言う度に「不幸ポイント」が溜まる「どうして自分だけが?」

口にする度に「不幸ポイント」が溜まっていく言葉があります。
「どうして自分だけが…」という言葉です。
人にこの言葉を吐かせるのは、何かにつけて、
他人と自分を比較してしまう心、なのですが――。
「どうして自分だけが…」という言葉です。
人にこの言葉を吐かせるのは、何かにつけて、
他人と自分を比較してしまう心、なのですが――。
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「あ~あ」とため息をもらしながら、こんな言葉を頭の隅に思い浮かべたことがありませんか?
「どうして私(オレ)だけが……」
この「だけが」の後に続く言葉は、いろいろです。
「どうして自分だけが、叱られなきゃならないのか?」かもしれないし、
「どうして自分だけが、何をやってもうまくいかないのか?」かもしれないし、
「どうして自分だけが、こんな目に遭うのか?」かもしれません。
実は、この「だけが」という言葉こそ、「不幸感」を生み出す元凶。「どうして自分だけが」という言葉が頭の中に浮かぶたびに、あなたの中には、「不幸ポイント」が溜まっていきます。
なぜか?
その秘密は、この言葉の中に隠されています。
「自分だけが」は、「自分以外は」の裏返し
「自分だけが」という言葉の裏側にある言葉を考えてみましょう。
それは、「自分以外は」という言葉です。
そして、この「自分以外は」の後に隠されているのは、「みんな、うまくやっているのに」とか「恵まれているのに」という言葉です。
自分以外は、みんなうまくやっているのに、どうして自分だけが……。
自分以外は、みんな恵まれているのに、どうして自分だけは……。
そう考えてしまうので、「自分だけ」が不幸に見えてしまう。
問題は、比較することにある――と、私は思っています。
比較しているのは、「自分」と「自分以外のみんな」です。
「どうして私(オレ)だけが……」

この「だけが」の後に続く言葉は、いろいろです。
「どうして自分だけが、叱られなきゃならないのか?」かもしれないし、
「どうして自分だけが、何をやってもうまくいかないのか?」かもしれないし、
「どうして自分だけが、こんな目に遭うのか?」かもしれません。
実は、この「だけが」という言葉こそ、「不幸感」を生み出す元凶。「どうして自分だけが」という言葉が頭の中に浮かぶたびに、あなたの中には、「不幸ポイント」が溜まっていきます。
なぜか?
その秘密は、この言葉の中に隠されています。

「自分だけが」という言葉の裏側にある言葉を考えてみましょう。
それは、「自分以外は」という言葉です。
そして、この「自分以外は」の後に隠されているのは、「みんな、うまくやっているのに」とか「恵まれているのに」という言葉です。


そう考えてしまうので、「自分だけ」が不幸に見えてしまう。
問題は、比較することにある――と、私は思っています。
比較しているのは、「自分」と「自分以外のみんな」です。
人と自分を比較しようとするとき、人は無意識のうちに、「自分」というフィルターを通して他人を見ようとします。
このフィルターには、2種類あります。
何事に関しても、「自分より上」をカットして、「自分以下」だけを見ようとする偏光フィルター。こちらを「下向きフィルター」と呼びましょうか。
もうひとつは、「自分より下」をカットして、「自分以上」だけを見ようとする偏光フィルター。こちらは「上向きフィルター」と呼びましょう。


私が見る限り、「下向きフィルター」で物事を見る人は、どちらかと言うと少数派で、たいていの人は、「上向きフィルター」のほうが強く作用しているように見えます。
そして、「自分だけがなぜ」と考えてしまう人は、例外なく、この「上向きフィルター」の持ち主です。

「上向きフィルター」を「下向きフィルター」に変えましょう――なんて申し上げる気は、さらさらありません。
「下向きフィルター」でいつも「優越感」に浸っていようとする人間は、それはそれで問題あり――だと感じているからです。
しかし、いつまでも「上向きフィルター」で他人をうらやんだり自分をひがんでばかりでは、けっして心豊かな人生を送ることはできません。
私が申し上げたいことは、こちら――。
あなたのその「フィルター」を捨てなさい。
です。
「フィルターを捨てよ」は、「比較をするな」ということです。
これは、簡単なことではありません。
私たちは、生まれたときからず――っと、何かにつけて、「人と自分を比較する」ことを周囲から求められて育ってきました。
あなたも、親や周囲のおとなたちから、そういう「フィルター」をかけて物事を見ることを求め続けられたのではありませんか?


こういうメッセージを浴びせられ続けるうちに、あなたの目には、「フィルター」がかけられてしまいます。
たいていの場合、それは、「自分より上」ばかりを見ようとする「フィルター」です。
「どうして自分だけが」は、そんな「フィルター」が言わせる言葉でもあるわけですね。

この「フィルター」を取っ払ってしまわないと、あなたはいつまでも、「どうして自分だけが」という呪縛から逃れられません。
しかし、いったんあなたの目にかけられた「フィルター」を取り払ってしまうなんてことは、容易にはできません。
しかし、ひとつだけ、方法があります。
「取り払う」のではなく、もっと大きなフィルターで全体を覆ってしまう――という方法です。
それは、「微差」が識別できなくなるフィルターです。
私は、「五十歩百歩フィルター」と呼んでいるのですが、この「フィルター」をかけると、「自分よりちょっと上」も、「自分よりちょっと下」も、見えなくなります。
そんな「微差」なんてどうでもいい――と思えるようになるフィルターです。
この「フィルター」をかけて世の中を見ると、
「他人よりまし」と思っていた「自分」も、「みんなと同じちっぽけな存在」にしか見えなくなります。
「自分より恵まれている」と思っていた「他人」も、「弱くてはかない存在」としか思えなくなります。
「自分だけが」と思っていた「自分」も、「他人」も、「みんな、同じじゃないか」としか思えなくなります。
その「フィルター」は、どこにあるか?
自分で探すしかありません――というか、世界とか、宇宙とか、神とか仏とか……について思いを深めるようにすると、自然に身に着きます。
この宇宙や世界を俯瞰してしまうような、大きなフィルターの前では、「自他」の差など、「とるに足りないもの」としか思えなくなるわけですね。
そんな大きなフィルターをどうやって身につけるか? その方法については、いずれ、機会があれば、お話することにしましょう。


2012年11月リリース
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