が大きくなります。
当たり障りのない言葉を機関銃のように繰り出すより、ひとつの「?」を浮かべさせたほうが、はるかに強く、その女性の印象に残る――という理屈です。
実はこれ、女性の中にひそむ母性本能をくすぐる作戦でもあるんですね。
たとえば、10羽のヒナを連れている母鳥を想像してみてください。その中の1羽が群れからはぐれてしまいそうになると、母鳥の関心は、そのはぐれそうな1羽に向けられてしまいます。私はこれを「迷える子羊作戦」と名づけているのですが、S男の「寡黙」も、「迷える子羊」の一種と考えていいと思います。
その効果を意識して「寡黙」を貫いているとすれば、この男、スミに置けない。
以後、気をつけよう――と、肝に銘じた長住でありました。
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一生に一度も結婚できない「生涯未婚」の率が、男性で30%に達するであろう――と予測されている「格差社会」。その片隅で「貧困」と闘う2人の男と1人の女が出会い、シェアハウスでの共同生活を始めます。新しい仲間も加わって、築き上げていく、新しい家族の形。ハートウォーミングな愛の物語です。
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【左】『聖少女~六年二組の神隠し』
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【右】『『チャボのラブレター』
2014年10月発売 定価122円
美しい養護教諭と「ボク」の、淡い恋の物語です。
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