恋の炎に火を点ける「三角の法則」

法則12 恋の情熱は「三角」に燃える
1対1の完結した関係よりも、そこに点が1つ加わって
「三角」になった関係のほうが、恋は燃え上がる——
という説があります。今回は「三角の法則」について。
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「三角関係」という言葉をよく耳にすると思います。
おしゃれに言うと、「トライアングル」……ですか?
実は、この「トライアングル」こそ、恋の醍醐味である――という説があるのですね、恋愛の世界には。
1対1で完結している関係は、ただの「線」にしかなりません。曲げたり、ねじったりしてみても、「一本の線」であることに変わりありません。始点があり、終点があるだけの関係です。
ここに「点」をひとつ加えて、3つの点を結ぼうとすると、「三角形」になります。点を加える位置によって、「正三角形」になったり、「二等辺三角形」になったり、「直角三角形」になったりしますが、いずれにしても、この「三角」という形は、とても不安定です。
人間は、そういう不安定な状態に置かれたほうが、緊張感が生まれ、情動も激しくなります。なので、「恋とは、激しくパッション=情熱を燃やすことだ」と思っている人たちの中には、
三角関係こそ、恋である。
と豪語する人もいたりするわけですね。
実際、世の中の「恋物語」は、ほとんどといっていいくらい、「三角関数」を含んでいます。というより、それがないと、「ラブ・ストーリー」は作れません。
かく申し上げる長住も、この「三角関係こそ恋である」説に賛同する者のひとりではあるのですが、といって、自ら好んで「三角関係」の炎の中に身を投じるかというと、「ウーン、ちょっと……」かもしれません。
というのもですね、この「トライアングル」の緊張感の中に身を置くというのは、けっしてラクなことではないからです。というか、疲れます。
なので、私は、自ら好んで「三角関係」を作り出そうとは思いません。しかし、恋した結果が「三角関係」になるとしても、それを恐れたりはしません。
そんなことを恐れていたのでは、そもそも恋なんてできない――と思うからです。
自ら好んで「三角」を作り出すか、恋した結果が「三角」になったかはともかくとして、この「トライアングル」には、いくつかのパターンがあります。
ちょっと整理してみましょうか――。
おしゃれに言うと、「トライアングル」……ですか?
実は、この「トライアングル」こそ、恋の醍醐味である――という説があるのですね、恋愛の世界には。
1対1で完結している関係は、ただの「線」にしかなりません。曲げたり、ねじったりしてみても、「一本の線」であることに変わりありません。始点があり、終点があるだけの関係です。
ここに「点」をひとつ加えて、3つの点を結ぼうとすると、「三角形」になります。点を加える位置によって、「正三角形」になったり、「二等辺三角形」になったり、「直角三角形」になったりしますが、いずれにしても、この「三角」という形は、とても不安定です。
人間は、そういう不安定な状態に置かれたほうが、緊張感が生まれ、情動も激しくなります。なので、「恋とは、激しくパッション=情熱を燃やすことだ」と思っている人たちの中には、

と豪語する人もいたりするわけですね。
実際、世の中の「恋物語」は、ほとんどといっていいくらい、「三角関数」を含んでいます。というより、それがないと、「ラブ・ストーリー」は作れません。
かく申し上げる長住も、この「三角関係こそ恋である」説に賛同する者のひとりではあるのですが、といって、自ら好んで「三角関係」の炎の中に身を投じるかというと、「ウーン、ちょっと……」かもしれません。
というのもですね、この「トライアングル」の緊張感の中に身を置くというのは、けっしてラクなことではないからです。というか、疲れます。
なので、私は、自ら好んで「三角関係」を作り出そうとは思いません。しかし、恋した結果が「三角関係」になるとしても、それを恐れたりはしません。
そんなことを恐れていたのでは、そもそも恋なんてできない――と思うからです。
自ら好んで「三角」を作り出すか、恋した結果が「三角」になったかはともかくとして、この「トライアングル」には、いくつかのパターンがあります。
ちょっと整理してみましょうか――。

友人同士の2人が、同じ異性を好きになってしまった
これ、よくある話ですよね。
武者小路実篤の『友情』以来、文学のテーマとしても散々取り上げられてきた設定です。
自分の恋慕を貫くべきか、それとも友情に殉じて、その「想い」は胸の奥に封印すべきか――登場人物は、それぞれに苦しい葛藤を経たのち、愛を結実させていくふたりを、もうひとりが祝福する。小説だと、そんな形で終わることが多いのですが、現実は、そう簡単ではありません。
現実的に、こういう状況下に置かれた「友人同士」がとる行動パターンは、
①ふたりがけん制し合って、どちらも対象への想いをあきらめてしまう。
②どちらかがこっそりと対象に接近して関係を深め、それが原因で、ふたりの友情が壊れてしまう。
③「どちらかを選べ」と対象に選択を迫り、嫌気の差した対象が、どちらからも距離を置くようになる。
④友だち思いの一方が、もうひとりをけしかけて対象との恋を成就させ、「これでよし」と自らを納得させる。
⑤公正な競争の結果、どちらかが対象をゲットし、もう一方は、ふたりを祝福する。
⑥自分にアドバンテージがあることを知っている一方が、もうひとりを気遣って身を引こうとするが、対象に言い寄られて、結局は、友情を犠牲にする苦渋の道を選ぶ。
⑦友だちを思いやるフリをし、応援するフリをしながらも、対象の想いが自分に向くように、策略をめぐらす。
②どちらかがこっそりと対象に接近して関係を深め、それが原因で、ふたりの友情が壊れてしまう。
③「どちらかを選べ」と対象に選択を迫り、嫌気の差した対象が、どちらからも距離を置くようになる。
④友だち思いの一方が、もうひとりをけしかけて対象との恋を成就させ、「これでよし」と自らを納得させる。
⑤公正な競争の結果、どちらかが対象をゲットし、もう一方は、ふたりを祝福する。
⑥自分にアドバンテージがあることを知っている一方が、もうひとりを気遣って身を引こうとするが、対象に言い寄られて、結局は、友情を犠牲にする苦渋の道を選ぶ。
⑦友だちを思いやるフリをし、応援するフリをしながらも、対象の想いが自分に向くように、策略をめぐらす。
ざっと、こんなところではないでしょうか。
ちなみに、武者小路の『友情』のパターンは⑥でした。

妻ある男、夫ある女を、それでも愛してしまう
これも、おなじみのパターンだと思います。
中には、相手に「伴侶がいる」とは知らずに近づいて……というケースもあるようですが、たいていの場合は、それを知りながらというパターンのようです。
問題は、そのときの心の持ちようです。
相手には、愛する(かどうかはわかりませんが)妻または夫がいる。
「それでも愛する」と「それだから愛する」――世の中には、この2種類の人間がいる、と私はニラんでいます。
「それでも愛する」というタイプは、「伴侶あり」を「恋の障壁」として意識しています。ほんとうは、そんな障壁はないほうがいいのだけれど、「好きになってしまった」のだから仕方がない。相手の「伴侶」も、それを知ったら苦しむに違いない。しかし――というタイプです。
「それだから愛する」というほうは、確信犯です。
このタイプは、さらに2タイプに分かれます。
ひとつは、「伴侶がいれば、しつこくつきまとわれることもないだろうから、後腐れなくつき合える」と考える《割り切り型》です。もともと、男女の深い関係を望まないタイプなので、「既婚者」なら「火遊び」ですむだろうと、あえて「不倫」の道を選ぶわけですね。
もうひとつは、「妻ある男、夫ある妻……という危険な関係に、かえって情欲が湧き立つ」という《官能型》です。もともと「スリル」こそ「恋の醍醐味」と考えているタイプなので、「彼女、結婚してるのよ」「奥さんとラブラブらしいよ」などと聞くと、恋の炎がメラメラと燃え上がってしまうのですね。
どちらかと言うと、このタイプは、男性に多いようです。中には、「人妻」と聞いただけで、ゾクゾクし始める、というマニアもいます。

「人が好きになるもの」を自分も「好き」になってしまう性質
いますよね、こういうタイプ。
人の持ち物を見ては、「いいな、それ。私も買おうかな」などと言い出す。
人が着ている服を見ても、「いいな」と思うと、自分も同じものを買ってきて着てしまうので、マネされたほうは、二度とその服が着られなくなってしまう。
これを、恋愛でもやってしまうんですね。
こういうタイプの前で、うかつにもこんなことを口にしてしまうと、少し危険かもしれません。


悪気はないのかもしれません。
しかし、このタイプは、きわめて「洗脳」されやすい性質を持っています。人が「いいなぁ」とホメたとたんに、それまで何とも思ってなかった男または女を、自分も「いいなぁ」と思い始め、いつの間にか、言い出した本人よりも熱心にアプローチして、ちゃっかりゲットしてしまったりもするわけです。
このタイプには、自分のターゲットは明かさないほうがいいかもしれません。

とにかく、奪うことにのみ快感を感じるタイプ
いちばん始末に負えないのが、このタイプかもしれません。
人の妻であろうが、夫であろうが、恋人であろうが、かまわず奪ってしまうタイプです。
そして、このタイプの始末に負えないところは、奪って「自分のものとしてキープする」という意思を、ほとんど持ってないというところです。
というのも、このタイプが萌えるのは、「奪う」という行為そのもの。奪ってしまうと、とたんにモチベーションが低下して、放り出してしまうので、奪われたほうは、「あんなに激しく奪っておきながら、何よ」と傷つくことになるわけです。
世に「ドンファン」と呼ばれるのは、たいてい、このタイプ。
このタイプのハートを燃やし続けるためには、たとえゲットされてしまっても、「私(オレ)の心は、あなた(おまえ)のものじゃない」というポーズをとり続けるしかありません。
他にも、いろんなパターンがありそうですが、ま、だいたいは、以上4つが主な「トライアングル」の形。
さて、このパターンを知っておけば、「三角の法則」を「カレ・彼女のハートを燃やすテク」として利用することもできます。
その話は、また、機会を改めてしてみようかと思います。
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管理人は、常に、下記3つの要素を満たすべく、知恵を絞って記事を書いています。
みなさんのポチ反応を見て、喜んだり、反省したり……の日々です。
今後の記事作成の参考としますので、正直な、しかし愛情ある感想ポチを、どうぞよろしくお願いいたします。



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