荒野のバラと谷間のユリ〈35〉 何も告げず、去ってゆく人

異動を命じられて3カ月後、慣れない仕事と
悪戦苦闘した末に、栞菜は編集部を去った。
飼い主になれなくてごめん――と謝るボクに、
「さよなら」とだけ言い残して……。
連載小説/荒野のバラと谷間のユリ ――― 第35章
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ここまでのあらすじ 大学を卒業して、できたばかりの出版社「済美社」に入社したボク(松原英雄)は、配属された女性雑誌『レディ友』の編集部で、同じく新卒の2人の女子編集部員、雨宮栞菜、戸村由美と出会う。感性の勝った栞菜と、理性の勝った由美は、何事につけ比較される2人だった。机を並べて仕事する由美は、気軽に昼メシを食べに行ける女だったが、栞菜は声をかけにくい相手だった。その栞菜を連れ回していたのは、年上のデスク・小野田宏だった。栞菜には、いつも行動を共にしている女がいた。右も左もわからずこの世界に飛びこんだ栞菜に、一から仕事を教え込んだ稲田敦子。そのふたりに、あるとき、「ヒマ?」と声をかけられた。ついていくと、そこは新宿の「鈴屋」。「これ、私たちから引っ越し祝い」と渡されたのは、黄色いホーローのケトルとマグカップだった。その黄色は、ボクの部屋に夢の形を作り出す。そんなある夜、小野田に飲みに誘われた栞菜が、「松原クンも行かない?」と声をかけてきた。元ヒッピーだと言うママが経営するスナックで、ボクは小野田が、かつては辺境を漂白するバガボンドだったことを知らされる。その帰り、バガボンド小野田は、「一杯飲ませろ」と、ボクの部屋にやって来た。小野田は、黄色いマグカップでバーボンを飲みながら、自分の過去を語った。漂流時代にアマゾンを探検中、後輩を水難事故で死なせてしまったというのだった。やがて、年末闘争の季節がやって来た。組合の委員長・小野田は、「スト」を主張。書記のボクと副委員長の相川は、それをセーブにかかった。しかし、会社の回答は、ボクたちの予想をはるかに下回った。その回答を拒否することが決まった翌日、栞菜は部長たちと夜の銀座へ出かけ、由美はボクを夜食に誘って、「ストはやらないんでしょ?」とささやいた。女たちは、ほんとは、「スト」なんか望んではいないのだ。そんな中で開かれた第二次団交は、何とか妥結にいたり、栞菜の発案で、彼女と由美、ボクと河合の若者4人組で、祝杯を挙げることになった。その夜、珍しく酔った栞菜の体がボクの肩の上に落ちた。飲み会がお開きになると、稲田敦子と栞菜がボクの部屋を「見たい」とやって来た。「眠くなった」と稲田が奥の部屋に消えたあと、「飼いネコになりなよ」と発したボクの言葉に、栞菜は頭をすりつけ、唇と唇が、磁石のように吸い寄せられた。その翌々週、ボクたちは忘年会シーズンに突入した。珍しく酔った由美を送っていくことになったボクに、由美は、「介抱してくれないの?」とからんできた。一瞬、心が揺らいだが、酔った由美を籠絡する気にはなれなかった。その翌日、編集部に顔を出すと、小野田がひとりで荷物をまとめていた。「もう、この会社は辞める」と言うのだった。「荷物運ぶの手伝ってくれ」と言われて、蘭子ママの店に寄ると、小野田が言い出した。「おまえ、何で由美をやっちまわなかった?」。ママによれば、小野田にもホレた女がいたらしい。しかし、小野田は女から「タイプじゃない」と言われてしまったと言う。その女とは? 小野田が消えた編集部で、栞菜がボクに声をかけてきた。「ワインとパンがあるの。ふたりでクリスマスしない?」。ボクは栞菜を部屋に誘った。自分からセーターを脱ぎ、パンツを下ろした栞菜の肌は、磁気のように白かった。その体に重なって、初めて結ばれた栞菜とボク。週末になると、栞菜は、パンとワインを持ってボクの部屋を訪ねてくるようになった。彼女が持ち込む食器やテーブルウエアで、ボクの部屋は、栞菜の夢の色に染められていく。しかし、その夢の色は、ボクの胸を息苦しくもした。そんなとき、栞菜を慕う河合金治が、編集部で他の編集部員を殴った。1週間後、河合は会社に辞表を出した。もしかしてその責任の一端はボクにもあるのか? 胸を痛めるボクに河合が声をかけてきた。「ボクが辞めるの、キミが想像しているような理由じゃないからね」。小野田も河合もいなくなった編集部に、4月になって新人が2人、配属されてきた。うち1人が、高級婦人誌出身の高島。相川は、その高島を「エゴイスト」と断じ、「あれは危険な男だ」と言う。その高島を「トノ」と呼ぶ栞菜は、「あの人は、そんな人じゃないよ」と擁護した。そんな中、編集部は1週間の休暇に入った。「どこか行こうか?」と言い出したのは、栞菜だった。「予定を組まない旅がしたい」という栞菜とボクは、ブラリと電車に飛び乗り、山梨県の塩山で降りた。大菩薩峠の登山口にある山間の温泉宿。浴衣姿になった栞菜の白い肌に征服欲をたぎらせたボクは、彼女の浴衣の裾を開き、その股間に顔を潜らせた。情事を重ねた一夜が明けると、いつもの日常が足早に近づいてくる。「寄って行く?」と誘うボクに、栞菜は静かに首を振った。ある夏の日、新野がボクにささやきかけてきた。「知ってる? 雨宮ってさ、相当、インランらしいよ」。彼のスタッフが目撃したのは、資料室で高島のペニスをしゃぶる栞菜の姿だった。その高島に、「横領疑惑」が浮上した。ボクは相川に、高島と栞菜のダイビング旅行のことを確かめてほしいと頼まれた。しかし、彼女はボクの質問に「詮索されるのは好きじゃない」と顔を曇らせた。やがて、彼女の誕生日。その日、彼女は、デザイナー亀山のオフィスに出かけたまま、帰ってこなかった。そのまま、栞菜の姿が編集部から消えた。稲田敦子によれば、栞菜は「体を壊している」という。久しぶりに出社してきた栞菜の顔は、ゲッソリとやせていた。その翌週、「横領」を疑われた高島が、辞表を提出した。連座を疑われた栞菜にも、ゲスなウワサがささやかれた。栞菜のページからは精彩が失われていった。「励ましてあげなさいよ」と由美が言う。ある日、ボクは、栞菜を近くのカフェに誘った。栞菜の口から絞り出されたのは、「もう、前のようには会えない」だった。しかし、その理由には、高島は関係がない。ボクが幼少期から形成してきた「ある性質」。決別の理由は、いまさらどうしようもない、ボクの性質にあるように思われた。そんな中、ボクと由美の異動が決まった――
ボクと戸村由美は、転属の辞令を受けて、グラフ班に異動した。
ファッションや美容や料理の担当は、ボクにとって、仕事としてあまり面白いとは言えなかった。
おそらく、小野田宏であれば、「やってらんねェよ」と席を蹴ったに違いない。
しかし、4色製版のノウハウを覚え込むことは、将来にわたって有益とも思われた。
モデルにどんな服を着せるか、どんなメイクアップをほどこすか、どんな料理をどんな食器に盛るか……などは、それぞれのプロにまかせるしかなかったが、カメラマンにどんなレンズを選ばせ、どんなアングルで撮らせ、どういう照明を当てれば、どんな写真が仕上がるか、上がった写真の色調をどう補整するか、ページにどんな色をつければその記事が目立つか……など、もっぱら入稿に関する専門的な知識は、編集者として自ら修得するしかない。
専門書を読み漁り、印刷会社の営業に頼んで製版の工程を見学させてもらい、4色製版のノウハウをものすごい勢いで身に着けていった。
雨宮栞菜は、苦戦していた。
グラフ班の場合と違って、活版の企画ものの記事を創る場合には、企画性が問われる。その「企画性」の中には、人が「常識的」としている考えを覆して見せたり、その盲点をついてみたりする複雑な知的作業が含まれる。その「複雑な」ということの中には、「世の中をうがって見る」ということも含まれる。
栞菜にそれをやらせるのは、少し、酷ではないか――とも思われた。
困った栞菜は、その都度、ボクに救いを求めてきた。
「この《妻の浮気》っていうテーマなんだけど、『レディ友』としては、浮気をすすめるっていう姿勢でいいの?」
「もちろん。でもさ、ただ、《すすめる》だけじゃあ、当たり前すぎるでしょ。たとえば、そこにいろんなバリエーションを工夫して、《月1浮気》とか《ごほうび浮気》とか《お泊り浮気》とか……いろんなパターンを提案するとかさ。でなきゃ、徹底的に実用的な記事にしてしまうって方法もあるよね」
「実用? 浮気を実用にしちゃうの?」
「ここまで実用にしてくれるのか――って、読者に思わせることができたら、記事としては成功だと思うよ。たとえば、100%バレないアリバイの作り方とか、うっかり残してしまう浮気の証拠とかさ、そういうのをこれでもか……って思うくらい、見せてあげる。でもさ……」
「でも、何?」
「そういう下世話な記事の作り方、キミには合わないよね。合うようになってほしいとも思わないし……」
「でも、しょうがないわ。辞令だから……」
頭を抱える栞菜につき添って、徹夜で入稿作業につき合ったこともあった。
しかし、そうしてつき合えばつき合うほど、ボクは、それまで栞菜が持っていた「感性の輝き」を曇らせていくように思えて、気が滅入った。
ファッションや美容や料理の担当は、ボクにとって、仕事としてあまり面白いとは言えなかった。
おそらく、小野田宏であれば、「やってらんねェよ」と席を蹴ったに違いない。
しかし、4色製版のノウハウを覚え込むことは、将来にわたって有益とも思われた。
モデルにどんな服を着せるか、どんなメイクアップをほどこすか、どんな料理をどんな食器に盛るか……などは、それぞれのプロにまかせるしかなかったが、カメラマンにどんなレンズを選ばせ、どんなアングルで撮らせ、どういう照明を当てれば、どんな写真が仕上がるか、上がった写真の色調をどう補整するか、ページにどんな色をつければその記事が目立つか……など、もっぱら入稿に関する専門的な知識は、編集者として自ら修得するしかない。
専門書を読み漁り、印刷会社の営業に頼んで製版の工程を見学させてもらい、4色製版のノウハウをものすごい勢いで身に着けていった。
雨宮栞菜は、苦戦していた。
グラフ班の場合と違って、活版の企画ものの記事を創る場合には、企画性が問われる。その「企画性」の中には、人が「常識的」としている考えを覆して見せたり、その盲点をついてみたりする複雑な知的作業が含まれる。その「複雑な」ということの中には、「世の中をうがって見る」ということも含まれる。
栞菜にそれをやらせるのは、少し、酷ではないか――とも思われた。
困った栞菜は、その都度、ボクに救いを求めてきた。
「この《妻の浮気》っていうテーマなんだけど、『レディ友』としては、浮気をすすめるっていう姿勢でいいの?」
「もちろん。でもさ、ただ、《すすめる》だけじゃあ、当たり前すぎるでしょ。たとえば、そこにいろんなバリエーションを工夫して、《月1浮気》とか《ごほうび浮気》とか《お泊り浮気》とか……いろんなパターンを提案するとかさ。でなきゃ、徹底的に実用的な記事にしてしまうって方法もあるよね」
「実用? 浮気を実用にしちゃうの?」
「ここまで実用にしてくれるのか――って、読者に思わせることができたら、記事としては成功だと思うよ。たとえば、100%バレないアリバイの作り方とか、うっかり残してしまう浮気の証拠とかさ、そういうのをこれでもか……って思うくらい、見せてあげる。でもさ……」
「でも、何?」
「そういう下世話な記事の作り方、キミには合わないよね。合うようになってほしいとも思わないし……」
「でも、しょうがないわ。辞令だから……」
頭を抱える栞菜につき添って、徹夜で入稿作業につき合ったこともあった。
しかし、そうしてつき合えばつき合うほど、ボクは、それまで栞菜が持っていた「感性の輝き」を曇らせていくように思えて、気が滅入った。

異動は、ボクと雨宮栞菜と戸村由美の間でだけ起こったわけではない。
相川信夫は、本人が懸念していたとおり、書籍編集から総務担当へと異動になった。
「あとは、頼む」
そう言って、相川は組合の委員長を退き、後任をボクに託した。総務の仕事には「労務」も含まれる。会社側の利益を代表して待遇面などで労組と交渉しなければならない人間が、組合の委員長を務めているわけにはいかない。相川の決断は、当然と言えば当然だった。
「これからは、敵と味方になるわけだ。ま、お手柔らかに頼むわ」
その口ぶりには、どこか、投げやりな調子も含まれていた。
「言っときますけど、御用組合にはなりませんからね」
「オウ、それでいいわ。しかしなぁ……」
「編集に未練がある――ですか?」
「ないと言えば、ウソになる」
そう言ってビールを口に運ぶ姿が、少し寂しげに見えた。
「彼女も、ワリ食っちまったなぁ……」
「それ、どっちのことです?」
「どっち……って、そりゃ、雨宮さんのほうだろう」
「やっぱり、懲罰人事なんですかねェ?」
「懲罰じゃないだろう。彼女には、瑕疵はなかったわけだし、高島が横領に関わっているということも、知る立場にはなかったわけだから。単なる、気分転換じゃないの?」
「気分転換? しかし、彼女には、気分転換にはなってないと思いますよ」
「ウン。たぶん、会社のほんとうのネライは、別のところにあったんだと思うよ」
「別のところ? 何ですか、それ?」
「たぶん……おまえじゃないか。オレはそうニラんだ」
「ボクがネライ? 何でまた……?」
「いまのうちに、カラーを経験させておこう――っていうんじゃないの?」
「それは……」
「目をつけられたんじゃないのか? 将来の幹部候補としてさ」
まずいぞ、それは――と思った。
ボクの中には、「済美社」に骨を埋めようという気はない。しかし、そのための異動であったとすれば、栞菜は――。

栞菜の悪戦苦闘は、それから3カ月ほど続いた。
しかし、3カ月しか続かなかった。
何度目かの特集記事の入稿を終えた栞菜は、静かに、デスクの周りの荷物を片づけ始めた。
「エッ、まさか……」
問いかけようとするボクの目を見た栞菜が、「何も言わないで」というふうに首を振った。
黙って編集部を出て行こうとする栞菜の後を追った。
「止めてもムダよ」
追ってくるボクの気配を感じた栞菜は、クルリと振り返って言った。
「止める気はないけど……」と、ボクは言った。
「ただ、理由は何だとか、これからどうするつもりだ――とか、それくらいは訊いてもいいでしょう。少なくとも、飼い主になりかけた男として」
栞菜は、フッ……と口元を緩めて、ボクをまじまじと見た。その目に憐れむような色が浮かんでいた。
「なりかけたはしたわね。でも、なってはくれなかったわ。私も、野良ネコのままだった」
「なってくれなかった」が、具体的に何を示しているのかは、ボクにはわからなかった。
「辞める理由なんて、特にはないわ。あなただって、いつかは――って思っているでしょう? それが早いか、遅いかだけの違い」
「それで……辞めた後のことは? どこかアテがあるの?」
「まだ、何も……。でも、あなたの目につくようなところでウロウロしたりはしないわ」
「じゃ、送別会でも……」
「そういうのはしない。今月いっぱいで黙って消えるから、だれにも、何も言わないでくれる?」
「ごめん……」
「何が、ごめんなの?」
「立派な飼い主になれなくて……」
「あなたのせいじゃないわ」
それから、栞菜は、ボクの顔を正面から見て、チョコンと頭を下げた。
「ありがとう。一瞬でも、飼い主になろうとしてくれて……」
それだけ言うと、栞菜は顔をボクの顔に近づけた。
サラッとした唇が、ボクの唇を一瞬、捉え、すぐに離された。
「さよなら……」
別れの言葉は、それだけだった。「さよなら」は、「もう、追うな」という意思表示だった。
1週間後、雨宮栞菜は、ボクたちの前から姿を消した。
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中学校の美しい養護教諭と生徒だった「ボク」の、淡い恋の物語です。
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