「意外」と感じれば、「ぽっこりおなか」さえもセクシーである
不純愛トーク 第308夜
男はどんな女に「色気」を感じ、女はどんな男にクラッとなるか? それは、「いい女(男)かどうか?」という客観的な評価によるのではなく、ふとした瞬間に感じる「色気」だったりします。その「色気」の重要な要素になるのが、「筋肉」です。男は、ふと目にした彼女の筋肉の「無力さ」に「色気」を感じ、女は逆に、ふと目にしたカレの筋肉の「たくましさ」に「色気」を感じたりします。今回は、そんな話をご紹介――。
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AKI 世の中には、自分の「序列」を上げるために、美人をはべらせようとする男もいれば、ブスを手なずけようとする男もいる。前回は、そんな話をしたんですよね。ところで、どっちなんです、哲ジイは?
哲雄 ハ……?
AKI ですから、ビックリするほどの美人を籠絡して、周りに「どうだ、オレってすごいだろ?」と見栄を張ろうとするか、ブスとは言わないまでも「並みの女」を思いのままに操って、「鶏の王様」の座を安泰なものにしようとするか――ですが。
哲雄 どっちも志向しませんねェ、私は。
AKI 美人かブスか――なんて、どうでもいいと?
哲雄 どうでもいいとは言いませんが、あまり重要ではないですねェ。「美人かブスか?」というのは、みんなで点数をつけて決めたような客観的評価であって、自分がどう感じたかという主観的評価には、少なくとも私の場合、あまり影響しません。つまり、そこから「好き」が発生したりはしない――ということです。
AKI そ、そういうものなの?
哲雄 そういうものじゃありませんか? これは、男であろうと、女であろうと、変わりないと思うのですがね。
AKI では、お尋ねしますが、哲ジイの場合、その「好き」は、どんなところから発生するのでございますか?
哲雄 少なくとも、その人が「全体的に見て何点?」なんぞという「評価」を元に、「好き」がスタートするわけではありません。たいていは、その人が持っている何か……とか、あるいはチラと見せられた何か……だったりするわけですね。それは、ものすごく小さな、その人からすると「微細な部分」かもしれない何か――だったりするわけですよ。
AKI 後学のために、その「何か」を具体的にお教え願えないものでしょうか?
哲雄 ウーン……たとえば、彼女がスカートの裾を春の風にフワフワと揺らしているとしますよね。そこへ、ササーッ……と、やや強い風が吹いて来て、スカートの裾がめくれ上がり、彼女の太ももまでが露わになったとしましょうか。そのとき、チラ……と目にした彼女のヒザの裏。私の胸の内に、そのとき、ふと、「ああ、あのヒザの裏をなめてみたい」という気持ちがムクムクと目覚めたとしましょうか? その想いは、日に日に高まっていく。私の「好き」は、しばしば、そんなふうに芽生えていったりするんですよね。
AKI ものすごく「微細」ではありますなぁ。ヒザの裏……ですかぁ。
哲雄 たとえば――という話ですよ。もしかしたら、それは、高いところに何かをしまおうとした彼女が背伸びする姿かもしれないし、そのときに「あ~ん、届かない」と悔しそうに発する声やしぐさかもしれない。
AKI なんか、それ、わかるような気もします。私だって、ビンとかの固いフタを開けよう――と、ウンウンやってるときに、「ホラ、貸してみろ」と私の手からビンを奪い取ったカレが、いとも簡単に開けてくれたりするとね……。
哲雄 おお、なんてたくましくてやさしい人――とか思っちゃうわけだ?
AKI じゃなくて……。
哲雄 エッ、違うの……?
AKI そういう人柄的なことじゃなくてね、私が開けられなかったフタをヒョイと開けてしまう、そんなとき、男の腕に浮かび上がる筋肉の形とかに、クラッ……ってなっちゃうの。ワァ、男の筋肉だぁ――って。
哲雄 なんだ。私が無力で、プニュッとした「ひざの裏」に惹かれて、「好き」が始まるのと同じではありませんか?
AKI あら、ホント。てことは、哲ジイ、
「好き」が始まるのに、筋肉の存在はきわめて重要
てことになりはしませんか?
哲雄 ホゥ、言われてみればそうですね。なるほど、筋肉……か。
かたや、筋肉の力強さが女たちの「好き」を生み出し、
一方では、その筋肉の無力さが、男たちの「好き」を生み出す。
もしかしたら、それが「セクシー」ということなのかもしれませんねェ。
AKI ヘーッ、「セクシー」は、筋肉が生み出すのかぁ?
哲雄 生み出す――というか、筋肉のありようが「セクシーさ」の重要な要素ってことでしょうね。
AKI で、哲ジイは、その「セクシー」に惹かれて、「好き」が始まるわけですね?
哲雄 動物ですもの。そりゃ、「セクシー」は重要ではありませんか? ただ、欲を言わせていただけるなら、その「セクシーさ」は、あるとき、ふと……という感じで、私の前にカミング・アウトしてほしい。
AKI また、むずかしいことをおっしゃる、このジイさまは。すなおに、「ワッ、ナイス・ボディ! セクシー!」じゃダメなんですか?
哲雄 最初に申し上げたではありませんか。だれもが客観的に評価するような「セクシーさ」では、私の恋は始まらない――と。ヘーッ、この人、いつもは「色気」「い」の字も見せないのに、意外とセクシーなところがあるんだ――と、発見すること。それが、私の「好き」が始まる必要条件なんです。
AKI フーン。それが「ヒザの裏」……?
哲雄 「ヒザの裏」もあるし、ブラのストラップからプニュッと盛り上がった柔らかな脂肪とかもあるし、キュッと引き締まったウエストの下で、恥ずかしそうに盛り上がったポッコリなおなか……とかもね。
AKI エッ!? ポッコリおなかまで「セクシー」に映るんですか、哲ジイには?
哲雄 念のために言っておきますが、ポッコリおなかであればだれでも「セクシー」、なんていうのではありませんよ。ある種の女性のおなかが意外にもポッコリしていることを発見した。それを、本人は恥ずかしそうに隠している。その姿を「セクシー」と感じる、と申し上げただけの話で……。
AKI 大事なのは、「意外性」なんですね?
哲雄 そうです。「意外性」です。なので、キミのおなかがポッコリしていても、「おっ、セクシー」なんぞと心が動く可能性は、万にひとつもございませんので、あしからず。
AKI ええ、ええ。私だって、哲ジイの手がビンのキャップを軽々と開けて見せたとしても、その筋肉にドキッとなったりはしせんので。
哲雄 ていうか、開けてあげないし……。
AKI エーッ、そうなの!?


2012年11月リリース
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