第50夜☆つい本心を表してしまう体の「正直パーツ」
第50夜
「愛とは何か?」をめぐって、管理人・哲雄がパートナー・AKIを相手に展開する、オヤジ・ギャグ風+ちょっぴりアカデミックおしゃべり。今回は、つい本心を表してしまう体のパーツについておしゃべりします――。

引き続き、応援、よろしくお願いいたします。

管理人のモチベーションに火がつきます。
哲雄 人間の体にはさ、気持ちを表現するパーツがいくつかあるんだけど、その中で、いちばんウソをつくのがうまいのは、どこだと思う?
AKI やっぱり、口でしょ?
哲雄 その次は?
AKI そうかぁ。そう言われると、目かもしれない。
哲雄 そ、目は口ほどにウソを言う、という話をしたんだよね、前回。では、いちばん、ウソをつきにくいのは?
AKI オッパイ……とか?
哲雄 ヘェ、キミは、そんなところで気持ちを表現するんだ?
AKI だって……硬くなったりするし……。
哲雄 そりゃ、キミのオッパイが正直者なのは知ってる。私のジョンと同じくらいにね。しかし、それは、意思のコントロールとは別の世界の話でしょ。それとも、キミのオッパイは、何かい? 株価が上がったら硬くなったり、遅刻の言い訳するたびに、しぼんだりするわけ?
AKI 株価には反応しませんけど、いい男には反応しますよ。
哲雄 だから、それは、意思とは関係のない世界だって。じゃ、キミは、意思の力でオッパイを硬くできる?
AKI 硬くなれ、硬くなれ~って? それはムリですよ。
哲雄 じゃ、そういうパーツは除外! それ以外の、意思の力でコントロールすることができるにもかかわらず、ウソをつくのが苦手なところはどこか?
AKI 鼻の穴?
哲雄 なるほど。鼻の穴も確かに、正直かもしれないけど、あんまり気持ちとは連動しないかなぁ。
AKI ヒント、ヒント……。
哲雄 これ、大事なヒントだよ。脳から遠く離れているパーツほど、大脳の意識的コントロールが行き届かないので、本心を表しやすい。
AKI わかった! 足だ!
哲雄 よくできました。特に、足の指。本心が顔に出ないように……と気をつけている人でも、足の指までは気が回らない。だから、つい、隠している本心を表してしまう。で、私はさっきから。キミのミュールのつま先からのぞいている足の指に注目しているんだけど……。
AKI ハッ……私の足指、何か語っていましたか?
哲雄 重度の水虫である。
AKI ウ、ウソ――ッ!?
哲雄 ハイ、ウソです。実はね、さっきから、指先を床から浮かして、小指以外の指が反り返っております。
AKI そ、それが、何か……?
哲雄 にわかには信じがたいことであるが、キミはこの私にセクシュアルな感情を抱いている。
AKI キャッ!! 何を言うか、このスケベ・オヤジ、エロ薄毛ッ! あり得ないッ! それはゼッタイに……あり得ない……かもしれないッ!
哲雄 と言いながら、今度は、5本の指がすべてハンマー・トウ状態になった。
AKI 今度は何?
哲雄 怒っている。
AKI 当たり前です。私、今度から、パンプス履いてくる。
哲雄 パンプスの上からでもわかることがある。
AKI たとえば?
哲雄 つま先で、床をトントントンと、タップしたり……。
AKI それは、何を意味してるんですか?
哲雄 たいていは、イライラしている。タップのリズムが速ければ速いほど、イライラの程度が高い。つま先の方向も重要です。
AKI エッ!? 方向?
哲雄 それが、部屋の出口の方向へ向けられていれば、ああ、この人はもう、話を切り上げて帰りたがっているんだな――などと判断するわけです。
AKI フーン、足元だけで、ずいぶん、いろんなことがわかるわけですね。
哲雄 だから、私たちは、人の足元を見る。
AKI ヘーッ、「足元を見る」って、そこから来てたんだぁ。
哲雄 いや、元々は違うよ。「足元」は「履物」のことで、どんなにオシャレに気を配っている人でも、余裕がないと、履物までは手が回らない。つまり、履物を見れば、相手の経済状態がわかる、という意味で使うんだけど、われわれ学究の徒は、心理分析のために足を見るわけです。
AKI エッチ目的じゃないわけですね?
哲雄 エッチ目的のときは、もう少し上を見ます。
AKI キャッ!!(と、ない胸を隠す)
哲雄 そんな上までは行きません。
AKI ウソーッ!!(と、今度は下腹部を隠す)
哲雄 そんなところ見ても、何も見えないでしょ。見るのはピザ……じゃなくてヒザ。ヒザというより、下肢全体かな。あ、これ、覚えておくといいよ。
AKI ど、どういうことですか?
哲雄 たとえば、キミが男性とふたりで座っているとする。そのとき、相手のヒザがどういう動きをするか? もし、カレのヒザが左右に、開いたり閉じたりしていたら……。
AKI さっきから、哲ジイのヒザもそんな動き方してますけど……。
哲雄 エッ!! ホント? そりゃ、まずい。この話は止めた。
AKI 止めないでくださいよ。何なんですか、その動きの意味は? ゲロしなさいよ。何もかもしゃべって、ラクになるんだ、オラ~!
哲雄 つまり、そ、それは……この女とやりたい……と。ま、そんなことを考えている可能性も否定できない場合があり得るかもしれないと……。
AKI ンもう、何をしどろもどろになってるんですか? 別に、いいですよ、私。
哲雄 エッ!? いいの?
AKI だから、哲ジイだってかろうじて男なんだし、そんな目で私を見ることだってあるでしょう。別に、それくらいかまいませんよ、と申し上げてるんです。
哲雄 なんだ、そんなことか。
AKI それで? ヒザが物語るのはそれだけ?
哲雄 あとは、タテ揺すり。いわゆる貧乏ゆすりだね。
AKI それはわかる。イライラしてるんでしょ。
哲雄 怒っているとか、もう話を切り上げて帰りたい、私、時間がないのよ――なんていうときにも、見せるしぐさです。
AKI 私も、もう時間がないんですけど……。
哲雄 と言いながら、キミのかかとはしっかり床に着いたまま。つまり、キミは、もう少しここにいたいなぁ――と思っている。
AKI 単に、仕事に行きたくないだけの話ですッ!
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AKI だって……硬くなったりするし……。
哲雄 そりゃ、キミのオッパイが正直者なのは知ってる。私のジョンと同じくらいにね。しかし、それは、意思のコントロールとは別の世界の話でしょ。それとも、キミのオッパイは、何かい? 株価が上がったら硬くなったり、遅刻の言い訳するたびに、しぼんだりするわけ?
AKI 株価には反応しませんけど、いい男には反応しますよ。
哲雄 だから、それは、意思とは関係のない世界だって。じゃ、キミは、意思の力でオッパイを硬くできる?
AKI 硬くなれ、硬くなれ~って? それはムリですよ。
哲雄 じゃ、そういうパーツは除外! それ以外の、意思の力でコントロールすることができるにもかかわらず、ウソをつくのが苦手なところはどこか?
AKI 鼻の穴?
哲雄 なるほど。鼻の穴も確かに、正直かもしれないけど、あんまり気持ちとは連動しないかなぁ。
AKI ヒント、ヒント……。
哲雄 これ、大事なヒントだよ。脳から遠く離れているパーツほど、大脳の意識的コントロールが行き届かないので、本心を表しやすい。
AKI わかった! 足だ!
哲雄 よくできました。特に、足の指。本心が顔に出ないように……と気をつけている人でも、足の指までは気が回らない。だから、つい、隠している本心を表してしまう。で、私はさっきから。キミのミュールのつま先からのぞいている足の指に注目しているんだけど……。
AKI ハッ……私の足指、何か語っていましたか?
哲雄 重度の水虫である。
AKI ウ、ウソ――ッ!?
哲雄 ハイ、ウソです。実はね、さっきから、指先を床から浮かして、小指以外の指が反り返っております。
AKI そ、それが、何か……?
哲雄 にわかには信じがたいことであるが、キミはこの私にセクシュアルな感情を抱いている。
AKI キャッ!! 何を言うか、このスケベ・オヤジ、エロ薄毛ッ! あり得ないッ! それはゼッタイに……あり得ない……かもしれないッ!
哲雄 と言いながら、今度は、5本の指がすべてハンマー・トウ状態になった。
AKI 今度は何?
哲雄 怒っている。
AKI 当たり前です。私、今度から、パンプス履いてくる。
哲雄 パンプスの上からでもわかることがある。
AKI たとえば?
哲雄 つま先で、床をトントントンと、タップしたり……。
AKI それは、何を意味してるんですか?
哲雄 たいていは、イライラしている。タップのリズムが速ければ速いほど、イライラの程度が高い。つま先の方向も重要です。
AKI エッ!? 方向?
哲雄 それが、部屋の出口の方向へ向けられていれば、ああ、この人はもう、話を切り上げて帰りたがっているんだな――などと判断するわけです。
AKI フーン、足元だけで、ずいぶん、いろんなことがわかるわけですね。
哲雄 だから、私たちは、人の足元を見る。
AKI ヘーッ、「足元を見る」って、そこから来てたんだぁ。
哲雄 いや、元々は違うよ。「足元」は「履物」のことで、どんなにオシャレに気を配っている人でも、余裕がないと、履物までは手が回らない。つまり、履物を見れば、相手の経済状態がわかる、という意味で使うんだけど、われわれ学究の徒は、心理分析のために足を見るわけです。
AKI エッチ目的じゃないわけですね?
哲雄 エッチ目的のときは、もう少し上を見ます。
AKI キャッ!!(と、ない胸を隠す)
哲雄 そんな上までは行きません。
AKI ウソーッ!!(と、今度は下腹部を隠す)
哲雄 そんなところ見ても、何も見えないでしょ。見るのはピザ……じゃなくてヒザ。ヒザというより、下肢全体かな。あ、これ、覚えておくといいよ。
AKI ど、どういうことですか?
哲雄 たとえば、キミが男性とふたりで座っているとする。そのとき、相手のヒザがどういう動きをするか? もし、カレのヒザが左右に、開いたり閉じたりしていたら……。
AKI さっきから、哲ジイのヒザもそんな動き方してますけど……。
哲雄 エッ!! ホント? そりゃ、まずい。この話は止めた。
AKI 止めないでくださいよ。何なんですか、その動きの意味は? ゲロしなさいよ。何もかもしゃべって、ラクになるんだ、オラ~!
哲雄 つまり、そ、それは……この女とやりたい……と。ま、そんなことを考えている可能性も否定できない場合があり得るかもしれないと……。
AKI ンもう、何をしどろもどろになってるんですか? 別に、いいですよ、私。
哲雄 エッ!? いいの?
AKI だから、哲ジイだってかろうじて男なんだし、そんな目で私を見ることだってあるでしょう。別に、それくらいかまいませんよ、と申し上げてるんです。
哲雄 なんだ、そんなことか。
AKI それで? ヒザが物語るのはそれだけ?
哲雄 あとは、タテ揺すり。いわゆる貧乏ゆすりだね。
AKI それはわかる。イライラしてるんでしょ。
哲雄 怒っているとか、もう話を切り上げて帰りたい、私、時間がないのよ――なんていうときにも、見せるしぐさです。
AKI 私も、もう時間がないんですけど……。
哲雄 と言いながら、キミのかかとはしっかり床に着いたまま。つまり、キミは、もう少しここにいたいなぁ――と思っている。
AKI 単に、仕事に行きたくないだけの話ですッ!
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