寝た後も、「もっと知りたい」と思い続けられる相手
不純愛トーク 第257夜
前回に続いて、「プチ恋」が「恋愛」に発展するための条件を考えてみます。前回の3条件に加えて、長住がどうしても欠かせないと思うのは、「その人をもっと知りたい」と思い続けられるかどうか? 今回は、このポイントについて語り合ってみます――。
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AKI 毎日のように「プチ恋」を楽しんでいらっしゃるという、長住のジイさま。前回は、その「プチ恋」に火が点く条件を、3つほど挙げていただきましたね?
哲雄 私の場合はこうです、という要件を3つほど……ですね。繰り返しておくと、こうでした。
第1の要件
この人と「寝たい」と思う。
第2の要件
会っていない時間を「切ない」と感じる。
第3の要件
その人に自分が必要と思える。自分に「その人」が必要と感じられる。
AKI 他にも23項目ほどある……って話でしたよね。
哲雄 そりゃまあ、いろいろありますよ。唇のなめ方がエロいとか、歌が自分よりうまいとか、ミルフィーユの食べ方が美しいとか、メモの字が達筆である――とかね。
AKI 聞きようによっちゃ、「女ならだれでもいい」というふうにも聞こえますが……。
哲雄 基本、「好き」になるのに理由なんて要らない――ですからね。でも、私の場合はその段階で、フィルターがかかるんですね。「この人、好きかも……」が「この人、好きッ!」に変わるには、このフィルターを通過しなくちゃならない。そのフィルターとして重要なのが、上記の3つだったわけですが、あと2つほど、重要なフィルターがあります。
AKI ハイ。きょうは、それをお聞きしたいと思ってきたんですよ。
哲雄 では、早速。第4の要件、それは、こちらです。
第4の要件
その人を「もっと知りたい」と思える。
AKI なぁんだ、やっぱり、ただのスケベじゃないですか。「キミのすべてが知りたい」とかいう、例のやつでしょ? 第1の「この人と寝たいと思う」と、どこが違うんです?
哲雄 どうも、近頃の女子は、考えが浅くていけない。じゃ、お尋ねしますがね、AKIクン。たとえばキミは、「キミのすべてが知りたい」なんぞとぬかす男にその身を委ねたら、もう「私のすべてを知られてしまったわ、この男には」と思ってしまうわけですか?
AKI そ、そんなことはございませんわよ。たった一度や二度、寝ただけで、「私のすべてを知った」なんて思うのは、男の思い上がりってもんでございますよ。
哲雄 でしょ、でしょ? そこなんですよ、私が申し上げたかったのは。一度、寝たぐらいでは、到底、この女を知り得たとは思えない――そんなふうに思えるかどうかが、「恋の炎」に着火するかどうかの分かれ道である、と言いたかったわけです。
AKI それ、寝てみないとわからないですか?
哲雄 いや、別に……。ただ、寝てみたほうがわかりやすいのは確かですがねェ。というのも、賢明なAKIクンが指摘したように、男の「この人が知りたい」には、かなりな部分、「裸のこの人が知りたい」が含まれていますからね。てっとり早く裸にひんむいてしまって、それでもなお「あなたをもっと知りたい」と思えるかどうかを確認したほうが、そりゃ、話は早いでしょ?
AKI というわけで、哲ジイは、「ちょっといい女」と見たら、すぐ「まず寝てみよう」と思うわけですか? なるほど、なるほど。
哲雄 何が「なるほど」ですか? 私は、そんなに見境なく手を出しているわけではありませんよ。しかしね、私の経験から申し上げるならば、「おっ、いい女」と思ってベッドを共にさせていただいた女性の中で、寝たあともなお、「この人をもっと知りたい」と思った方は、そんなに多くはありませんでした。
AKI ま、それは、「寝てみたい」と思った女性のレベルが、哲ジイの場合、あまり高くはなかった――ということを物語ってもいるわけでございますよ。
哲雄 それを言われると、身もふたもない。
AKI お認めになるのですね?
哲雄 ていうか、興味を抱く女性の範囲が広かった――と申しておきましょうか? ただ、これだけは、申し上げておきます。そうして、肌と肌を重ね合ったあとでも、なお、「この人をもっと知りたい」と思った女性も少なからずいらっしゃって、そういう女性には、どんどん惹かれていきました。
AKI 何人ぐらい……?
哲雄 ノーコメント! ただね、そうして汲めども汲めども、私の好奇心や関心を引きつけて止まない女性。私の場合、そういう女性こそが、「恋の対象」になるということですね。そしてね、これが第5の要件にもなるのですが、その「知りたい」と思わせてくれる期間が何ヶ月も、何年も、できることなら一生の間、続くであろうと思えること。これも、大事な要件なんですねェ。まとめると、こうなります。
第5の要件
ずっと、「知りたい」と思っていられる。
AKI つまり、その「好き」が長続きする――ってことですね?
哲雄 そう言って差し支えないだろうと思います。
AKI エッチしちゃったからもういいや……じゃなくて、明日も、あさっても、イチャイチャしたいと思う――とか?
哲雄 そういう言い方すると、なんか、ちょっと違うんだけど、って気がするなぁ。私が言ってるのは、「知りたい」が持続するか――ということであってェ……。
AKI 体だけじゃないぞ――と言いたいわけですね?
哲雄 もちろん! 彼女が読んでいる本があれば、「何、読んでるんだろう?」と気になる。「食事すませてきちゃったの」と言われれば、「何、食べてきたんだろう?」と気になる。彼女が黙って海を見ていれば、「海を見ながら何を考えてるんだろう?」と想像する。「コホン」と咳をすれば、「もしかしたら風邪でも引いた?」と気にかける。
AKI いちいちウザい、という気もしますが……。
哲雄 ウ、ウザいですと……?
AKI そんなふうに、何をしても、「何を?」だの「どうして?」だのと訊かれると、かなりウザいです。ほっといてよ、と言いたくなっちゃうかもしれない。
哲雄 別に、口に出すわけじゃありませんよ。ただ、気にする、気にかける――というだけの話です。そういうふうに関心を持ち続けられる対象であるかどうか、それが重要であると申し上げたかっただけの話です。
AKI なら、許す。
哲雄 あなたに許してもらう必要などありません。
AKI ま、しかし、なかなか現れないと思いますよ、そういう恋の対象なんて。それは、哲ジイの人生がよぉく物語っているではありませんか?
哲雄 失敬な。言っておきますがね、いまでも、「あの人は、いまごろどうしてるだろう?」「相変わらず○○してるだろうか?」「そう言えば、彼女が○○したいと言ってたことは、いま、彼女の手の中にあるだろうか?」――とね、気にし続けている人たちは、いるんですからね、これでも。
AKI 単に、逃がした魚は大きかった――ってだけの話でしょ?
哲雄 あ、あのですね……。
AKI さて……と、リアルに燃える私は、そろそろおいとましますよ。こう見えても、忙しい身なもので……。
哲雄 ボ、ボクはAKIクンのことを、もっと知りたいんですが……。
AKI 詳しくはWEBで。

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