恋愛脳には、その小さな「特別扱い=差別化」が効く!

法則7 人は自分を《差別化》してくれる相手に心を動かされる
他の男や女にはしないけど、自分にだけはしてくれる
「特別なこと」。そんな《差別化》に人は心を動かされ、
相手を特別に意識するようになります。その原理は?
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男も、女も、基本的には、こういう性質を持っています。
他の男や女にはしない「ちょっとしたこと」を、自分だけにしてくれる。そんな相手に「おや?」と心惹かれてしまう――という性質です。
いきなり、サプライズなことをしてくれ、というわけではありません。
だれかのためにするごく当たり前の行為に、その相手のためだけに何かをプラスするという程度なのですが、これも立派に、相手にあなたの「好意」や「特別の関心」を伝えるメッセージとなります。
私にも、こんな経験がありました。

彼女が買ってきてくれた弁当のうれしい「おまけ」
まだ、私が某出版社の女性誌編集部に籍を置いていた頃の話です。
私の真向かいの席に、私と同期入社のS子さんという女性が座っていました。仕事はできるし、ちょっといい女でもあり、どこかアンニュイな雰囲気を漂わせる人でもあったので、男子社員の中には、何とか彼女をものにできないかと、触手を伸ばす男もいたのですが、私は、それまで、そういう野心とは無縁のニュートラルな立場を貫いていました。
しかし、彼女はよく、声をかけてくれました。
私、これから弁当買いに行くけど、何か買って来ようか?
締切になると、まるで根か生えたように席に座りっぱなしで作業に没頭する私に、彼女はよく、そうして声をかけてくれました。
じゃ、頼もうかな。生姜焼き弁当……。
弁当代を渡して仕事を続けていると、「フーッ、きょうは、外、冷えてるわよ」などと言いながら、彼女が戻って来ます。「ハイ、お待ち。生姜焼き弁当」と、私のデスクにプラスチックの容器に入った弁当を置きながら、彼女が言うのです。
これ、おまけ。
見ると、栄養ドリンクが一本。
きょうも徹夜なんでしょ? それ、私からの差し入れ。
ショージキに申し上げましょう。その瞬間、私の中に彼女を特別に意識する気持ちが芽生え、そして、私と彼女は、やがて、おつき合いする関係になりました。
他の男や女にはしない「ちょっとしたこと」を、自分だけにしてくれる。そんな相手に「おや?」と心惹かれてしまう――という性質です。
いきなり、サプライズなことをしてくれ、というわけではありません。
だれかのためにするごく当たり前の行為に、その相手のためだけに何かをプラスするという程度なのですが、これも立派に、相手にあなたの「好意」や「特別の関心」を伝えるメッセージとなります。
私にも、こんな経験がありました。

彼女が買ってきてくれた弁当のうれしい「おまけ」
まだ、私が某出版社の女性誌編集部に籍を置いていた頃の話です。
私の真向かいの席に、私と同期入社のS子さんという女性が座っていました。仕事はできるし、ちょっといい女でもあり、どこかアンニュイな雰囲気を漂わせる人でもあったので、男子社員の中には、何とか彼女をものにできないかと、触手を伸ばす男もいたのですが、私は、それまで、そういう野心とは無縁のニュートラルな立場を貫いていました。
しかし、彼女はよく、声をかけてくれました。

締切になると、まるで根か生えたように席に座りっぱなしで作業に没頭する私に、彼女はよく、そうして声をかけてくれました。

弁当代を渡して仕事を続けていると、「フーッ、きょうは、外、冷えてるわよ」などと言いながら、彼女が戻って来ます。「ハイ、お待ち。生姜焼き弁当」と、私のデスクにプラスチックの容器に入った弁当を置きながら、彼女が言うのです。

見ると、栄養ドリンクが一本。

ショージキに申し上げましょう。その瞬間、私の中に彼女を特別に意識する気持ちが芽生え、そして、私と彼女は、やがて、おつき合いする関係になりました。

たかが栄養ドリンク。されど、栄養ドリンク
たかが栄養ドリンク一本で?――と、あきれる方もいらっしゃるかもしれません。しかし、「プラスワン」の価値とは、そういうものではありません。
彼女が差し出した栄養ドリンク一本という「おまけ」は、徹夜仕事に臨むことになりそうな私のために、彼女が彼女の意思で「特別」に、しかも「排他的」に、私だけに与えてくれた「プラスワン」でした。もし、そのとき、他にも「ボクの弁当も」と頼む人間がいたら、彼女は、そういう「特別の配慮」を私だけに示すということは、恐らくしなかっただろうと思います。
そんな露骨な「特別待遇」はしないけれど、そっと、私だけにわかるように、彼女の特別の「プラスワン」を示してくれた。それがわかったので、私は、「おや?」と彼女を意識するようになり、そして、どんどん惹かれていったのです。
同じような話は、他にも、ゴロゴロ……というぐらい、転がっていました。
留守中の伝言メモに、「いつもお疲れさまです。あまりムリしないでくださいね」と、小さな字で添えられたひと言(←これも「おまけ」です)で、ハートを射抜かれてしまった――という男もいました。
男性ばかりじゃありません。出張からのお土産にその土地の銘菓を買ってきて、みんなに配っていた先輩の男性社員に、「キミには、コレをおまけ!」と神社の「お守り」を渡された女性がいました。それは、「良縁にご利益あり」と、女の子の間でちょっと人気になっていた、さる神社の「お守り」。
ふつうに考えると、「いい男、見つけろよ」という励ましのように見えますが、その先輩男性は、「だれでもいいってわけじゃないからな」とひと言。そのひと言が、なぜかそのとき、彼女の琴線に触れて、それ以来、その男性を特別に意識するようになった――と言うのです。

その「小さなおまけ」は、「小さい」からこそ効く
もうおわかりかと思いますが、上記の例に出てきた「プラスワン」は、私が心を動かされた栄養ドリンクにしても、伝言メモに添えたひと言にしても、出張先からの「お守り」にしても、どれも「小さなおまけ」です。
この「小さな」というのが、実はひとつの、それもかなり重要なポイントなのです。
先の「弁当に栄養ドリンクをブラス」を例にとりましょうか?
もし、このときの彼女が、「栄養ドリンクなんてケチなことを言わず、ドーンと、手作りの弁当でも差し入れするか」とやったら、そのとき、私はどう思ったでしょう?
すでに私の中に、彼女を「好きだ」という気持ちが芽生えていれば、「オーッ!」と感激して、一気に「好き」のボルテージが高まったかもしれません。
しかし、まだ「好き」かどうかもわからない――という状態でそれをやられたら、私は、「エッ、何で?」と戸惑ってしまったかもしれません。もしかしたら、素直に受け取っていいものかどうか、迷ってしまったかもしれません。
相手の「好き」が確認できてない、予想もできてない状態での、「いきなり手作りの弁当」という「プラスワン」は、いささかヘビーすぎるのです。受け取るほうにも、差し出すほうにも、ストレスがかかります。
万が一、その「好意」を相手が喜んで受け取ってくれなかったら、「これを」と差し出したほうは、それなりに心に痛手を受けることになりますし、素直に「ありがとう」と受け取れなかったほうにも、重い負荷がのしかかってしまいます。
しかし、買ってきた弁当にサラリと栄養ドリンクを付け足す程度の「プラスワン」なら、たとえ「要らない」と言われても、大した傷は残りません。
まだ、相手の気持ちがわからない状態での「プラスワン」は、この程度の「小さなプラス」でちょうどいい。まず、このことを覚えておいていただきたいのです。

恋愛は、その小さな《差別化》から始まる
その原則を頭に入れた上での話ですが、こうして特定の相手にだけ示す「プラスワン」は、ほかの男や女たちから目的の相手だけを特別扱いする《差別化》という効果を生みます。
「差別」と言うと、何だかよくないことのように思う人もいるかもしれませんが、「差別」と「差別化」は、まったく異なる精神的作業です。
「差別」は、主に社会的待遇などについて行われ、人を正当な理由なく、不当に低く評価したり、冷遇したりすることを言う場合が多いのですが、「差別化」は、「自分は、他の人たちとはここが違っている」と主張したり、「あの男は、他の男とはちょっと違う」などと特別に評価したり、「わが社の製品は他社製品に比べてここが優れている」と優位性を主張したりするときに行われます。
私は、こう言っていいかと思います。
恋愛とは、特定の男または女を、他の多くの男や女から、
《差別化》する高度な精神的作業である。

その人だけに特別に示す「プラスワン」は、その《差別化》の一プロセス。恋愛は、このささやかな《差別化》から始まる――と言っていいかと思うのですが、何しろ《差別化》ですから、これをみんなの前で露骨にやると、「えこひいき」と取られてしまいます。
ここに示したような「プラスワン」は、本人にだけわかるように、さりげなく、そっと提示するのが原則。これをまず、頭の隅っこに入れておいていただきたいと思います。
さて、そうして、あなたが想うその男性あるいは女性を、その他大勢から《差別化》しようとするときに、もうひとつ大事になることがあります。
それは、
あなたが提供しようとする「プラスワン」は、
はたしてその人がほんとうに望んでいる「プラスワン」かどうか?

という問題です。
せっかく勇気を奮って提示した「プラスワン」なのに、相手にとっては、ただの「余計なお世話」でしかなかった――では、恋愛につながるどころか、かえって相手の心を遠ざけてしまうことにもなりかねません。
そんな悲しい喜劇を避けるために必要なのは、何か?
相手がほんとうは何を望んでいるか――という、「ニーズ」の把握です。
そのニーズを的確に捉えるために必要な能力。それは「記憶力」です。
その話は、また機会を改めてしてみたいと思います。
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