「おひとり様」の「荒廃」は、ポストから始まる


おひとり様の生活は、気を抜くと、たちまち荒れてすさんできます。
その「荒廃」が始まるのは、「ポスト」から。ポストが「荒廃」した
「おひとり様」は、ただの「変人」と見られてしまいます。
ノート〈11〉 「おひとり様」の「荒廃」は、ポストから始まる
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「おひとり様」というのは、ある意味で気楽な生活スタイルでもあります。
しかし、その気楽さは、うっかりすると、「孤立」という状態を生み出すことになります。
前々回、私は、「おひとり様暮らし」を破滅に追いやらずにすむためには、自己管理が必要だ――という話をしました。ただし、その「管理」にあまりに汲々となると、「管理しなくちゃ」がストレスになってしまう。
「自己管理」は必須だが、管理すべき項目は極力、絞り込んで、「最低限、これだけは」という項目だけを「ルーティン化」し、「やらなくちゃ」と思わなくても、自然に体が動いてしまうようにするといい。
そんな話をしました。
そんな「ルーティン化」すべき管理項目の中で、本日は、郵便受けの話をしてみようと思います。
放置ポストは、「死んでる」と思われてしまいます
現在、管理人が住んでいるアパートの住人は、ほとんどが、「ひとり者」なのですが、その中には、「きちんと暮らしているなぁ」と思う人もいれば、「まったく、これだからひとり者は……」と舌打ちしたくなるような人もいます。
別に、部屋の中をのぞかせてもらったわけではありませんよ。
見なくても、わかるんです、私には。
もう、50年やってますから「おひとり様」を。
どこで判断するかと言うと、郵便受けです。
おんぼろアパートですが、一応、うちのアパートには集合ポストが設置されています。ところが――です。その1つや2つが、開けられた気配もなく、郵便物や投げ込まれたチラシ類が、投入口からあふれて、一部が地面に落下したりしています。
こういうポストを見ると、人はどう思うか?
この部屋、空き部屋か――と思う人もいるかもしれませんが、空き部屋のポストは、投入口をテープでふさがれていますから、「空室」というわけでもない。
ハハァ~ン、何かの用事で、長期間、家を留守にしているのか? もし、そう思われてしまったら、そういう部屋は、空き巣の標的になってしまいます。しかし、空き巣に入られたという様子もない。
エッ、もしかして――と、管理人は、余計なことまで心配してしまいます。
しかし、その気楽さは、うっかりすると、「孤立」という状態を生み出すことになります。
前々回、私は、「おひとり様暮らし」を破滅に追いやらずにすむためには、自己管理が必要だ――という話をしました。ただし、その「管理」にあまりに汲々となると、「管理しなくちゃ」がストレスになってしまう。
「自己管理」は必須だが、管理すべき項目は極力、絞り込んで、「最低限、これだけは」という項目だけを「ルーティン化」し、「やらなくちゃ」と思わなくても、自然に体が動いてしまうようにするといい。
そんな話をしました。
そんな「ルーティン化」すべき管理項目の中で、本日は、郵便受けの話をしてみようと思います。

現在、管理人が住んでいるアパートの住人は、ほとんどが、「ひとり者」なのですが、その中には、「きちんと暮らしているなぁ」と思う人もいれば、「まったく、これだからひとり者は……」と舌打ちしたくなるような人もいます。
別に、部屋の中をのぞかせてもらったわけではありませんよ。
見なくても、わかるんです、私には。
もう、50年やってますから「おひとり様」を。

どこで判断するかと言うと、郵便受けです。
おんぼろアパートですが、一応、うちのアパートには集合ポストが設置されています。ところが――です。その1つや2つが、開けられた気配もなく、郵便物や投げ込まれたチラシ類が、投入口からあふれて、一部が地面に落下したりしています。
こういうポストを見ると、人はどう思うか?
この部屋、空き部屋か――と思う人もいるかもしれませんが、空き部屋のポストは、投入口をテープでふさがれていますから、「空室」というわけでもない。
ハハァ~ン、何かの用事で、長期間、家を留守にしているのか? もし、そう思われてしまったら、そういう部屋は、空き巣の標的になってしまいます。しかし、空き巣に入られたという様子もない。
エッ、もしかして――と、管理人は、余計なことまで心配してしまいます。
もしかしたら、住人に何かあって、部屋の中ですでに死体になっているのではあるまいか?
実際、管理人が入居してからも、過去、2部屋の住人が、知らないうちにミイラと化しておりました。
高齢者の「おひとり様」が増えている首都圏の集合住宅では、そういう「孤独死」が増えていて、大きな団地などでは、住民たちが「見回り隊」を結成したりしているところもあるのだそうです。
そんな心配もあるので、一応、管理人は、部屋の前まで行って「変なニオイがしないか?」と、鼻をヒクヒクさせてみたりもします。
それもなし――となったら、余計なお世話とは思いつつも、部屋をノックしてみます。
ポストから郵便物があふれているので、ちょっと心配になってノックしてみたのですが、大丈夫ですか? お変わりないですか?
と、声をかけてみます。
のっそりと顔を出した部屋の住人が、元気そうであれば、それでひと安心。
「面倒くさくて……」などと言う人には、「みんな心配してしまいますから、郵便物は、あんまり溜めないうちに取り込んでくださいね」と、余計なおせっかいをしてしまいます。
そうなんです。
「きちんと郵便が取り込まれている」というのは、集合住宅などでは、「私は、生きてますよ」という 《生存証明》 でもあるんですね。
余計な心配をさせたり、空き巣にネラわれたりしないためにも、郵便受けは、マメにのぞいてクリーンアップ。健全な「おひとり様」であることを周囲に示すためにも、これは、欠かせないルーティンとして習慣化しておくべきであろう――と思います。
「大事なお知らせ」を見逃す危険
郵便受けをマメにチェック――は、自分自身のためにも、実行しておく必要があります。
というのも、「おひとり様」にとって、郵便とメールは、外部とつながる貴重な手段だからです。
メールは、ある程度、定期的にチェックしておかないと、メールボックスがいっぱいになって、新たなメールが受け取れなくなってしまいます。
郵便受けのほうはもっと深刻です。毎日のように放り込まれるチラシ類に埋もれてしまって、「大事なお知らせ」を見逃してしまう可能性もあるからです。
その「大事なお知らせ」の中には、各種料金や代金の督促などが含まれている場合もあります。うっかり気づかないまま放置しておくと、いきなり電気を止められた、電話が通じなくなった、ガスが使えなくなった……なんてことにもなりかねませんし、もしそれがローン返済の督促状だったり、税金の督促状だったりした場合には、知らないうちに延滞金が嵩んで……ということだって考えられます。
それに――です。
もし、その「大事なお知らせ」が、友人の身の上に関する重大なお知らせであったり、あるいは、何かの貴重な集まりへのお誘いであったりしたら、どうなるでしょう?
それを知らないままに放置して、気づいたときには、その「お知らせ」に記された期日をとうに過ぎてしまっていた――なんてことがあるかもしれません。
実際、生活が荒んでいた頃の筆者にも、そういう「大事なお知らせ」を見過ごしてしまったことが何度かあり、「これじゃいけない」と、生活を改めることにしたのでした。
「ひとり」は「孤立」ではない
というわけで、ポストは、その人がどういう「おひとり様」であるかを示す「おひとり様の顔」でもあるわけですね。
繰り返しますが、「ひとりで暮らす」ということは、「世間から孤立する」ということではありません。
社会とつながっている、引きこもりではないし、偏屈な老人でもない――を示すためにも、郵便受けは、ほどほどにメンテナンスを。
本日は、そんな話をご紹介しました。
実際、管理人が入居してからも、過去、2部屋の住人が、知らないうちにミイラと化しておりました。
高齢者の「おひとり様」が増えている首都圏の集合住宅では、そういう「孤独死」が増えていて、大きな団地などでは、住民たちが「見回り隊」を結成したりしているところもあるのだそうです。
そんな心配もあるので、一応、管理人は、部屋の前まで行って「変なニオイがしないか?」と、鼻をヒクヒクさせてみたりもします。
それもなし――となったら、余計なお世話とは思いつつも、部屋をノックしてみます。

と、声をかけてみます。
のっそりと顔を出した部屋の住人が、元気そうであれば、それでひと安心。
「面倒くさくて……」などと言う人には、「みんな心配してしまいますから、郵便物は、あんまり溜めないうちに取り込んでくださいね」と、余計なおせっかいをしてしまいます。
そうなんです。
「きちんと郵便が取り込まれている」というのは、集合住宅などでは、「私は、生きてますよ」という 《生存証明》 でもあるんですね。
余計な心配をさせたり、空き巣にネラわれたりしないためにも、郵便受けは、マメにのぞいてクリーンアップ。健全な「おひとり様」であることを周囲に示すためにも、これは、欠かせないルーティンとして習慣化しておくべきであろう――と思います。

郵便受けをマメにチェック――は、自分自身のためにも、実行しておく必要があります。
というのも、「おひとり様」にとって、郵便とメールは、外部とつながる貴重な手段だからです。
メールは、ある程度、定期的にチェックしておかないと、メールボックスがいっぱいになって、新たなメールが受け取れなくなってしまいます。
郵便受けのほうはもっと深刻です。毎日のように放り込まれるチラシ類に埋もれてしまって、「大事なお知らせ」を見逃してしまう可能性もあるからです。
その「大事なお知らせ」の中には、各種料金や代金の督促などが含まれている場合もあります。うっかり気づかないまま放置しておくと、いきなり電気を止められた、電話が通じなくなった、ガスが使えなくなった……なんてことにもなりかねませんし、もしそれがローン返済の督促状だったり、税金の督促状だったりした場合には、知らないうちに延滞金が嵩んで……ということだって考えられます。
それに――です。
もし、その「大事なお知らせ」が、友人の身の上に関する重大なお知らせであったり、あるいは、何かの貴重な集まりへのお誘いであったりしたら、どうなるでしょう?
それを知らないままに放置して、気づいたときには、その「お知らせ」に記された期日をとうに過ぎてしまっていた――なんてことがあるかもしれません。
実際、生活が荒んでいた頃の筆者にも、そういう「大事なお知らせ」を見過ごしてしまったことが何度かあり、「これじゃいけない」と、生活を改めることにしたのでした。

というわけで、ポストは、その人がどういう「おひとり様」であるかを示す「おひとり様の顔」でもあるわけですね。
繰り返しますが、「ひとりで暮らす」ということは、「世間から孤立する」ということではありません。
社会とつながっている、引きこもりではないし、偏屈な老人でもない――を示すためにも、郵便受けは、ほどほどにメンテナンスを。
本日は、そんな話をご紹介しました。
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シリーズ「マリアたちへ」Vol.2
『「聖少女」六年二組の神隠し』
2015年12月リリース
作品のダウンロードは、左の写真をクリックするか、下記から。
「聖少女」六年二組の神隠し マリアたちへ

シリーズ「マリアたちへ」Vol.1
『チャボのラブレター』
2014年10月リリース
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チャボのラブレター (マリアたちへ)
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『「聖少女」六年二組の神隠し』
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