「おひとり」なあなた、「焼肉店」にひとりで入れますか?


「焼き肉店」や「寿司屋」にひとりで飛び込めてこそ、立派な「おひとり様」。
しかし、これってなかなか勇気が必要なんですよね。そこで――。
ノート〈10〉 「焼肉店」にひとりで入れますか?
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「おひとり様」生活を、気持ちよく、快適に続けるためには、どうしてもできなくては困ることがあります。
掃除、洗濯、炊事などは、いわば必須科目で、別に「おひとり様」でなくても「やるのが常識」だと思いますから、ここでは除外して考えます。
実は、意外と困るのが「外食」です。
ひとりで、店に入って食事をする。
慣れない人には、これが、けっこう勇気の必要な行動らしいのです。特に、女性にとってはそうかもしれないなぁ――と、何となく想像がつきます。
それに、遠慮も働きます。
日本の飲食店は、たいていの場合、2~4人で飲食することを基本として、座席の配置などが設計されています。そういう店に「ひとり」で入っては迷惑ではないか――と遠慮する気持ちも働くのですね。
筆者も、ひと頃、「ファミレス」にひとりで入ることに抵抗を感じた時期がありました。
「ファミリー・レストラン」と銘打っている店に、
「ファミリー」でない自分が入っていいのか?
という抵抗です。
しかし、そんなことに抵抗を感じていては、「おひとり様」生活をエンジョイすることはできません。たとえ「自炊」をメインにしていても、たまに「外でメシを食う」ぐらいはやらないと、それこそ「巣ごもり」暮らしになってしまいます。だいいち、気分が晴れません。
掃除、洗濯、炊事などは、いわば必須科目で、別に「おひとり様」でなくても「やるのが常識」だと思いますから、ここでは除外して考えます。
実は、意外と困るのが「外食」です。
ひとりで、店に入って食事をする。

慣れない人には、これが、けっこう勇気の必要な行動らしいのです。特に、女性にとってはそうかもしれないなぁ――と、何となく想像がつきます。
それに、遠慮も働きます。
日本の飲食店は、たいていの場合、2~4人で飲食することを基本として、座席の配置などが設計されています。そういう店に「ひとり」で入っては迷惑ではないか――と遠慮する気持ちも働くのですね。
筆者も、ひと頃、「ファミレス」にひとりで入ることに抵抗を感じた時期がありました。
「ファミリー・レストラン」と銘打っている店に、
「ファミリー」でない自分が入っていいのか?

という抵抗です。
しかし、そんなことに抵抗を感じていては、「おひとり様」生活をエンジョイすることはできません。たとえ「自炊」をメインにしていても、たまに「外でメシを食う」ぐらいはやらないと、それこそ「巣ごもり」暮らしになってしまいます。だいいち、気分が晴れません。

筆者は、15歳から「おひとり様」を始めました。
高校から下宿生活を始めたのですが、1年目は下宿の賄いでしたから、「外食」の必要はなし。しかし、2年目からは、「賄い」を止めて、「外食」にしました。下宿の食事時間に合わせていると、行動の自由が制約され、友人と会う時間もとれなくなってしまうからです。
「外食」となると、どこか手ごろな食堂を見つけて、毎日の食事を確保しなくてはいけません。その頃は、おかずとご飯を自由に選んで、1食100円程度でおなかを満たせるような大衆食堂が、どの街にもありました。
そういう食堂にやって来るのは、たいてい「おひとり様」でした。なので、そういう店でひとりで食事をとる――ということに、大して抵抗は感じませんでした。
そのうち、知らない屋台にひとり飛び込んで、ラーメンやおでんを食べることにも、夜、腹が減って、スナックに飛び込んで何か腹に詰め込むことにも、慣れてしまいました。
だいたい、10代のうちに、そういうことに慣れてしまったのですが、さすがにひとりで飛び込むのには勇気が必要――という店もありました。
ひとつは、焼き肉屋です。

「焼肉」というのは、何人かでワイワイ言いながら肉を焼き、「オイ、それ、まだ焼けてないゾ!」「それじゃ焼きすぎだろう」なんぞと言いながら、ハシを伸ばしてつつき合うもの。あるいは、カップルで向かい合って、「おいしいね」「ウン、やっぱり、肉はいいわね」と、その後のめくるめく時間に思いを馳せたり、その余韻に浸りながら楽しむもの――というのが、世間一般の常識(?)。
そんな連中を横目でチラ見しながら、「おひとり様」は、ひとり黙々と肉に箸を伸ばすわけです。
ハッキリ言いますが、それを「みじめェ~」と嘆いたり、「なんでオレだけひとり?」と落ち込んだりするようでは、「おひとり様」を楽しむ域には到達できないだろうと思います。
筆者は、もう少し、神経が図太くできています。
うまい! こんなうまい肉をひとりで食えるなんて、どうだ、うらやましいだろう――ぐらいの顔をして、うまそうにパクついて見せます。
さすがに、女子だとそうはいかないだろう――と思っていたら、最近は、「孤食」を好む肉食女子が増えたのでしょうか。ビールのジョッキを傾けながら、タン塩だ、カルビだ……と、次々に、肉を網に載せてはたいらげていく女性の姿を、チラホラ、お見かけするようになりました。
つい、「やぁ、どうも」と声をかけたくなったりもするのですが、せっかくの「おひとりタイム」をお邪魔するのもわるいので、ご遠慮申し上げております。
ただし、「ひとり焼肉」には難点もあります。肉を何種類も注文してバラエティを楽しむということが、「おひとり様」だとむずかしいのです。
たまに、ランチタイムなどに、肉の盛り合わせを提供している店を見かけることもありますが、これをぜひ、ディナータイムにも提供していただきたいもの。「焼肉店」も、そろそろ、「おひとり様」用メニューを考えるべき時期ではないか――と思うのですが、いかがでしょう?

ひとりで入るのに抵抗を感じるもうひとつの代表は、「寿司屋」でしょう。
私は、寿司をテーブルに座って注文するという趣味がないので、近頃の「回転寿司」などには近づきません。
寿司を食べるなら、職人が握っているカウンターに座って、「トロ」「ギョク」などと注文しながら食べたい。
しかし、これが、最初はなかなか、勇気がいる行動なんですね。
職人に直接、注文するには、ある程度、魚の知識も必要。季節外れのネタを注文したりすると、恥をかくしなぁ――などなどと考えていると、完璧主義者の筆者などは、つい、二の足を踏んでしまいます。
しかし、そんなことを言っていると、いつまでも、「寿司屋」にひとりで飛び込むなんて行動はとれません。
ここは、エーイ、ままよ――の決断力です。
もし、注文に迷ったら、とっておきのひと言を発します。

実は、これ、寿司屋に限らず、居酒屋でも使える「定例句」なんですね。
「何かおすすめはあるか?」は、尋ねられたほうにとっても、うれしいひと言なんです。考えてもみてください。客に「おいしい」と食べてもらいたい店側としても、「おすすめ」を尋ねられれば、「きょうは、ボタンエビのうまいのが入ってるんですよ」などと、胸を張ってすすめることができます。
そこで、筆者なら訊き返します。

訊けば、「待ってました」とばかり、オヤジは「ボタンエビ」についての講釈を始めます。
筆者は思うのですが、こういう講釈に耳を傾けることも、「ひとりメシ」の収穫のひとつ。そうして言葉を交わした店主とは、そのうち、いろんな話をするようになります。そして、いつの間にか、店とあなたとの間には、「行きつけの、気の置けない店」&「常連さん」という関係が成立することになるわけです。

「寿司屋」にひとりで飛び込む――は、「居酒屋」にひとりで飛び込む場合も同様と考えていいと思います。
ただし、同じ「居酒屋」でも、厨房が客席から隠れていて、中を仕切っているのがアルバイト店員だけ――という、チェーン展開しているような店ではダメです。
何度通っても、こういう店と「馴染み」になることはできません。たとえ「馴染み」になっても、相手が「アルバイト店員」では、その店員がアルバイトを辞めたとたん、「おなじみ」という人間関係は失われてしまいます。
ま、そんなアルバイト店員を口説いてみよう――なんていう下心がある場合は、別ですけどね。
どうせ「馴染み」になるなら、その土地に根を下ろして営業している地元の店。そういう店のご主人や女将と気脈を通じて、「いつものあれ」で話が通じるような関係性を作れれば、その関係性は、「おひとり様」なあなたの財産のひとつになると思います。
筆者は、そういう関係性をいくつも作りました。ついでに申し上げておくと、そういう店が、都心のクラブにも……。
おかげで、「おひとり様」が、
少しも寒くないわ~

でした。
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『チャボのラブレター』
2014年10月リリース
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チャボのラブレター (マリアたちへ)
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