あなたをねたむ人の言葉は、なぜ、汚くなる?

あなたの言動を口汚い言葉でののしる人たちがいるとしたら、
その背後には「ねたみ」がひそんでいる――と考えられます。
言葉に毒をひそませようとして、言葉は汚くなっていくのです。
愛の会話力レッスン レッスン79
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みなさんは、だれかから、心ない言葉を浴びせられたことがありますか?
筆者も、たまに「クソジジイ」だの「エロジジイ」だのと、およそ筆者の品格に似つかわしくない(?)言葉を浴びせられて、頭に血が上ることがあるのですが、たいていの場合、そういう言葉を浴びせてくる人たちというのは、ねたんでるんですね、ジジイのわりに元気でいたりする私を。
ネット上の書き込みにも、しばしば、その種の言葉を見受けます。というより、ネット上に書き込まれる「非難」や「中傷」などのコメントというのは、よくもこんな汚い言葉を思い着くものだ――と思うような言葉を、これでもかと連ねて書かれているので、読んでいるうちに気分がわるくなってしまいます。
不倫騒動の女優を「泥棒猫」となじる、韓国や中国を擁護する発言をする評論家を「売国ジャーナリスト」「反日批評家」などと罵倒する、介護を受ける高齢者を「金食いゾンビ」と呼び捨てる。
どこから、こんな汚い言葉をひねり出すのだろうと思うのですが、実は、その背後には、「ねたみ」という感情がひそんでいる――と、私は確信しています。
これらの「汚い言葉」は、大きく分類すると、2つの異なる心理的動機から絞り出されているように見えます。
ひとつは、「バッシング」。
相手の言動や性格を非難・中傷して、その地位から引きずり下ろし、
名誉を奪いたい――という動機。
もうひとつは、「スポイリング」。
相手の言説や行動、持ち物などの価値を低下させ、
自分たちと同列のレベルへ落とし込もう――とする動機。
「バッシング」と「スポイリング」は、似ているようですが、ちょっとだけ違います。いちばんの違いは、「攻撃性の有無」でしょうか。そして、その違いを生み出すのは、「ねたみ」の元となる「自己評価」のありようの差ではないか――と、私は思っています。
筆者も、たまに「クソジジイ」だの「エロジジイ」だのと、およそ筆者の品格に似つかわしくない(?)言葉を浴びせられて、頭に血が上ることがあるのですが、たいていの場合、そういう言葉を浴びせてくる人たちというのは、ねたんでるんですね、ジジイのわりに元気でいたりする私を。
ネット上の書き込みにも、しばしば、その種の言葉を見受けます。というより、ネット上に書き込まれる「非難」や「中傷」などのコメントというのは、よくもこんな汚い言葉を思い着くものだ――と思うような言葉を、これでもかと連ねて書かれているので、読んでいるうちに気分がわるくなってしまいます。
不倫騒動の女優を「泥棒猫」となじる、韓国や中国を擁護する発言をする評論家を「売国ジャーナリスト」「反日批評家」などと罵倒する、介護を受ける高齢者を「金食いゾンビ」と呼び捨てる。
どこから、こんな汚い言葉をひねり出すのだろうと思うのですが、実は、その背後には、「ねたみ」という感情がひそんでいる――と、私は確信しています。
これらの「汚い言葉」は、大きく分類すると、2つの異なる心理的動機から絞り出されているように見えます。
ひとつは、「バッシング」。
相手の言動や性格を非難・中傷して、その地位から引きずり下ろし、
名誉を奪いたい――という動機。
もうひとつは、「スポイリング」。
相手の言説や行動、持ち物などの価値を低下させ、
自分たちと同列のレベルへ落とし込もう――とする動機。
「バッシング」と「スポイリング」は、似ているようですが、ちょっとだけ違います。いちばんの違いは、「攻撃性の有無」でしょうか。そして、その違いを生み出すのは、「ねたみ」の元となる「自己評価」のありようの差ではないか――と、私は思っています。

「バッシング」で発せられる攻撃的な言葉は、直接、相手の人格に向けられます。
たとえば、あなたの職場で、異例の抜擢を受けて昇格を果たしたという人がいたとしましょうか。「バッシング」が得意な人間は、こんな言い方で、その人格を攻撃します。

注目なのは、「仕事もできないくせに」のひと言です。そこには、「力はオレのほうが上」という本心が込められているように見えます。
つまり、こういうものの言い方をする人の「自己評価」は、かなり高いのだと思われます。もう少し詳しく分析すると、《自己評価が高く、他人の評価を気にする人》です。
しかし、気にする「他人の評価(ここでは会社の評価)」は、本人が期待するほどには高くない。高い「自己評価」を維持することに懸命なこのタイプは、こんなとき、どういう行動をとるでしょうか?
やることはひとつしかないだろう――と、私は思います。
自分より力は劣るはずなのに、自分より高い評価を得ている人間を、ひとりずつ引きずり下ろす――です。そのために、このタイプは、相手の弱点と思える部分を探しては、そこを非難し、その人が周りから得ている評価を地に落とそうとします。ときには、「心ないウワサ」を流すこともあるかもしれません。
恋愛という場面でも、このタイプの行動は、自分より優位に立つ人間の足を引っ張ることに向けられます。たとえば、自分が心を寄せる男性が、どう見ても自分より「いい女」とは思えない女性に心を奪われている――と知ると、このタイプは、その男性の耳にこんな言葉をささやいたりします。

これも、ライバルの評判を落とす「バッシング行動」の一種。
「バッシング」は、こんなふうに、「高すぎる自己評価」と「低すぎる(と自分では思っている)他人の評価」のギャップを埋めようと、ときに危険なキバをむきます。そのキバが鋭いほど、言葉も汚くなっていくのだろう――と、私は思います。

「スポイリング」とは「価値を台無しにする」という意味です。「スポイリング」の動機から発せられる言葉は、相手の人格を攻撃するためというより、その言動や意思や持ち物などの価値を低く見積もって、「大したことない」と思い込んだり、思い込ませたりするために使われます。
たとえば、だれかが困っている人に手を差し伸べて、その行為が「善行」として讃えられているとしましょうか。こんなとき、「スポイリング」の得意な人間は、こんな言い方で、その善意の価値を失墜させようとします。

「無償の善意」として賞賛を浴びようとしているその人の行為を、「計算ずくのスタンド・プレー」とこき下すことによって、行為の価値を低下させ、「あの人も私たちと同じ凡人」と思うことで、安心を得ようとするわけです。
こういう言い方・見方をする人たちの「自己評価」は、かなり低いと見て間違いありません。詳しく言うと、《自己評価が低く、他人の評価も気にしない人》です。
「どうせ、自分はダメ」と思い込んでいて、他人から評価されることも期待してないこのタイプの人間は、周囲のだれかが「いい評価」を受けたりしても、その人間に「ネガティブ・キャンペーン」を仕掛けて引きずり下ろし、自分がその位置にとって代わろうなどという野心は持ち合わせていません。野心は持ち合わせていないので、その言葉には、攻撃的な非難は含まれません。非難はしない代わりに、「スポイル」するわけです。
何かを修得するために努力しようとする人間には、「そんなことしてもムダだよ」とささやきかけ、意中の男性からデートに誘われて喜んでいる友人や同僚には、「遊ばれてるだけなんじゃないの」と疑心を吹き込み、ビッグなチャンスを与えられて意欲を燃やそうとしている人間には、「いいように利用されるだけかもよ」と不安を煽り立てます。
上昇しようという人間、評価を上げようとする人間に、自分と同じ「低い評価」にとどまるようにはたらきかけるのが、「スポイリング」の目的。そのために使われる言葉は、こうして、あなたから意欲や向上心を奪い去ってしまいます。
「バッシング」にしても、「スポイリング」にしても、言葉を発する人間の「自己評価」が低いほど、言葉に含まれる毒素は強くなります。
そういう毒を浴び続けると、いつの間にか、浴びせられた人間の精神は中毒状態になってしまいます。
そういう毒のある言葉は、できれば、右から左へ聞き流すようにしたいものです。
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シリーズ「マリアたちへ」Vol.1
『チャボのラブレター』
2014年10月リリース
Kidle専用端末の他、アプリをダウンロードすれば、スマホでもPCでも、ご覧いただけます。
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チャボのラブレター (マリアたちへ)
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チャボのラブレター (マリアたちへ)

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