なぜ、「違(ちげ)ェよ」は、気持ちがわるいのか?

「違ェよ!」
電車の中でも、コンビニの前でも、
若者が集まっていると、決まって耳に飛び込んでくるこの言葉。
筆者は、この言葉が、気持ちわるくて仕方ありません。
なぜか…? その理由を考えてみました。

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最近、気になって仕方のない日本語があります。
それが、これ。
「違ェよ!」
念のためですが、「ちげぇよ!」と発音します。
テレビでも、お笑い芸人などがしきりに連発して、いまではすっかり、スタンダードになった観もあるのですが、筆者・長住は、これがどうしても許せません!
言語というものは、常に変化します。それは、当然のことだとも思っています。
なので、近頃の若者の言葉遣いは――などと目くじら立てる気もありません。
しかし、「違ェよ」だけはダメなのです。
どうしてか?
生理的に受け付けられないからです。
「違いない」を「違ェねェ」は許せます。
「だいじょうぶ」を「でェじょうぶ」も許せます。
「たいがい」が「てェげェ」になろうが、「うまい」が「うめェ」になろうが、まったく気にしません。
しかし、「違う」を「違ェ」と言うのだけは、どうしてもアカン! のです。
なぜ、これが生理的に受け付けられないかと言うと、《音韻変化》の法則にいちじるしく外れているからです。
それが、これ。
「違ェよ!」

念のためですが、「ちげぇよ!」と発音します。
テレビでも、お笑い芸人などがしきりに連発して、いまではすっかり、スタンダードになった観もあるのですが、筆者・長住は、これがどうしても許せません!
言語というものは、常に変化します。それは、当然のことだとも思っています。
なので、近頃の若者の言葉遣いは――などと目くじら立てる気もありません。
しかし、「違ェよ」だけはダメなのです。
どうしてか?
生理的に受け付けられないからです。
「違いない」を「違ェねェ」は許せます。
「だいじょうぶ」を「でェじょうぶ」も許せます。
「たいがい」が「てェげェ」になろうが、「うまい」が「うめェ」になろうが、まったく気にしません。
しかし、「違う」を「違ェ」と言うのだけは、どうしてもアカン! のです。
なぜ、これが生理的に受け付けられないかと言うと、《音韻変化》の法則にいちじるしく外れているからです。

わかりやすくするために、ローマ字で表記してみましょう。
「違い」は、「chigai」です。
一方、「違う」は、「chigau」です。
母音に注目してください。「違い」には【ai】という母音が含まれています。
「違う」のほうは【au】です。
【ai】が【e:】に変化する。
これは、古くから行われてきた音韻変化の典型です。
「だいすき」が「でェすき」になるのも、「ない」が「ねェ」に代わるのも、この法則にのっとった変化です。
しかし、
【au】⇒【e:】という変化は、あり得ない。
もし、変化するとしたら、
【au】⇒【o:】
です。
「ちがう」なら「ちごォ」、「はらう」なら「はろォ」と変化するのが、自然な流れだと思います。
これなら、生理的にも受け入れられるのですが、なぜ「違う」の【au】だけが【e:】に変化したのか?
以下は、私の仮説です。

地方から東京に出てきたばかりの、あまり素行のよくない、そして、あまり頭もよろしくない兄ちゃんがいたとします。
この兄ちゃんにとっては、東京人がしゃべる言葉がカッコよく見えて仕方がない。
自分もああいう言葉をしゃべれば、カッコよく見えるんじゃないか。
そう思った兄ちゃんが耳にしたのが、こんな言葉でした。
「○○がバカだって。そりゃ、ちげェねェ」
そうか――と、この兄ちゃんはハタとひざを打ちました。
「違う」は「違ェ」と言うと、カッコいいんだな。
以後、この兄ちゃんは、何かと言うと、
「そりゃ、違ェよ」
と「違ェ」を連発するようになり、それがおバカな仲間たちにも伝染していった。
そんなところじゃないか――と、想像しているのですが、ほんとのところはわかりません。
仮に、この【au】⇒【e:】という音韻変化が一般化すると、日本語はどうなるか?
「歌う(ウタウ)」は、「歌ェ(ウテエ)」になります。
「払う(ハラウ)」は、「払ェ(ハレエ)」になります。
「這う(ハウ)」は「這ェ(ヘエ)」になり、「買う(カウ)」は「買ェ(ケエ)」になります。
なんだか命令形みたいになって、語意が変わってしまいます。
世の中の混乱を防ぐためにも、この言葉、早く消えてほしい、と願うばかりです。

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