あえて「ブス」に手を出す男の心理
不純愛トーク 第307夜
前回は、周りに「いい女」をはべらせては、自分の序列を上げようとする男がいる、という話をしました。しかし、その逆もいます。つまり、「不細工な女」を傘下に収めて、自分の株を上げようとする男です。その背後では、どんな心理が働いているのか? 今回は、あえて、「ブス殺し」に走る男たちの心理をのぞいてみました――。
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AKI 前回は、自分の「序列」を上げるために、「いい女」をはべらせようとする男がいる――という話をしたんですよね。しかし、その逆もいる。つまり、あえて「不細工な女」を彼女にしたがる男もいる……?
哲雄 ハイ、これにも、いくつかタイプがいる、と申し上げました。
AKI 哲ジイの場合は、どうなんですか?
哲雄 バードン……?
AKI ですから、哲ジイが、あえて「あまり美人ではない女性」に手を出そうとなさるのは、どういう理由かなぁ――と思って……。
哲雄 キミは、私を「ブス殺し」だとでもおっしゃりたいんですか?
AKI 違うんですか?
哲雄 身に覚えがありません。というか、私の場合、「美しいか、美しくないか?」は、女性を選ぶ場合の基準として、あまり重要な項目ではありませんのでね。
AKI あら、そうでしたの? フーン……。
哲雄 何ですか、その疑惑の眼差しは?
AKI いえ、別に……。それで、そのタイプなんですが……。
哲雄 そうでしたね。AKIクンは、「鶏頭となるも牛尾となるなかれ」という言葉をご存じでしょうか?
AKI エッ、「鶏の頭」と「牛の尻尾」ですか? どっちもおいしい――なんて話じゃありませんよね?
哲雄 確かに、牛のテールはスープにすると最高――なんて話じゃなくて、実はこの言葉、
大きな牛の尻尾になるよりも、
小さな鶏の頭になりなさい
――ということを言ってるんですね。
AKI わかった! 大きなグループに属してビリっけつになるよりも、小さなグループのトップになりなさい――と、そういうことですね?
哲雄 おお、正解! で、これを男女の関係に置き換えると、どうなるか?
AKI ナルホド。美人な彼女に尻に敷かれてしまうより、ブスを彼女にしてわがもの顔に振る舞ったほうがいい――ってこと?
哲雄 私が言ってるんじゃありませんよ。そう考える男もいる、という話です。自分が彼女に対してアドバンテージを握っていたい――という心理が働いているわけですから、これも、「順位」にこだわる男に見られる傾向と言ってもいいかと思います。
AKI 私の知っている男性には、「ブスのほうが情が深い」なんて言ってる人もいましたよ、哲ジイ。
哲雄 ハァ、確かにいますねェ。いわゆる「醜女(しこめ)の深情け」ってやつですね。
AKI エッ、その言葉も、知らな~い。
哲雄 不細工な女のほうが情が深い――という意味ですね。通常は、「情が深いから、ヘタに手を出すと、後が大変だぞ」という意味で使われるんですが、中には、その「情の深さがいいんだよ」というふうに解釈して、あえて、そういう女性とつき合おうとする男もいるようですよ。
AKI そういう男って、女に尽くされたいとか思っちゃうタイプなんじゃないですか?
哲雄 そうかもしれません。ただ、少数派だとは思いますけどね。
AKI 他にも、タイプがいるんですか?
哲雄 自分の手で、「この女を磨いてやる」というタイプもいるんですよ。
AKI 磨いてやる……ですか?
哲雄 つまり、「いい女にしてやる」です。たとえば、プロ野球のドラフトとか見ていても、人気のある出来上がった選手を指名したがる球団がある一方で、まだ、海のものとも山のものともつかない「原石」に近い選手を指名して、自分の球団で育て上げようとする球団もあります。
AKI それ、一般企業の採用でも見られる現象ですね。あ、そうか……。つまり、
出来上がった美人よりも、
「磨きようでは美人になるかもしれない女」のほうが面白い
――と感じる男がいるってことですね。
哲雄 ええ、いるんですよ、そういう男が。でもね、それをやるためには、「どうすれば、この女をいい女にできるか?」を、感覚としても、知識としても、わかっている男でないとできないでしょ?
AKI そりゃそうですよね。つまり、「磨き方」を知ってるってことですよね?
哲雄 ま、自信のない男にはムリ。「この不細工な女」を自分の手で「いい女」にしてみせる――っていう男は、それなりの自信家でもあるってことなんだ。
AKI 腕のいい美容師みたいなもんですね。でも、私は、あんまり好きじゃないかもしれない……。
哲雄 最後に、もう1タイプ。こちらは、「博愛主義者」とでも言ったらいいでしょうか。
AKI 「博愛」ですか? あんまり、博愛されたくはないですけどね……。
哲雄 ま、そうでしょうね。「オレは博愛主義だから、おまえのような女にも手を差し伸べるんだ」と言われても、あんまりいい気はしないでしょうからね。でもね、AKIクン、この「博愛」には、「真」もあれば「偽」もあるんですよ。
AKI 本物の博愛と偽物の博愛――ってことですか?
哲雄 そうです。本物の博愛は、「不細工」ゆえの身の不幸を嘆いている女性が放っておけなくて、「私がなんとか」と手を差し伸べようとするタイプです。このタイプは、「オレがおまえを救ってやる」なんていう押しつけがましい態度は、いっさい見せないし、それを口にしたりすることもありません。
AKI 「偽者」のほうは?
哲雄 「ちっとも美人じゃないおまえと、こうしてつき合っているのは、オレの心が広いからだ」と、何かにつけて恩を着せ、それを周囲にも自慢しようとます。
AKI それです。私が嫌いなのは……。
哲雄 でしょうね。言われたほうは、たまったものじゃありません。
AKI でも、いるんですね、そういうタイプも?
哲雄 ハイ、います。「自分はいい人間だ」「エラい男だ」という顔を、いつも周りに見せようとするタイプです。ひと言で言うと、「偽善者」。そのアリバイ工作のために使われる女は、たまったもんじゃないでしょうね。
AKI たまったもんじゃないです。
哲雄 ま、キミには、その心配はありませんがね……。
AKI エッ、それ、どういう意味?
哲雄 よぉく、鏡を見ながら考えなさい。本日は、ここまで。


2012年11月リリース
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