人がその恋をあきらめる「障害」の程度について

法則11 人が障害のある恋に挑む程度は「得られる報酬」に比例する
人はどの程度の障害があれば、その恋をあきらめる?
そこにはたらくのは、得られる報酬が大きいほど、
支払う労力も高くなるという「費用対効果」の法則です。
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前回は、「障害のある恋」にのめり込む人たちがいる、それはなぜか――という話をしました。
それは、ひとつには、「障害」の存在が「征服欲」をかき立てるからであり、もうひとつには、「自分が何とかしてあげたい」という「庇護欲」を刺激されるからである――と申し上げました。
しかし、そうはならない人たちもいます。
世の中には、「障害」がまったくない恋なんて存在しない、と私は思っているのですが、「障害」を乗り越えようという意思をまったく持たないか、ものすごく希薄な人たちは、「皮をむくのが面倒だから夏みかんを食べない」というのと同じ理由で、「障害」の存在に気づいたとたんに、その恋をいとも簡単にあきらめてしまいます。
エーッ!! 借金があるの? 止めた。
エーッ!! 結婚してたの? ちょ、ちょっと待ってよ。
なんだって!! 子どもがいる? 2人も? なんで最初にそれ、言わないの?
ま、こういう障害なら、筆者も二の足を踏むやもしれません。
根性なしの筆者は、もっと低い「障害」でも、足を止めてしまいます。
エーッ!! キミのお父さん、ボクより3つも年下?
実際、過去、2度ほど、そのような理由で、燃え上がりかけた恋の炎に水をブッかけてしまいました。
なわけなので、「障害」は、その種類や程度によっては、恋の炎を「鎮火」してしまう場合もある、人によっては――と、本日は、そのような話をしてみようかと思います。

「障害」のある恋に挑む程度は、得られる成果に比例する
問題は、「障害」がどの程度のものであれば、恋のモチベーションを低下させてしまうか――ですが、ひとつには、これは《費用対効果》という観点から決定されます。
ここで言う「費用」とは、「障害」を乗り越えるために要する「労力」のことを言います。
「効果」とは、その「障害」を乗り越えた結果、得られる「愛の果実」の「糖度」、つまり「愛の甘美度」と言っていいかと思います。
簡単に言ってしまうとこういうことです。
ものすごく「いい女」または「いい男」をゲットするためであれば、人は、少々の「障害」程度は乗り越えようとしますが、それほどでもない男や女であれば、ちょっと風が吹いた程度でも、「面倒くさいや」と感じて、下りてしまう。
あるいは、ものすごく「好き」な相手であれば、少々の「障害」ぐらいなら乗り越えて、その愛をゲットしようとしますが、「ちょっと手を出してみるか」程度の相手であれば、「障害あり? めんどくせぇ」と手を引いてしまう。
つまり、こう言って差し支えないと、思います。
人が障害を乗り越えるために支払う「労力」の程度は、
その結果、期待できる「愛の果実」という「報酬」の大きさに比例する。
原則はこうなのですが、この《費用対効果》については、まったく別の原理が働くこともあります。
それは、ひとつには、「障害」の存在が「征服欲」をかき立てるからであり、もうひとつには、「自分が何とかしてあげたい」という「庇護欲」を刺激されるからである――と申し上げました。
しかし、そうはならない人たちもいます。
世の中には、「障害」がまったくない恋なんて存在しない、と私は思っているのですが、「障害」を乗り越えようという意思をまったく持たないか、ものすごく希薄な人たちは、「皮をむくのが面倒だから夏みかんを食べない」というのと同じ理由で、「障害」の存在に気づいたとたんに、その恋をいとも簡単にあきらめてしまいます。



ま、こういう障害なら、筆者も二の足を踏むやもしれません。
根性なしの筆者は、もっと低い「障害」でも、足を止めてしまいます。

実際、過去、2度ほど、そのような理由で、燃え上がりかけた恋の炎に水をブッかけてしまいました。
なわけなので、「障害」は、その種類や程度によっては、恋の炎を「鎮火」してしまう場合もある、人によっては――と、本日は、そのような話をしてみようかと思います。

「障害」のある恋に挑む程度は、得られる成果に比例する
問題は、「障害」がどの程度のものであれば、恋のモチベーションを低下させてしまうか――ですが、ひとつには、これは《費用対効果》という観点から決定されます。
ここで言う「費用」とは、「障害」を乗り越えるために要する「労力」のことを言います。
「効果」とは、その「障害」を乗り越えた結果、得られる「愛の果実」の「糖度」、つまり「愛の甘美度」と言っていいかと思います。
簡単に言ってしまうとこういうことです。
ものすごく「いい女」または「いい男」をゲットするためであれば、人は、少々の「障害」程度は乗り越えようとしますが、それほどでもない男や女であれば、ちょっと風が吹いた程度でも、「面倒くさいや」と感じて、下りてしまう。
あるいは、ものすごく「好き」な相手であれば、少々の「障害」ぐらいなら乗り越えて、その愛をゲットしようとしますが、「ちょっと手を出してみるか」程度の相手であれば、「障害あり? めんどくせぇ」と手を引いてしまう。
つまり、こう言って差し支えないと、思います。
人が障害を乗り越えるために支払う「労力」の程度は、
その結果、期待できる「愛の果実」という「報酬」の大きさに比例する。

原則はこうなのですが、この《費用対効果》については、まったく別の原理が働くこともあります。

「敗北主義」な人間は、勝手に「乗り越えられない障害」を想定する
ここで言う「別の原理」とは、「敗北主義」という原理です。
たとえば、相手がものすごく「いい女」や「いい男」であった場合、「敗北主義」な人間は、頭の中で勝手に「障害」を想定してしまいます。

勝手に「障害」を想定して、闘う前から「敗北」してしまうわけですね。
そのあきらめる程度は、期待できる「愛の果実」=「効果」が大きいほど、高くなります。つまり、こうです。
敗北主義の人間が障害を乗り越えようとするモチベーションは、
期待できる「効果」があるレベルを超えて高くなるほど、低下する。

ここで言う「あるレベル」とは、「自分に見合った」というレベルです。言葉を変えて言うと、「分不相応な相手であるほど、障害を乗り越えようとするモチベーションは低下する」ということになるわけです。

「障害」のレベルが、自分の「能力」を超えていると
もうひとつ、「障害」を前に恋のモチベーションを低下させてしまう原理があるとすれば、それは「能力」の問題です。
「障害」という壁が高すぎて、自分にはとても乗り越えられそうにない――と判断すると、ドン・キホーテでもない限り、「こりゃ、ムリだ」と突進するのをあきらめてしまいます。
しかし、ちょっとムリすれば乗り越えられそうだ――と判断すると、勇気を奮い起こして、果敢なアタックを試みるかもしれません。
その判断は、「障害」の高さと自分の「能力」の程度の比較検討から下されます。
しかし、これらはあくまで相対的な問題です。
ある人間にとっては「その程度の障害なら、なんとかなるよ」と思えるものでも、別の人間にとっては、「そんな高い壁は自分にはムリ」となってしまいます。その差を生み出すのは、「自分の能力」についての「自己評価」です。
簡単に言うと、こうなります。
自分に自信がある人間ほど
乗り越えようという気になる「障害」の限界値は高くなる。

抽象的な話をしてもわかりにくいかと思いますので、不肖・長住が「障害」と感じるだろうと思う事柄を、「障害度」の高い順に並べてみましたので、ご参照ください。

――以下の「障害」リストには、相手や自分の身体的障害や、本人の性格・性癖などは含んでいません。
1・彼女には、反社会的な組織または企業とのつながりがある。
2・彼女は、自分とは絶対に相容れない宗教を、熱心に信奉している。
3・彼女の父親が自分より年下である。
4・彼女には夫または恋人がおり、それは、自分の親しい友人である。
5・彼女には夫または恋人がおり、それは、ものすごく怖い人である。
6・彼女には借金があり、その額が1000万円を超えている。
7・彼女の家族が、こぞって自分との交際に反対している。
8・彼女が謀殺されている仕事は、自分から見て、あまり好ましいとは思えないものだ。
9・彼女には夢があり、いまは恋愛どころではない状況である。
10・彼女には、扶養しなければならない親族がいる。
11・彼女は外国人である。
12・彼女には離婚経験があり、子どもがいる。
13・彼女に目をつけている男がいて、それは、自分の上司や得意先にあたる男だ。
14・彼女には、忘れられない過去の恋があり、いまだにその亡霊を引きずっている。
15・彼女は、過去、自分の知っている男と関係を持ったことがある。
さて、これらの「障害」が発覚したとき、わたくし長住であればどうするか?
以下は、あくまで私の行動基準です。これも、参考までにご紹介しておきましょう。
レベル1 即刻、退散。
ワースト1~3位のような「障害」が発覚したときには、長住は、速攻、「退散」を決意。わかっていれば、「恋の対象」とすることもありません。
レベル2 大いに悩む。
ワースト4~7位の「障害」が明らかになったときは、おそらく長住は、ハムレットのように悩むことでありましょう。悩んだ末にどうするか? それは、そのときにならないとわかりません。
レベル3 発奮して「障害」克服に挑む。
ワースト8~11位の「障害」程度であれば、長住であれば、「何とか乗り越えてみせる」と、闘志を燃やします。
レベル4 ほとんど気にしない。
ワースト12~15位程度の「障害」であれば、長住は、それを「障害」と意識することもないだろうと思います。この程度の「障害」はあって当然、とも思っています。
以上は、私の基準なんですが、みなさんだったらどうでしょうか?
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