ローマ人が嫌った「クンニ」が、東洋人には「グルメ」…!?

西洋では「タブー視」されたクンニを、東洋人は、
「グルメ」として楽しんだりします。なぜ……?
性とエッチの《雑学》file.110 R15
このシリーズは真面目に「性」を取り上げるシリーズです。15歳未満の方はご退出ください。
【今回のキーワード】 クンニリングス 女体盛り ワカメ酒

【リンク・キーワード】 エロ エッチ 官能小説 オーガズム 不倫
彼女のもっとも敏感な器官、「栗&リス」をどう刺激するか?
前回は、手を使って刺激する方法を解説しましたが、やっぱり、指よりは舌のほうが気持ちいい――という女性も、少なくないはずです。
いわゆる、「クンニリングス」。
硬い指よりは、軟らかい舌のほうが気持ちがいいはずだ――は、容易に想像できることですが、それを好むか好まないかは、実は、人によって意見が分かれます。
このことについては、本シリーズの File-42『口での愛撫が好きな人、抵抗を感じる人』 でも触れましたが、そこでご紹介したアンケートの結果を、もう一度、ご紹介しておきましょう。
口で愛撫されるの(クンニ)は好きですか?
――回答総数35の内訳
好き。自分から「して」と求める――――――33.3%
恥ずかしくて心から楽しめない――――――25.0%
好きだが、カレにわるい…と思う ―――――16.7%
衛生的に抵抗があり、心から楽しめない――13.9%
コンプレックスがあり、されるのはイヤ――― 2.8%
その他 ――――――――――――――― 8.3%
「抵抗がある」と言う女性は、「恥ずかしいから」や「衛生的に抵抗あり」を理由として挙げているのですが、筆者は、これに加えて「文化的・宗教的理由」も存在するのではないか――と、想像しています。
前回は、手を使って刺激する方法を解説しましたが、やっぱり、指よりは舌のほうが気持ちいい――という女性も、少なくないはずです。
いわゆる、「クンニリングス」。
硬い指よりは、軟らかい舌のほうが気持ちがいいはずだ――は、容易に想像できることですが、それを好むか好まないかは、実は、人によって意見が分かれます。
このことについては、本シリーズの File-42『口での愛撫が好きな人、抵抗を感じる人』 でも触れましたが、そこでご紹介したアンケートの結果を、もう一度、ご紹介しておきましょう。

――回答総数35の内訳
好き。自分から「して」と求める――――――33.3%
恥ずかしくて心から楽しめない――――――25.0%
好きだが、カレにわるい…と思う ―――――16.7%
衛生的に抵抗があり、心から楽しめない――13.9%
コンプレックスがあり、されるのはイヤ――― 2.8%
その他 ――――――――――――――― 8.3%
「抵抗がある」と言う女性は、「恥ずかしいから」や「衛生的に抵抗あり」を理由として挙げているのですが、筆者は、これに加えて「文化的・宗教的理由」も存在するのではないか――と、想像しています。

西欧には、「クンニリングスをタブーとする文化」も、わりと最近まで存在していました。おそらくそれは、この行為が「生殖」にまったく関係のない、ただ「快楽」のためだけの行為であることと無関係ではないように思われます。
また、女の股間に顔を埋める行為が、「女性に服従する行動」とみなされて、ローマ帝国時代には、軽蔑の対象とされていた――という説もあります。
というのも、この行為は、受ける女性にとっては「最高の快楽を得る行為」であるにもかかわらず、実行する男性側は、その行為自体からは、何の快感も得られません。
つまり、女性の喜びに奉仕するだけの行為であることが、「女性に服従する行動」と思われたのではないか――とも思われるわけです。
しかし、別の考え方もあります。
本来なら隠しておきたいその部位を男の目にさらさせることによって、女性に屈辱感を与える。それによって、男の征服欲も満たされる――とする考え方です。
世界でも「オーラル好き」として知られるフランスでは、

この数字は、日常的に「フェラチオ」を行う女性の38%(18~19歳)、53%(20~24歳)を上回る
というレポートが報告されています(「フランスにおける性のコンテクスト」)。
一方、東洋には、女性の陰部からあふれ出る分泌液を珍重する文化も存在しました。
中国の「道教」では、その液を吸うことによって「気を得る」というふうに教えられていましたし、インドのヒンズーの教えの中には、それによって「老いと死を超越できる」という教えも存在しました。
そういう思想の影響を受けたのかどうかはわかりませんが、日本には、女性のそこからあふれるものを「グルメ」として楽しむ風習も存在しました(現在も、一部世界では、酒席の趣向として楽しまれたりしています)。
代表的なのが、次の2つ――。

女体盛り
全裸の女性の体に、刺身などを盛り付けて食べる習慣
古くは江戸時代から楽しまれていたようで、当時の遊女たちの指南書の中には、こんな一節も出てきます。
酒、さしみを取り食らうに、
ぼぼあけさせ、ぼぼ水にわさび付け、さしみを食らう
ぼぼあけさせ、ぼぼ水にわさび付け、さしみを食らう

「ぼぼ」というのは、女性器のこと。「ぼぼ水」とは、「愛液」のことです。
その湧き出る愛液にわさびを溶かして、刺身を付けて食べさせなさい――と指南しているわけです。
江戸時代、すげェ――と思った人もいるかもしれませんが、これは、一部の歓楽街などでは、いまでも行われています。
筆者も、とある温泉地で目撃&体験したことがありますが、繊細な神経の持ち主である長住は、とても箸をつける気にはなりませんでした。特に、「赤貝」なんぞはとてもとても……なのですが、こういう趣向をことさらお喜びになる方たちも、いらっしゃるようです。
1998年には、日本青年会議所の幹部たちが、北海道旭川市で行われた会合で、コンパニオンとして呼んだ16歳の少女を全裸にして刺身を盛り付け、つまんだ刺身を股間にくっつけてから食べるなどの破廉恥行為を繰り返したとして、売春防止法違反および北海道青少年保護育成条例違反で逮捕される――という事件が起こりました。
以後も、海外の日本料理店などで、「女体盛り」が「日本の伝統」として客に提供されるサービスが女性虐待にあたる――と、批判される事例が相次ぎました。
「女体盛り」は日本の風習ですが、ヨーロッパなどには、全裸の女性の体に果物やケーキを盛り付けて食べさせたり、チョコレートや生クリーム、キャビアを塗りつけて嘗めとらせる……などといった趣向も存在したのだそうです。
好き者は、洋の東西を問わず、存在したようです。

わかめ酒
女性の陰部に酒を注いで飲む
これも各地に見られた風習。
正座したまま、上半身を後ろに反らせた女性のデルタに酒を注ぎ、口をつけて飲ませるのですが、このとき、酒は女性の分泌物とブレンドされて、ほのかな潮の香りが混じり、美味になるとされています。←筆者の口には合わないだろうと思います。

なお、女性に陰毛が生えてないか、剃毛してある場合には、「わかめ酒」とは言わず、「アワビ酒」として、ことさら珍重された――とも言われています。

少し話がそれてしまいましたが、要するに、「クンニリングス」には、こうした文化的価値(?)もあった、そういう時代もあった――ということを頭に入れた上で、現代の話に戻りましょう。
確かに、「クンニリングス」は、してもらう女性にとっては、気持ちいいことこの上ない性技、ではあります。しかし、女性の中には、羞恥心や衛生上の不安から、それを心から楽しめないという人も、少なからずいます(前出・アンケート参照)。
なので、彼女にこのサービスを提供するときには、くれぐれもやさしい配慮を――という話をしようと思ったのですが、ちょっと長くなってしまいました。
「実技」に関しては、次回、詳しくお話したいと思います。


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