彼女は「車道側」を歩かせよ――というN男の常識

道を歩くときは、彼女をクルマから守るために、
自分が車道側に立つ――というのが常識。しかし、
頭のいい男は、そうはしない。あえて彼女を車道側に
立たせるというのです。その理由――。
エロ 官能小説 モテ 不倫
歩道を歩くときは、男が車道側を歩いて、彼女をガードする。
ジェントルマンである(?)長住は、ずっと、それが、男としての常識である――と思っておりました。
ところが、しばしば私の恋路をジャマ立てしては、「ホラ、見たか」のような顔をする不倶戴天の敵・N男は、そんな私の常識を鼻の先で笑い飛ばしてしまうのです(ついでに鼻クソまで飛ばす!)。
N男の常識は、私の常識とはまったく逆!
女は、絶対に車道側!
と言うのです。
なぜか?
そのほうが、彼女の体に触れる機会が増えるから。
N男が、鼻の穴をヒクヒクと膨らませながら語った話は、こうです。
たとえば、彼女と片道1車線程度の商店街の道なんかを歩いてるとするだろ。
そこは、歩道と車道の区別もないような道だ。
後ろからは、タクシーだの宅配便のトラックだのも走ってくるよな。
そういうときだよ、千載一遇のチャンスが生まれるのは。
何のチャンスか?
彼女の体に触れるチャンスです。
後ろから近づいてくるクルマの気配を感じると、N氏は、すかさず、彼女の体に手を伸ばしながら言うのです。
ホラ、危ないよ!
そう言って、彼女の腕をつかんで引き寄せる。
あるいは、肩や腰に手を回して、グイと抱き寄せる。
場合によっては、そのまま抱きしめて、あわよくば「ブチュッ」とまでいく。
それが、「女は車道側を歩かせる」というN男の常識の理由――。
ジェントルマンである(?)長住は、ずっと、それが、男としての常識である――と思っておりました。
ところが、しばしば私の恋路をジャマ立てしては、「ホラ、見たか」のような顔をする不倶戴天の敵・N男は、そんな私の常識を鼻の先で笑い飛ばしてしまうのです(ついでに鼻クソまで飛ばす!)。
N男の常識は、私の常識とはまったく逆!

と言うのです。
なぜか?
そのほうが、彼女の体に触れる機会が増えるから。
N男が、鼻の穴をヒクヒクと膨らませながら語った話は、こうです。

そこは、歩道と車道の区別もないような道だ。
後ろからは、タクシーだの宅配便のトラックだのも走ってくるよな。
そういうときだよ、千載一遇のチャンスが生まれるのは。
何のチャンスか?
彼女の体に触れるチャンスです。
後ろから近づいてくるクルマの気配を感じると、N氏は、すかさず、彼女の体に手を伸ばしながら言うのです。

そう言って、彼女の腕をつかんで引き寄せる。
あるいは、肩や腰に手を回して、グイと抱き寄せる。
場合によっては、そのまま抱きしめて、あわよくば「ブチュッ」とまでいく。
それが、「女は車道側を歩かせる」というN男の常識の理由――。

ところでです。N男は、この「彼女は車道側」を、どんな女性にもやるかというと、「NO」です。
たとえば、自分の母親と連れ立って歩くときは、自分が車道側に立って母親をガードします。
取引先の女性やお客様の女性などを案内するときも、自分が車道側に立ちます。
そして、たとえ彼女であっても、すでに肉体関係を結んだ後であれば、やはり、自分が車道側――です。
つまり、N男が「車道側に立たせる女」は、これからその体に触れたいと思っている女、すなわち「まだ手つかずの彼女」に限られるわけです。
ナルホドねェ――と、長住は、ナットクしました。
彼女とネンゴロな関係になりたい。できれば、手をつないだり、腕を組んだり、肩を抱き寄せたりしたい。しかし、なかなか、そのきっかけがつかめない。
そういうときに、彼女を車道側に立たせ、「危ない!」を理由にその体に手を伸ばす。
ちなみに長住も、この手を一度だけ、使わせていただきました。
結果……?
ダメでした。
車道側に立たせたその段階で、彼女に言われてしまったのです。

ナルホド! そういう場合も想定しておかないと――ですね。

こういう作戦のことを、私は「タイトロープ作戦」と名づけています。
彼女をタイトロープのような、不安定で、支えてあげないと危険……と思われるような状況に立たせて、手を差し伸べるきっかけをつかむ――という戦法です。
ご紹介したN男は、「彼女を車道側に立たせる」という手を使いましたが、他にもいろいろ考えられます。
たとえば――


などです。
この手の作戦の効果は、ただ、彼女の体に触れるきっかけがつかめる、というだけではありません。
不安な精神状態に陥った彼女が、そこへ手を差し伸べてくれた男を「ナイト」として信頼するようになる、「救い主」として依存するようになる……などの効果も、場合によっては、期待できるわけです。
ただし、こういう作戦は、両刃の剣。自分を多少なりとも「危険」にさらそうとした男を、「こんな常識のない男はイヤ」とか、「こんな危ない目に遭わせる男とはつき合えない」と思われる可能性も、なきにしもあらず。
相手を見きわめてやらないと、逆効果になることもある――と、覚えておいてください。
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美しい養護教諭と「ボク」の、淡い恋の物語です。

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