彼女の「娼婦性」。その秘密は「下から目線」

男を夢中にさせずにはおかない、彼女の魅力。
ひと言で言うと「コケティッシュ=娼婦的」
ということですが、彼女にその「娼婦性」を
賦与した最大の武器は、その「目線」でした――。
エロ 官能小説 モテ 不倫
M は「男からのモテ技」、 W は「女からのモテ技」、 N は「男女共通のモテ技」です。
たとえば、私が食堂のテーブルとかデスクとかに座って、本か何かを読みふけっているとしましょう。
そこへ、やって来ました、われらがコケティッシュ・クイーン、ユミっち。
私とは同期の編集部員で、仕事もできたのですが、それより何より、彼女の魅力は、そのコケティッシュさにありました。
「コケティッシュ」というのは、「娼婦的」と訳されることも多い形容詞。そのしぐさ、表情、態度などが、なまめかしく、あだっぽくて、「男の気を惹く」ようなところがある女性を形容するときに、たいていは、「ホメ言葉」として使われる言葉です。
われらがユミっちは、存在そのものが「コケティッシュ」と言えるような女子でした。
心寄せる男性も多かったのですが、彼女の「娼婦性」の最大の武器は、その「視線」にありました。
さて、そのユミっち。私の正面に座ると、両腕を机の上に置いて組み合わせ、その上にあごを載せるような形で、私が読んでいる本を見上げます。床にペタッと寝そべった犬が、主人を見上げるような感じ……ですかね。その姿勢から、彼女は言うのです。
ね、何、読んでるの?
○○先生の新著だよ。
どう? 面白い?
ウン。ちょっとこれまでとは作風が変わってて、あれ……って思うけどね。
ま、こんな調子ですかね。
机の上で腕枕したままお尋ねになるので、その目線は、下から私を見上げるような形になります。
こういうふうに見られると、それがイヤなタイプの女性でない限り、たいていの男は「かわいいッ!」と思います。
ハイ。不肖・長住も、たまらなく「かわいい」と思っちまったんですね。
そこへ、やって来ました、われらがコケティッシュ・クイーン、ユミっち。
私とは同期の編集部員で、仕事もできたのですが、それより何より、彼女の魅力は、そのコケティッシュさにありました。
「コケティッシュ」というのは、「娼婦的」と訳されることも多い形容詞。そのしぐさ、表情、態度などが、なまめかしく、あだっぽくて、「男の気を惹く」ようなところがある女性を形容するときに、たいていは、「ホメ言葉」として使われる言葉です。
われらがユミっちは、存在そのものが「コケティッシュ」と言えるような女子でした。
心寄せる男性も多かったのですが、彼女の「娼婦性」の最大の武器は、その「視線」にありました。
さて、そのユミっち。私の正面に座ると、両腕を机の上に置いて組み合わせ、その上にあごを載せるような形で、私が読んでいる本を見上げます。床にペタッと寝そべった犬が、主人を見上げるような感じ……ですかね。その姿勢から、彼女は言うのです。




ま、こんな調子ですかね。
机の上で腕枕したままお尋ねになるので、その目線は、下から私を見上げるような形になります。
こういうふうに見られると、それがイヤなタイプの女性でない限り、たいていの男は「かわいいッ!」と思います。
ハイ。不肖・長住も、たまらなく「かわいい」と思っちまったんですね。

私の中に「かわいいッ!」が芽生えたそのタイミングを逃さず、ユミっちは、こうおっしゃるんです。





愚かな長住は、「よろこんで」と、どこかの居酒屋の店員みたいな返事をしたかと思うと、読みかけの本をパタリと閉じたのでした。
彼女のこの視線は、いたる場面で見ることができました。



すべて、彼女は、顔の位置を低くして、相手の顔を下から見上げるような視線を送ってきまます。
この視線に、いったい、何人の男が心を揺さぶられたことか……。
部内の男たちは、彼女のこの視線で見つめられたいがために、熾烈な争いを繰り広げることになるのですが、ま、その話は、ここでは割愛いたしましょう。

男を殺す「下から目線」の効果について
心理学には「ボディランゲージ」というジャンルがあります。「ボディランゲージ」とは、身体で表現するメツセージのこと。その中で、もっとも正直に人の気持ちを表すと言われているのが、「視線」です。
重要なのは、視線のベクトル(向き)。いろいろな視線があるのですが、ここでは「上から目線」と「下から目線」について、お話しましょう。
一般に、人は、相手に対して優位にあると感じているときには、上から見下ろすように相手を見ます。逆に、自分が劣位にあると感じているときには、下から見上げるように相手を見ます。ここに出てきたユミっちの目線は、まさに「下から目線」の典型です。
こういう目線が発するメッセージは、大きく2つに分かれます。
ひとつは、相手への媚び・へつらい。
もうひとつは、憧れ・甘え・尊敬。
もちろん、彼女の目線の意味は、後者です。そして、例外なく、男は、女性からのこういう視線に弱いのです。
というのも、男の中には、女性から「頼られたい」「甘えられたい」という「庇護本能」があるからです。無力に自分を頼りにしてくる女性には、文句なしに心を揺さぶられる――という性質を、たいていの男性は備えています。
そして、もうひとつ。
下から見上げられることによって、男性の中に潜んでいるもうひとつの願望=「彼女に対して優位に立ちたい」が満たされます。
順位欲求を満たされ、庇護本能をくすぐられた男性の心は、一直線に、「下から目線」の送り主へと向かいます。
ちなみに、筆者がもっとも「かわいい」と感じるのは、情事の後の女性が、自分の胸あたりに埋めた顔で自分を見上げ、「いっぱい感じちゃった」などと目を瞬かせる瞬間です。
間違っても、「もうイッちゃったの?」などと、上から見下ろしたりはしないでね――と願うばかりであります。
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