第46夜☆合コンで成功するイス取りの心理学
第46夜
「愛とは何か?」をめぐって、管理人・哲雄がパートナー・AKIを相手に展開する、オヤジ・ギャグ風+ちょっぴりアカデミックおしゃべり。前回は、パーソナル・スペース(なわばり)を人間関係にどう応用するかという話をしたところ。今回は、さらに一歩進んで、合コンでのイス取り問題に――。
哲雄 ところで、突然だけど、AKIクンは、合コンに出たりすることもあるの?
AKI そりゃ、女の子ですもの。合コンのひとつやふたつ。それが何か……?
哲雄 フーン、出るんだ。何人ぐらいで?
AKI 別に、何百人も集まるわけじゃないですよ。
哲雄 当たり前でしょ。そういうのは、合コンと言わずに「集団お見合い」と言う。どこかの宗教団体がしきりにやってたけど……。
AKI ま、せいぜい男女合わせて6、7人から14、15人の間ぐらいじゃないですか。それより少ないと、単なるダブル・デートって気がするし、これ以上多いと、ただのパーティになっちゃうし。
哲雄 でさ、キミは、そういうとき、どんな席に座る? 最初に自分の席を確保するときなんだけど……。
AKI いや、私はホラ、哲ジイもご存じのように、控えめな性格ですから、できるだけ末席を選びますけど……。
哲雄 てことは、出口に近いほうの席とかだね。ウーン、かなり内向的だなぁ。
AKI エッ、そんなことで性格がわかるんですか?
哲雄 ちょっと、下の図を見てみようか。これは、外向的な性格と内向的な性格で、選ぶ席が違ってくることを示したものなんだけど。
AKI オーッ、これによると、私の性格はかなり内向的。
哲雄 ま、外向的・内向的というのは、性格分類のほんの一部にすぎないんだけど、一般的に、外交的な性格の人は、みんなに注目される席や、みんなを差配できる席を選ぼうとするから、こんな形のテーブルの場合だと、いちばん奥のみんなを見渡せる席や、座の中央の目立つ位置を選ぼうとするんだよね。
AKI 私は、いつでも逃げ出せるように、出口に近い席。だって、合コンって、けっこうつまんないんだもん。集まってる男も大したことないし。
哲雄 それを聞いて、安心した。
AKI ホラ、やっぱりヤキモチ焼いてる。
哲雄 でもさ、でも……ときには、オッと思うような男がいる場合だってあるでしょ?
AKI しつっこいなぁ、まったく。そんなに私が心配?
哲雄 じゃなくて、ここからが本日の本題。仮に目当ての男がいた場合、キミはその男に対して、どういう位置関係を保とうとするか? 実は、ここにも、前回の距離の法則が働く、という話をしようと思ったわけですよ。
AKI ホウホウ、合コンにおける距離の法則ですか? ちょっと気になるかも……。
哲雄 では、席替えタ~イム!! 次の図を見ていただきましょう。
AKI フムフム……目当ての男が、奥の角の席にいる、という設定なんですね。
哲雄 さて、キミだったら、どの席に座る?
AKI そりゃ、やっぱりカレの隣かな。
哲雄 わるくない選択だけど、ベストとは言えないなぁ。
AKI エッ、そうなの? だけど、隣にいたら、料理をとってあげたり、ナイショの話をしたりもできるでしょ?
哲雄 ももにさわったり、もたれかかったりもできるからねェ。さすがスケベ女。
AKI だからぁ、そんなことはしませんって。だって哲ジイ、前回、この距離がいちばん親密になれる距離だって言わなかったっけ?
哲雄 親密になってもいい――と判断した男女がとる距離だと言ったはずだよ。会ったばかりの男女がとって効果的な距離とは、あんまり思えないんだよねェ。まして、いきなりベタベタさわりまくるなんてのはねェ……。
AKI 哲ジイは、ゼッタイ、私のことを誤解してる。ただ、私は、そばにいていろいろお世話をしてあげたいと……。
哲雄 ハイハイ、わかりました。でね、キミの言う「お世話」ってのは、料理を取り分けてあげたり、よだれを拭いてあげたり……っていうことでしょ。心理学的には、このすぐ隣の席っていうのは、「協力」または「補助」の位置とされてる。でも、これは、いきなりは成立しない関係なんだよね。合コンなんだから、その前に、キミは自分をプレゼンテーションする必要がある。
AKI プレゼント? いきなり……?
哲雄 じゃなくて、プレゼンテーション。「私はこんな女の子ですよ」と、自分を表現して相手に示すこと。隣の席じゃ、これがむずかしいんだよね。だいいち、顔だってよく見えないでしょ?
AKI パンツは見えるかもしれないけど……。
哲雄 コラコラ。で、このプレゼンテーションの位置として最適とされているのは、やっぱり正面なんだよね。自分の容姿とかに自信のある子は、ターゲットの正面に位置して、自分の魅力をアピールしようとする。でも、この位置には、弱点もあるんだ。
AKI わかった。ナイショの話ができない。
哲雄 ビンゴ! 「どォ、このあと、ふたりで抜けてどっか行かない?」なんて話ができない。もちろん、キミの大好きな太ももモミモミもできない。
AKI まだ言うか、この妄想オヤジッ!
哲雄 では、どの席ならそれができるか?
AKI そうか、コーナーか……。
哲雄 そう。テーブルの角をはさんだ位置。心理学的には、この位置は「交渉」の位置関係だとされてる。国会とかで、議員同士が何やらヒソヒソ話をしてるときも、だいたい、この関係をとってると思うんだ。
AKI そう言えば、会社でもよく見かける構図ですよね。
哲雄 この位置であれば、自分の顔や表情も、相手によく見える。つまり、プレゼンテーションもでき、ナイショの交渉もでき、場合によっては手を伸ばしてさわることだってできる。つまり、これが、合コンにおける、目当ての異性に対するベスト・ポジション。ただし……。
AKI まだ、何か……?
哲雄 このコーナーは、全部で4つしかない。カレがたまたま、そこに座っていればいいけれど、そうでないときは……。
AKI どうするんですか? それを教えといてくれないと……。
哲雄 相当、ホンキだね、キミも。ま、運悪くそういうポジションがとれないときは、正面に回ってひたすら美貌をアピールするか、AKIクンのように隣に座って、ひたすらお給仕とおさわりに徹するか……でしょうね。
AKI もういい。せっかく、合コンに誘ってあげようと思ったのに、止めた。
哲雄 撤回する。前言は、すべて撤回。で、で…? それ、どういうメンバーでやるの?
AKI 「バツ1、アラカンの会」って言うんですけど……。もしも~し、あら、寝ちゃった。
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哲雄 てことは、出口に近いほうの席とかだね。ウーン、かなり内向的だなぁ。
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哲雄 ちょっと、下の図を見てみようか。これは、外向的な性格と内向的な性格で、選ぶ席が違ってくることを示したものなんだけど。

AKI オーッ、これによると、私の性格はかなり内向的。
哲雄 ま、外向的・内向的というのは、性格分類のほんの一部にすぎないんだけど、一般的に、外交的な性格の人は、みんなに注目される席や、みんなを差配できる席を選ぼうとするから、こんな形のテーブルの場合だと、いちばん奥のみんなを見渡せる席や、座の中央の目立つ位置を選ぼうとするんだよね。
AKI 私は、いつでも逃げ出せるように、出口に近い席。だって、合コンって、けっこうつまんないんだもん。集まってる男も大したことないし。
哲雄 それを聞いて、安心した。
AKI ホラ、やっぱりヤキモチ焼いてる。
哲雄 でもさ、でも……ときには、オッと思うような男がいる場合だってあるでしょ?
AKI しつっこいなぁ、まったく。そんなに私が心配?
哲雄 じゃなくて、ここからが本日の本題。仮に目当ての男がいた場合、キミはその男に対して、どういう位置関係を保とうとするか? 実は、ここにも、前回の距離の法則が働く、という話をしようと思ったわけですよ。
AKI ホウホウ、合コンにおける距離の法則ですか? ちょっと気になるかも……。
哲雄 では、席替えタ~イム!! 次の図を見ていただきましょう。

AKI フムフム……目当ての男が、奥の角の席にいる、という設定なんですね。
哲雄 さて、キミだったら、どの席に座る?
AKI そりゃ、やっぱりカレの隣かな。
哲雄 わるくない選択だけど、ベストとは言えないなぁ。
AKI エッ、そうなの? だけど、隣にいたら、料理をとってあげたり、ナイショの話をしたりもできるでしょ?
哲雄 ももにさわったり、もたれかかったりもできるからねェ。さすがスケベ女。
AKI だからぁ、そんなことはしませんって。だって哲ジイ、前回、この距離がいちばん親密になれる距離だって言わなかったっけ?
哲雄 親密になってもいい――と判断した男女がとる距離だと言ったはずだよ。会ったばかりの男女がとって効果的な距離とは、あんまり思えないんだよねェ。まして、いきなりベタベタさわりまくるなんてのはねェ……。
AKI 哲ジイは、ゼッタイ、私のことを誤解してる。ただ、私は、そばにいていろいろお世話をしてあげたいと……。
哲雄 ハイハイ、わかりました。でね、キミの言う「お世話」ってのは、料理を取り分けてあげたり、よだれを拭いてあげたり……っていうことでしょ。心理学的には、このすぐ隣の席っていうのは、「協力」または「補助」の位置とされてる。でも、これは、いきなりは成立しない関係なんだよね。合コンなんだから、その前に、キミは自分をプレゼンテーションする必要がある。
AKI プレゼント? いきなり……?
哲雄 じゃなくて、プレゼンテーション。「私はこんな女の子ですよ」と、自分を表現して相手に示すこと。隣の席じゃ、これがむずかしいんだよね。だいいち、顔だってよく見えないでしょ?
AKI パンツは見えるかもしれないけど……。
哲雄 コラコラ。で、このプレゼンテーションの位置として最適とされているのは、やっぱり正面なんだよね。自分の容姿とかに自信のある子は、ターゲットの正面に位置して、自分の魅力をアピールしようとする。でも、この位置には、弱点もあるんだ。
AKI わかった。ナイショの話ができない。
哲雄 ビンゴ! 「どォ、このあと、ふたりで抜けてどっか行かない?」なんて話ができない。もちろん、キミの大好きな太ももモミモミもできない。
AKI まだ言うか、この妄想オヤジッ!
哲雄 では、どの席ならそれができるか?
AKI そうか、コーナーか……。
哲雄 そう。テーブルの角をはさんだ位置。心理学的には、この位置は「交渉」の位置関係だとされてる。国会とかで、議員同士が何やらヒソヒソ話をしてるときも、だいたい、この関係をとってると思うんだ。
AKI そう言えば、会社でもよく見かける構図ですよね。
哲雄 この位置であれば、自分の顔や表情も、相手によく見える。つまり、プレゼンテーションもでき、ナイショの交渉もでき、場合によっては手を伸ばしてさわることだってできる。つまり、これが、合コンにおける、目当ての異性に対するベスト・ポジション。ただし……。
AKI まだ、何か……?
哲雄 このコーナーは、全部で4つしかない。カレがたまたま、そこに座っていればいいけれど、そうでないときは……。
AKI どうするんですか? それを教えといてくれないと……。
哲雄 相当、ホンキだね、キミも。ま、運悪くそういうポジションがとれないときは、正面に回ってひたすら美貌をアピールするか、AKIクンのように隣に座って、ひたすらお給仕とおさわりに徹するか……でしょうね。
AKI もういい。せっかく、合コンに誘ってあげようと思ったのに、止めた。
哲雄 撤回する。前言は、すべて撤回。で、で…? それ、どういうメンバーでやるの?
AKI 「バツ1、アラカンの会」って言うんですけど……。もしも~し、あら、寝ちゃった。
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