人は、自分に「いい評価」をくれる人間を「好き」になる

法則14 人は自分を評価してくれる程度に応じて相手を「好き」になる
人は自分をホメてくれる相手を「好き」になります。
問題はそのホメ方。美人に向かって「きれいだね」と
ホメても効果がないのです。では、どうすれば……?
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自分をいつもホメてくれる相手と、いつもけなしてばかりの相手がいたら、みなさんだったら、どちらの人間に「好意」を感じますか?
M(マゾ)的性質の強い人間だと、自分をけなしたり、責めてばかりいる相手に心を奪われていく――ということもあるかもしれませんが、たいていの場合は、前者=自分をホメてくれる相手、のほうだと思います。
心理学的には、こう言って差し支えないかと、私は思います。
人が人に対して抱く「好意」の程度は、
相手が自分を「評価」してくれる程度に応じて高くなる。
もちろん、恋愛の世界でも、この原理は有効です。
想いを寄せる相手の「好意」を引き出そうとしたら、その相手を「評価」してあげることが重要――というわけです。
さて、この「評価」とは何か?
ただ、ホメればいいのか?
今回は、そんな話をしてみたいと思います。

「評価」と「賞賛」は、似て非なるもの
たとえば、あなたの前に、だれもが「美人」だと認める女性がいるとします。仮に、名前を「ひとみさん」としましょうか。
あなたは、他のだれもがそうするように、このひとみさんに向かってこんな言葉を投げかけます。
ほんと、ひとみさんって、いつ見てもきれいだね。
一応、ホメ言葉ではあります。
しかし、こういうホメ方が、ひとみさんをほんとうに「評価」したことになるか――というと、ちょっと「?」が付きます。
「きれいだね」は、みんなが彼女をそう評している言葉を、そのまま繰り返したにすぎません。
わたくし・長住は、こういうホメ方は、ただの「賞賛」であって「評価」に非ず、と考えています。
おそらく、あきるほど聞かされたであろうそんな賞賛の言葉を耳にしても、ひとみさんはあまりうれしくないかもしれない。うれしくないので、その言葉によって「好意」が芽生えるということも、期待薄です。
では、こういうホメ方だったらどうでしょう?
ひとみさんって、笑うと目の色が明るくなるんだね。すごくきれいな目になるよ。
さっきは、言いすぎてゴメン。でも、ちょっと怒ったときの顔、すごくかわいかったよ。
長住は、こういうホメ方のほうが、数段、インパクトがあると思います。
同じようにひとみさんをホメているのですが、こちらのホメ方には、きちんと「評価」が加えられています。
あなたをよく見ているから気づいたんだけど、
あなたの○○なところ、とてもステキだね。
と言ってるんですね、この例では。
つまり、これが「評価」。
「評価」とは、相手がやったこと、考えていること、身につけていることをちゃんと認めて、それに自分の判断を下すことを言います。
そういう「評価」を加えてホメられると、言われた相手は、「この人は自分のことをちゃんと見てくれている」と感じ、しかもそこに「高い評価」が与えられたことに感動して、心が動くわけです。
これは、男性の場合も同じです。
では、どんな「評価」だったら、言われたほうの心が動くのか、ポイントをいくつかまとめてみます。
M(マゾ)的性質の強い人間だと、自分をけなしたり、責めてばかりいる相手に心を奪われていく――ということもあるかもしれませんが、たいていの場合は、前者=自分をホメてくれる相手、のほうだと思います。
心理学的には、こう言って差し支えないかと、私は思います。
人が人に対して抱く「好意」の程度は、
相手が自分を「評価」してくれる程度に応じて高くなる。
もちろん、恋愛の世界でも、この原理は有効です。
想いを寄せる相手の「好意」を引き出そうとしたら、その相手を「評価」してあげることが重要――というわけです。
さて、この「評価」とは何か?
ただ、ホメればいいのか?
今回は、そんな話をしてみたいと思います。

「評価」と「賞賛」は、似て非なるもの
たとえば、あなたの前に、だれもが「美人」だと認める女性がいるとします。仮に、名前を「ひとみさん」としましょうか。
あなたは、他のだれもがそうするように、このひとみさんに向かってこんな言葉を投げかけます。

一応、ホメ言葉ではあります。
しかし、こういうホメ方が、ひとみさんをほんとうに「評価」したことになるか――というと、ちょっと「?」が付きます。
「きれいだね」は、みんなが彼女をそう評している言葉を、そのまま繰り返したにすぎません。
わたくし・長住は、こういうホメ方は、ただの「賞賛」であって「評価」に非ず、と考えています。
おそらく、あきるほど聞かされたであろうそんな賞賛の言葉を耳にしても、ひとみさんはあまりうれしくないかもしれない。うれしくないので、その言葉によって「好意」が芽生えるということも、期待薄です。
では、こういうホメ方だったらどうでしょう?


長住は、こういうホメ方のほうが、数段、インパクトがあると思います。
同じようにひとみさんをホメているのですが、こちらのホメ方には、きちんと「評価」が加えられています。
あなたをよく見ているから気づいたんだけど、
あなたの○○なところ、とてもステキだね。
と言ってるんですね、この例では。
つまり、これが「評価」。
「評価」とは、相手がやったこと、考えていること、身につけていることをちゃんと認めて、それに自分の判断を下すことを言います。
そういう「評価」を加えてホメられると、言われた相手は、「この人は自分のことをちゃんと見てくれている」と感じ、しかもそこに「高い評価」が与えられたことに感動して、心が動くわけです。
これは、男性の場合も同じです。
では、どんな「評価」だったら、言われたほうの心が動くのか、ポイントをいくつかまとめてみます。

「資質」よりも「業績」を評価せよ!
わかりやすく言うと、「持って生まれたもの」よりも「努力して獲得したもの」を評価されたほうが、人は喜ぶ――ということです。
簡単な例で言うと、「きれいだね」よりも「きれいになったね」のほうがうれしい、ということですね。
「持って生まれたもの」とは、たとえば、「背が高い」とか「頭がいい」とか「胸が大きい」とか「目が青い」とか……だったりするわけですが、そういうところを評価しても、ホメられた本人は、「自分がホメられた」という気には、あんまりなりません。
なぜか?
人は、自分がそのために努力したり、工夫したり、汗をかいたりしたことを、「きちんと評価してもらいたい」という願望を持っているからです。つまり、もともと持っている「資質」よりも、その「業績」を評価してほしい――と思っているんですね。
なので、「頭、いいんだね」と言われるよりも、「よく勉強したね」と言われたほうがうれしいわけです。
単に、「資質」をホメるだけのホメ方と、「業績」を評価するホメ方、いくつか、例を挙げておきますので、参考にしてみてください。
資質をホメる スタイル、いいんだね。
業績を評価する 最近、体が引き締まってきたね。何かやってるの?
資質をホメる ○○さんって、仕事できるんだね。
業績を評価する A社の仕事、取ったんだってね。よくガンバったよねェ。
業績を評価する 最近、体が引き締まってきたね。何かやってるの?
資質をホメる ○○さんって、仕事できるんだね。
業績を評価する A社の仕事、取ったんだってね。よくガンバったよねェ。

「意外と」が付く「ホメ・ポイント」を探せ!
人からよくホメられる人というのは、「ホメられる」ということに慣れています。
最初に挙げた「ひとみさん」の例でもご紹介しましたが、だれもがホメる言葉を繰り返しても、その人の心を揺さぶるというところまでいきません。
大事なのは、
「私はあなたのことをよく見ているんですよ」
⇒「だから、あなたのこんなよさにも気づくんですよ」
ということが、相手に伝わるようなホメ方をする、ということです。
「ひとみさん」の例でも、触れましたが、ここではさらなる上級ワザを!
ポイントは、「意外と」です。
キミ(あなた)って、意外と○○なんだね。
と言えるような「ホメ・ポイント」を探す、ということです。
「意外と」には、次のような意味が込められています。
《みんなは、キミ(あなた)を○○な人間だと言っているようだけど、
実は、あなたには、○○ではなくて、××な部分もある。
私は、あなたが意外と××であるところが、とても好きだし、そこを評価してるんだよ》
実は、あなたには、○○ではなくて、××な部分もある。
私は、あなたが意外と××であるところが、とても好きだし、そこを評価してるんだよ》
だれも指摘しない部分を、「意外と××」とホメられた人間は、自分にそんな評価を下した人間に興味を覚え、そして、それが「意に沿わない」ホメ方でない限り、そんな評価を下してくれた人間に「好意」を抱くようになります。
これ、恋愛の世界でもよく使われる手法なんですよね。
いくつか、サンプルを挙げておきますので、よかったら、応用して使ってみてください。

キミって、意外と質素なんだね。

Bさんって、意外と家庭的な人なんですね。

C子って、意外と一途なところがあるんだね。
余談ですが、筆者は、男であろうと、女であろうと、その人間の「意外な一面」を見つけるのが、けっこう「趣味」だったりします。
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