女3人集まって、男を「飼う」…… !?
不純愛トーク 第336夜
前回は、経済力のある男が、複数の妻の面倒をみる 《一夫多妻》 という「シェアの形」について話をしました。しかし、これ、見方を変えたら、複数の女で、「ひとりの男を飼う」という発想にもなるのではないか? これからは、仕事力のある女が、「手のかからない男を飼う」という時代になるかもしれない。そんな、AKI嬢の発想に、哲ジイがモノ申してみます――。
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哲雄 前回、AKIクンは、気になることをおっしゃいましたね。
AKI エーッ……と、何でしたっけ?
哲雄 女何人かで、若い男を飼う――とか何とか、物騒なことをおっしゃっていたような気がしますが……。
AKI 物騒ですか? 私、ここだけの話なんですけどね、そのうち、そういう時代が来るんじゃないか――って気がしてるんですよ。
哲雄 女が男を飼う時代が――ですか?
AKI な、何、鼻の下伸ばしてるんですか、哲ジイ?
哲雄 いやー、ええ話やなぁ。女何人かで……男を……? ぶひひ……。
AKI もしもし。何を勝手にエロい妄想してるんですか? 言っときますけどね、哲ジイ、私が「飼う」って言ってるのは、「若い男」ですからね。
哲雄 フム……。そこじゃよな、問題は。なぜ、「若い男」でないとダメなのか?
AKI ま、ひとつにはあれですね、精子が元気!

哲雄 目的は、そこかい?
AKI ハッキリ言って、そこです。精子は欲しい。でも、そのために、手のかかる男の面倒を看てやる気になんてなれない。専業主婦ならまだしも、私のように仕事を持ってる女には、とてもそんな余裕はない。じゃ、どうするか――って考えたとき、方法は2つしかないってことに気づいたの。
哲雄 わかった! 「家事力」のある男を見つけて「主夫」に仕立てる。
AKI ウン、それもある――って思った。でも、「主夫」を専業でお願いしようと思ったら、女がかなり稼がないとムリじゃないですか。でもね、ひとりじゃムリでも、2人とか3人でなら何とかなりますよね。
哲雄 なるほど、ネライは「家事」ですか?
AKI 哲ジイが言ったように「主夫」を養うとしたら――っていう話です。でも、「男を飼う」というのは、何も「主夫」として飼うというわけじゃありませんことよ。
哲雄 てことは、アレ……かな? 「エッチ」と「子種」?
AKI そういう言い方をされると、身も蓋もありませんわ。
哲雄 でも、そうなんだ?
AKI それも含めたオス的なもの――のすべてですッ! 哲ジイだってあれでしょ? 自分の身の回りにメスの気配がない、匂いもしなきゃ、声もしない。洗面台に彼女の長い髪が落ちてて、「まったく、あいつ……」と舌を鳴らすこともない――ってなると、なんだか、寂しゅうございますでしょ?
哲雄 エーと、あれは……彼女と別れて、1週間ほど経った頃でしたかねェ。ふと見たシンクの片隅に、茶色がかった長い髪が一本、まるで忘れ形見のように残してあって……それを見た瞬間、なんだか、胸の奥がキューンとなりましてね。これは、きっと、「いつまでも、私のことを覚えておいてね」という彼女の……。
AKI ない、ない! 150%、ありませんッ!
哲雄 ガックシ。
AKI それ以来、メスっ気のない部屋でひとり寂しくお過ごしのジイさまにご説明しても、無意味かとは存じますが、わたくし、身も心も、まだ女盛りでありますゆえ、やはり、生活のどこかに、オスの匂いは感じていたいんですよ。それも、加齢臭抜きの、新鮮なやつが……。
哲雄 それで、「若い男」を飼う――ですか? しかし、「主夫」でなくていいのであれば、その「飼う」には「経済的扶養」が伴わないわけでしょ? だったら、AKIクン、ひとりで飼ってしまえばいいではありませんか?
AKI それは、面倒なんです。
哲雄 メ、メンドウ……?
AKI メンドウです。中には、手のかかる男もいますからねェ。あ、別に、家事が……ってことじゃないですよ。何ていうのか、そのメンタルにいちいちつき合ってるのが――っていう意味ですけど。
哲雄 でも、AKIクン、男と女であろうと、男同士であろうと、女同士であろうと、人と人がつき合うってことは、そういうことじゃないですか?
AKI メンタルにいちいちつき合う――ってことですか?
哲雄 そうです。それをメンドウと言ってたら、どんな人間関係も成立しないような気がしますけどね、私は……。
AKI さすが、昭和のおじさんだわ。濃い人間関係がお好みなんですね。
哲雄 キミは、薄いほうがいい――と?
AKI 「薄い」とか「濃い」という問題じゃなくて、「楽しい」か「楽しくない」か――じゃないですか?
哲雄 「辛い」や「悲しい」は要らない――ってことかい?
AKI 要らないとは言いませんよ。そりゃ、だれかが辛くなったり、悲しくなったら、そばに寄り添って、「何か辛いことがあったの? 私にできることは?」ぐらいの言葉はかけるし、「泣きたかったら、私の胸でお泣きなさい」ぐらいのことは言いますよ。でもね、わざわざ重くすることはない。
哲雄 わざわざ……ですか?
AKI 「おまえ、だれと会ってきたんだよ?」なんて人の行動を詮索したり、束縛したり……とかね。
哲雄 ああ、嫉妬深いやつね。
AKI それとか、口うるさいの。「××するのが当たり前だろ!」みたいに、自分の価値観を押しつけて、人の行動とかを押さえつけようとするとか。そういう「重さ」は、ちょっとカンベンしてよ――なのよね。
哲雄 と言って、AKIクンの性格だと、最初から「軽い」ってのも、ダメなんでしょ?
AKI 軽くて、薄い――ってのは、ダメなんですよね。
哲雄 難儀な女でんなぁ。
軽いのはダメ。
でも、重すぎるのもイヤ。
基本、楽しくなくちゃ

――ですか? そんな都合のいい男、いてますかいな。
AKI でもね、哲ジイ。ひとりで全部抱え込もうと思うと、なかなかむずかしいかもしれないけど……。
哲雄 ハハァ……。リスクを分担し合おうというわけですか?
AKI い、いや、別に「リスク」とは言ってませんよ。ただ、24時間、ひとりで背負い込もうとすると重いけど、2人とか3人とかでなら、ひとり分の重量負担は、減るでしょう?
哲雄 なんだか、あれだなぁ。AKIクンは、目方で恋愛のよしあしを判断してるみたいだなぁ……。
AKI そんなことはないと思いますよ。だいいち、哲ジイ、1対1の「濃密な関係」よりも、2対1とか3対1の「淡い関係」のほうが、恋愛としては、楽しいと思いますけどね。
哲雄 恋愛だったら、それでもいいかもしれないけど、一緒に暮らすとなると――ねェ。「男を飼う」ってことは、そういうことでしょ?
AKI ま、そうなんですけど……。
哲雄 それは、「共同飼育」する女同士の関係性にもよるんじゃないの?
AKI ま、そういうことは言えますね。
哲雄 もし、重くなるのがイヤって言うんだったらさぁ……。
AKI 何か、名案でもあるんでしょうか?
哲雄 ま、なくはありません。それについては、次回、お話することにしましょうか。
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『チャボのラブレター』
2014年10月リリース
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