「キス」の形は、「愛の深さ」に応じて進化する

キスは、ふたりの関係の深化に応じて変化します。
軽いキスから深いキスまで、その形の意味を分析。
性とエッチの《雑学》file.130 R15
このシリーズは真面目に「性」を取り上げるシリーズです。15歳未満の方はご退出ください。
【今回のキーワード】 ライト・キス ディープ・キス

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前回、「キス」は、愛情表現の方法として自然に生まれたものではなく、動物学的には、「嗅覚」を通して相手の情報を嗅ぎ取る行動として発生し、進化を遂げたのではないか――という話をしました。
「進化」には、「生物的進化」だけでなく、「社会的進化」も含まれます。むしろ、「キス」の形やその機能ということに関しては、「社会的影響」のほうが強かっただろう――と、筆者は想像します。
インドで生まれて西欧の世界へ――と広がっていった「キス」の文化には、最初は、「儀礼」の意味が強かったように見えます。
「キス」が表す「儀礼の意味」には、次のようなものがあります。
[1]や[2]の意味で交わす「キス」は、ロシアやフィンランドなどの東欧圏(スラブ系やフィン・ウゴル系の人々の間)では、日常的に見られます。通常は、相手の頬に軽く「チュッ」とやりますが、場合によっては、男同士であっても唇と唇で交わすことがあるようです。
ただし、ラテン系(フランス、スペイン、イタリアなど)やゲルマン系(ドイツ、オランダ、イギリスなど)では、この種のキスをかわす習慣はなく、同じヨーロッパ人でも、ロシア人などの習慣には違和感を感じることもある、と言われています。
[3]の意味のキスは、相手との関係によって、キスをする場所が変わります。
相手が目もくらむような高僧だったりする場合には、相手の足元にひざまずいて、足の甲にキスをすることもありますが、通常は、相手の手の甲などにキスします。
「ライト」から「ディープ」へ。キスは関係に応じて進化する
こうした「儀礼」のキスから男女の間での「性的な意味」を持つキスまでの間には、いくつもの段階があります。
「儀礼」に近いキスを「ライト・キス」と言い、「性的な行為」としてかわされるキスを「ディープ・キス」と言います。
いくつかピックアップして、その用法・効能などを見てみることにしましょう。
「進化」には、「生物的進化」だけでなく、「社会的進化」も含まれます。むしろ、「キス」の形やその機能ということに関しては、「社会的影響」のほうが強かっただろう――と、筆者は想像します。
インドで生まれて西欧の世界へ――と広がっていった「キス」の文化には、最初は、「儀礼」の意味が強かったように見えます。
「キス」が表す「儀礼の意味」には、次のようなものがあります。
[1] 私はあなたの「敵」じゃない。「味方」ですよ。
[2] 私はあなたを友人として迎えます。
[3] 私はあなたを「尊敬」してます。
[2] 私はあなたを友人として迎えます。
[3] 私はあなたを「尊敬」してます。
[1]や[2]の意味で交わす「キス」は、ロシアやフィンランドなどの東欧圏(スラブ系やフィン・ウゴル系の人々の間)では、日常的に見られます。通常は、相手の頬に軽く「チュッ」とやりますが、場合によっては、男同士であっても唇と唇で交わすことがあるようです。
ただし、ラテン系(フランス、スペイン、イタリアなど)やゲルマン系(ドイツ、オランダ、イギリスなど)では、この種のキスをかわす習慣はなく、同じヨーロッパ人でも、ロシア人などの習慣には違和感を感じることもある、と言われています。
[3]の意味のキスは、相手との関係によって、キスをする場所が変わります。
相手が目もくらむような高僧だったりする場合には、相手の足元にひざまずいて、足の甲にキスをすることもありますが、通常は、相手の手の甲などにキスします。

こうした「儀礼」のキスから男女の間での「性的な意味」を持つキスまでの間には、いくつもの段階があります。
「儀礼」に近いキスを「ライト・キス」と言い、「性的な行為」としてかわされるキスを「ディープ・キス」と言います。
いくつかピックアップして、その用法・効能などを見てみることにしましょう。

[1]ライト・キス
あいさつと共に使われるいちばん軽い「チュッ!」
「おやすみ」とおでこにチュッ、「ありがとう」とほっぺにチュッ、「お帰り」と頬にチュッ……というふうに、あいさつのように使われるキス。
このキスは、交際初期の男女の間ではもちろんですが、親子の間でも、子ども同士の間でも、仲のいい女の子同士の間でも、よく使われます。
スラブ系の社会などでは、「歓迎」「祝福」などの意味を込めて、男同士の間でも、このキスがあいさつ代わりに使われます。
キスそのものに、性的な意味はまったくなく、単に親しさの表現として使われたり、儀礼の意味で使われることが多いキスです。

[2]バード・キス
鳥がくちばしでエサをついばむような、初心者専用キス
口を尖らせて、相手の唇に「チュッ」とくっつけてはすぐに離し、また「チュッ」とくっつける……を繰り返すキス。鳥がエサをつついたり、エサを口移しで与えたりする様子に似ているところから、この名前がつきました。「キスの起源=食べ物の口移し行動説」に、もっとも寄与するキスの形態――というふうにも見えます。
このキスが表すものは「愛情」です。親から子への愛情を示すためにも使われますが、もっとも頻繁にこのキスをかわすのは、交際初期の、それもまだ若い男女でしょう。
キス自体に「性的興奮を得る」という効果はあまり期待できず、もっぱら「相手の皮膚と接触したい」というスキンシップの欲求がとらせる行動。男女関係で言うと、「若葉マーク」状態にあるカップルや、性的に未熟である年頃のカップルが多用するキスの形態と言っていいと思います。
筆者は、高校生ぐらいのカップルがこういうキスをかわしているのを、よく目にすることがありますが、感想は、「ガンバれよ、若者!」です。

[3]スメル・キス
鼻と鼻をこすり合わせる人類最古のキス
鼻と鼻をこすり合わせるように交わすキス。「キスの起源=嗅覚説」では、元来、人類が始めたキスは、こういうキスだったのではないか――とされているキスです。
現在でも、エスキモーなどは、口と口を合わせるのではなく、鼻と鼻をくっつけ合ってキスすることが知られています。
もちろん、このキスの目的は、元は「相手の匂いを嗅ぎたい」だったわけですが、現在、その目的はほとんど忘れられ、単に愛情の表現として使われることが多いようです。
通常、このキスを交わすときは、おでことおでこをくっつけ合い、相手の目をのぞき込むようにしながら、鼻と鼻をくっつけてこすり合わせる――という形をとります。
見た目、かわいいキスではあるのですが、鼻の低い日本人同士だと、鼻がペチャッとつぶれて、あまりかっこうよくは見えません。口臭などを気にする人にも、合わないキスかもしれません。

[4]プレッシャー・キス
唇を押しつけ合うもっともオーソドックスなキス
通常、恋人同士などで「キスをする」と言えば、このキスを指すことが多いようです。ここから先は、「性的興奮」を伴うキスと言っていいと思います。
後述の「ディープ・キス」との違いは、「舌の挿入を伴わない」ということ。唇と唇を押しつけ合って、おたがいの唇の感触を確かめ合うように唇をくっつけ合います。
筆者が観測する限り、このキスを交わし合っているのは、高校生などのまだ若いカップルが多いようです。中には、2分も3分も唇をつけ合ったまま、動こうとしないカップルもいます。
いいんですけど、口は閉じたままなので、おたがい、相手の鼻から吐き出される息を吸うことになります。息の匂いが気になる人は、ちょっと注意が必要かもしれません。
⇒画像は「キスch」より

[5]ディープ・キス
粘膜を触れ合わせ、舌を差し込み合うおとなのキス
こちらはもう、「性的な興奮」を目的として交わされるキス。唇同士を重ね合う角度、舌の入れ方などに応じて、いろんな名前がついている場合もありますが、すべて「ディープ・キス」の種類と言っていいでしょう。
舌を挿入してのキスですから、当然、おたがいの唾液を交換することになります。その際、相手の唾液に含まれるDNA情報なども交換されます。この段階で「この人とは合う・合わない」も判断されることになります。
キスは、「相手を知る」ための重要な行為でもあるわけです。
ちなみに、「フレンチ・キス」というのは、この「ディープ・キス」のこと。人目もはばからず濃厚なキスを交わし合うフランス人を見て、「まぁ、下品な」という意味を込めて「フレンチ」と言ったのが、言葉の起こりとされています。
以上、「ライト・キス」から「ディープ・キス」へと、5段階のキスを見てきました。
キスとふたりの関係の間には、親密度の度合いに応じて、さまざまなレベルがあることをご確認いただければ――と思います。
キスって、ほんとにいいですね。
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2012年11月リリース
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