カップ麺が、精子を滅ぼす…?

精子数が激減しています。その原因として
指摘されている「環境ホルモン」とは何?
性とエッチの《雑学》file.143 R15
このシリーズは真面目に「性」を取り上げるシリーズです。15歳未満の方はご退出ください。
【今回のキーワード】 環境ホルモン カップ麺 精子減少

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精液中に含まれる精子数が、激減しているのだそうです。
1992年にデンマーク大学病院のスカケベックという教授が発表したレポートは、こんな衝撃の事実を報告しています。
50年で、精子が半減…!
20か国1万5000人の男性を対象に調査した結果、
この50年間で、成人男性の精液1ml中に含まれる精子数が、
1億1300万から6600万へと、58%に激減している。
フランスの研究グループも、こんな調査結果を発表しています。
フランスでは17年で半減
同じ施設で子どもを作った男性の30歳時の精子数を比較した結果、
1945年生まれの男性の精子数が1ml中に1億200万であったのに対して、
1962年生まれの男性のそれは、1ml中に5100万。
17年で、ほぼ半減している。
日本でも、帝京大医学部の押尾講師らが、東京近郊に住む20代男性と40代前後の男性の精子数を比較しているのですが、これによると、
日本でも、20代の精子数は40代の約半数
1ml中の精子数は、40代前後で8400万だったのに対し、
20代のそれは4600万だった。
こちらも、ほぼ半減しています。
いずれの報告でも、20世紀後半の50年以内のうちに、男性の精子数が驚くほどのペースで減少していることが明らかにされています。
もしかして、精子は滅亡してしまうのか?
今回は、人類の未来のためにも、この問題を徹底的に追求してみたいと思うわけです。
1992年にデンマーク大学病院のスカケベックという教授が発表したレポートは、こんな衝撃の事実を報告しています。

20か国1万5000人の男性を対象に調査した結果、
この50年間で、成人男性の精液1ml中に含まれる精子数が、
1億1300万から6600万へと、58%に激減している。
フランスの研究グループも、こんな調査結果を発表しています。

同じ施設で子どもを作った男性の30歳時の精子数を比較した結果、
1945年生まれの男性の精子数が1ml中に1億200万であったのに対して、
1962年生まれの男性のそれは、1ml中に5100万。
17年で、ほぼ半減している。
日本でも、帝京大医学部の押尾講師らが、東京近郊に住む20代男性と40代前後の男性の精子数を比較しているのですが、これによると、

1ml中の精子数は、40代前後で8400万だったのに対し、
20代のそれは4600万だった。
こちらも、ほぼ半減しています。
いずれの報告でも、20世紀後半の50年以内のうちに、男性の精子数が驚くほどのペースで減少していることが明らかにされています。
もしかして、精子は滅亡してしまうのか?
今回は、人類の未来のためにも、この問題を徹底的に追求してみたいと思うわけです。

いまさら言うまでもないことですが、「受胎」とは、男性の精子と女性の卵子が合体して受精卵が作られ、それが女性の子宮内に着床することを言います。
現段階の科学技術では、「精子なし」では、子孫を作ることができません。理論上は可能なのですが、それは、生命倫理的にもやってはいけないこと、とされています。
つまり、精子の激減は、妊娠の可能性を減少させる――とも考えられるわけです。
エッ!? と思った方もいらっしゃるかもしれまん。
いま問題になっている「少子化」も、精子減少のせい?
残念ながら、「精子減少」と「少子化」を直接関連づけるデータは、見つけられませんでした。
しかし、このまま精子が減り続けたら、将来的には、妊娠したくてもできない、そんな男女が増えてしまうことも、予想できます。
問題は、なぜ、精子が減り続けているか?――です。
ひとつの原因として指摘されているのが、「環境ホルモン」の影響です。

「環境ホルモン」というのは、生体内に取り入れられると、生体の内分泌系を攪乱して影響を及ぼしてしまう化学物質の総称。現在、全部で72種の化学物質が「環境ホルモン」と認定されていて、よく知られているのが、ダイオキシンやPCBなどです。
「ダイオキシン」と聞くと、ギョッ……となる人も多いと思いますが、「環境ホルモン」の中には、私たちが日常生活でふつうに接触しているものも少なくありません。
その代表が「フタル酸エステル」という物質と「ビスフェノールA」という物質です。
「フタル酸エステル」は、カップ麺の容器に含まれている物質。カップ麺に、直接、お湯を注ぐと、この「フタル酸エステル」がお湯の中に溶け出して、人体に摂取されてしまうことになります。
一方の「ビスフェノールA」は、スチール缶内側のサビを止めるためのコーティングに使われたり、学校給食で使われるプラスチック食器や哺乳瓶の素材としても使われている物質です。
ふつうに食生活を送っていると、どちらも、知らないうちに摂取してしまう可能性がきわめて高い物質なわけです。

これらの物質がどうして精子の減少を引き起こすのか?
いくつかのメカニズムが指摘されていますが、そのひとつに、《テストステロンの血中濃度低下》 というのがあります。
「テストステロン」は、みなさんご存じの男性ホルモン。精子の形成にも大きく関わっていて、その血中濃度が下がると、精子の産生能力が低下したり、精子に奇形を生じる確率が高くなる――と言われています。
もっと問題なのは、「エストロゲンの増加」が胎児に及ぼす影響です。
妊娠中に、男子の胎児が通常以上のエストロゲンの照射を受けると、将来、精子をつくるのに大きく関係する「セルトリ細胞」という細胞の増殖が抑制されてしまいます。
「エストロゲン」というのは、女性ホルモンの一種で、女らしい体を作ったり、女性らしい精神を作り上げるのに重要な働きをするホルモンですが、「環境ホルモン」と呼ばれている化学物質の中には、エストロゲンと同様の作用を持つ物質があります。
母親が食生活などを通して、その「環境ホルモン」を摂取すると、それは母親の子宮の中で、エストロゲンと同じ作用を及ぼす物質として働き、胎児にも影響を及ぼしてしまいます。つまり、「環境ホルモン」を摂取した母親の胎児は、それを摂取しない母親の胎児よりも多く、エストロゲンの影響を受けてしまうわけです。
母親の胎内でそんな影響を受けて育った子どもは、おとなになっても、精子がたくさん作れない体になってしまう可能性がある、と指摘されています。
「環境ホルモン」の怖いところは、いったん生体内に取り込まれると、どんどん蓄積されてしまうということです。
母親が「環境ホルモン」に汚染されてしまうと、その乳を吸う乳幼児にも、その影響が及んでしまう。自分では気をつけていても、環境ホルモンを摂取して育った動物の肉や、環境ホルモン入りの農薬を使って育った野菜を食べることでも、人体は、その影響を受けてしまいます。
この影響は、「精子の減少」だけにとどまりません。
近頃、言われている《草食系男子》 の増加も、あるいは、この「環境ホルモン」の増加と関係があるのでは――と筆者は思っているのですが、残念ながら、その因果関係を実証するデータは、いまのところ見当たりません。

世界的には問題視されている「環境ホルモン」の影響ですが、日本の厚労省あたりは、まだ本腰を入れて検討しようとしてないし、原因化学物質の規制に関しても、かなり甘い基準しか設けていません。
精子をその滅亡の危機から救うためには、私たち自身が、生活の中で自己防衛を図るしかない――というのが、実情です。
いまの段階でできることをまとめておきましょう。

1・プラスチック容器に入った食べ物(弁当など)を、そのまま、電子レンジで温めたりしない。コンビニでチンしてもらうこともできるだけ避ける。
2・発砲スチロールなどの容器に入ったカップめんなどは、そのまま湯を注ぐのではなく、できれば、鍋や丼などに移して湯を注ぐ。
3・調理ずみの食品などを保存するときは、プラスチック製の保存容器ではなく、できるだけ、ガラスや陶器製の容器を使う。
4・動物性脂肪の摂取を極力、避ける。(飼料に使われた農薬などは、脂肪に蓄積されているから)
5・化学物質に頼った生活をできるだけ改める。
などです。
精子を大事にしたい――と願う健全な男子・女子は、ぜひ、心がけていただきたいと思うのですが……。
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