なぜ、人は、「好き」になるとキスをしたくなるのか?

赤の他人だと、箸を共有するのさえいやがるのに、
なぜ、好きになった途端にキスをしたがるのか?
その秘密を探ってみました。
性とエッチの《雑学》file.130 R15
このシリーズは真面目に「性」を取り上げるシリーズです。15歳未満の方はご退出ください。
【今回のキーワード】 嗅覚情報 カードリーダー

【リンク・キーワード】 エロ エッチ 官能小説 オーガズム 不倫
考えてみれば、不思議な話です。
人間の口というのは、「赤の他人」にとっては、「気持ちのわるいもの」です。
気持ちがわるいので、たとえばみんなで食事をしていても、銘々の料理は自分の箸で食べようとします。ひとが箸をつけた食べ物には、ふつうは箸を伸ばそうとはしません。
なんと、近頃は、みんなで鍋を囲んで――というシーンでも、直箸で取り分けることを避けたりなんかするそうです。
ところが、相手を「好き」になったとたんに、口と口を合わせようとする。つまり、「キス」しようとする。
これは、いったい、どういうことなのか?
今回は、そんな話をしてみたいと思います。
実は、世界には「キス」をしない民族もいる!?
実は、口と口を合わせるという行動は、決して、万国共通の「愛の行動」というわけではありません。
タヒチやエスキモー、オーストラリアや南米の先住民のように、まったく「キス」という文化が存在しない地域もあります。
しかし、口と口を合わせなくても、鼻と鼻をこすり合わせるという形で愛情を示す(エスキモーなど)という文化地域は存在します。
人類の歴史の上では、口と口の接吻よりも、鼻と鼻をこすり合わせる習慣のほうが、どうやら古いらしいのです。
『西洋雑学案内』を書いた春山行夫氏によれば、「鼻と鼻のこすり合わせ」が確認されているのは、紀元前2000年頃のインド。紀元前400年頃になると、それが「口と口による接吻」へと発展し、そこからペルシャ⇒シリア⇒ギリシャ⇒ローマ……と伝わっていって、現在の「キス」の形が定着した、と紹介しています。
大事なのは、鼻の接触なのか、それとも口なのか?
こういう問題になると、筆者は、つい、ムキになって真相を究明したくなってしまうのですが、「キスの起源」については、いまのところ、これが定説――という、論理的で納得のできる説明は、専門家の間でも定まっていません。
有力と思われているのは、2つの説です。
人間の口というのは、「赤の他人」にとっては、「気持ちのわるいもの」です。
気持ちがわるいので、たとえばみんなで食事をしていても、銘々の料理は自分の箸で食べようとします。ひとが箸をつけた食べ物には、ふつうは箸を伸ばそうとはしません。
なんと、近頃は、みんなで鍋を囲んで――というシーンでも、直箸で取り分けることを避けたりなんかするそうです。
ところが、相手を「好き」になったとたんに、口と口を合わせようとする。つまり、「キス」しようとする。
これは、いったい、どういうことなのか?
今回は、そんな話をしてみたいと思います。

実は、口と口を合わせるという行動は、決して、万国共通の「愛の行動」というわけではありません。
タヒチやエスキモー、オーストラリアや南米の先住民のように、まったく「キス」という文化が存在しない地域もあります。
しかし、口と口を合わせなくても、鼻と鼻をこすり合わせるという形で愛情を示す(エスキモーなど)という文化地域は存在します。
人類の歴史の上では、口と口の接吻よりも、鼻と鼻をこすり合わせる習慣のほうが、どうやら古いらしいのです。
『西洋雑学案内』を書いた春山行夫氏によれば、「鼻と鼻のこすり合わせ」が確認されているのは、紀元前2000年頃のインド。紀元前400年頃になると、それが「口と口による接吻」へと発展し、そこからペルシャ⇒シリア⇒ギリシャ⇒ローマ……と伝わっていって、現在の「キス」の形が定着した、と紹介しています。
大事なのは、鼻の接触なのか、それとも口なのか?
こういう問題になると、筆者は、つい、ムキになって真相を究明したくなってしまうのですが、「キスの起源」については、いまのところ、これが定説――という、論理的で納得のできる説明は、専門家の間でも定まっていません。
有力と思われているのは、2つの説です。

ひとつは、「食べ物の口移し説」です。
鳥は、ヒナが卵から孵ると、親鳥がエサを運んできて、それを口から口へ――という形で、子どもに与えます。子どもを乳で育てる哺乳類の場合も、幼児や力の弱い個体に、噛み砕いたり吐き戻したりした食べ物を「口移し」で与える行動をとることが知られています。
この「食べ物の口移し」行動が、親密さを表す行動として発展したのが「キス」ではないか――とする説です。
しかし、この説では、「口から口へ」の説明はできても、「鼻と鼻をこすり合わせる」の説明がつきません。しかも、「鼻と鼻」のほうがどう見ても古く、しかもその段階にとどまっている文化地域があることの説明もつかないような気がします。
もうひとつは、「嗅覚説」です。
もともと動物には、嗅覚によって敵・味方を識別しようとする本能が備わっています。
自分のナワバリに尿で匂いをつけて(=マーキングと呼ばれる行動)テリトリーを主張しようとするのも、犬などがすぐに人の口などの匂いを嗅ごうとするのも、そうした本能の表れと言っていいかと思います。
さらに進化した動物の中には、自分の「嗅覚情報」を相手に与えることによって、相手との親和性を高めようとする知恵を身に着けた種もいます。

昔から、言われてきたことに、こんな俗説もあります。
「羊や豚などに言うことをきかせたかったら、鼻の頭にツバを擦り込んでやればいい」
ツバをつけられた家畜は、おとなしくなって言うことをきくようになる。「ツバをつける」はここから来たのだ――というのですが、これについては、残念ながら、筆者には経験がありません。

「嗅覚」説では、もうひとつ、重要なことが指摘されています。
実は、キスによって嗅ぎ取った「嗅覚情報」が、相手を選別する情報として使われている――というのです。
その説を唱えているのは、「フィレマトロジー」という学問の研究者たち。「フィレマトロジー」は、キスについて科学的に研究しようとする、なんとも楽しそうな学問なのですが、『なぜ人はキスをするのか?』という本を書いたサイエンス・ライター、シェリル・カーシェンバウムは、その著書の中で、こう書いています。

一瞬の「キス」で、そんな情報まで読み取られてしまうとしたら、「キス」は、「カードリーダー」のようなものなのかもしれません。
うかつにキスするわけにもいかないなぁ――と思うのですが、ただし、これはかなりふたりが親しくなって、ディープなキスをした場合の話。
実は、そこへ行き着くまでに、「キス」には、いろんな段階があります。
そして、ふたりがどんな段階のキスをかわすかは、ふたりの「社会的関係性」によって決まってきます。
次回は、「キスの形とふたりの関係性」について、お話してみようと思います。
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2012年11月リリース
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