濡れたからいいというものではない=前戯の条件

おっ、濡れてる! もういいだろう。せっかちな男は、
おざなりに彼女の体に触れただけで、挿入を図ろう
とします。しかし、これでは時期尚早――という話。
性とエッチの《雑学》file.129 R15
このシリーズは真面目に「性」を取り上げるシリーズです。15歳未満の方はご退出ください。
【今回のキーワード】 前戯 バルトリン腺液

【リンク・キーワード】 エロ エッチ 官能小説 オーガズム 不倫
実は、女性は、「性交」そのものよりも、それにいたるプロセスのほうが好き――と、言われています。
「それにいたるプロセス」とは、つまり、「前戯」のことです。
で、この「前戯」というやつが、男にとっては面倒くさいことおびただしい。
いや、私がそう思うわけではなくて、そういうふうに思っている男が多い。特に若いうちは――という話なのですがね。
「面倒くさい」派の男たちは、たいてい、こんなふうに考えています。
「前戯」は、彼女を濡らすためにやるものだ。
彼女のあそこが濡れたら、それ以上続ける必要はない。
ま、好きなら、やってもいいけどね……。
これが、平均的な「男の考え方」でしょうか。
しかし、これが実は、大きな間違い。そこには、いくつもの「誤解」と「偏見」が潜んでいる。
今回は、そのことを指摘したいと思うのです。
「前戯」は「濡らすため」にやるものではない
まず最初に、国民のみなさま(男性)に申し上げたいのは、このことです。
前戯を「濡らすためにやるもの」と考えている男たちは、彼女の乳房をもんだり、ももを撫でたり……ということをひと通りやると、「どれ?」と彼女の股間に手を伸ばして、そこの状態を指先で確かめようとします。
このときに診るのは、たいてい「膣口」付近なんですね。
指先に、ネバッとした彼女の分泌物を確認すると、「オッ、濡れてる! 突入よ~し!」とばかり、はやるペニスを、彼女の中へおブチ込みになるのですが、実は、これが「時期尚早」である可能性がきわめて高い。
というのもですね、ちょっと胸を撫でられたぐらいで彼女の体を濡らす分泌物があるとすれば、その主体は、たいていは「バルトリン腺液」と呼ばれる分泌液です。
「バルトリン腺」というのは、膣口の斜め下あたりに左右一対存在する、針の穴ほどの小さな分泌腺です。
この分泌腺から出てくるのが「バルトリン腺液」。その役目は、膣口周辺を濡らして、ペニスが窮屈な膣口を通り抜けやすくすることです。
「バルトリン腺液」は、わりと簡単に出てくる分泌液です。「ワッ、いい男。タイプだわぁ」などと思っただけでも分泌されて、膣口を中心に膣前庭をヌレヌレにしてしまいます。お乳をもまれたりしようものなら、パンツまでもビショビショになっちゃったりする――かもしれません。
そこで、たいていの男は、「なんだ、こんなに濡れちゃって……」と思い、「もう十分だよな」と判断して、自慢の宝刀を彼女のそこへ――となるわけです。
ところが――です。
確かに、入り口(膣口)はニュルリとすり抜けたものの、もっと奥へ――とペニスを送り込もうとすると、なんだか、彼女のその中の粘膜とペニスとがこすれ合う感じがする。ムリに突き進もうとすると、彼女が「痛ッ……」と顔をしかめる。
そうなんです。
外はヌルヌルなのに、中はまだ十分に潤ってない――という状況。実はこれ、せっかちな男が、しばしば直面する状況なんですね。
「それにいたるプロセス」とは、つまり、「前戯」のことです。
で、この「前戯」というやつが、男にとっては面倒くさいことおびただしい。
いや、私がそう思うわけではなくて、そういうふうに思っている男が多い。特に若いうちは――という話なのですがね。
「面倒くさい」派の男たちは、たいてい、こんなふうに考えています。



これが、平均的な「男の考え方」でしょうか。
しかし、これが実は、大きな間違い。そこには、いくつもの「誤解」と「偏見」が潜んでいる。
今回は、そのことを指摘したいと思うのです。

まず最初に、国民のみなさま(男性)に申し上げたいのは、このことです。
前戯を「濡らすためにやるもの」と考えている男たちは、彼女の乳房をもんだり、ももを撫でたり……ということをひと通りやると、「どれ?」と彼女の股間に手を伸ばして、そこの状態を指先で確かめようとします。
このときに診るのは、たいてい「膣口」付近なんですね。
指先に、ネバッとした彼女の分泌物を確認すると、「オッ、濡れてる! 突入よ~し!」とばかり、はやるペニスを、彼女の中へおブチ込みになるのですが、実は、これが「時期尚早」である可能性がきわめて高い。
というのもですね、ちょっと胸を撫でられたぐらいで彼女の体を濡らす分泌物があるとすれば、その主体は、たいていは「バルトリン腺液」と呼ばれる分泌液です。
「バルトリン腺」というのは、膣口の斜め下あたりに左右一対存在する、針の穴ほどの小さな分泌腺です。
この分泌腺から出てくるのが「バルトリン腺液」。その役目は、膣口周辺を濡らして、ペニスが窮屈な膣口を通り抜けやすくすることです。
「バルトリン腺液」は、わりと簡単に出てくる分泌液です。「ワッ、いい男。タイプだわぁ」などと思っただけでも分泌されて、膣口を中心に膣前庭をヌレヌレにしてしまいます。お乳をもまれたりしようものなら、パンツまでもビショビショになっちゃったりする――かもしれません。
そこで、たいていの男は、「なんだ、こんなに濡れちゃって……」と思い、「もう十分だよな」と判断して、自慢の宝刀を彼女のそこへ――となるわけです。
ところが――です。
確かに、入り口(膣口)はニュルリとすり抜けたものの、もっと奥へ――とペニスを送り込もうとすると、なんだか、彼女のその中の粘膜とペニスとがこすれ合う感じがする。ムリに突き進もうとすると、彼女が「痛ッ……」と顔をしかめる。
そうなんです。
外はヌルヌルなのに、中はまだ十分に潤ってない――という状況。実はこれ、せっかちな男が、しばしば直面する状況なんですね。

なぜ、こんな事態に陥るのか?
理由は、簡単。
彼女の体の内と外とでは、
分泌されるいわゆる「愛液」の種類が違う

からなんですね。
彼女の膣入口付近を濡らすのは、「バルトリン腺液」。 こちらは、感じたり、エロい気持ちになったりすると、すぐ分泌されて、彼女のヴァギナの外側を濡らします。しかし、この愛液は、彼女の体の内側までは濡らしません。
彼女の中、すなわち、肝心の膣の中を濡らすのは、主には「膣液」と呼ばれる分泌物です。
「膣液」の正体は、血液。正確に言うと血液中の「血漿(けっしょう)」と呼ばれる成分です。「血漿」は「リンパ液」とも呼ばれます。
この「血漿」は、ふだんは、他の血球などと一緒に血管の中を流れているのですが、血管が充血してくると、血管壁を透過して、ジワリと彼女の膣壁の外にまで滲み出てきます。これが、彼女の膣の中をヌルヌルにする正体――というわけです。
問題は、この「膣液」が滲み出てくるまでには、少し時間がかかる、ということです。
彼女が十分に感じて、血管が充血し、その血液の中から「血漿」成分が滲み出てくるのを待たないと、彼女のそこは、ペニスとの摩擦に耐えられるだけの潤滑性を獲得できないわけです。
せっかちな男は、それを待たないで挿入してしまうために、彼女に「痛い」と言わせてしまうことになる。これが、外はヌルヌル、中はヒリヒリの理由だったわけですね。

そういうわけなので、「濡れさえすればいいだろう」なんてつもりの、おざなりの「前戯」では、彼女には、はなはだ不十分。
このことを、男性のみなさんには、ぜひとも覚えておいていただきたいと思うのです。
目的が「濡らす」でないとすれば、ある種の男にとっては「面倒くさい」だけの前戯を、いったい、何のためにするのか?
答えは、ひとつしかありません。
キザだと思うかもしれませんが、「愛のため」です。その「愛」は、相手に少しでも気持ちよくなってもらいたい――という「愛」です。
こういう話をすると、じゃ、あそこを一気に愛撫しちゃえばいいじゃないか――とおっしゃる方もいらっしゃるかと思います。「あそこ」とは、つまり、女性のいちばん敏感な快感ポイント=クリトリスです。
もちろん、それはそれでひとつの方法です。
体をてっとり早く気持ちよくしようと思ったら、それがいちばん効くだろうとも思います。
そうではあるのですが、やっぱり、それでも不十分――と、長住は思うんですね。
何かが足りない……。
それは、「心が感じる気持ちよさ」です。
「ねェ、ねェ……」と懇願するにいたるまで、彼女の心を高ぶらせてしまう何か――です。
ズバリ、申し上げると、それは「ジラシ」です。
ほんとうはいちばん触ってほしいそこに、触れそうでなかなか触れない。そのことによって、彼女の気持ちを「早く触ってよ」と高めていくテクニックです。

すでにご存じの方も多いか――と思いますが、
「ジラシ」の原則は、《遠くから近くへ》

です。
彼女が、いちばん「触れてほしい」という場所にすぐには触れず、その周辺を「触れるゾ」「触れるゾ」と責めていくのです。
「いちばん触れてほしい場所」は、おそらくあそこ。クリトリスと膣口を含む膣周辺でしょう。そこへ、時間をかけて近寄っていくわけですね。それも、遠い場所からジワジワ……と。
筆者の場合であれば、足の指から始めます。
足の指⇒すね⇒ひざの裏⇒内もも⇒ももの付け根⇒大陰唇の周縁
というふうに、手や口&舌を使って這い上がっていきます。
ももの付け根まで来ると、彼女は、「やっと、そこに触ってくれるのね」と期待するはずです。でも、すぐには触りません。ときには、もう一度、ひざの上まで戻って、それを繰り返したりします。
ももの付け根から、大陰唇周縁へと到達しても、すぐには膣前庭へとは進みません。膣前庭に侵入するゾ――と思わせた指や舌を、大陰唇周縁をなぞるように這わせながら、スルッ……と、脇へ逃がしてしまいます。
これをしばらく繰り返したら、次には、小陰唇周縁を同じように責めます。
これを続けていると、彼女はそのうち、自分から腰を持ち上げたり、ねじったりして、「早く触って」を体で示し始めます。口からは、「ねェ、ねェ……」と哀願の声をもらし始めます。
ここまで来たら、やっと、彼女のお庭(膣前庭)へ侵入。あとは、すでにコリコリになった彼女のクリトリスに触れ、なめ、舌先で転がし、押し、グリグリとこすり上げ……というふうに、「前戯本番」へと移行するわけですね。
これは、彼女の体を上半身から責めていく場合も同様、と考えてください。
髪⇒首筋⇒鎖骨⇒腋の下⇒乳房のふくらみ⇒乳首⇒へそ⇒デルタの茂み⇒大陰唇上縁部
というふうに責め降りてくるわけです。
やっぱり、《遠くから近くへ》なんですね。
こんな愛撫を続けていると、やっている男のほうは、けっこう疲れます。
ハイ、「愛」は疲れるんです。
しかし、「前戯」でどれくらい疲れるかは、男が女をどれくらい愛しんでいるか――のバロメーターとも言えます。
みなさん、彼女のために、大いに疲れてあげてください。
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2012年11月リリース
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