男が女の「前の男」を気にする理由
不純愛トーク 第263夜
男女の関係は、ふたりの間で「化学変化」を起こすような関係が理想的。前回は、そんな話をしました。では、過去の「化学変化」についてはどうなんでしょう? 前の男との間で起きた「化学変化」を、男はどう感じるのか? 今回は、そんな話をしてみたいと思います――。
【今回のキーワード】 前の男 仕込み
【SEOリンク・キーワード】 エロ 恋愛 恋愛小説 オーガズム コミュニケーション 不倫
AKI 前回は、男と女の「化学変化」について、お話したわけですが、それって、当然、エッチの仕方についても起こることですよね?
哲雄 当然でしょう。特に、女性の場合は、そうなのではありませんか?
AKI そんなこと言いながら、ひとの体をなめ回すように見たりするの、禁止!
哲雄 どこかに「化学変化」の痕跡が残ってないか――と思いましてね。フム……そうだったのか。
AKI な、何か……?
哲雄 キミの最初の男は、もしかして左利きだったのではないか……なんてね。
AKI ドキッ! ど、どうしてわかったかなぁ……?
哲雄 キミは、私と並んで座るとき、必ず、私の右側に座りますよね。これは、かつてキミが左利きの男に愛されたことの証左である。と思ってよくよく見てみると、右の乳のほうがいくぶん、発達しているような……。
AKI エッ、ホント!?……って、それも「化学変化」なんですか?
哲雄 ええ、立派に。特に、女性の場合は、初めてその人のセックスの相手となった男性による化学変化は、かなり大きいと思います。男の側から言うと、「仕込む」ってことになるんですけどね。
AKI 仕・込・む――ですか?
哲雄 もしかして、それが、キミの初めての男だったとか?
私の、私のカレは~、左利き~、
右のお乳が~、感じるのォ~
なんてね。
AKI バカにしてるし……。ね、哲ジイ。男って、彼女が受けたであろう「化学変化」って、気にするものなんですか?
哲雄 しますねェ。オレの前にこの穴を掘削しやがったのは、どういうヤツなんだ――とかね。それ、男がいちばん気にすることかもしれません。
AKI そうかぁ。オレが一生懸命、スコップで掘ろうとしてるのに、どこかのバカ野郎が、ショベルカーで掘り起こしやがったな――とかですね?
哲雄 あの……もしもし、そりゃ、確かに、私はショベルカーではないかもしれませんが、スコップてのはいかがなものか。まさか、それ、園芸用の……とかじゃないですよね。
AKI あら、違ってました?
哲雄 いつか、しめ殺すであろう。
AKI でも、気にするんだ? 女って、その男のアレの形とかサイズって、そんなに気にしない――つか、女のあの中は、けっこう柔軟だから、小さいなら小さいなりに、対応できるんでございますよ。
哲雄 別に、いいです。「対応」なんかしていただかなくても。
AKI すねてるし……。
哲雄 たとえばね、彼女が「化学変化」を起こしたお相手が、牛乳ビンほどはあろうかという、黒人男性の体であったとしますわね。すると、男は、こう思うわけですよ。
牛乳ビンの充足感に馴らされた、このR&B大好きなおねェさまのあそこを、
ニッスイの魚肉ソーセージで充たすことができるであろうか?
いや、それはムリだ。「ね、もっと、私をメチャクチャにして」とか言われて、恥をかくくらいなら、オウン・ゴールで自滅しておこうか――とかね。
AKI オウン・ゴール……? ああ、アレですね? 哲ジイが、ご幼少のみぎりから、日夜、励んでこられた……という?
哲雄 日夜は励んでおりませんッ!
AKI ほかにないんですか? つか、牛乳ビンvs魚肉ソーセージ問題は、単純にサイズの問題で、あんまり「化学変化」とも言えないような気がするんですけど……。
哲雄 おっしゃるとおり。しかし、穴は、掘る角度の問題もありますからね。
AKI ハ……? 角度ですか?
哲雄 だれだ、この穴、最初に掘りやがったヤツは! 手前に曲がってんじゃねェかよ! そんなとこ掘り進んだら、腹壁ブチ抜いてしまうだろうがよ!――とかね。
AKI 要するに、前の男が変な突き方したために、女におかしなクセがついちまったじゃないか――と怒ってるんですね、このオッサンは? ほんとは、自分は上向きに掘って、Gスポットを掘り当てようと思ってるのに……って?
哲雄 言っときますが、私じゃないですよ。
AKI わかってますよ。もう、掘る力もありませんものね。
哲雄 無礼なッ! それとか、こういうのもありますよ。頼みもしないのに、自分で脚を抱えて屈曲の姿勢をとるとか……。
AKI 女の子にしてみれば、カレが挿入しやすいように――って、気を利かせたのかもしれないけど、そういうのが、男の目には、「前の男の仕込み」というふうに映っちゃうんですね?
哲雄 ふつう、だれも教えないのに、そういうポーズは取らないでしょう?
AKI それ、男の勝手な願望。女だって、自分が気持ちよくなりたいから、いろいろ工夫するんですッ! でも、あれですね。そんな誤解をする男もいるんだとしたら、女の子は、できるだけ余計なことはしないで、されるがままに任せておいたほうがいいってことになりますよね。
哲雄 ま、それは男次第でしょうね。ただ、男の多くは、彼女にはまっ白なキャンバスであってほしいと思っているかもしれません。
AKI キャンバス? 自分で絵を描きたいから?
哲雄 そうですね。新入社員と同じですよ。
AKI 新入社員……?
哲雄 キャリアを売りにしなさい――と教えるバカな指導者もいるようですが、私が採用者側だったら、「私は、○○社でいっぱい経験を積んできました。自信があります。任せてください」なんていう人は、まず、採用しません。
AKI エーッ、どうしてェ? 経験豊富なほうが、使いやすいでしょう?
哲雄 というか、「前の会社では、こうやってました」を持ち込まれても、メイワクだからです。そういうのを歓迎する会社もあるかもしれませんが、その会社が「独自なカラー」を打ち出そうとしていればいるほど、そういう経験は、むしろジャマと感じてしまうでしょうね。
AKI 哲ジイの会社も、そうだったの? むしろ、経験はジャマになる――と?
哲雄 「ジャマ」とは言いません。ただ、私が教え込もうとすることが、その経験ゆえにブロックされてしまうと、やりにくいなぁ……と感じたでしょうね。
AKI 女もそれと同じだ――と、言いたいわけね、哲ジイは?
哲雄 ある種の男にとってはそうではないか――と、申し上げているわけです。
AKI だから、哲ジイも、その「ある種の男」なんでしょ? じれったいなぁ。ショージキに言いなさい!
哲雄 正直に申しましょう。その「経験」が鼻につくような経験であれば、そんなものは見せないで、まっ白なキャンバスでいてほしい、とは思います。しかし、何も経験値を見せないで、「ハイ、お好きにどうぞ」と体を投げ出されても、シラけるというか、面倒くさい女だなぁ……と感じます。私の「エロ」神経はもう少し複雑ですから、目の前の女が見せるちょっとしたしぐさや反応に、「前の男」の影を感じたりすると、それで官能に火が点いちゃったりするんですね。
AKI 難儀なおっさんやなぁ……。それで、そういう影を感じたら、どうするんです?
哲雄 その影をもう少し暴き出してみたくなったりします。そうして「化学変化」の正体を見きわめたら、今度は、その修復にとりかかったりします。
AKI あの、教会のイエスの絵を修復したおばあちゃんみたいに?
哲雄 あんなヘタな修復はいたしません。もっと、美しい絵に修復して、「エッ、私、こんな美人画だったんだ」と、絵にも喜んでいただくよう、努力するでしょうね。
AKI だそうです。
哲雄 なんなら、AKIクン。キミの修復も、よろしければ、この私が……。
AKI あ、それ、いまは間に合ってますんで。


2012年12月リリース
スマホ用オリジナル書き下ろし! App Storeで好評販売中!
iPhone、iPad、アンドロイド端末でダウンロードできます。
★iPhone、iPadでご覧になりたい方は、こちら(iTuneダウンロードページ)から

2012年11月リリース
好評! App Storeで上位ランキング中!
iPhone、iPad、アンドロイド端末でダウンロードできます。
★iPhone、iPadでご覧になりたい方は、こちら(iTuneダウンロードページ)から

管理人は常に、下記3つの要素を満たせるように、脳みそに汗をかきながら、記事をしたためています。
あなたの押してくださったポイントを見ては、喜んだり、反省したりの日々です。
どうぞ、正直な、しかしちょっぴり愛情のこもった感想ポチをお送りください。よろしくお願いいたします。



→このテーマの記事一覧に戻る →トップメニューに戻る
- 関連記事
-
- 遺伝子は、「処女」がお好き…!? (2013/02/12)
- 男が女の「前の男」を気にする理由 (2013/01/31)
- 「化学変化」の起こる《男と女》の関係 (2013/01/20)