彼女を落とすには、速攻会話? それとも遅攻会話?

好きになった女とは、一刻も早くSEXしたい――と思うのが、男。
そこで「いますぐキミを」と切り出すか、それとも「いつかきっと」と
余裕を示すか? 速攻会話と遅攻会話を比較してみました。
愛の会話力レッスン レッスン43(改訂版)
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好きになった女性は、一刻も早く、この腕に抱きしめたい。
そして、できることなら、逃げられない(?)うちに、早いとこ、「合体」をすませてしまいたい。
男は、彼女とデートするようになったごく早い段階から、何かにつけて、彼女にセックスを迫る言動を示すようになります。個人差はあろうかと思いますが、それが男の性の本能的なありよう。一般に、動物のオスは、メスが他のオスの精液を浴びないうちに、自分の精液をぶっかけ(?)ようとしたがるんですね。
ま、仕方がありません。強烈な「精子戦争」にさらされるオスの世界では、これは、子孫を確保するための宿命でもあるのですから。
そういうわけで、人間のオスも、メスよりははるかにせっかちに、彼女との「性的結合」を果たそうとするわけです。
そこで、男たちは、「しようよ」「やらせてよ」と彼女に迫ることになるわけですが、もちろん、露骨にそういう言い方はしません。どうするか――?
前から心惹かれていた職場の同僚A美を食事に誘ったK男は、食事の後、A美をホテル最上階のカクテル・ラウンジに誘います。夜景を眺めながら、K男の頭に浮かぶのは、豊満なA美の白い裸体。しかし、誘ってA美が応じるかどうかは、まだ「?」。
K男の頭には、A美をベッドに誘う誘い方が、いろいろと浮かびます――。
そして、できることなら、逃げられない(?)うちに、早いとこ、「合体」をすませてしまいたい。
男は、彼女とデートするようになったごく早い段階から、何かにつけて、彼女にセックスを迫る言動を示すようになります。個人差はあろうかと思いますが、それが男の性の本能的なありよう。一般に、動物のオスは、メスが他のオスの精液を浴びないうちに、自分の精液をぶっかけ(?)ようとしたがるんですね。
ま、仕方がありません。強烈な「精子戦争」にさらされるオスの世界では、これは、子孫を確保するための宿命でもあるのですから。
そういうわけで、人間のオスも、メスよりははるかにせっかちに、彼女との「性的結合」を果たそうとするわけです。
そこで、男たちは、「しようよ」「やらせてよ」と彼女に迫ることになるわけですが、もちろん、露骨にそういう言い方はしません。どうするか――?
前から心惹かれていた職場の同僚A美を食事に誘ったK男は、食事の後、A美をホテル最上階のカクテル・ラウンジに誘います。夜景を眺めながら、K男の頭に浮かぶのは、豊満なA美の白い裸体。しかし、誘ってA美が応じるかどうかは、まだ「?」。
K男の頭には、A美をベッドに誘う誘い方が、いろいろと浮かびます――。
会話例1
K男 この下の部屋、予約取ってあるんだ。
A美 エーッ!?
K男 キミを抱きたいんだ、いますぐ。
A美 そんな……いきなり言われても……。
K男 キミがウンと言ってくれなかったら、(a・オレはここから飛び降りて死ぬ、b・帰りに街で暴れてやる、c・グレてやる、d・この街でいちばんくだらない女とやっちゃう、e・会社辞めて、田舎に帰る…など)。
会話例2
K男 キミときょう、ここで、こうして夜景を見ながら話をしたこと、忘れたくないなぁ。
A美 ホント? じゃ、覚えててくださいね、ずっと。
K男 でも、ボクの記憶力はあいまいだから。
A美 そうなの?(ちょっと残念そうな顔)
K男 心で思っただけのことは、すぐに忘れてしまうんだよね。
A美 エーッ、私のことも?
K男 絶対に忘れないことしようか? ここを出たら……。
A美 エッ!? これから……?
K男 思い出がほしいんだ。絶対に忘れられない、強烈で美しい思い出が……。
会話例3
K男 もし、ボクたちが、1年経っても、こうして一緒に会って、食べて、飲んで、楽しい話をできるような関係だったら……。(ここで、いったん、口をつぐむ)
A美 だったら……?
K男 この下の部屋で、ボクはキミのパンツを脱がせる。
A美 ………(頬を紅潮させてもじもじ)
K男 この下の部屋、予約取ってあるんだ。
A美 エーッ!?
K男 キミを抱きたいんだ、いますぐ。
A美 そんな……いきなり言われても……。
K男 キミがウンと言ってくれなかったら、(a・オレはここから飛び降りて死ぬ、b・帰りに街で暴れてやる、c・グレてやる、d・この街でいちばんくだらない女とやっちゃう、e・会社辞めて、田舎に帰る…など)。
会話例2
K男 キミときょう、ここで、こうして夜景を見ながら話をしたこと、忘れたくないなぁ。
A美 ホント? じゃ、覚えててくださいね、ずっと。
K男 でも、ボクの記憶力はあいまいだから。
A美 そうなの?(ちょっと残念そうな顔)
K男 心で思っただけのことは、すぐに忘れてしまうんだよね。
A美 エーッ、私のことも?
K男 絶対に忘れないことしようか? ここを出たら……。
A美 エッ!? これから……?
K男 思い出がほしいんだ。絶対に忘れられない、強烈で美しい思い出が……。
会話例3
K男 もし、ボクたちが、1年経っても、こうして一緒に会って、食べて、飲んで、楽しい話をできるような関係だったら……。(ここで、いったん、口をつぐむ)
A美 だったら……?
K男 この下の部屋で、ボクはキミのパンツを脱がせる。
A美 ………(頬を紅潮させてもじもじ)
まったく同じシチュエーションで交わされる3つの会話例をご紹介しました。
もし、あなたがK男の立場だったら、どのパターンの口説き方を使うと思いますか?
そして、もしあなたがA美の立場だったら、どのパターンの誘い方に心が揺らぐと思いますか?
3つの会話例は、どれも、男性側が「キミとやりたい」と意思表明しているのですが、その違いは、「いますぐ」か「いつかきっと」かにあります。「あせりの速攻」か「余裕の持久戦」か、と言ってもいいと思います。
【会話例1】と【会話例2】は、どちらも「速攻」型ですが、【会話例1】がストレート勝負なのに対して、【会話例2】は変化球勝負。変化球を使う分だけ、余裕の感じられる口説き方になっています。
対して【会話例3】は、完全に「持久戦」型。むしろ、女性をじらしている言い方のようにも感じられます。
さて、どの言い方がもっとも効果的なのか?
実は、どれも正解で、どれも不正解。
どの言い方が奏功するかは、女性と男性の力関係によって違ってくる――というのが、私の見解です。

もし、このA美が、攻略がむずかしそう、攻略できたら超ラッキー――ぐらいの相手だったら、私だったら、【会話例1】のパターンで迫ると思います。
エッ、逆だろ? と思う人もいるかもしれませんが、私は、基本的には、ダメ元の恋愛はしない主義です。
ダメに違いない――と思う相手を、1年間も追い回すほど、人生という「時間」は長くない、と思っていますから、早々と決着をつけてしまいたい。つまり、「ダメ」なら「ダメ」と、早めにハッキリさせてしまいたいのです。
「しよう」→「あ、ダメ?」→「ウン、わかった」と、早々に撤退を決めてしまうのですが、あまりあっさり引き下がるのも何なので、万にひとつの可能性にかけて、a~eのようなセリフを吐いてみるわけです。とは言っても、〈a〉や〈b〉や〈e〉のような言い方はしません。
〈a〉の「ここから飛び降りて死んでやる」も、〈b〉の「暴れてやる」も、一種の脅迫行為です。これは、男女のルール上……というか、人間としてやってはいけない行為と思っていますから、絶対にやりません。〈e〉の「会社辞めて……」も、準脅迫行為ですよね。だいいち、これを口にして、実際に辞めなかったら格好がつきません。
言うなら、〈c〉の「グレてやる」か、〈d〉の「この街のいちぱんくだらない女と……」ぐらいですかね。こういうことを口走って「かわいい」ですませられるのが、おじさんの特権だと思ってますから。若い男がこれをやっても、ただ、「すねている」とか「わがままだ」としか思われないと思います。
しかし、不思議なことに、この、一見、破れかぶれな戦法も、意外と効くことがあるんです。
それは、相手が、ものすごく母性愛の強い女性であった場合。「この人、ほっとけない」の情が芽生えて、ひょっとするとひょっとするかも……という可能性が、髪の毛のミトコンドリア程度にはある、と思っていいでしょう。
したがって、この戦法を使う場合には、相手のプロファイリングも重要というわけです。

【会話例2】も「速攻型」ですが、私だったらこの作戦は、可能性フィフティ・フィフティの相手に使います。
【会話例1】が、「やらせろ。でなきゃグレてやる」と、脅迫めいた「北風作戦」をとっているのに対して、【会話例2】は、「美しい思い出」というエサをまく「太陽作戦」。もし、相手の女性に「水心」があれば、こっちのほうが、うまくいきそうです。
これは、筆者のカンなのですが、女性は、「美しい思い出」という言葉にすこぶる弱い生きものです。友だちとの思い出をプリクラにして残すなんてことを、夢中でやるような生きものです。
ただし、最初に申し上げたように、この作戦は、フィフティ・フィフティの相手にしか通用しません。相手にある程度の「水心」がある――という前提がないと、彼女の脳の中に、あなたの言う「美しい思い出」がイメージできないからです。
もっとハッキリ言うと、「キモい」と思っている相手との間で、「美しい思い出」という仮想は成立しない、ということです。


これじゃ、話になりませんよね。
ここでもプロファイリングが重要になるわけです。

最後に【会話例3】の「持久戦法」ですが、これは、フィフティ・フィフティよりも、やや彼女の想いのほうが強いかもしれない――と思われる場合にしか、通用しない戦法です。
彼女の想いが強いとわかっているのなら、すぐ、やっちゃえばいいじゃないか――とおっしゃる方もあろうかと思いますが、それじゃ、恋の楽しみは味わえません。
それに、「好き」→「したい」の間に、「クッション」のない女性なんて、恋の相手として面白くありません。
恋とは、この「クッション」をいかに取り除くかのゲームだと、わたくし長住は思っているからです。
この会話例では、その「クッション」を男性側から提示するという作戦をとりました。
それも、「1年経っても」という、かなり厚めのクッションです。
これも、長住の持論ですが、女性は、この種の時系列的条件提示にきわめて弱い、という性質を持っています。
というのも、女という性は、子どもを自分の子宮内で10ヵ月以上もかけてはぐくみ、出産後も長い長い時間をかけて、育児に携わる性だからです。
いまはいいけど、1年後はどうなってるかわからないよ――という男性には、簡単には心を動かされません。
その時間保証を、男の側から持ち出すわけですから、これが効かないわけがない。しかも、「1年経ったら、ここでキミのパンツを脱がす」と言うのです。夢があります(どんな「夢」じゃ!

それにしても、「1年って、長すぎませんか?」と思う人もいるかもしれませんね。
そうです。長すぎるんです。
「1ヶ月じゃダメなんですか?」と言う人もいるかもしれませんが、ダメなんです。
この言い方の目的は、女性に「エーッ、1年も?」と思わせるのが、ひとつのネライでもあるからです。つまり、じらすわけですね。
彼女に「1年も待てない」と思わせ、彼女のほうから腰をすり寄せてくるように仕向ける――これが、この作戦のほんとうのネライだと思ってください。
もし、彼女がそんな態度を示してきたらどうするか?
私だったらこうします。

と、グルグル針を回してしまいます。
そのために、時計はアナログにしています……って、これはウソでした。お粗末。


2012年11月リリース
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