「喜びすぎる人たち」の取り扱いに困ったら?

「喜ぶ人たち」は、周りにも、一緒に喜んでくれることを求めます。
しかし、これがメイワクな場合があります。メイワクなのは、
その喜びが「過度」と思われる場合。そんなときには……。
愛の会話力レッスン レッスン76
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「うれしい!」「幸せェ~」「やったぁ!」――親しい人間がそうやって喜んでいる姿を見るのは、筆者も嫌いではありません。たいていの場合、自分までうれしくなってしまいます。
社会的生きものである人間には、そうやって、他人の感情に同調しようという性質が、元々、備わっているんですね。
しかし、ときには、素直に同調できない場合もあります。
それは、喜びの性質にもよるし、喜び方の程度にもよるよ――と、筆者は思っています。
「うれしい」という感情に満たされた人たちは、その喜びを顔いっぱいに溢れさせ、友人や仲間の肩を叩きながら、「オレはうれしいんだよ。おまえも喜んでくれよ」と、暗に同調してくれることを求めてきたりもするのですが、実は、これがメイワクでしかない――という場合が、しばしばあるのですね。
他人が見せる「喜び」が、メイワクな場合もある
他人の「喜び」がメイワクと感じられるケース。
ひとつは、その「喜び」の程度が、とても同調しきれないと思うほどに極端である場合です。
俗に、ハイテンションなどと呼ばれることもありますが、とにかく、その「躁状態」が極端に高いので、一緒に調子を合わせることがむずかしい、というケースです。つき合いきれないでいると、「あいつ、ノリがわるい」と、煙たがられたりもします。
飲み会がそういうメンバーで占められていたりすると、私などは、その場に身を置くこと自体が、苦痛に感じられたりもします。
たぶん、こういう人たちは、脳内の「快楽ホルモン」であるドーパミンの分泌量が、通常よりも高いのだと思います。
ムリに合わせようとすると、ストレスになってしまいますから、こういう「喜びすぎ」には、筆者は、ほどほどの距離をとってお愛想笑いを振り向ける程度にとどめておく――ようにしています。
もうひとつは、「喜び」の内容が関係してくるケース。実は、こちらのほうが、メイワク度が深刻です。
筆者の周りにも、そんなメイワクな喜びを振り撒きたがる人たちがいました。
社会的生きものである人間には、そうやって、他人の感情に同調しようという性質が、元々、備わっているんですね。
しかし、ときには、素直に同調できない場合もあります。
それは、喜びの性質にもよるし、喜び方の程度にもよるよ――と、筆者は思っています。
「うれしい」という感情に満たされた人たちは、その喜びを顔いっぱいに溢れさせ、友人や仲間の肩を叩きながら、「オレはうれしいんだよ。おまえも喜んでくれよ」と、暗に同調してくれることを求めてきたりもするのですが、実は、これがメイワクでしかない――という場合が、しばしばあるのですね。

他人の「喜び」がメイワクと感じられるケース。
ひとつは、その「喜び」の程度が、とても同調しきれないと思うほどに極端である場合です。
俗に、ハイテンションなどと呼ばれることもありますが、とにかく、その「躁状態」が極端に高いので、一緒に調子を合わせることがむずかしい、というケースです。つき合いきれないでいると、「あいつ、ノリがわるい」と、煙たがられたりもします。
飲み会がそういうメンバーで占められていたりすると、私などは、その場に身を置くこと自体が、苦痛に感じられたりもします。
たぶん、こういう人たちは、脳内の「快楽ホルモン」であるドーパミンの分泌量が、通常よりも高いのだと思います。
ムリに合わせようとすると、ストレスになってしまいますから、こういう「喜びすぎ」には、筆者は、ほどほどの距離をとってお愛想笑いを振り向ける程度にとどめておく――ようにしています。
もうひとつは、「喜び」の内容が関係してくるケース。実は、こちらのほうが、メイワク度が深刻です。
筆者の周りにも、そんなメイワクな喜びを振り撒きたがる人たちがいました。
A子さんは、結婚2年目で待望の赤ちゃんが誕生。それがうれしくてたまらないらしく、「いいわよォ、子どもって」と、会う人ごとに、その喜びを表現してみせました。そのうち、スマホで撮った子どもの写真を見せては、「いいでしょう。子どもってかわいいわよォ」と、自慢げに語るようにもなりました。
しかし、そんなA子さんの喜びようを、「不快」と感じる人たちもいました。結婚して5年になるのに子どもができず、不妊に悩んでいる先輩のB子さん。そして、その結婚さえも、相手に恵まれずにできないでいる、職場のお局的存在のC子さん。さらには、かつてA子さんにフラれてしまった、D男さん。
A子さんが、喜びを振り撒き、はしゃいで見せれば見せるほど、これらの人たちは、A子さんに嫌悪の感情を抱くようになっていきました。
実は、そこにこそ、「喜び」の見せ方のむずかしさがあるのです。

正直に言うと、私も、「喜びすぎる人たち」がちょっと苦手です。
「喜びすぎる人たち」には、「喜べない人たち」への配慮が、少し欠けているのでは――と思われるケースが多いからです。
できることなら、その人の「喜び」には、私も共感を示して、一緒に喜んであげたい。しかし、どうも素直にそうはできない、という場合があるんですね。主なケースを挙げておきましょう。
〈1〉その人が喜んでいる理由が、納得できない場合
「あいつがフラれた。超うれしい!」といった類の、人の不幸を喜んでいるような「喜び」には、まず、共感することができません。その人の「喜びの原因」が、自分の「不幸の原因」である場合にも、素直には、共感を示せません。たとえば、「巨人ファン」は、「阪神の優勝」を一緒には喜べない、というようなケースです。
〈2〉その「喜び」が、他人を傷つける――という場合
前出の「赤ちゃん自慢」などがその一例。受験に失敗した人の前で「合格」を大喜びするとか、身内に不幸があった人の前で「結婚」を大喜びするとかも、同様です。その「喜び」が、他人の「不幸感」を増すと思われるような場合には、むしろ私などは、その「喜びすぎ」をいさめる側に回るだろうと思います。
〈3〉「喜び」のあまりのはしゃぎすぎが、周りにメイワクを及ぼす、という場合
これは、飲み屋などでしばしば見受けられるケースです。喜ぶあまり、大声で歓声を挙げたり……という行為に、周囲の客から冷たい視線。こういうときにも、私だったら、その輪には加わらず、セーブする側に回るだろうと思います。

喜ぶ人たちは、「幸せ」の側にいる人たち、と言ってもいいかと思います。
「幸せサイド」にいる人たちは、ともすると、忘れてしまうんですね。「不幸サイド」にいる人たちや、少なくとも同じ「幸せの側」にはいられない人たちがいる、ということを。そして、自分たちが喜んで見せれば見せるほど、その人たちの気持ちを傷つけてしまうことになるかもしれない、ということも。
「幸せサイド」の人間には、
「不幸せサイド」にいる人間を思いやる配慮が求められる。
社会生活や集団生活を営む上で、これは、忘れてはいけないマナーだろうと思います。「幸福感」を表現するときは、控えめに――これも、日本人が長い間、培ってきた美徳だろうと思います。
そのマナーも美徳も忘れて喜びすぎる人たちが、最近は、増えているようにも見えます。
そういう「喜びすぎ」な人たちに遭遇したり、そういう人たちの輪の中に入ってしまったときには、どうすればいいのでしょうか?
相手が目下だったり、気の置けない同僚や友人たちだったりする場合には、その「はしゃぎすぎ」をやさしくたしなめればいいと思います。場合によっては、「そんなにはしゃいでると、傷つく人間がいるゾ」と、「喜べない人間」の存在に気を配るよう、アドバイスするかもしれません。しかし、そうはできない場合もあります。
そういうときには、私だったら、そっとその輪から抜け出します。
それでも、「一緒に喜べよ」とか「あなた、うれしくないの?」などとからまれたときには、とっておきの手を使います。

とワケありを装うか、

と、体調のせいにしてしまいます。
別に、ウソであってもいいと思います。「ウソも方便」は、そういうときのためにある言葉なのですから。
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『チャボのラブレター』
2014年10月リリース
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