心に「もしもリスト」を用意して生きる!

いつ、突然、終わりを迎えることになるかわからない。
それが人生というもの、と悟って以来、筆者は、
準備しておかなくちゃ――と考えているものがあります。
それが、「もしもリスト」。そこにまとめておくべきことは……。
それが人生というもの、と悟って以来、筆者は、
準備しておかなくちゃ――と考えているものがあります。
それが、「もしもリスト」。そこにまとめておくべきことは……。
メンタル エロ 恋愛観 男の心理 女の心理 官能小説
人の一生とは、なんとも儚いものであります。
筆者は、最近、つとにそういうことを感じるようになりました。
もしかしたら、この身は、明日、突然、心臓が停止して、あるいは脳の血管が破れて、天に召されてしまうかもしれない。
もしかしたら、きょう突然、顔も知らないだれかの振り回すナイフが、グサッと胸に突き刺さって、命を落とすことになるかもしれない。
それは、だれにもわからない……。
浄土真宗本願寺派の蓮如という上人が書いた「御文」と呼ばれる文書があります。「白骨の御文」などと呼ばれている、有名な一節ですが、そこにはこう書いてあります。
《されば、朝(あした)には紅顔(こうがん)ありて
夕(ゆうべ)には白骨(はっこつ)となれる身なり。》
朝、あんなに生き生きと輝いていた人が、夕方には野辺に送られ、白骨となってしまうかもしれない。それを「憐れ」と言って嘆くのも、愚かなこと。人の一生は、それほど儚いものなのだから――と言っているわけです。
だからいい加減に生きよう――というのではありません。
それだからこそ、「きょう」という一日を「貴重」と感じて生きよう――と、健気にも思うようになったんですね、筆者は。
筆者は、最近、つとにそういうことを感じるようになりました。
もしかしたら、この身は、明日、突然、心臓が停止して、あるいは脳の血管が破れて、天に召されてしまうかもしれない。
もしかしたら、きょう突然、顔も知らないだれかの振り回すナイフが、グサッと胸に突き刺さって、命を落とすことになるかもしれない。
それは、だれにもわからない……。
浄土真宗本願寺派の蓮如という上人が書いた「御文」と呼ばれる文書があります。「白骨の御文」などと呼ばれている、有名な一節ですが、そこにはこう書いてあります。
《されば、朝(あした)には紅顔(こうがん)ありて
夕(ゆうべ)には白骨(はっこつ)となれる身なり。》
朝、あんなに生き生きと輝いていた人が、夕方には野辺に送られ、白骨となってしまうかもしれない。それを「憐れ」と言って嘆くのも、愚かなこと。人の一生は、それほど儚いものなのだから――と言っているわけです。
だからいい加減に生きよう――というのではありません。
それだからこそ、「きょう」という一日を「貴重」と感じて生きよう――と、健気にも思うようになったんですね、筆者は。

さて、きょう一日を生かされていることを「ありがたい」と感じて生きるんだゾ――と考えたとき、筆者は、はた……と気づいたことがありました。
もし、自分が「予期せぬ死」に直面したりしたとき、自分のその覚悟や感謝の気持ちをだれにも伝えられない――というのではまずいよなぁ、ということです。




かくして、長住哲雄は、だれにも知られないまま、アパートの一室でミイラとなった姿で発見されたのでありました――なんてことになったのでは、まずいよなぁ。
仮に、だれか身内の人間が異変に気づいて、変わり果てた姿を発見したとしても、その死をだれにどういう方法で伝えたらいいのかわからない――てんじゃ、やっぱり、まずい。
「人の一生の儚さ」を知る人間として、これじゃあ、とても覚悟が定まっているとは言えない――と、深く深く、反省したわけであります。
そこで、「よし、作っておこう」と決意したのが、「もしもリスト」。
自分の身に万が一のことが起こったとき、それをだれにどう知らせ、どうしてほしいかを書き留めておくノートです。
筆者の知人に、弱冠28歳で、そんなノートを作っている女性がいました。彼女は、その若さで「脳梗塞」を患っており、いつ、どこで「万が一」の事態になるかわからない――というので、いつもそのノートを携行している、ということでした。
自分の人生は、常に、死と背中合わせ。
その覚悟のありように、筆者は胸を打たれた記憶があります。

さて、この「もしもリスト」ですが、そこには何を書いておくべきか?
最低限、記しておくべきことは、以下の事柄ではないかと思います。

〈1〉 自分は、どこのだれであるか?
〈2〉 自分の「異変」を、まず、どこのだれ(自分との関係性も含めて)に伝えてほしいか?
〈3〉 自分が死んだ場合、葬儀などはどうしてほしいか?(近親者がいる場合は、その近親者など、自分の身許を引き受けるべき人間に向けて)
〈4〉 自分の「死」を知らせるべき、友人・知人のリストとその連絡先。
以上は、これがないと「異変」に気づいた人や救助・救命にあたった人たちが困るであろう――と思われる必要最低限の事柄。言ってみれば、事務的連絡事項です。
ただし、〈2〉~〈4〉は、そのときどきの環境によって変わる場合もありますから、このノートは、ルーズリーフ式などの部分差し替えの利くものにしておき、たえず、最新の情報に書き換えておく必要があります。
しかし、自分の「死に臨む覚悟」を示すノートとしては、これだけでは不十分な気もします。
できれば、そこに、「自分がどう生きて、どう死んでいくのか?」を書き留めておくと、より「死のノート」らしくなるのではないか――と、筆者は思います。
と言っても、「遺言」ではないのですから、長々と書く必要はありません。



などと、簡潔な言葉で自分の人生を総括し、自分が生きた世界や出会った人々への感謝の気持ちを記しておけば、十分だと思います。
問題は、〈4〉の「自分の死を知らせるべき友人・知人リスト」です。
想像がつくかと思いますが、このリストには、たえず、追加・削除の必要が生じます。そのたびに全体を書き換えるのは大変ですから、たとえばここだけはカード・ホルダーのようなリフィルにしておいて、1年に1回とか、2~3年に1回とかのペースで、不要となったカードを捨て、新たに必要となったカードを差し込んでおく――というふうにしておきます。
名刺をそのまま差し込んでおいてもいいのですが、できれば、そこに、自分との関係性などを書き込んでおきます。




――などなどと、思いつくままのひと言を書き添えておけば、後の処理にあたる人(もしいればですが)も、迷わずにすむかと思います。

そんなリスト作るの、面倒くさいよ。
そう思う人も多いかと思います。
実際、筆者も、「作っておこう」と決意はしたものの、まだ手を着けていません。
でも、それでもいいのです。
「もしもリスト」は、心の中に準備しておく。それだけでもいいんじゃないか――と、筆者は思います。
そういうリストを意識することによって、一日一日が少し「貴重なもの」と思えるようになり、出会うひとりひとりの人間が「かけがえのないもの」と思えるようになる。
それで、いいのだ――と思うのです。
「もしも」を考えて生きるだけでも、「生きていること」の価値が、輝いて見えるようになる。
そのための「もしもリスト」です。
明日になったら、作ろう――と思う長住でありました。


2012年11月リリース
好評! App Storeで上位ランキング中!
iPhone、iPad、アンドロイド端末でダウンロードできます。
★iPhone、iPadでご覧になりたい方は、こちら(iTuneダウンロードページ)から

管理人は、常に、下記3つの要素を満たすべく、知恵を絞って記事を書いています。
みなさんのポチ反応を見て、喜んだり、反省したり……の日々です。
今後の記事作成の参考としますので、正直な、しかし愛情ある感想ポチを、どうぞよろしくお願いいたします。
→この記事はためになった(FC2 恋愛)
→この記事に共感した(にほんぶろぐ村 恋愛)
→この記事は面白かった(人気ブログランキング 恋愛)
⇒「心の抱き枕」の記事一覧に戻る ⇒トップメニューに戻る
- 関連記事
-
- 「終わり」を知らされているからこそ、「いま」が美しい (2014/08/28)
- 心に「もしもリスト」を用意して生きる! (2014/08/08)
- 一日に 《年齢÷10》 回、「ありがとう」を言ってみる (2014/07/05)