それは苦いか、しょっぱいか?――精液の味について

女性の中には、自ら「飲みたい」と言う人もいます。
あれは、飲みたくなるようなもの? その味は…?
性とエッチの《雑学》file.118 R15
このシリーズは真面目に「性」を取り上げるシリーズです。15歳未満の方はご退出ください。
【今回のキーワード】 精液 ブレンド

【リンク・キーワード】 エロ エッチ 官能小説 オーガズム 不倫
それは苦いか、しょっぱいか?
サンマの話じゃないですよ。男の「精液」の話です。
まれに……ほんとに、ごくまれに……なのですが、女性の中には、
出して(口の中にです)! 飲みたいの!
と、おっしゃる方がいらっしゃいます。
エッ、飲むの?――と、私だったら引いてしまいます。そして、こう思います。
彼女、いろいろ飲んでるんだろうか?
A店の「ヨーグルト味」とか、B店の「塩辛味」とか……?
その唇とキスするの? ちょっと抵抗感じるんだけど……。
もちろん、彼女は、「愛する人のもの」だから、「飲みたい」とおっしゃったのかもしれない。いや、そうだと信じたい――のですが、それでも、自分が放出したものをまだ口の中に溢れさせている状態の彼女と、心からキスが楽しめるかというと、繊細な長住は「NO」なんですね。
なんだか、「自分の鼻クソを食べる」ような気がしてしまうからです。
だいいち、まずそうだし……。
で、今回のテーマは、それ。
あれは、ほんとうにまずいのか?
です。
「苦い精液」もあれば、「生臭い精液」も「甘い精液」もある
周りの女性たちにも訊いてみました。各種調査の結果やネットに書き込まれた声も調べてみました。
結論から、言うと、
決して「うまく」はない!
です。
ハッキリ「まずい!」と言う人も、かなりのパーセンテージを占めています。
「まずい」という人たちが挙げる、その味は、だいたい、次のようなものです。
「塩から」のような生臭い味。
苦い。ゴーヤの汁みたい……な味。
しょっぱい感じ。
味も香りも「痰(たん)」のよう。
どれも、すすんで食してみたい――と思う味ではありませんよね。
中に、「甘いと感じた」という女性もいましたが、おそらくその男性が「糖尿病」を患っていた――というわけではないと思います。精液の中には。「甘み」を感じさせる「果糖」も含まれていますから、そのときの精液のブレンド具合によっては、「甘み」が際立ってくる場合も、考えられなくはありません。
そうなんです、みなさん。
精液の味は、人によっても違う。そして、同じ人間でも、そのコンディションによって違うんです。だから、同じ男性の精液を、あるときは「苦い」と感じ、あるときは「甘い」と感じる。
ちょっとだけ、その秘密をのぞいてみましょう。
サンマの話じゃないですよ。男の「精液」の話です。
まれに……ほんとに、ごくまれに……なのですが、女性の中には、

と、おっしゃる方がいらっしゃいます。
エッ、飲むの?――と、私だったら引いてしまいます。そして、こう思います。

A店の「ヨーグルト味」とか、B店の「塩辛味」とか……?
その唇とキスするの? ちょっと抵抗感じるんだけど……。
もちろん、彼女は、「愛する人のもの」だから、「飲みたい」とおっしゃったのかもしれない。いや、そうだと信じたい――のですが、それでも、自分が放出したものをまだ口の中に溢れさせている状態の彼女と、心からキスが楽しめるかというと、繊細な長住は「NO」なんですね。
なんだか、「自分の鼻クソを食べる」ような気がしてしまうからです。
だいいち、まずそうだし……。
で、今回のテーマは、それ。
あれは、ほんとうにまずいのか?

です。

周りの女性たちにも訊いてみました。各種調査の結果やネットに書き込まれた声も調べてみました。
結論から、言うと、
決して「うまく」はない!

です。
ハッキリ「まずい!」と言う人も、かなりのパーセンテージを占めています。
「まずい」という人たちが挙げる、その味は、だいたい、次のようなものです。




どれも、すすんで食してみたい――と思う味ではありませんよね。
中に、「甘いと感じた」という女性もいましたが、おそらくその男性が「糖尿病」を患っていた――というわけではないと思います。精液の中には。「甘み」を感じさせる「果糖」も含まれていますから、そのときの精液のブレンド具合によっては、「甘み」が際立ってくる場合も、考えられなくはありません。
そうなんです、みなさん。
精液の味は、人によっても違う。そして、同じ人間でも、そのコンディションによって違うんです。だから、同じ男性の精液を、あるときは「苦い」と感じ、あるときは「甘い」と感じる。
ちょっとだけ、その秘密をのぞいてみましょう。

以前、このシリーズでも取り上げたことがありますが、男性の「精液」は、単一の液体ではありません。主には、3種類の液状物質が「ブレンド」されたものです。
その3種類とは――
[1] 精子……ご存じのように、精液の中でもっとも重要な成分。作られる場所は、精巣(こう丸)です。射精が近づくと、精子は、こう丸から輸精管に押し出され、まず精嚢(せいのう)に到達し、ここで精嚢分泌液とブレンドされ、次に、このブレンド液が前立腺に送られて、前立腺液とブレンドされた上で、尿道に押し出されます。しかし、精液全体に占める精子の量は、わずか1%程度にすぎません。
[2] 精嚢分泌液……精液の約7割を占めるのが、精嚢からの分泌液で、この中には精子の栄養分となる果糖やアルギニンというアミノ酸などが含まれています。女性の膣内は弱酸性なのですが、精子はこの酸性にすこぶる弱い。弱アルカリ性のアルギニンに包まれることによって、精子の生存環境を整えようとするわけですが、このアルギニンは苦味を感じさせます。果糖は甘味のもとですから、この精嚢分泌液中の、果糖とアルギニンの量によって、精液は甘くなったり、苦くなったりするのだろう――と思われています。
[3] 前立腺液……精液の残り3割を占めているのが、この前立腺液です。前立腺液には、クエン酸が含まれていて、精子が生き延びやすい弱アルカリ性の環境を作る役目を果たすと同時に、分解酵素のはたらきで、射精後の精液をさらさらにする役目も担っています。クエン酸は、みなさんご存じのように、酸っぱみを感じさせる物質です。
[2] 精嚢分泌液……精液の約7割を占めるのが、精嚢からの分泌液で、この中には精子の栄養分となる果糖やアルギニンというアミノ酸などが含まれています。女性の膣内は弱酸性なのですが、精子はこの酸性にすこぶる弱い。弱アルカリ性のアルギニンに包まれることによって、精子の生存環境を整えようとするわけですが、このアルギニンは苦味を感じさせます。果糖は甘味のもとですから、この精嚢分泌液中の、果糖とアルギニンの量によって、精液は甘くなったり、苦くなったりするのだろう――と思われています。
[3] 前立腺液……精液の残り3割を占めているのが、この前立腺液です。前立腺液には、クエン酸が含まれていて、精子が生き延びやすい弱アルカリ性の環境を作る役目を果たすと同時に、分解酵素のはたらきで、射精後の精液をさらさらにする役目も担っています。クエン酸は、みなさんご存じのように、酸っぱみを感じさせる物質です。
ところで、通常、精液は白く濁り、ドロッとしていますが、これは、[2]の精嚢分泌液のせい。精液がすぐ流れ落ちてしまわないように、膣壁にへばり着く役目を果たしているのですが、このドロドロ状態は、精子の運動をも妨げます。
それでは困るので、精子が精液の中を泳ぎ始めると、前立腺液が精嚢分泌液のタンパク質を分解して、サラサラに変えていきます。
精液を飲んだことのある女性たちが、「のどにへばり付くようで、呑み込みにくかった」と言うのは、この精嚢分泌液のせいなんですね。
しかし、2回目の射精であったり、あるいは、昨夜もしたばかり……というカレの精液であれば、もっとサラサラして呑み込みやすいかもしれません。
というのも、この精嚢内の分泌液は、1、2回射精すると、ほぼ空になってしまいます。回復して再び満タンになるのには、2~3日かかると言われています。
精嚢分泌液が少なければ、苦味や生臭さも、いくぶんはやわらぐわけです。
同じ男性でも、その味が日によって変わる――というのには、そういう理由もあったのですね。

もうひとつ、ささやかれている理由があります。
なんと、男の精液の味は、その男性が食べたものによって変わる――という説です。
コーヒーやアルコールなどの苦味が強いものを摂取すると精液も苦味を増し、一方、パイナップルやメロンを食べればまろやかな味になる、などという説も、まことしやかに流布したりしていますが、これは、あまりにも、非科学的です。
ただし、精嚢分泌液を構成するアミノ酸や果糖などの成分量に、食べたものが影響するということも、あり得ない話ではありません。
「BBC」が行った味覚テストによると、3日間シーフードばかり食べ続けた男性と、フルーツと野菜ばかり食べ続けた男性の精液を試験管にとり、男性の彼女が味わったところ、それぞれ「魚のような味がする」「以前より軽い感じ」と断言した――なんて報告も、紹介されています。
だからと言って、精液をおいしくするためにフルーツを食べましょう――式の話は、あまり信じないほうがいいだろうと、長住は思います。
ま、いろいろ話してきましたが、ひとつだけ、確かなことがあります。
精液の味には、個体差やコンディションによる差が認められはするものの、決して、それ自体が「おいしい」というものではありません。
つまり、女性が喜んで口にするようなものではない――ということです。
それでも、それを口で受け止めて飲んでしまうのは、「大好きなカレが一生懸命ガンバって出してくれたものだから」という、愛情が働くから。苦くても、生臭くても飲み干すのは、彼女の愛情なんですね。
男性のみなさんは、そこのところをお間違いなく。
「ホラ、おまえの好きなものを飲ませてやるゾ」的な態度で臨むのは、避けたほうがいいだろう――と思います。
ところで、この件に関しては、相互リンクしていただいているブログ「Love letter」で、くるみさんがチョーかわいい記事を書いてリンクしてくださいました。
くるみさんによれば、それは「苦かった」そうです。よろしければぜひ、のぞいてみてください。



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