用もないのに「立つ」男、用があるのに「立たない」男

用もないのに立つ。用があるのに立たない。男とは、
そういう生きもの。なぜ? そのメカニズムを解説――。
性とエッチの《雑学》file.11 《改訂版》 R15
このシリーズは真面目に「性」を取り上げるシリーズです。15歳未満の方はご退出ください。
【今回のキーワード】 ボッキ ストレス

【リンク・キーワード】 エロ エッチ 官能小説 オーガズム 不倫
用もないのに、立つ。
用があるのに、立たない。
だいたい、男とは、そういう生きものです。
「じっと座っててよ」と言うのに、手持ちぶさたになる(用がない状態です)と、立ち上がって部屋の中をウロつき回る。
かと思うと、「あなた、ちょっと新聞取ってきてよ」と頼んでるのに、「ああ」と生返事を返すだけで、一向に腰を上げようとしない。
うちの亭主もそうなのよ――とおっしゃる方も多いかと思いますが、今回の話は、そっちのほうじゃなくて、あっちのほう。
そうです。その亭主なり、恋人なりの、リッパな(?)持ち物の話――。
実は、コレ、持ち主である男性自身にとっても、やっかいな問題なんですよね。
半世紀以上つき合ってきた筆者も、こんなふうに感じることがあります。
まったく、こいつほどつき合いにくいヤツはいない。
肝心のときに役に立たずに、用もないときに起きてきやがるんだから――と。
女性のヴァギナは、ほとんどが随意筋に囲まれていますから、自分の意思で締めたり緩めたりということができますが、ペニスの場合はそうはいきません。
いくら「立て」と命令しても、ウンともスーとも言わないことがありますし、いくら「落ち着け、鎮まれ」と命令しても、勝手に怒り狂うこともあります。
なぜなのか?
それは、「ボッキ」のメカニズムと関係しているのです。
ペニスはどういう仕組みで大きくなるのか? その生理的メカニズムについては、本シリーズの第3回 『男をカチンカチンにする驚きの仕組み』 で説明しましたが、今回は、神経的仕組みについてお話しましょう。つまり、ボッキのメカニズムは、どんなときにスイッチが入るのか――という話です。
用があるのに、立たない。
だいたい、男とは、そういう生きものです。
「じっと座っててよ」と言うのに、手持ちぶさたになる(用がない状態です)と、立ち上がって部屋の中をウロつき回る。
かと思うと、「あなた、ちょっと新聞取ってきてよ」と頼んでるのに、「ああ」と生返事を返すだけで、一向に腰を上げようとしない。
うちの亭主もそうなのよ――とおっしゃる方も多いかと思いますが、今回の話は、そっちのほうじゃなくて、あっちのほう。
そうです。その亭主なり、恋人なりの、リッパな(?)持ち物の話――。
実は、コレ、持ち主である男性自身にとっても、やっかいな問題なんですよね。
半世紀以上つき合ってきた筆者も、こんなふうに感じることがあります。

肝心のときに役に立たずに、用もないときに起きてきやがるんだから――と。
女性のヴァギナは、ほとんどが随意筋に囲まれていますから、自分の意思で締めたり緩めたりということができますが、ペニスの場合はそうはいきません。
いくら「立て」と命令しても、ウンともスーとも言わないことがありますし、いくら「落ち着け、鎮まれ」と命令しても、勝手に怒り狂うこともあります。
なぜなのか?
それは、「ボッキ」のメカニズムと関係しているのです。
ペニスはどういう仕組みで大きくなるのか? その生理的メカニズムについては、本シリーズの第3回 『男をカチンカチンにする驚きの仕組み』 で説明しましたが、今回は、神経的仕組みについてお話しましょう。つまり、ボッキのメカニズムは、どんなときにスイッチが入るのか――という話です。

大きく分けると、これには2つの経路があります。
ひとつは、大脳の性欲中枢から命令が下される経路。もうひとつは、反射という経路です。

大脳は、大きく分けると、知覚・判断・運動の命令などを処理している「大脳皮質」と呼ばれる部分(高等動物ほどこれが大きい)と、その奥にあって、食欲・性欲・感情・記憶などに関わる「辺縁系」と呼ばれる部分から構成されています。
「辺縁系」はいくつかのモジュールからできていますが、そのうちのひとつ「視床下部」が、私たちの性欲をコントロールしているパーツです。「視床下部」が担当しているのは、主に食欲と性欲です。このことは、実に重要です。
つまり、食欲と性欲は、おたがいにリンクしていると考えられるのです。
よく、おなかがいっぱいになるとSEXしたくなくなる――と言いますが、これも、視床下部にある「満腹中枢」が「食べるのを止めなさい」という抑制系の命令を出すため、すぐ近くにある「性欲中枢」までが影響されてしまう、と考えられているのです。
ちょっと話がそれましたが、この性欲中枢には、いろんな信号が届きます。
たとえば、いやらしい絵や写真、彼女の胸がチラ見えした……などの情報が前頭葉に入り、「エッチしたい」という意欲がわき起こると、それが視床下部に届けられて、「おチンチンよ、立ち上がれ」という指令が下されます。
何も見なくても、彼女とSEXすることを想像しただけでも(想像するのは前頭葉の仕事です)、その信号は、視床下部の性欲中枢を刺激します。
また、この性欲中枢は、男性ホルモン・テストステロンの影響も受けやすく、このホルモンの働きが強いと、何の刺激も受けてないのに、ペニスを硬くするなんてことが起こったりします。
朝立ちとか夢精は、そうした現象のひとつなのですが、それについては、また別の機会にお話しましょう。

もうひとつの経路は「反射」です。
これは、ペニスや陰のうなどの快感のポイントへの物理的刺激によって起こります。特に敏感なのは、ペニスの亀頭部ですが、たとえばここを彼女にさわられたり、自分でさわったり、ときには、それがパンツにこすれたり……というだけで、その信号が神経を介して送られます。
この信号は、途中で2手に分かれます。
ひとつは大脳に送られて、「あ、さわられてる」→「気持ちいい」→「エッチしたい」→「ボッキせよ」という指令となって、再びペニスに送られます。ただし、このとき、脳が「いや、いまはまずい」と判断すれば、それを抑制する回路が働きますから、ボッキを止めようと思えば止めることもできます。
しかし、もうひと手は、脳に向かわず、脊髄で折り返してそのままペニスに送り返されます。つまり、脳の判断を待たずに「ボッキせよ」が実行されてしまうのです。これが「反射」と呼ばれる反応。
ヒザの下をたたかれると、足がピョンと跳ね上がる反応と同じで、これは意思の力では止めようがありません。
たとえ、「こんなブスとはしたくない」と頭の中では思っても、たくみにそこを攻められてしまうと、ペニスが勝手にボッキするということが、実際に起こり得るのです。
やっかいなのは、この反射。頭の中では何もエッチなことなど考えてないのに、たとえば、その日のパンツがきつすぎたために亀頭部がこすられ、満員電車の中でボッキしたとか、みんなの前で立ち上がって発表しなければならないのに、ズボンの前がふくらんだままおさまらない……なんてことが、しばしば起こったりするわけです。
まことに、ペニスとは、やっかいな存在なんですね。

反対に、用があるのに立たないペニスもあります。
これには、いろんな理由があります。

ボッキを起こす構造そのものが、何らかの理由で障害を起こしている場合です。
ボッキは、ペニスの海綿体組織の中にある「静脈洞」(第3回 『おチンチンが硬くなる驚きの仕組み』 参照)に血が送られて、風船がふくらむように、この静脈洞がパンパンになることによって起こります。
この静脈洞を構成する血管は、毛細血管です。毛細血管ですから、きわめて詰まりやすい。
もう、おわかりかと思いますが、糖尿病とか高脂血症などの持病があると、この血管が詰まりやすくなってしまいます。詰まってしまうと、風船はふくらみませんから、ボッキもできなくなる。中高年からの「ED(勃起不全)」の多くは、遠因として、こうした生活習慣病を抱えているケースが多いようです。
他にも前立腺の障害など、器質的にEDを引き起こしてしまう原因がいろいろあるのですが、ここから先は医学の領域なので、ここでは触れないことにします。

主に心因的な理由などによって、性欲そのものが阻害されたり、正しく機能しないケースです。
「心因的」と言いましたが、そのほとんどはストレス。
そうです。
ボッキの大敵は、実は、「ストレス」なのです。
ストレスは二重三重の意味で、正常なボッキを邪魔します。

エッチなことを考えられないと、視床下部の性欲中枢に「エッチ信号」が送られませんから、性欲そのものが起動しません。

ストレスが加わると、脳内ではアドレナリンの分泌が増え、男性のボッキを促すホルモンであるテストステロンの分泌が抑制されます。性欲中枢は、テストステロンに反応してスイッチが入りますから、いくら「息子よ、立ち上がれ!」と命じても、あれは言うことを聞いてくれなくなります。

ストレスがかかった状態だと、自律神経は「交感神経優位」の状態になります。交感神経は、筋肉を緊張させ、血管を収縮させてしまいます。血管が収縮したままでは、「血よ、チンチンに結集せよ!」といくら命じても、海綿体の静脈洞にまでは、血が巡らなくなります。
「あれ?」とあせって、力めば力むほど、それがまたストレスとなって、事態はさらに悪化していきます。
こうして、ストレスはボッキの憎むべき敵となるわけで、若い男性がEDに陥る原因の多くは、こちらの【機能性障害】だと言われています。
こうなると、気になりますよね。
男をダメにするストレスとは、いったい何か?
仕事の悩み、お金の心配、将来への不安……いろいろ考えられます。
しかし、実はそのストレス、彼女との関係の中で発生している――というケースが、いちばん多いのです。
この話、長くなりますので、次回、お送りしたいと思います。
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