「汗の匂い」を彼女の脳に刷り込め!

落としたい女には、自分の「汗の匂い」を刷り込め。
かつてそんな暴言を吐く男がいました。しかし、
ある種の女性には、これがすこぶる効くらしい。
実はそこには、動物界共通の生理的理由が――。
エロ 官能小説 モテ 不倫
M は「男からのモテ技」、 W は「女からのモテ技」、 N は「男女共通のモテ技」です。
不肖・長住が、その生涯において、まだ一度もしたことがないことがあります。
殺人、火付け、強盗……?
イヤイヤ、そういう類のことじゃなくて、もっと簡単なことです。
自分の汗まみれのシャツなんぞを脱いで、ポイと彼女に投げて寄越す。
あるいは、
自分の汗を拭ったタオルなどを、「ホラ、これ使えよ」と投げて寄越す。
この種の行動です。
そんな失礼なこと、できない!
だいいち、臭いでしょ、それ!
と、思う人もいるかもしれません。長住も、まだ未熟な青年であった頃には、そう思っていました。
しかし、いるんですね、女性の中には。そういうことをされると、ものすごく喜ぶ人々が……。
自分の汗のしみ込んだ衣類をポンと投げて寄越すスゴ技
そういうことを知っていたのかどうか、私が10代後半を共に過ごした友人のひとり、Jクンは、この種のパフォーマンスを、何の抵抗もなくサラリ……とやってのける達人でした。
「おまえ、汗びっしょりじゃないか。ホラ、これで拭けよ」と、自分が汗を拭いたばかりのスポーツ・タオルを、ポイと彼女に投げてやる。
「洗濯するの? じゃ、これも一緒に洗っといてよ」と、絞れば汗のしずくが流れ落ちそうなほど汗びっしょりのシャツを脱いで、その場で彼女に放り投げる。
女の子の何人かは、「ワッ、汚い!」と、まるでウ×コでも投げつけられたかのように恐怖に顔を引きつらせて、飛びのきます。
何人かは、飛びのかないまでも、「汗臭~い!」などと言いながら、それを指先でつまむようにして、自分の体から遠ざけようとします。
しかし、残る何人かは、「ワッ、汗臭い」とは言いながらも、どこかうれしそうに、そのタオルで自分の顔を拭いたり、そのシャツを胸に抱えて、洗濯場へ向かおうとしたりするんですね。
殺人、火付け、強盗……?
イヤイヤ、そういう類のことじゃなくて、もっと簡単なことです。
自分の汗まみれのシャツなんぞを脱いで、ポイと彼女に投げて寄越す。
あるいは、
自分の汗を拭ったタオルなどを、「ホラ、これ使えよ」と投げて寄越す。
この種の行動です。


と、思う人もいるかもしれません。長住も、まだ未熟な青年であった頃には、そう思っていました。
しかし、いるんですね、女性の中には。そういうことをされると、ものすごく喜ぶ人々が……。

そういうことを知っていたのかどうか、私が10代後半を共に過ごした友人のひとり、Jクンは、この種のパフォーマンスを、何の抵抗もなくサラリ……とやってのける達人でした。


女の子の何人かは、「ワッ、汚い!」と、まるでウ×コでも投げつけられたかのように恐怖に顔を引きつらせて、飛びのきます。
何人かは、飛びのかないまでも、「汗臭~い!」などと言いながら、それを指先でつまむようにして、自分の体から遠ざけようとします。
しかし、残る何人かは、「ワッ、汗臭い」とは言いながらも、どこかうれしそうに、そのタオルで自分の顔を拭いたり、そのシャツを胸に抱えて、洗濯場へ向かおうとしたりするんですね。

Jクンは、特別にいい男というわけではありませんでした。
しかし、その汗のしみたタオルやシャツをゴミ扱いしなかった女の子たちの何人かは、その後、急速にJクンとの距離を縮めていったように、長住には見えました。
中には、クンの腕にしがみついたり、背中から「Jク~ン!」と抱きついたりする「剛の者」もいるありさま。

と、恐る恐るお尋ねしてみたのですが、Jクンの答えは、「ウンニャ、わしゃ、何にもしとらんで」でした。
考えられることは、ただひとつ。
何かしたのは、Jクンではなく、「Jクンの汗」だったのではないか?
長じて、男女の関係について学問(?)を積み重ねた私は、そのことを確信するにいたりました。
どうやら、「汗」には、異性の心を動かす何らかの成分が含まれているらしい。
その「成分」とは、「フェロモン」である――でした。

「汗」には、異性の「性的行動」を誘引する力がある
このブログでも、何度か触れてきたことですが、動物は、同じ種に「ある特定の行動」を起こさせる「生理活性物質」を分泌して、集団の行動をコントロールしています。
それが「フェロモン」。
たとえば、アリの場合、遠く離れた場所にあるエサの位置までみんなが正確にたどりつけるのは、最初にエサを発見した個体が「道しるべフェロモン」を分泌して、仲間にその位置を知らせるからだと言われていますし、ハチの女王蜂は「女王蜂フェロモン」を分泌して、他のメスの卵巣の発育を押さえ込んでしまう、と言われています。
高等動物でいちばん知られているのが、「性誘引フェロモン」。オスがメスに、メスがオスに、性的行動を起こさせるフェロモンです。
人間も、このフェロモンを分泌しています。
分泌しているのは、主に、腋にある汗腺。人間がかく汗、特に腋の下からかく汗の中には、「ああ、この人とやりたい」と異性に思わせてしまう「生理活性物質」が、たっぷり含まれている――というわけなんですね。
Jクンは、そんな理屈など知らずに、そういう「天然の媚薬」成分をたっぷり含んだタオルやシャツを、女の子たちに投げ与えていたわけです。
そう言えば――と、思い当たりました。
男性アイドルがステージで汗をふいたハンカチなどを客席に投げ込むと、女の子たちは、「キャー」と叫んで、そのハンカチに殺到したりします。
それほど霊験あらたかな「汗つきグッズ」なら、やたら、ブチまければいいじゃないか――と思う人もいるかもしれませんが、先の例でもお話したとおり、その種のグッズに対する女性の反応は、人により、さまざまです。
中には、「キャ、汚い!」と投げ返してしまう人もいたりします。
なぜなのか?
ひとつには、その人の「性誘引」など受けたくない――という心理的拒否感が働くからだろう、と思われます。ま、これは当然と言えば、当然。「好き」でもない人の「フェロモン」になど「汚染」されたくないと思うわけでしょう。
おそらく、最近とみに「加齢臭」が増していると思われる長住が同じことをしても、「ワッ、バッチイ!」と投げ返されるのがオチ……と思われるので、長住は、けっしてそのような行動はとらないことにしています。
もうひとつ、考えられる理由は、「フェロモン」感知能力の退化です。
人間が「フェロモン」を感知するセンサーは、鼻の中の「鋤鼻(じょび)器官」と呼ばれる部分にあるのですが、文明化が進むにつれて、人間が本来、備えていたこの器官は退化し、中には、完全に消失している人も少なくないのだそうです。
センサーを失った人は、いくら、汗をたっぷり沁み込ませたタオルやシャツを投げ与えられようが、ただ「臭い」とか「汚い」としか感じません。
「草食系」と呼ばれる女子は、たぶん、このセンサー欠如タイプではあるまいか――と、長住は推測しています。
Jクンのタオル投げやシャツ投げに対する女の子たちの反応が、バラバラであったのは、おそらくは、「フェロモン」の感受性に関して個体差があったからであろう、と思われます。
というわけなので、「汗の臭い」で攻略――という、このモテ技術は、相手次第。
お試しの際には、ぜひとも、相手のタイプを見きわめた上で――と、ご注意申し上げておきたいと思います。
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