「カレの母親」「彼女の父親」を、まず落とせ!

ひとりの女または男と本気でつき合おうとするとき、
最大の障壁として立ちはだかるのは、
「彼女の父親」または「カレの母親」です。
モテる人間は、まず、この障壁を取り払います――。
エロ 官能小説 モテ 不倫
M は「男からのモテ技」、 W は「女からのモテ技」、 N は「男女共通のモテ技」です。
昔の人は、うまいことを言うものです。
将を射んとせば、馬を射よ。
敵将を弓矢で射ようとするのなら、まずは、その将がまたがっている馬を射なさい――というわけです。
馬に矢が当たれば、馬は倒れます。馬が倒れれば、それにまたがった敵将も落馬します。そこを射かければ、簡単に仕留められるではないか、というんですね。
この「将」を「彼女」または「カレ」と考えれば、では、「馬」とは何か?
「彼女」または「カレ」と交際するにあたって最大の障壁となるもの。そうです、「将」が「彼女」であれば、その「父親」。「将」が「カレ」であれば、その「母親」ということになります。
この格言は、しばしば、男女交際の心得としても引用されますが、その意味はこうなるわけです。
娘とつき合いたいのなら、
まず、父親であるオレを射落としてみろ!
息子とつき合いたいのなら、
母親である私を射落としてみなさいよ。
そうは言われても――と、二の足を踏む人も多いかと思います。
「彼女の父親」または「カレの母親」。この2頭の馬は、太古以来、人類がもっとも苦手としてきた馬だからです。
かく申すわたくし・長住も、苦手でした。苦手なので、「お嬢さんを私にください」なんてことが言い出せないままに、もう5年もズルズル……と、当時の彼女と交際を続けていたのですが、そこへ現れたんですね。いきなり「馬」射抜いてしまう男が……。
将を射んとせば、馬を射よ。

敵将を弓矢で射ようとするのなら、まずは、その将がまたがっている馬を射なさい――というわけです。
馬に矢が当たれば、馬は倒れます。馬が倒れれば、それにまたがった敵将も落馬します。そこを射かければ、簡単に仕留められるではないか、というんですね。
この「将」を「彼女」または「カレ」と考えれば、では、「馬」とは何か?
「彼女」または「カレ」と交際するにあたって最大の障壁となるもの。そうです、「将」が「彼女」であれば、その「父親」。「将」が「カレ」であれば、その「母親」ということになります。
この格言は、しばしば、男女交際の心得としても引用されますが、その意味はこうなるわけです。
娘とつき合いたいのなら、
まず、父親であるオレを射落としてみろ!

息子とつき合いたいのなら、
母親である私を射落としてみなさいよ。

そうは言われても――と、二の足を踏む人も多いかと思います。
「彼女の父親」または「カレの母親」。この2頭の馬は、太古以来、人類がもっとも苦手としてきた馬だからです。
かく申すわたくし・長住も、苦手でした。苦手なので、「お嬢さんを私にください」なんてことが言い出せないままに、もう5年もズルズル……と、当時の彼女と交際を続けていたのですが、そこへ現れたんですね。いきなり「馬」射抜いてしまう男が……。

彼女、仮の名を「佳恵」としておきましょうか。そしてその男の名を「武雄」としておきましょう。
佳恵は、けっこうモテる女でしたから、食事や飲みに誘う男は、少なくありませんでした。私というステディがあることを知りながら、声をかけてくる「命知らず(?)」な剛の者もいました。武雄も、そんな男のひとりでした。
デートすれば、たとえそれが食事だけのデートであったとしても、家の近く、せめて最寄駅ぐらいまで送ってくれるのは当たり前。バブルの申し子のような彼女でしたから、「それくらいはマナーだよね」と思っているフシがありました。
なので、武雄クンが「送るよ」と言ってくれたときも、「ありがとう」と、素直にカレが運転するクルマの助手席に乗り込んだのだそうです。
彼女の家は、駅からもちょっと離れていて、途中、寂しい夜道を歩かなくてはなりません。「ひとりで歩くの、怖かったし」という彼女にとって、武雄クンの申し出は、「すごくありがたかった」と言うのですが、それだけなら、ごく当たり前のマナーにすぎなかったはずです。
しかし、武雄クンの行動は、佳恵の考える「マナーの範囲」を越えていました。

都心から1時間近く走って、やっと、家の近くまで来たときのことです。

あんまり家の前までっていうのもいかがなもの――と思って、「ここらへんで」と言ったのですが、武雄クンは、「いいから、いいから」と、とうとう、家の前まで来てしまったんだそうです。

そう言って助手席のドアを開け、車から降りた佳恵でしたが、エッ!? エーッ!?
なんと、武雄クンも運転席のドアを開けて、降りてくるではありませんか。

ショージキ言うと、佳恵は、「それ、困るゥ」と思ったそうです。
そりゃそうでしょう。まだ、つき合うともなんとも決めてない相手なんですから。何と言って紹介したら――と、ふつうだったら思いますよね。
ところが、武雄クンは、そんなことにはおかまいなしに、さっさと玄関の前へ。
しょうがないので、「ただいまぁ」とドアを開け、出てきた母親に「送っていただいたの」と報告したら、まずいことに父親までが出て来たんだそうです。
佳恵の父親は、ちょっとうるさいタイプ。こんな時間まで男と……なんて知れたら、めんどうなことになるぞ――と思っていると、武雄クン、いきなり背筋を伸ばして、口上(?)を述べ始めた、というのです。

佳恵の父親も、母親も、あわてて居ずまいを正して、「それはごていねいに、どうも…」なんて口ごもっています。
「お上がりになってお茶でも……」と、母親がすすめるのを、「いえ、きょうはもうこんな時間ですから。いずれあらためてごあいさつにうかがわせていただきます」と、きっぱり謝辞。さっそうと帰っていった姿に、父親も、母親も、しばらくあ然としていた――とかいないとか。

それから数日後、父親がボソッと、佳恵に言ったのだそうです。

それは、「あいつを呼べ」という父親流の言い方のように、佳恵には聞こえたのだそうです。
ちなみに、愚かな長住は、そのときまだ、彼女の父親と面と向かい合って酒を酌み交わしたこともありませんでした。
私の正直な感想。
やられちまったなぁ――でした。
どうやら、佳恵より先に父親のほうが、武雄クンを気に入ったようで、以後もたびたび彼女の家を尋ねるようになった武雄クンに佳恵の心も溶解。ほどなくふたりは婚約して、私の前から消えていったのでした。

「親と会う」は、「本気」を示す唯一絶対の条件
相手の親にあいさつする、というのは、「ボクはあなたと本気でつき合いますよ」という意思表示。これをいきなりやっちゃったわけですね、わがライバルは。
遅れを取った長住が、バカと言えばバカでした。
男性にとっては、彼女の父親。女性にとってはカレの母親。このふたりは、娘というひとりの女性、息子というひとりの男性をめぐって張り合う関係にあるライバル同士。交際を進める上では、最大の障壁となる存在です。その障壁を、最初に突破してみせた――という時点で、この勝負は、残念ながら決着がついた、と言うべきでありましょう。
ただし、単に遊びでつき合いたいと考えている女性には、この強引さは引かれてしまうかもしれません。勝算60%以上という場合に限り、有効な手段、と申し上げておきましょう。
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