シランケンの不純愛講座　「初デート」と「別れ話」の前には、一発、抜いておくべし！

「初デート」と「別れ話」の前には、一発、抜いておくべし！

人間、飢えていると判断を誤る場合がある！
だからデートの前には一発抜いておけ――と、
その先輩は言うのですが……。

　性とエッチの《雑学》file.126　　　Ｒ15　
このシリーズは真面目に「性」を取り上げるシリーズです。15歳未満の方はご退出ください。

【今回のキーワード】　早漏防止　別れ話　

【リンク・キーワード】　エロエッチ　官能小説　オーガズム　不倫

　これからデート？
　一発、抜いてから行けよ！

　出かけようとすると、そんな声をかける先輩がいました。
　ハハァ……と、私は思ったものです。
　おまえは早撃ちなんだから、あらかじめ一発抜いておかないと、彼女の体に重なったとたんに発射――なんてことになっちまうだろう。
　きっと、先輩は、そんな余計な心配をしてくれてるんだろう。
　そう思ったわけです。

　このシリーズの 《File-36》 でも申し上げましたが、「デート前のひと抜き」は、「早漏防止」という意味で、一定程度の効果は発揮します。⇒参照『「早い」は、練習で克服できる？』
　しかし、このひと抜きが「早漏予防ワクチン」として効果を発揮するのは、せいぜいデート前の２～３時間程度。朝、抜いておいたから、夜のデートまで効果が持続――とはならない、という話をしました。
　ま、抜かないよりは抜いておいたほうがちーとはまし、程度の話です。

　では、この先輩は、なぜ、「一発、抜いて行け！」と言ったのか？
　実は、そこには、人間の欲望に関する深～い洞察が込められていたのであります。

ハラを空かしてスーパーに行ってはならない！

　よく言われることです。
　空腹のまま、スーパーの食料品売り場に行くと、見るものが全部、おいしく見えてしまいます。あれも、これも……と、片っ端からカゴに入れてしまいたくなるんですね。
　ええ、愚かな長住も、つい、そういう行動をとってしまい、結果、買いすぎた生鮮食品などを冷蔵庫で腐らせてしまう――ということが、ままありました。
　長住よ、女も同じだぞ！――と言いたかったのですね、この先輩は。

　あれを、つまりスペルマを、精嚢いっぱいに溜めたまま、女とのデートに臨むと、おまえは、やりたくて、やりたくて……メシもそぞろにその女をホテルに連れ込んでしまうだろう。
いつもいたしている女であれば、それでもいい。
相手だって、「まぁ、そんなに私を抱きたかったの？」と、きっと喜んでくれるに違いない。
しかし、初めてデートするという女の場合、それじゃまずいゾ！
ヘタすると、人生の大事な選択を、「やりたい」一心のために狂わせてしまうことになるかもしれないだろう。

　というわけです。
　ナルホド！　です。
　大して食いたくもなかった干物を、空腹ゆえに買い物カゴに放り込んでしまうのと同じことを、女に対してもやってしまうことになるかもしれない。
　だから、スーパーに行くんだったら、その前に何か胃袋に詰め込んで行け。
　それが、「一発、抜いて行け！」の真意だったんですね。

「欲望」は「真贋」を見抜く目を曇らせる

　人が、あらゆる対象物に対してとる行動は、多くの場合、まず第一義的には、「食べたい」「欲しい」「やりたい」などの「原始的本能」に衝き動かされます。
　その欲望の程度、その充足の必要度が高いほど、人は性急に対象物を得ようとします。
　女に関しても、同じなんですね。
　あれが溜まっているほど、つまり、欲望の充足度が低いほど、もっと簡単に言うと、飢えているほど、対象物がおいしそうに見えてしまいます。
　満たされた状態であれば、ムズ……ともしないはずの不細工な方でさえ、「すごくいい女」と感じて、挑みかかってしまう危険性が高まるわけです。
　実際、私たちは、そういうことをさまざまな場面で経験します。

　たとえば、病院に入院している――という状態では、脈をとってくれる年増の看護師が「ものすごくいい女」に見えて、欲情したりしてしまいます。もしかしたら、「退院したらデートしようね」ぐらいのことを口走ってしまうかもしれません。

　無人島に漂着した状態であれば、流れ着いたヤシの実……でさえ、愛しいと感じてしまいます。まして、それが、人類のメスであったりすれば、顔がどうの、ボディがどうの……などはどうでもよくなって、しがみつき、ハグし、激しく交尾してしまうだろうと思います。

　明日の命さえ知れない――という戦場でも、同じ心理が働きます。

　そう言えば――と、筆者は、近頃、思います。
　街を行く女たちが、みんな、きれいに見える。
　これって、もしかしたら、寿命が近づいてる……？

「別れ話」の前にも、抜いておくべし……!?

　実は、この「会う前に抜いておけ！」は、初めて女と会うという場面だけでなく、その逆、つき合ってきた女と別れる――という場合にも、言えることなんだそうです。
　「別れたい」と思う女と、飢えた状態で会うと、「別れる前にもう一発」という気持ちが湧いてきてしまう。その気持ちが抑えきれなくなって、涙ぐむ彼女を、つい、抱きしめてベッドに誘ってしまう。
　こうなると、別れることがむずかしくなって、またズルズルと関係を続けることになってしまう。腐れ縁になってしまうわけですね。

　ハイ、筆者にも、少なからず、経験があります。
　そういう事態を避けるためにも、「別れ」を告げる――というときには、その前に「一発、抜いておきなさい」というわけです。

　男の脳は、いったん射精すると、性欲中枢は一気にクールダウンされ、冷静な判断力を取り戻すように設計されています。
　そうしないと、性交時をネラって襲いかかってくる「外敵」に備えられないからです。
　初めて会う女性とデートするときも、別れ話を切り出すときも、ある程度、冷静さを確保しておかないと、判断を誤ることがある。

　会う前に、一発、抜いておけ！

　は、そういうミスを防ぐための知恵――というわけです。
　わたくし長住は、繁華街へ繰り出すときにも、この教えを固く守っております。
　理由……ですか？
　ご想像におまかせします。

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