「アナル」は、ただの「膣の代用品」ではないらしい

世の中には、性交に、好んでアナルを使いたがる
人たちがいます。その理由は? 危険性は…?
性とエッチの《雑学》file.123 R15
このシリーズは真面目に「性」を取り上げるシリーズです。15歳未満の方はご退出ください。
【今回のキーワード】 アナル・セックス 尿路感染症

【リンク・キーワード】 エロ エッチ 官能小説 オーガズム 不倫
「肛門」には、「快感」を感じる神経的仕組みがある――という話を、前回はさせていただきました。
それゆえ、「中絶」が禁止されていたキリスト教の世界では、「膣の代用品」として使われることがあり、また、「ヴァギナ」を持たない男性同士の性愛でも、「代理膣」として使われてきた――という話をしました。
まだ、お読みでない方は、こちらをご参照ください。
【参考記事】 性とエッチの雑学File-122『人類は、なぜ、「肛門性交」を好むようになったのか?』
さて、今回は、この「アナル・セックス」が、通常の男女のプレーとしても楽しまれる場合がある――という話をしようかと思うのですが、中には、「どうして?」と思う人もいるかもしれません。
「穴」に入れたいのなら、「ヴァギナ」があるじゃないか。
なんで、わざわざ、バッチイ肛門を使いたがるんだ?
しごく当然の疑問だと思います。
しかし、これには、聞けばナットク――の理由もあるんですね。
なぜ、「ヴァギナ」を使わず、「肛門」を使うのか?
男性たちが挙げる理由は、主に、以下の3つに集約できます。
[1]「アヌス」なら、妊娠の心配がない。
これについては、前回もお話しました。特に、「中絶」を禁止していた西洋のカトリックの世界では、「アヌス=肛門」は、妊娠を心配しなくていい「膣代用品」として盛んに使われた(いまも使われている?)――と言われています。
ま、これは「必要は発明の母」ということで、わからないわけじゃありません。
[2]「タブー」を犯すことで「征服感」が得られる。
西欧でも、イスラムの世界でも、「肛門性交」は「ソドミー」として禁止されていました(アメリカ合衆国でも2003年までは、多くの州が法律で禁止していました)。
その禁を破る――ということに、ある種の性的興奮を覚えるということもあるかもしれませんが、それよりも大きいのは、「征服感」だろうと思います。
肛門に挿入される――ということには抵抗を感じる人(男女ともです)も多いだろうと思うのですが、そこに自分のペニスを突き立てることで、その相手を「征服」したような気分になれる。その征服感が大きい、と語る人もいました。
[3]「肛門」のほうが「ヴァギナ」よりも「締まり」がいい。
これは、生理学的にも事実だろうと思います。「肛門」と「膣」では、括約筋のパワーが違います。なにしろ、「肛門括約筋」は、硬いウンコもぶっちぎらなくちゃならないし、いまにももれそうなやつを必死で食い止めたりしなくちゃならないわけですから、その力ときたら、ハンパない。
特に、彼女の「ヴァギナ」が何らかの理由で「締めつけ力」を失った――などという場合には、より強い「締めつけ」の快感を求めて、「アヌス」を求める男がいることも、理解できないわけではありません。
[4]腸壁を通して、未知の快感が得られる。
[1]~[3]は、主に、「肛門」そのものを使用する理由でしたが、もっと深い理由を挙げる人もいました。そして、こちらは、「挿入する側」よりも「挿入される側」が挙げる理由。ペニスを深く挿入されることによって、腸壁が刺激され、その腸壁を隔てて、ある快感スポットが刺激を受ける。それがいい――というのです。
これについては、少し、説明が必要かもしれません。
それゆえ、「中絶」が禁止されていたキリスト教の世界では、「膣の代用品」として使われることがあり、また、「ヴァギナ」を持たない男性同士の性愛でも、「代理膣」として使われてきた――という話をしました。
まだ、お読みでない方は、こちらをご参照ください。
【参考記事】 性とエッチの雑学File-122『人類は、なぜ、「肛門性交」を好むようになったのか?』

「穴」に入れたいのなら、「ヴァギナ」があるじゃないか。
なんで、わざわざ、バッチイ肛門を使いたがるんだ?

しごく当然の疑問だと思います。
しかし、これには、聞けばナットク――の理由もあるんですね。

男性たちが挙げる理由は、主に、以下の3つに集約できます。
[1]「アヌス」なら、妊娠の心配がない。
これについては、前回もお話しました。特に、「中絶」を禁止していた西洋のカトリックの世界では、「アヌス=肛門」は、妊娠を心配しなくていい「膣代用品」として盛んに使われた(いまも使われている?)――と言われています。
ま、これは「必要は発明の母」ということで、わからないわけじゃありません。
[2]「タブー」を犯すことで「征服感」が得られる。
西欧でも、イスラムの世界でも、「肛門性交」は「ソドミー」として禁止されていました(アメリカ合衆国でも2003年までは、多くの州が法律で禁止していました)。
その禁を破る――ということに、ある種の性的興奮を覚えるということもあるかもしれませんが、それよりも大きいのは、「征服感」だろうと思います。
肛門に挿入される――ということには抵抗を感じる人(男女ともです)も多いだろうと思うのですが、そこに自分のペニスを突き立てることで、その相手を「征服」したような気分になれる。その征服感が大きい、と語る人もいました。
[3]「肛門」のほうが「ヴァギナ」よりも「締まり」がいい。
これは、生理学的にも事実だろうと思います。「肛門」と「膣」では、括約筋のパワーが違います。なにしろ、「肛門括約筋」は、硬いウンコもぶっちぎらなくちゃならないし、いまにももれそうなやつを必死で食い止めたりしなくちゃならないわけですから、その力ときたら、ハンパない。
特に、彼女の「ヴァギナ」が何らかの理由で「締めつけ力」を失った――などという場合には、より強い「締めつけ」の快感を求めて、「アヌス」を求める男がいることも、理解できないわけではありません。
[4]腸壁を通して、未知の快感が得られる。
[1]~[3]は、主に、「肛門」そのものを使用する理由でしたが、もっと深い理由を挙げる人もいました。そして、こちらは、「挿入する側」よりも「挿入される側」が挙げる理由。ペニスを深く挿入されることによって、腸壁が刺激され、その腸壁を隔てて、ある快感スポットが刺激を受ける。それがいい――というのです。
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「肛門」そのものが快感を得られる器官である――ということについては、前回、お話したとおりですが、「アナル・セックス」を好む人たちは、肛門から挿入したペニスを、もっと奥まで送り込みます。
そこはもはや、「肛門」とは呼べず、単なる「腸管」です。
その「腸管」に快感を感じるセンサーがあるか――と言うと、「ない」です。もし、そんなところに「絶頂ポイント」があったりしたら、ウンコが腸管内を移動するたびに、私たちは悶絶しなければならなくなります。
しかし、あるんですね。そのポイントが――。
といっても、それは、腸壁そのものにあるのではなく、腸壁を通して刺激を受ける「ある場所」に存在します。

肛門から入って数センチほどの腹側の腸壁(つまり、体のオモテ側です)は、男性の快感スポットである「前立腺」に隣接しています。
肛門から挿入したペニスを腹側へ突き立てると、その先端は、腸壁を通して、この「前立腺」を刺激することになります。
泌尿器科で精液を採取したりするときには、看護師が肛門から指を突っ込んで、この腹側腸壁を押します。ひと押し、ふた押ししただけで、「あっ……」という間もなく、ペニスの先端から、精液が噴出します。文字通り、あっという間のできごとです。
これ、実は、フーゾク界でも「前立腺マッサージ」などと称して、リッパ(?)に「売り物」になっている性技なんですね。
「売り物」になっているくらいですから、これを日常の「SEXプレイ」に活用するカップルがいたとしても不思議ではありません。
この効果を得るためには、挿入側は、相手の背中側からペニスを挿入しなくてはなりません。そうしないと、ペニスの先端が腹側の腸壁に当たらないからです。ま、ふつう、アヌスから挿入する場合は、背中側からだろう――と思いますがね。

女性の子宮頚部は、膣後壁に近い部分で、膣内に突出しています。ここを「ボルチオ」と呼んで、近頃は、そこが新しい快感スポットとして注目されたりしているのですが、その「ボルチオ」は、腸壁側からは、指で押しても触れられるくらいの位置にあります。
つまり、男性の「前立腺」同様、後ろから挿入したペニスが腸壁を突き立てると、この「ボルチオ」が刺激されて、得も言われぬ快感を得られるらしいのです。
ただし、「ボルチオ性感」に関しては、「気持ちいい」という人もいれば、「痛いだけ」と言う人もいます。かなり個人差があるので、実行にあたっては、相手の気持ちを重視する配慮が必要でしょう。

「肛門」を性行為に使いたい、という人たちの理由は、ざっと以上のごとし――でありますが、それにしても……と、筆者などは思うのです。
それって、不衛生なんじゃないの?
そんなところから挿入したら、ウンコだってついてくる。
大腸菌だっているでしょ?
当然の疑問だと思います。
実際、「アナル・セックス」には、さまざまな医学的トラブルがついてまわります。
ひとつは、そのために作られているわけではない腸管にペニスなどを突き立てることによって、腸壁を傷つけてしまう――というトラブルです。
実際、ムリな「アナル・セックス」によって、腸内に裂傷や擦過傷を起こし、それらが原因となって、裂肛(切れ痔)や直腸脱(脱腸)を引き起こしたり、さまざまな炎症を引き起こすケースが、少なくないと言われています。
ペニスの代わりに、ビンやペットボトル、ディルドなどの性具を挿入する人たちもいますが、それをムリにやると、直腸穿孔(腸壁に穴を開けてしまう)を起こしたり、それらが抜けなくなって、開腹手術が必要になる場合もあるのだそうです。
挿入するペニスの側にも、トラブルが発生します。
腸内には、大腸菌を始めとしてさまざまな雑菌が存在しますが、それらが感染して尿道炎などの「尿路感染症」を起こす危険性が、かなり大なのです。
B型肝炎、HIV感染なども、相手がキャリアであれば、伝染ります。
なので、行為に及ぶ際には、十分な衛生的配慮が必要。
通常は、行為前に浣腸して、便を排出してしまいますが、それでも、雑菌などが完全に除去されるわけではありません。
浣腸で洗浄した上で、必ずコンドームを着用すること。また、腸壁などを傷つけないよう、潤滑剤を十分に補ってから行為に及ぶことがたいせつです。
けっこう面倒なんです、「アナル・セックス」てのは。
それでも――という方は、十分な準備をして事に及ぶことをおすすめしたいと思います。


2012年11月リリース
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