彼女のインコは「秘密」を守れない

念願かなって彼女の部屋に招待を受けた、
筆者の友人・小田クンは、ベッドであられもない言葉を
耳にしました。「入れて、入れて!」と、
いきなりの懇願。その声の主は、実は……?
R18 このシリーズは、性的表現が中心の官能読み物です。18歳未満の方はご退出ください。
エロ 官能小説 オーガズム 不倫

住所をしゃべったために、無事、飼い主の元に戻ることができた。
そんなインコが、「時の人(鳥)」となったことがあります。
そうです。インコってやつは、飼い主が繰り返し口にする言葉を覚えて、時・所を選ばずそれを復唱する――という、ありがたい……というか、まことにやっかいな性質を持っているんですね。
筆者の旧い友人・小田クンの話をしましょう。
その小田クンが果敢にアタックを繰り返していた女性に、宮原啓子という、年のころ27か28ぐらいの、小股の切れ上がった女性がいました。
余談ですが、「小股」というのは、いったい体のどの部位を表すのかということに関しては、いまだ定説がありません。
先日は、TVで「足の親指と人差し指の股のことを言う」などと得意げに披露していた学者がいたそうですが、多少なりとも文学の心得のある者なら、そんな無粋な解釈はいたしません。
ズバリ、「女陰の陰裂の長さ」とした折口信夫説も捨てがたいのですが、しかし、これだと、裸にしてそこを観察した女性にしか使えない表現になってしまいます。
有力なのは、「股の切れ込み」の深さ・高さを言う――とする説。
しかし、筆者は、女性がきものを着ていて、もちろんハイレグの水着なんてものもない時代に、「小股の切れ上がったいい女」なんぞという判断を、どうやって下したのか、やや疑問を感じます。
太宰治は、「アキレス腱」説を主張しました。
足首のアキレス腱からふくらはぎへと連なる部分が、キュッと引き締まっている女性は、あちらのほうもキュッと締まっているに違いない→「いい女だ」、という意味で使われたのではないか、というのですが、筆者は、この説を大いに支持したいと思います。
宮原啓子女史のアキレス腱も、見事に引き締まっておりました。
その上には、スラリとした脚部。脚はスラリとしているのに、ヒップは前後に厚く、しかもキュンと上向きに引き締まって見えます。
いわゆる「美人」というタイプではありませんでしたが、男に「一度は抱いてみたい」と思わせる何かを漂わせている女。宮原啓子は、そういうタイプの女性でした。
そんなインコが、「時の人(鳥)」となったことがあります。
そうです。インコってやつは、飼い主が繰り返し口にする言葉を覚えて、時・所を選ばずそれを復唱する――という、ありがたい……というか、まことにやっかいな性質を持っているんですね。
筆者の旧い友人・小田クンの話をしましょう。
その小田クンが果敢にアタックを繰り返していた女性に、宮原啓子という、年のころ27か28ぐらいの、小股の切れ上がった女性がいました。
余談ですが、「小股」というのは、いったい体のどの部位を表すのかということに関しては、いまだ定説がありません。
先日は、TVで「足の親指と人差し指の股のことを言う」などと得意げに披露していた学者がいたそうですが、多少なりとも文学の心得のある者なら、そんな無粋な解釈はいたしません。
ズバリ、「女陰の陰裂の長さ」とした折口信夫説も捨てがたいのですが、しかし、これだと、裸にしてそこを観察した女性にしか使えない表現になってしまいます。
有力なのは、「股の切れ込み」の深さ・高さを言う――とする説。
しかし、筆者は、女性がきものを着ていて、もちろんハイレグの水着なんてものもない時代に、「小股の切れ上がったいい女」なんぞという判断を、どうやって下したのか、やや疑問を感じます。
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その啓子の部屋に、念願かなって「上陸」かなった小田クン。
そこは、いかにも女の子のひとり暮らしというようなかわいらしい部屋……では、残念ながらなくて、何やら動物臭の漂う、ほどよく散らかった1LDKでありました。
「ごめんね、散らかってて」と、脱ぎ捨てたままベッドの上に放り出された服などを、ポンポンとクローゼットに放り込む大雑把さもまた、わが小田クンの目には、「気取らない彼女の魅力」と映ったようであります。
ま、わからないではありません。
筆者も、チリひとつなく片づけられた小ぎれいな部屋よりも、「きのう、ここでオナニーしたな」と感じさせてくれるような、生活感の漂う部屋のほうが、何倍も好きですから……。
「する……? それとも、何か飲む?」
キョロキョロと部屋の中を観察して、彼女の生活の中の「ステキ」のひとつも見つけて、ゆっくり心を解きほぐして……と、それなりに描いていた小田クンのアクセス・プランを見事に無視して、宮原啓子女史は、いきなり、そう切り出してきたのだそうです。
まるで、「港町の娼婦」のような、ちょっと投げやりで気だるい言い方に、小田クンの海綿体は、ズッキューンと反応。愚かなるわが友・小田クンは、「しようか……」と満面に笑みをたたえ、パンツのベルトを外したのでありました。

小田クンによれば、啓子女史は脱ぎっぷりもよかったのだそうです。
着ていたTシャツをサーッとめくり上げて頭から抜き取ると、それを部屋の片隅に放り投げ、いささかきつめのジーンズも、腰をビミョーにくねらせながら、足の先まで下ろすと、足をプルップルッと振って、それも床に脱ぎ捨てる。
長い髪を両手で手早くシニヨンにまとめてバレッタで留めると、下着一枚の姿でベッドに潜り込んで、鼻の上まで引き上げたシーツの縁から目だけをのぞかせ、「来て」とハスキーな声で呼びかける。
小田クンは、パンツの中で仰角120度ほどにそそり立った海綿体を手でなだめながら、彼女の体に重なって――と、そこまでは、事は想像をはるかに超える順調さで進行したのであります。
そのときでした、彼女の口からあらぬ言葉が発せられたのは――。
「入れて、入れて」
い、いきなりかよ!
しかし、わが小田クンは、いささかその声に違和感を感じました。
というのも、その声が自分の頭の後ろのほうから聞こえてきたような気がしたからです。
気のせいか……。
そう思って、再び、彼女の体に覆いかぶさると、また、声がするのです。
「入れて、入れて。奥まで入れて!」
まるで、「ホーチキ、つけて!」のような、その声。
小田クンが思わず振り返ると、彼女の部屋の窓際に、小さな鳥かごが吊り下げられているのが見えました。
なんと、声の主は、その鳥かごに鎮座ましますインコだったのです。

なんだ、インコか。
そうだよな、啓子さんが、そんなはしたないこと言うわけないよな――と安心して、彼女の体を愛撫にかかる小田クン。
しかし、そこで小田クンは、ハタ……と気づいたのです。
インコがそんなことをしゃべるということは……。
そうです、小田クン。
インコが聞いてもいない言葉をしゃべるわけがない。
その言葉を学習してしゃべるようになったということは、そのインコちゃんは、この部屋で繰り返し、その言葉を耳にした――ということなんですよ。
そのことに気づいた小田クンは、目の前に身を投げ出している宮原啓子女史の奔放なるセックス・ライフに思いいたって、ゾッ……となりました。
しかし、ゾッとすると同時に、小田クンの中ではメラメラと嫉妬の炎が燃え上がり、彼女の体に猛烈アタックを敢行したのでありました。
ちなみに、彼女の愛するインコは相当に学習能力が高いらしく、その後も、覚えているボキャブラリーを次々に披露してくれました。
その中には、彼女の過去の男たちの性癖を想像させるものも、少なからずありました。
「お願い、ぶたないで」
「痛いの、イヤ、イヤ――ッ!」
最後は、「イッちゃう――ッ!」の声を頭の後ろと前から、ステレオで耳にしながら、小田クンは見事、往生を果たしたのでありました。
以上は、今回の迷い子インコの報道を聞いて思い出した、小田クンのアバンチュール。
なわけなので、鳥好きのみなさん、もしもインコをお飼いになるのでしたら、寝室ではお飼いにならないほうがいいですよ――という話をご紹介させていただきました。
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管理人は、常に、フルマークがつくようにと、工夫して記事を作っています。
みなさんのひと押しで、喜んだり、反省したり……の日々です。
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