「地味婚」は、はたして「損」か「得」か?
不純愛トーク 第341夜
最近、増えていると言われる「地味婚」。管理人も、「地味婚」支持派のひとりですが、しかし、その「地味婚」はかえって高くつく、という声も挙がっています。はたして、「地味婚」は「費用」という点から言うと、「損」なのか、「得」なのか? 今回は、そんな問題を掘り下げてみます――。
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AKI 哲ジイは、「ハデ婚」が好きじゃないんですよね?
哲雄 どっちかつーと、嫌いです。引き出物とかいらねーし。
AKI いまは、カタログ式にするケースが多いようですがね。
哲雄 あれはあれで、味気ない。だいたい、2000~3000円台の商品が選ばれているようですが、あんまり欲しいと思うものがない。それだったら、商品券にしていただいたほうが、助かる。
AKI いっそ、宝くじにするとか……。
哲雄 オッ、それ、いいね。でも、外れたらうらまれるでしょう。
AKI あいつら、不運のカップルだ――とか、言われるかもしれませんよね。「地味婚」だと、引き出物とかはないんでしょうね?
哲雄 そうとも言えません。たとえ少人数ではあれ、披露パーティなどをやり、お祝儀をもらったりしている場合には、そのお返しとして引き出物を用意する場合が多いと思いますよ。
AKI 前回、「地味婚」は、費用50万ぐらいまでだとおっしゃいましたよね。その範囲で引き出物とか言ってたら、ちょっと大変かもしれない。
哲雄 そこなんですよ。実はね、
「地味婚」は高くつく

という説もありまして……。
AKI エッ、そ、そうなんですか?
哲雄 そうなんです。「ハデ婚」は、確かに費用がかかるけれど、その代わり、入ってくる金も大きい。ヒンシュクを買うかもしれませんが、中には、「もうかっちゃった」というヤツもいる。
AKI エッ、結婚式&披露宴でもうかっちゃうんですかぁ?
哲雄 ごくまれに――ではありますが、そういうカップルもいます。そんなカップルのひとりが言うにはですね、コツは、
披露パーティは、2つに分けてやれ!

なんだそうです。正式な披露宴では、友人や同僚などの招待客はできるだけ抑えて、親戚や上司・先輩などの人数をできるだけ増やす。そして、金のない友人・同僚関係は、会費制の二次会のほうに回す。
AKI わかった。祝儀をたくさんもらえそうな人たちの人数を増やすんだ?
哲雄 正解! 友人とかだと祝儀の相場は、2~3万。しかし、親戚筋とか上司だと3~5万は包んでくれる。その人数を増やしておいて、その一方で、結婚式と披露宴にかかる費用は、極力、抑える。でも、このコスト削減が、式場相手だと、なかなかむずかしい。
AKI それは聞いたことがあります。友だちの中には、よそのショップでレンタルしたドレスを持ち込もうとしたら、「持ち込み料」を5万も取られた。レンタル料より高いじゃないか――って、怒ってた子もいました。
哲雄 式場で披露宴を挙げようとしたら、そういうことになるんですね。ほんとうは、この「持ち込み料」っていうの、「違法」の疑いが強いんですけどね。
AKI 違法……? 何の法律ですか?
哲雄 独占禁止法です。式場と提携しているショップ以外からドレスを持ち込もうとしたら、「持ち込み料」を取るっていうのが、「公正な競争」を妨げる不法行為とみなされるんじゃないか――というわけです。めでたい結婚式に法律問題を持ち込むのもなんだか……というわけで、実際に訴訟を起こしたりする人はいないんですけどね。ま、そんなこともあるので、
コストを抑えようと思ったら、
結婚式場なんかで披露宴をやっちゃ、絶対にダメだ!

と、そいつは言っておりました。
AKI なるほどォ~。勉強になりました。でも、「地味婚」だと、少なくとも「もうける」ってとこまではいかないゾ――と、そういう話なんですよね。
哲雄 「もうかる」は特殊な例ですから、この際、置いておいて――ですね、「ハデ婚」と「地味婚」、はたして、費用的にはどうなんだろう、と考えてみると……。
AKI その口ぶりでは、「地味」だからお得とは言えないゾ――と。哲ジイは、そうおっしゃりたいわけですね?
哲雄 そういうことです。200万かかったけど、祝儀で180万入ってきた、という「ハデ婚」と、50万ですませたけど、祝儀は20万しか入って来なかったという「地味婚」。持ち出した費用という面からだけ言うと、「地味婚」のほうが高くついた――というケースだって、考えられるということです。
AKI するってェと、あれですか、ご隠居。中途半端に「地味婚」やるんだったら、ハデにやったほうがいいぞ――と、そうおっしゃりたいわけですか?
哲雄 いいえ。結婚式も披露宴も、コスト・パフォーマンスで選ぶものではありませんから。ただね、もし、「地味婚」のほうが経済的だから――と考える方がいらっしゃるとしたら、それはちょっと甘いかもしれない。そのことを申し上げておきたかっただけです。それにね、AKIクン、たとえ結婚式とか披露宴とかにお金をかけなかったとしても、「地味婚」にしてしまったがために、後でかかってくるコストのことも、考えておかなくてはなりません。
AKI 後でかかってくるコスト? 何ですか、それ?
哲雄 ま、これは、その人の交友関係とか、人脈の性質とかにもよると思うのですが、「披露宴」を地味にすませてしまうと、人によっては、「実は、私たち、結婚したんです」と、後日、報告というかあいさつに回らなくてはならなくなる場合があります。
AKI あ、そうか……。盛大に「披露宴」をやっておけば、必要な人たちへのお披露目はそれですんじゃうわけだから、後は、お礼状のひとつも出しておけばいいってことになりますよね。でも、「地味婚」ですませてしまうと、そうはいかないかもしれない。そういうことですね?
哲雄 場合によっては、交通費をかけて、友人、知人、親戚関係などを回らなくちゃならない。そのときは、手土産のひとつも必要になるかもしれないし、ときには、一緒にメシでも……ってことになるかもしれない。実際、そういう費用がバカにならなかった――と、報告しているカップルもいます。
AKI そういうことも考えると、「地味婚」=安い、とは決して言えないってことなんですね?
哲雄 それは、「地味婚」の考え方にもよる、ということですね。もし、ほんとうに、自分たちの結婚を心から祝福してくれる人たちに祝福してもらいたいだけ――というのなら、何も「地味婚」という儀式にさえこだわる必要はない。婚姻届にふたりでサインする。それをみんなで見守って、缶ビールで乾杯するだけでもいい。「幸せになる」という決意と、「幸せになれよ」と願う気持ちがあれば、それだけでも十分じゃないか――と、私は思うんです。
AKI ワァ、チョー地味! でも、それこそ、ほんとの「地味婚」なのかもしれませんね。
哲雄 不肖・わたくしの青春時代には、そういう結婚式が珍しくありませんでした。
AKI それ、いつ頃の話ですか?
哲雄 1970年か1969年。学園がバリケードで封鎖されていた頃の話です。
AKI あ、もしかして、それ、『神田川』とかが流行ってた頃ですか?
哲雄 『神田川』が流行ったのは、それから2~3年後ですね。何もなかったからなぁ、あの頃のボクたちには……。
AKI あら、追憶モードに入っちゃった。聞かせてくださいよ、その頃の話。
哲雄 近日公開!
AKI ハーイ。哲ジイが結婚しなかった話も、ついでに聞かせてくださいね。
哲雄 フン! ついでになんか話してたまるか。
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