「器量がわるい」を気に病む人につけるクスリ

持って生まれた「器量」のわるさを嘆く。
だれにもそんな時期があるかもしれません。
しかし、「器量がわるい」は、「お買い得」でもある。
そう考えると、人生、捨てたものではなく……。
だれにもそんな時期があるかもしれません。
しかし、「器量がわるい」は、「お買い得」でもある。
そう考えると、人生、捨てたものではなく……。
メンタル エロ 恋愛観 男の心理 女の心理 官能小説


鏡を見ては、そんなため息をもらす人もいるかもしれません。
不肖・長住にも、そんな時期がありました。人一倍、自意識が強く働く思春期から青年期にかけての、ほんの一時期の話ですけどね。
しかし、止めました。
別に、悟りを開いた……とか、そういうのではありません。
器量がいい、わるい、なんてことは、男女の間柄も含めた人間関係を形成する上で、大して重要ではない――ということに、気がついたからです。
それよりむしろ、その人間が、どのように「不細工」であるか――にこそ、その人間の魅力が秘められている場合が多い。
そのことに思いいたったからです。

スーパーや通販の世界には、「ワケあり商品」というのがあります。
「ワケあり」の「ワケ」とは、たとえば形が不格好であったり、不ぞろいであったり、ちょっとどこかに傷がついていたり――ということなのですが、それだけのために、価格がうんと下げられて、買い求めやすい値段になっています。真に食品の価値を知っている人たちであれば、そういう商品を好んで手に入れようとするかもしれません。
男と女の世界にも、ひそかな「ワケあり」人気が存在します。
長住などは、「彼女はバツイチ」などと聞くと、「オッ」と食指が動き始めます。「男に振られたばかりらしい」と聞くと、舌なめずりを始めたりします。
そういう経歴上の「ワケあり」ばかりではありません。外見上、通常は「マイナス」とみなされるポイント、たとえば、「太っている=デブ」とか、「やせている=ガリ」とか、「薄毛である=ハゲ」なんていうのも、「ワケあり」の一種とみなせるのじゃないか――と、「ワケあり老人」長住は考えたわけです。
もちろん、世の中には、「メンクイ」を公言し、ひたすら姿かたちの美しさを追い求める「昔ながら」の男も、女も、少なからずいます。そういう人たちは、お好きにどうぞ、です。当てのない宝くじに群がるおバカさんたちは放っておいて、あなたは堂々と(ここ、大事です!)、「ワケありだけど、おいしいよ」と「ワゴン・セール」をやっちゃえばいいのです。
問題は、そのセールのやり方です。

間違っても暗い顔をしてはいけません。
「どうせ、私(オレ)なんて……」という投げやりな態度も、見せてはいけません。
「いいわよねェ、美人に生まれついた人は……」とか「いいよなぁ、男前は……」などと、ひがんだり、やっかんだりしてもいけません。
そういうワゴンには、お客さん(恋のターゲット)は近づいてきません。
負けずにガンバろう――と、悲壮感漂わせてガンバる姿も、ちょっとお客さんを遠ざけてしまいます。
では、どうすればいいか?
「ワケありだよ。でも、おいしいよォ~」と、明るく、陽気な顔をしていればいいのです。「あっちの水は辛いぞ、こっちの水は甘いぞォ~」と、さりげなく、「不細工のメリット」を漂わせていればいいのです。
ぜひ、頭の中に入れておきたい原理があります。
人は、手の届かない「理想」より、
最終的には、手の届く「現実」に向かって
行動を起こす。

です。
「ワケあり」は、カレ・彼女にとっての「手の届く現実」であることをアピールするポイント――でもあるわけです。
ところが、残念なことに、世の中には、それとは反対の行動をとろうとする人たちが、けっこういます。そういう人たちのほうが多いかもしれません。
「手の届かない理想」に、自分もなろうとして、ガンバっちゃったりするんですね。なんとか、「美人」「美男」の列に加わろうとして、もがき、あがこうとするわけです。
しかし、断言してもいいのですが、こういうガンバリが功を奏することは、期待薄です。それどころか、もしかしたら「見苦しい」という、あまり喜ばしくない評価をちょうだいすることになるかもしれません。
なので、私は、こういうガンバりをあまりおすすめする気にはなりません。
おすすめしたいのは、むしろ、こちらです。
キミよ、堂々と
人々の「手の届く現実」となれ!

さて、そのために何をすればいいか――です。

ひと言で言うと、あなたがすべきことは、
「いい男」「いい女」のマネをするのではなく、
「いい男」「いい女」にはできないことをやれ!

です。
「いい女=美人」は、人が食べているラーメンに「ひと口食べさせて」と箸を伸ばしたり……なんてことは、まずしません。そもそも、「ラーメン屋」でデートしようなどとは、なさいません。
「いい女=美人」は、周りがエロい話をしていても、自分から進んでその話の輪に加わろうとはしません。話を振られても、「別に……」と虚無的な返事しか返さず、いつの間にか、いなくなったりします。
「いい女=美人」は、恋愛の過去歴を披露しません。特に、失恋歴などは、「特定秘密」として厳重に保護してしまうので、周りが「まったく、男ってさぁ……」というような話をしていても、いっさい、ネタを提供しようとはしません。
「いい女=美人」は、手作りの弁当、パン、クッキー……その他のフーズを無償で差し入れたり、手作りのファッショングッズを身に着けたり、人にプレゼントしたり……ということを、まずしません。「手作り」そのものを「美しい行為」とは考えてないフシさえ見受けられます。
「いい女=美人」は、自分から手を差し伸べて他人(特に異性)の体に触れる、ということをしません。倒れた男がいても助け起こそうとはせず、「肩が痛い」という男がいても肩を揉んだりせず、「気持ちがわるい」という男がいても背中をさすったりせず、握手を求められても指先をちょんと出す程度なので、「心が込められてない」と思われます。
「いい女=美人」は、「いい女」でいるためにしていることを他人に公開せず、何かしていることさえ、正直には打ち明けようとしません。「いい女」を増やしたくないから――と推測されます。
「いい女=美人」がしようとしない、あるいはしようとしてもできないこれらのことを、意識して行うように心がければ、あなたはたちまち、「お手頃な女」「お求めやすい女」として親密感をUPさせ、特定の男性の心を引きつけることになるでしょう。

「いい男=美男」についても、ほぼ、同様です。
「いい男=美男」は、「ちょっとおなかがすいた」という女子を食事に誘うのにさえ、そこらの「メシ屋で」とは言えなくて、こじゃれた店に連れて行こうとし、相手にプレッシャーを与えてしまいます。中には、「予約」してない店で食事すると、病気になる――とでも思っているらしい潔癖症もいたりします。
「いい男=美男」は、周りがエロい話をしていても、「バカ自慢」や「ワル自慢」を披露し合っていても、その話の輪には加わらず、「こいつら、バカか」という視線を送り続けます。
「いい男=美男」は、自分の恋愛の過去歴を披露しません。失恋歴はもちろんですが、「モテた」という話も隠し続け、自らの過去を神秘のヴェールで覆い隠そうとします。何よりも恐れるのは、自分が手をつけた女のレベルが「ネタばれ」すること。「あいつ、あんな女とつき合ってたのか」と言われることを、死ぬほど恥ずかしいことと思っているので、いっさい、過去に触れようとしないのです。
「いい男=美男」は、自ら進んで手を汚すことをしません。「雑用」は女がするもの――と思っているので、電球ひとつ、自分では取り替えようとしないし、彼女が重い荷物を抱えていても、手を貸そうとはしません。「手が汚れる」がその理由です。
「いい男=美男」は、自分の持ち物や身に着けているものの価格を公開しません。「それ、高かったでしょう?」と訊かれても、「いや、安物だよ」などと答えて、相手をイラッとさせたりします。モノを評価されてもうれしくないらしいのです。
「いい男=美男」は、「いい男」でいるためにしていることを、決して周りに見せたり公開したりしません。「いい男」が「努力の結果」である――と思われることを、嫌悪しているフシさえ見られます。
「いい男=美男」がしようとしない、あるいはしようとしてもできないこれらのことを、意識して行うように心がければ、あなたはたちまち、「気さくな人」「飾らない人」という評価を得、そんなあなたに安心感や親密感を感じた女性の心を引きつけることになるはずです。
具体的には、何を?
それについては、おいおいお話していくことにしましょう。
とにかく、今回は、これだけを覚えておいていただきたいのです。
「不細工」は「お買い得」である!

「不細工」を気に病む諸兄姉のみなさん、どうぞ、胸を張って、「非ビジュアル系」な人生を歩んでください。
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