「プチ恋」が「大火」に燃え上がる3つの条件
不純愛トーク 第256夜
毎日、小さな恋をしてみる。それが日々を生き生きと過ごすためのひとつの知恵である。前回は、そんな話をしました。その「プチ恋」に火が点くと、「恋の炎」が燃え上がることになるわけですが、それには、いくつか条件があります。どんな条件があれば、「プチ恋」に火が点くのか、今回は、その条件を探ってみます――。
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AKI 毎日のように「小さな恋」を見つけては、それを日々の糧としていらっしゃる、という哲ジイ。その「プチ恋」に火が点いて、「大恋愛」に発展することもある――というお話でしたわね、前回は。
哲雄 ま、最近は、なかなか火が点くこともなくなりましたけどね。
AKI そりゃ……ね。ほとんど燃えカスのようなものでしょうから。
哲雄 だれが燃えカスやねん!
AKI あら、怒っちゃった。それでね、きょうは、どうすればその「プチ恋」に火が点くのか――という話を、聞かせてくださるんでしたよね。
哲雄 これがねェ、AKIクン。そうひと口に言えることではない。人によっても違うだろうしね。ただね、私の場合、鐘が鳴るんだよね。
AKI 鐘……? お寺でゴーンと鳴る、あの鐘ですか?
哲雄 それも鳴るでしょうね。死期を悟ったりしたときとか、ギャグが滑ったときとか、ああ、オレも歳だなぁ……と感じたりしたときには。でもね、「プチ恋」の小さな火花が「大火」に燃え上がるときの鐘は、そういう鐘じゃなくて、半鐘なんだよね。「カンカンカン」と打ち鳴らされるやつ。
AKI ああ、あれ? 火の見櫓とかについてるやつ? そっか「火事」ですものね。
哲雄 そうでなければ、教会の鐘の音。「カラ~ン、カラ~ン」と鳴る……。
AKI んまぁ……ロマンチックな。でも、それじゃ答えにならないでしょ。私がお尋ねしているのは、その鐘がどんなときに鳴るのか――ってことなんですから。
哲雄 でしたね。いくつかステップがありますので、順を追ってご説明申し上げましょう。まず、第一の要件がこれ。

第1の要件
この人と「寝たい」と思う
AKI そんなの、だれにだって思うんじゃないの? 特に、見境のない哲ジイの場合なんて、女であれば、だれかれかまわず、そう思うでしょ?
哲雄 確かに、守備範囲が広いことは認めますが、けっして「だれかれかまわず」というわけじゃありませんよ、私だって。それにね、ここで言う「寝たい」は「一発やりたい」というような「寝たい」じゃない。この人と、「ずっと肌を合わせていたい」と感じる、そういう「寝たい」です。
AKI なるほど、「ずっと」ですか。では、その「ずっと」は、どういう相手にだったら感じるのでしょう?
哲雄 それこそ、人それぞれだと思いますよ。この種の感覚は、かなりな部分で遺伝子に支配されてもいますからね。プヨプヨとした力のない筋肉に胸がキュンとなる男もいれば、鍛えられたかもしかのような脚にドキッとなる男もいる。女性だってそうでしょ? 胸毛ふさふさの男に魂まで抜かれてしまう女もいれば、ツルツル肌のか細い男子にキャアと惹かれてしまう女もいる。
AKI 要するに、生理的に肌が合うかどうか――ってことですね?
哲雄 簡単に言ってしまうと、そういうことですかね。
AKI 簡単に言っちゃいましょうよ。じゃ、第2の要件は?
哲雄 これは、私だけの感じ方かもしれませんが、こちらです。

第2の要件
会っていない時間を「切ない」と感じる
AKI あ、なんか……これ、わかる気がする。
哲雄 会っている時間を「楽しい」と感じる相手は、けっこういると思うんですよ。しかし、その多くは、その時間が終わっても、ホッとするとか、「ああ、疲れた」と思うぐらいで、フッ……と寂寥感に襲われたりはしませんよね。
AKI しません。楽しかったけど、やっぱり、ひとりがいいや――とか思っちゃいますもの。
哲雄 それは、大した男じゃなかったから、ですよ。しかし、私の場合、「プチ恋」に火が点くと、ここが大変化します。いま会ってたばかりなのに、ひとりになったとたんに、胸が切なくなったりしてしまうんですねェ。心の中がそういう状態になっていることに気づくと、私は、「ああ、ホレちまったんだな……」と自覚するわけです。
AKI もしかして、夜、寝るときにも、その人がそばにいることを夢想したりしません?
哲雄 しますよ。布団を脚の間にはさみ込んで、「AKIちゃ~ん」とか言いながら、股間をこすりつけたりしますもの。
AKI シッ、シッ。そういうときに、人の名前を勝手に使ったりしないでくださいよ。ワッ、キモッ!
哲雄 他に、手ごろな名前を思いつかなかったもので……。そうですね。寝るときに、その人の名前を呼ぶ、あるいはその人の姿を瞼の裏に思い浮かべる……なんて状態になったら、それはもう、リッパに火が点いてますね。でも、その状態は、もしかしたら、一時の気の迷い……という場合もあります。そこで、私が重視するのが、これ! です。

第3の要件
その人に自分は必要か? 自分に「その人」は必要か?
AKI これ、どっちも……ですか?
哲雄 私の場合は、「庇護本能」のほうが強いので、「その人に自分は必要か?」のほうが重要ですね。キミは?
AKI 私も、「その人に自分は……」ですよ。この人、私がいなくなったらダメになっちゃうかもしれない――なんて感じたら、胸がキューンとなってしまいます。
哲雄 たぶん、私もキミも、庇護本能が強いんですよ。エゴグラムで言うと「P=親の要素」が強い。言い方を変えると、自分に自信がある――とも言えるんだけどね。
AKI 私ね、自分でうまくネクタイが結べない人とか、みんなで食事してても、自分で料理を取り分けられない人とか、そういう人を見ると、「私がなんとかしてあげたい」って、ものすごく思っちゃうんですよね。
哲雄 ねェ、ねェ、AKIちゃん。ボクも、自分で靴下が履けないんですけど……。
AKI 老化現象ですね。カラダの柔軟性がなくなってるんでしょうね。エーッと、おクスリ出しておきますからね。これを毎朝、2錠か3錠……。
哲雄 クソーッ、バカにしおって! いまに見ておれ。
AKI 哲ジイもあるでしょ? そんなふうに強烈に、自分がこの人には必要なんだ――って感じる瞬間が?
哲雄 ありますよ。「あ~ん、背中のホックが留められな~い」なんていう彼女の声を聞いたときとか……。
AKI ピッ、ピッ! そこのジジイ、まじめに!
哲雄 エーッと、まじめ……にね。そう言えば、「このフタ、開かない」なんて、たかがビンのキャップが開けられない、彼女の「非力」を目のあたりにしたときとか……。
AKI どれ、貸してみろ――とか言って、手を出しちゃうんでしょ?
哲雄 出しちゃいますよ。貸してごらんよ、こんなのはさ……アレ!? アレ……!?
AKI エッ、開けられないんだ。カッコわるッ!
哲雄 そこへ、やって来ました。元ラグビー部のモッコリ・マン。いとも簡単にポコッと開けて、立ち去っていったりするんですね、これが。「ワァ、○○さん、カッコいい」と、彼女、ウットリ。
AKI ダメじゃん、それじゃ。
哲雄 ダメですねェ。なので、年々、筋力が衰える一方の最近では、「腕力」を求められる彼女の「必要」には、目をつぶることといたしました。その代わり、精神的な「必要」には、大いに身を乗り出すことといたしております。
AKI たとえば……?
哲雄 たとえば、みんなして合コンに出かけてるっていうのに、ひとり、ポツンと残っている彼女がいた、とするでしょ? 「キミ、合コンには行かなかったの?」と尋ねる私に、「わたし、若い人たちの集まりって、苦手なんです」と彼女。そうか、この人は、分別のあるおとなを「必要」としてるんだ――なんて感じたら、私のアンテナは、ビビッと反応したりします。
AKI ま、反応するでしょうね、愚かなオヤジは……。
哲雄 私、早くに父親がいなくなってるから――とかおっしゃる彼女にも……。
AKI ハイ、ハイ。それはくるでしょうね、ビビビッ……と。
哲雄 私、こんなハイパー・テンションな女だから、そんな私を癒してくれる人がいないと、ダメなんです――なんておっしゃる彼女がいると……。
AKI そりゃ、もう、来まくるでしょうね、ビリビリ……と。
哲雄 もしかして、バカにしてる?
AKI つか、あきれてますけど。ね、他にないんですか?
哲雄 他に……?
AKI 「プチ恋」に火が点く要件その4とか5とか……。
哲雄 ありますよ。あと、ほんの23項目ほど。
AKI エッ、そんなに!?
哲雄 とても全部は語りつくせませんので、あと2、3項目。それは、次回ということにしましょうか。
AKI ファーイ。もう、おなかペコペコだし……。
哲雄 あ、いま、ちょっと、ビビッ……ときた。
AKI 勝手にしびれていなさい。

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