「50対50」の「両想い」より、「55対45」の「やや片想い」!

法則4 両想いの愛の量。「50対50」より「55対45」がいい
たがいの想いが「50対50」と均衡した両想いでは、
恋の炎は燃え上がりません。理想は「55対45」ぐらい。
なぜなのか? その理由を考えてみます。
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人は、「報酬」があるから、人を愛する。
ほんとは「報酬」を求めない愛こそが「愛」だと思うのですが、ここでは、そんな高尚な愛の話は省くことにしましょう。
ここで言う「報酬」とうのは、別に「金」じゃないですよ。金でもいいのですが、それだと「売春」になってしまいます。大きな家と3食プラス昼寝。これだと「結婚」になっちゃいます。
とにかく、「報酬」が「モノ」である限り、それは「恋愛」ではなく「取引=経済行動」だと私は思っているので、報酬が「モノ」である男女関係の話も、ここでは省きます。
では、「報酬」が「精神的な充足感」だとどうか?
この人といるとホッとするとか、ハッとするとか、ドキドキするとか……。
面倒くさいので、これらをすべて「愛」と呼ぶことにしましょうか。
ほんとはちょっと違うんですけど、それはまた別の機会にお話するとして、ここでは、ザックリ、こういうことにしておきましょう。
「愛」の報酬は、「愛」である。
人は、「愛されたい」から「愛する」。
そういう生きものである――と言う前提で、話を進めることにします。
問題は、この「愛する」と「愛される」の比率です。
私は、こう思っています。
50対50、つまりフィフティ・フィフティの恋愛関係は存在しない
今回は、それはなぜか、という話をしてみようと思います。
ほんとは「報酬」を求めない愛こそが「愛」だと思うのですが、ここでは、そんな高尚な愛の話は省くことにしましょう。
ここで言う「報酬」とうのは、別に「金」じゃないですよ。金でもいいのですが、それだと「売春」になってしまいます。大きな家と3食プラス昼寝。これだと「結婚」になっちゃいます。
とにかく、「報酬」が「モノ」である限り、それは「恋愛」ではなく「取引=経済行動」だと私は思っているので、報酬が「モノ」である男女関係の話も、ここでは省きます。
では、「報酬」が「精神的な充足感」だとどうか?
この人といるとホッとするとか、ハッとするとか、ドキドキするとか……。
面倒くさいので、これらをすべて「愛」と呼ぶことにしましょうか。
ほんとはちょっと違うんですけど、それはまた別の機会にお話するとして、ここでは、ザックリ、こういうことにしておきましょう。
「愛」の報酬は、「愛」である。
人は、「愛されたい」から「愛する」。
そういう生きものである――と言う前提で、話を進めることにします。
問題は、この「愛する」と「愛される」の比率です。
私は、こう思っています。
50対50、つまりフィフティ・フィフティの恋愛関係は存在しない
今回は、それはなぜか、という話をしてみようと思います。

「恋の原子」をイオン化する「±5」の出し入れ
最初に誤解のないように言っておきますけど、私は、「50×50」の「相思相愛関係」を否定しているわけではありません。
むしろそれは、究極の目標であったりします。 しかし、その究極の目標が達成されてしまったら、もはやそれは、恋愛ではなくなります。
「50×50」というのは、「安定結合」です。
結合が安定しているので、もはや何の化学変化も起こさない――という関係です。
これでは「恋愛」にならないでしょう――というのが、「恋愛至上主義者」であるわたくし・長住の持論なのであります。
私のこれまでの経験から言わせていただくなら、あらゆる恋愛、特に激しく燃え上がる恋愛であればあるほど、この「50×50」の関係は、どこかがちょっとだけ崩れています。
いや、正確に言うと、こうです。
崩れた「50×50」の穴を埋めようとして、
「恋する心」は発生するのである。
もし、あなたが、カレまたは彼女との関係をずっと「恋する状態」にキープしたければ、この「50×50」の安定結合を、ちょっとだけ不安定な状態にしておく必要がある、と私は思っています。
ちょっと理科系的な言い方をすると、「恋の原子」を「イオン化」する必要がある――ということです。
原子は陽子の数と電子の数が拮抗していて、初めて安定した状態になるのですが、その電子の数が1個不足しているとか、1個余分についているという状態の原子も存在します。そういう状態の原子は、「+」または「-」の電荷を帯びています。
こういう状態の原子を「イオン」と呼ぶのですが、この「イオン化」された原子は、他の原子とくっついて、その不安定状態を解消しようとします。
「恋の原子」も、そんな状態にあったほうが、激しく反応する――というわけです。
その電子1個分の+-に相当する「愛の量」は、どれくらいか?
個人的な好みもあろうかと思いますが、私はせいぜい、「50×50」の安定状態に対して、「±5」程度の足し引きではないか――と思っています。
つまり、「55×45」とか「45×55」という力関係。
私は、それくらいが、恋愛にはちょうどいいイオンの状態だと思っています。

どうして「70×30」や「80×20」ではダメなのか?
どうせ足し算・引き算するなら、思い切って「20」や「30」足したり引いたりすればいいじゃないか、と思う方もいらっしゃるかもしれません。
しかし、私は思うのです。「70×30」恋愛とか「80×20」恋愛となったら、これはもう、「相思相愛」とは呼べないのではないか。限りなく「片想い」に近い恋愛と言ってもいいかもしれません。
通常、おたがいの想いにこれくらいの「差」があると、こういう恋愛は長続きしないだろう――と、私は思います。
どうしてか?
人間は一定レベル以上の不安な状態に置かれることに、耐えられないからです。
それでも「好きだ」「ホレてる」などと言い続け、接近を図ろうとし続ければ、これはもう「つきまとい」になってしまいます。つまり、「ストーキング」です。
世の中には、「20」や「30」の出し入れを意図的に行って、相手を操縦しようとする「愛し方」も存在します。その典型が「DV」です。
暴力をふるって相手を脅えさせ、「私は愛されてないんだ」と不安のどん底にまで突き落とすのですが、暴力をふるう側は、このあと必ず、グルーミング行動に出ます。
「さっきはわるかったな、ほんとはおまえを愛してるから手を挙げたんだ」のような言葉を吐きながら、それはそれはやさしく、癒し行動をとってくれるんだそうです。
これがあるので、相手も、「ほんとは、この人、やさしい人なんだ」と思い直し、ズルズルと関係を続けることになります。
DVに限らず、私はこういう恋愛を「ジェットコースター恋愛」と呼んでいます。
でもね、みなさん、考えてみてください。
あなたは、1年も2年も、ジェットコースターに乗り続けられますか?
私はムリだと思います。
「±20~30」の出し入れは、確かにスリリングです。一時のプレーとしてなら楽しむこともできるのでしょうが、人間は、「-20」とか「-30」とかの不安=ストレス状態に、そう何度も耐えられるほど、タフには作られていないと思うのです。

「60×40」恋愛では、後を引く可能性あり
「±20~30」ではストレスがきつすぎて辛いというのであれば、「±10」程度ではどうでしょう?
「-10」というレベルの引き算は、具体的にはどの程度のことかというと、
・まる一日、怒って口をきかない
・「きょうはしたくない」とセックスを拒む
・2~3日、メールに返信しない
――ぐらいのことです。
ちょっとしたケンカ状態。
これぐらいなら、しょっちゅうやってるわ、というカップルもいるかもしれません。
私も、これくらいなら、「刺激剤」として効果ありだと思っています。
しかし、この「±10」の出し入れをしょっちゅうやることは、私としては、あまりおすすめできません。
なぜかというと、後を引く危険性があるからです。
「風邪」だと思っていたら「肺炎」になっちゃった――みたいに、こじらせる危険性があるからです。
ちょっとこらしめるつもりで、あるいは気を引くつもりで、2~3日、メールに返信をしなかったら、不安を募らせた相手が疑心暗鬼状態になり、「カレには、他に女がいるに違いない」などと思い始めて、関係がギクシャクするようになり、結局、元に戻らなかった――なんてことが、私自身にもあったからです。
たとえ、刺激剤のつもりであっても、「±10」の足し引きでは、ややリスクが大きすぎる。そこで「5」なんです。
ふたりの「愛の量」を、あるときは「55×45」、次の瞬間には「45×55」のように、めまぐるしく変化させる。これこそ、恋の押し引きの醍醐味。
ほんのちょっとだけ、相手より多く愛したり、ほんのちょっとだけ相手に多く愛させたり――を、繰り返すわけです。
これが、私が提唱する「55×45」恋愛の原理。
では、その「5」をどうやって出し入れするか?
そのためには、ちょっとした「足し算行動」や「引き算行動」が必要になるのですが、それについて言い出すと長くなりますので、機会を改めて、詳しくご紹介したいと思います。
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美しい養護教諭と「ボク」の、淡い恋の物語です。
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