「好きなタイプ」は、循環する…?

凝視恋愛がもっとラクになる、楽しくなる
恋愛相対性理論

何度、恋をしても、懲りずに同じタイプを好きになってしまう人。
フラれるたびに、「あんなタイプはこりごり」と思ってしまう人。
人の恋の遍歴には、その2タイプがあります。それを決めるのは、
本人の気質と、「失恋」による「傷の負い方」――です。

 法則〈64〉  「好きなタイプ」は、循環する…?

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 何度、恋をしても、同じタイプの異性を好きになる――という人たちがいます。
 そういう男や女を見ると、私たちは、つい、こう思ってしまいます。

  まったく懲りないやつだなぁ……。

 何度フラれても同じタイプを好きになってしまうのは、「学習しないからだ」と、勝手に決めつけてしまうわけです。
 しかし、その逆もいます。「学習しすぎてしまう」タイプです。
 フラれるたびに、「もう、あんな女(男)はコリゴリ」と、まったく違うタイプに目を向けるのですが、その様子は、まるで、

  羹(あつもの)に懲りて膾(なます)を吹く

 が如く――であります。

 「懲りず」に同じタイプを「好き」になるか、
 それとも、恋する度にタイプが変わるか?


 これは、ひとつには、その人間の気質の違いによって決まる、とも言えます。
 ごく大雑把に言うと、

 粘着質タイプの人間は、同じタイプを好きになり、
 循環質(躁鬱質)タイプの人間は、タイプが変わる。


 です。
 粘着質というのは、筋骨型・角顔の人間に多く見られ、周囲に影響されずに、粘り強く自分の考えや好みを貫こうとする気質。
 循環質というのは、肥満型・丸顔の人間に多く見られ、周囲の気分に同調しやすく、他人に合わせて気分や考え方が変わりやすい気質。
 当然のことですが、粘着質タイプの人間は、フラれようが無視されようが、しつこく同じタイプを追い求め、循環質タイプの人間は、相手次第で「好きなタイプ」が「イヤなタイプ」に変わってしまったりする。これは、容易に想像がつくことかと思います。

「好きなタイプ」が変わるかどうかは、別れ方次第

 「好きなタイプ」を引きずるか、それとも、ガラリと「違うタイプ」を好きになるか?
 それを決めるもうひとつの大きな要素は、「いかに失恋したか?」です。
 いくつか、ケースを挙げてみましょう。

 〈1〉想いを募らせ、告白もしたが、相手にされず、あきらめた
 この場合、「好き」という気持ちは、未消化のまま、残ります。「好き」の度合いが強く、思い続けた期間が長いほど、この「好き」のタイプは意識の奥に焼き込まれ、「ステレオタイプ」化(鋳型化)してしまいます。何度、恋をしても、好きになる相手は「いつも同じ」になってしまう可能性が、きわめて強くなるかと思われます。

 〈2〉好きになり、交際もしたが、事情があって別れた
 別れた理由が、「相手がイヤになった」などではなく、止むを得ざる事情からだった。こういう場合、「好き」という気持ちはそのまま引きずることが多く、「好き」のタイプもキープされることが多いようです。〈1〉ほど固執はしませんが、結果的に、「また、同じような女(男)を好きになってしまった」になることが、比較的多いかと思われます。

 〈3〉好きになり、交際したが、相手がイヤになって別れた
 最初は「いい」と思って交際したのに、いろいろ欠点が目につくようになり、「いい」と思っていたところさえもが後に鼻につくようになって、自分から別れを決断した。こういう場合、「あんな女(男)を選んだのは、間違いだった」という後悔が生じると同時に、好きになったその「タイプ」そのものをも、忌避しようとする動機が発生します。「好き」だったタイプが、「避けたいタイプ」に変わってしまうのですね。

 〈4〉好きになり、交際したが、傷だらけになって別れた
 最初は「いい」と思って交際したのに、暴力を振るわれたり、ひどい裏切りに遭ったりして、傷だらけになって別れた。こういう場合、「あんな女(男)は二度とごめんだ」という強い後悔とともに、同じタイプを避けようとする「心的外傷」が残ります。〈3〉の場合よりも激しく、似たようなタイプを避けようとします。

 別れが、〈3〉や〈4〉のようであった場合、「好きなタイプ」は、「避けたいタイプ」に変わってしまいます。「二度と傷つきたくない」という心理が、「好きなタイプ」そのものを書き換えさせてしまうのですね。
 その書き換えは、どのように行われるのでしょうか?

あるタイプに傷つくと、その反対のタイプを求める

 ある種類のタイプとつき合った結果、ひどい目に遭った。
 こういう場合、通常、人間は、「あんなタイプはもうコリゴリだ」と思い、それとは対照的な性質を持つタイプに惹かれていきます。
 人が惹かれるタイプを、その対照性に注目して分類してみましょう。

対照的な「好きなタイプ」

野性的で、たくましい人←――→知的で、やさしい人
守ってほしくなる強い人←――→守ってあげたくなる弱い人
にぎやかで、楽しい人←――→もの静かで、落ち着ける人
厳しく、生真面目な人←――→寛容で、おおらかな人
頭の回転が速く、仕事ができる人←――→ボーッとしてるけど、安心できる人
懐が深く、面倒見がいい人←――→わがままだけど、甘え上手な人
慎重で、思慮深い人←――→腰が軽く、ノリがいい人
よく気が利いて、世話焼きな人←――→クールで、他人に干渉しない人

 他にもいろんなタイプがあるかと思いますが、「タイプ変換」が起こりがちな代表的な組み合わせを取り上げてみました。
 その「タイプ変換」が起こるプロセスを考えてみましょう。

 たとえば、女性Aが、「野性的でたくましい」という魅力に惹かれて、男性Bを好きになり、交際が始まったとします。
 しかし、Aは、交際が深まるにつれ、「たくましい」と感じていたBの魅力が、単に、「乱暴」であるだけかもしれない――と思うようになります。
 一緒に食事をしていても、「まずい!」と箸を皿に放り投げる。タクシーに乗っても、運転手に「オイ、もっと急げよ!」などと命令する。そして、ついには、Aに手を挙げるようになりました。
 こんな男とは、「もう1分も一緒にいたくない」と、AはBとの別れを決意。それと同時に、「野性的でたくましい男なんて、もうコリゴリだ」というメモリーが、脳の奥深くに書き込まれます。
 それ以降、Aは、Bのような「マッチョ」系男性には見向きもしなくなり、Bとは逆の「知的でやさしい男」に惹かれていくようになります。

 これが、もっとも単純な 《タイプ変換》 のパターン。
 しかし、実際に起こる《タイプ変換》には、もっと複雑なパターンも見られます。

「タイプ」は、循環するのか…?

 前述の話に出てくる「野性的でたくましい男」を 《タイプA》 、「知的でやさしい男」を 《タイプB》 とします。《タイプ変換》には、このAとB、2つの対照的なタイプの他に、そのどちらにも属さない中間型が登場することもあります。これを 《ニュートラル》 としておきましょう。
 起こり得る《タイプ変換》は、以下の3通りです。

1・単純変換型(トラウマ型)
  タイプA ――→ (ニュートラル) ――→ タイプB

 《タイプA》 から受けた「心の傷(心的外傷)」が深刻で、それが「トラウマ」となったりしている場合、本人の好みのタイプは 《タイプA》 とは対照的な 《タイプB》 に移り、そこで固着してしまいます。いきなり 《タイプB》 に移るのではなく、途中で 《ニュートラル》 を「ワンクッション」としてはさむこともありますが、この「ワンクッション」は、あくまで「つなぎ」という意味しか持ちません。この「単純変換型」の場合、目の前に再び 《タイプB》 な人間が現れても、心が揺れ動くことは、まず、ありません。

2・振り子型
  タイプA ――→ タイプB ――→ ニュートラル

 《タイプA》 に懲りて、それとは対照的な 《タイプB》 に心を移したものの、それは行き過ぎだと感じて、中庸な 《ニュートラル》 に落ち着くというパターンです。先の例で言うと、「野性的でたくましい男」に懲りた女性が、「知的でやさしい男」に惹かれたものの、やはりそれでは「もの足りない」と感じて、ほとほどたくましく、ほどほどやさしい 《ニュートラル》 なタイプに落ち着くというパターンです。

3・循環型
  タイプA ――→ タイプB ――→ (ニュートラル) ――→ タイプA ………
  タイプA ――→ (ニュートラル) ――→ タイプB ――→ タイプA ………


 問題は、この「循環型」です。《タイプA》 に懲りはしたものの、そのとき受けた心の傷がそれほど深刻ではなかった――という場合です。
 「あんなタイプは懲りた」と、いったんは 《タイプA》 から離れ、対照的な 《タイプB》 に乗り換えもするのですが、やはり、 《タイプB》 ではもの足りない。間に 《ニュートラル》 を挟む場合もありますが、やはり自分には 《タイプA》 が合っているのかもしれない――と感じて、再び 《タイプA》 に戻ってしまう、というパターンです。
 ヘタすると、この「循環型」は、この変換を数回にわたって繰り返すします。この循環を始めると、このタイプはいつまで経っても、心を落ち着ける場所を見つけることができなくなったりします。

 筆者も、こういう「循環」を繰り返す女性や男性を、何人か知っていますが、彼らが、ほんとうに心安らかな日々を手にできているかと言うと、答えは「NO」です。
 いつも、心が両極端な2つのタイプの間で揺れ動いているんですね。
 ま、その懲りない人生も、また、ひとつの人生ではあると思いますが――。



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